*SECRET AGENT / SLY SPY 機種:AC, AMG, ATST, C64, ACPC, ZXS ミュージシャン (AC) ((スタッフロールでの表記)):[[原あづさ]]、[[吉田博昭]] [[作曲者]] (AC):吉田博昭 作曲者 (AMG):[[Tim Follin>Timothy J.Follin]], [[Geoff Follin]] 作曲者 (ATST, ZXS):Geoff Follin 作曲・効果音 (C64):Geoff Follin 開発・発売元 (AC):[[データイースト]] 開発元:[[Software Creations]] (AMG, ATST, C64, ZXS) 発売元:Ocean Software (AMG, ATST, C64, ZXS) 発売日:1989年7月20日 (AC)、1990年 (AMG, ATST, C64, ACPC, ZXS) ---- **概要 データイーストが1989年に発表した2D横スクロールスパイアクション。 &ruby(シークレットエージェント){秘密諜報員}である Joe・M・KIKUCHI を操作し、凶悪組織ダーク・スペクターによる核ミサイル発射を阻止するのが目的。 007 をモチーフとしており、ゴールドガンの存在、ネーム ((作中での呼称は「コードナンバー」)) も数字三桁など、その他多くのネタが仕込まれている。 固い敵が大量に押し寄せて処理落ちしたり、ボスの無敵時間が異様に長かったりと、作りはやや大味か。 開幕早々、大きく星条旗が描かれた落下傘でリンカーン記念館前に降下して白昼堂々と銃撃戦を繰り広げることになるが、その様子からは特に「シークレット」さは感じられない。 また、スキューバしながらでも缶入りコーラを拾って飲んだり、体力が0になると「核ミサイルがセットされた」、コンティニューすると「リセットされました」の流れなどはシュール。 なおコンティニューしなかった場合、美しいアメリカの名所が一瞬にして同時爆破されるゲームオーバー演出が見られる。 道中には『[[チェルノブ]]』、『BAD DUDES (海外版[[ドラゴンニンジャ]])』、『[[カルノフ]]』の看板やポスターが登場。 また、主人公が『ドラゴンニンジャ』のブルースの子供である、大ボス GORNOV がチェルノブの祖父であるという噂がある、 6面 ((国内版以外では3面)) ボスは組織に買収された KARNOV SAKATA である ((いずれも月刊ゲーメストNo.36 1989年9月号 p.108, 109掲載の特集記事より)) など、実は裏設定にデコネタがかなり豊富に存在する。 さらに KARNOV SAKATA は、映画『007 ゴールドフィンガー』よりオッドジョブと、その役者を務めたプロレスラー、ハロルド坂田に由来しているものと思われる。 音楽も 007 らしいものになっており、ボスBGMのイントロはさながら「Bond Back in Action Again」のようでもある。 作曲には少なくとも吉田博昭氏が参加しており、MSXで制作を行ったとのこと。(([[吉田氏のツイート>https://twitter.com/Maro_Yoshida/status/794216375598215172]]より)) 北米版では『&bold(){SLY SPY}』とタイトルが異なるほか、ステージ順が異なる。((国外版『SECRET AGENT』も同様)) ---- **収録曲 (仮曲名) |曲名|補足 (国内版)|補足 (国外/北米版)|順位| |OPENING~BGM 1|>|オープニング~空中戦&br()オープニング~1面 前半|| |BGM 2|>|白兵戦|| |~|1面 後半、2, 4, 6面、8面 前半|1面 後半、3, 5, 6面、8面 前半|| |BOSS|>|ボス&br()8面後半|| |STORY|>|中間デモ|| |RIDING START|>|乗り物で登場|| |~|2, 4, 5面 開始|2, 3, 5面 開始|| |BGM 3|>|水中戦|| |~|3, 7面|4, 7面|| |BGM 4|>|バイク戦|| |~|5面|2面|| |ENDING|>|エンディング~スタッフロール~THE END|| ----