飯野賢治

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飯野賢治 - (2024/11/02 (土) 23:11:54) のソース

*いいの けんじ
日本で活動していたゲームクリエイター。作曲家。故人。
株式会社インターリンクでのゲーム製作を経て、1989年にゲームの下請け会社EIM(Entertainment Imagination and Magnificence)を設立。
『わんぱくコックンのグルメワールド』などを製作するが、EIMはゴーストデベロッパー的な会社のため当時はほどんど無名だった。
1994年に株式会社ワープ((後にスーパーワープ→フロムイエロートゥオレンジと社名を変更))を設立。『Dの食卓』・『[[エネミー・ゼロ]]』といった斬新なゲーム性による作品を次々に製作。
『エネミー・ゼロ』以降[[セガ]]と関係を持つようになり、セガのハードであるドリームキャストの名付け親になる。
メディアにも積極的に出演するなど、次世代を代表するゲームクリエイターとして時代の寵児となった。
1997年に文化学会大賞を受賞、1998年には『ビジネス・ウィーク』誌が選ぶアジアの50人「THE STARS OF ASIA」に選ばれた。
2000年代に入ると一時ゲーム製作から離れるが、2008年頃からゲーム製作を再開し『newtonica』や『きみとぼくと立体。』などをリリース。
2013年に心不全のため42歳の若さで亡くなった。

飯野氏は作曲家としての面もあり、自らゲーム音楽を制作することもあった。
インターリンク時代に『[[SDヒーロー総決戦 倒せ!悪の軍団]]』のサウンドを担当したほか、『Dの食卓2』の音楽を自ら作曲した。
また『[[鉄拳2]]』のサントラアレンジに参加したり、『[[セガラリー2]]』に楽曲を提供したりもした。
飯野氏は「ビジュアルよりも『音』に力を入れたゲームを作りたかった」と語っており、飯野氏の作品にはサウンドに力を入れたものが多い。
音が重要な『エネミー・ゼロ』や、映像が無く音だけでゲームが進む『[[リアルサウンド 風のリグレット]]』などで飯野氏のこだわりが見て取れる。 
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**担当作品の一例
-インターリンク関連
--ウルトラマン倶楽部2 帰ってきたウルトラマン倶楽部 ※プランナー
--[[SDヒーロー総決戦 倒せ!悪の軍団]] ※サウンド
--[[獣王記]](FC) ※サウンド 
-EIM関連
--[[ぱられるワールド]]
--たいむゾーン
--わんぱくコックンのグルメワールド※サウンドも兼任
--Casino Kid 2 ※サウンド
-ワープ関連
--宇宙生物フロポン君
--突撃機関メガダす!!
--Dの食卓
--おやじハンターマージャン
--ショートワープ
--[[エネミー・ゼロ]]
--[[リアルサウンド 風のリグレット]]
--Dの食卓2 ※サウンドも兼任
--newtonica
--newtonica2 resort
--one-dot enemies
--きみとぼくと立体。
-その他
--[[鉄拳2]] ※サントラアレンジ
--[[セガラリー2]] ※楽曲提供
--[[スペースチャンネル5]] ※サントラアレンジ
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**外部リンク
[[INTERVIEW : 音のある世界で>>http://www.soundbum.org/sekai/03eno.html]]
※飯野氏のインタビュー。ゲームでの「音」に対するこだわりについて語っている。