*ちょうてんへのちょうせん 収録作品:[[ソリティ馬]][3DS] 作曲:[[一之瀬剛]] ---- **概要 G1レースの一つにして本作最難関レースである「キングスゲート」で流れる曲。 このレースは出場条件の時点で、G1を4勝以上しかつ春のG1も制覇するという厳しいものとなっており、レース自体もやり込んだプレイヤーですら舌を巻くほどの、開発者公認の超高難度となっている。 更に言えば、このゲームのエンディングの条件がキングスゲート以外のG1レース制覇というところからも、このレースが明らかに別格であることがわかるだろう。 曲名・レース名・超高難度等の要素でお察しの通り、この「キングスゲート」のモチーフとなっているのは、世界最高峰のレースと名高いフランスの「凱旋門賞」であることが[[作曲者]]の一之瀬氏より明かされている。 またフルリメイク作の『[[ソリティ馬]] Ride On!』では、追加された同じルコック競馬場を舞台とする海外レース「クイーンズパレス」「ジャックスプリント」「エースジョッキーズ」の三レースでもこの曲が流れる。 そして「たいせん」では曲を変更することで、いつでもこの曲を流しながらプレイができるようになっている。 この曲は本作のメインテーマである「タイトル」のアレンジ曲であるが、全体的に軽快でお洒落な曲が多い本作の曲において、この曲だけ明らかに異彩を放つ、壮大で緊迫感全開の曲である。 原曲である「タイトル」は本馬場入場に似合う曲として作曲されたこともあり、この時点から壮大な曲調であったが軽快さも含んでゆっくりとしたペースの曲であった。 それに対してこの曲はすべての音色が力強く勢いがあり、これにコーラスまで合わさり緊迫感が凄まじいものとなっている。 更に「キングスゲート」はスタート前についてもこれまでと違い、ファンファーレが流れない。 スタート前の曲である「頂点への扉」のトランペットの音色は、静寂感さえ感じる厳かなものである。 これはモチーフの「凱旋門賞」ではレース前のファンファーレが無いためだからだそうだ。 しかしこれがかえって静寂感のある欧州の競馬場と格の違いをより感じさせるものとなり、印象を強めるのに一役買っている。 これらの要素が合わさり、正しく頂点のレースに相応しい曲であると言えるだろう。 曲の内容と場面がラスボス感全開なだけあり、よく[[ポケットモンスターシリーズ]]のチャンピオン戦を彷彿とさせると言われるが、事実一之瀬氏は本作がリリースされた3年後の『[[ポケットモンスター サン・ムーン]]』以降ラストバトルの曲を幾つも手掛けている。 しかも手掛けた曲である「[[頂上決戦!]]」「[[決戦!チャンピオンダンデ]]」「[[戦闘!■■■■]]」は、どれもが[[シリーズ]]の代表曲及びメインテーマのアレンジで展開を盛り上げる曲構成から、この曲が後年のポケモンの曲に与えた影響は無視できるものではないだろう。 ---- **過去ランキング順位 [[第8回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第8回の結果]] 167位 [[第9回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第9回の結果]] 342位 [[第10回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第10回の結果3]] 785位 [[第14回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第14回の結果3]] 781位 [[第17回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第17回の結果2]] 635位 [[みんなで決める2013年の新曲ランキング>みんなで決める2013年の新曲ランキングの結果]] 7位 [[>みんなで決めるダウンロードゲームBGMベスト100]] 3位 ---- **サウンドトラック ***ソリティ馬 オリジナルサウンドトラック #amazon(B00PGG9D3S)