光と闇の転生

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光と闇の転生」を以下のとおり復元します。
*光と闇の転生~シャガルマガラ
*ひかりとやみのてんしょう~シャガルマガラ 
収録作品:[[モンスターハンター4]][3DS]/[[モンスターハンタークロス]][3DS]/[[モンスターハンターダブルクロス>モンスターハンタークロス]][3DS]/[[モンスターハンターフロンティアZ>モンスターハンター フロンティア オンライン]][Win]
作曲者:[[鈴木まり香]]
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**概要
#center(){&font(b){闇がその目を覚ますなら 彼方に光が生まれ来て}
&font(b){&ruby( ){大地に若芽が伸びるなら 彼方に影が生まれ来る}}
&font(b){&ruby( ){すべてを照らすは光なれ あまたの影は地に還り}} 
&font(b){&ruby( ){いずこに光が帰る時 新たな影が生まれけん}}
&font(b){&ruby( ){やがては影が地に還り 新たな命の息吹待つ}}
&font(b){&ruby( ){共に回れや 光と影よ 常世に廻れや 光と影よ そしてひとつの唄となれ}}
&font(b){&ruby( ){天を廻りて戻り来よ 時を廻りて戻り来よ}}}


『モンスターハンター4』のストーリーのラストボスにして、メインモンスター「黒蝕竜ゴア・マガラ」の成体である「天廻龍シャガルマガラ」の専用BGM。
フルオーケストラを使った非常に壮大な楽曲であり、ラストボスとの戦闘曲らしい盛り上がりを見せてくれる。

この曲は壮大なだけでなく、どこか今までと一風違う悲しい雰囲気を醸し出している。
これはシャガルマガラというモンスターの設定や決戦の背景にも由来しており、シャガルマガラとの決戦直前における大僧正や団長との会話などでもそれが感じ取れる。
人間とモンスターの決して相容れぬ生や宿命、などといった悲愴感を表現しているのかもしれない。
そういった背景のストーリー性もあって、物語の最終決戦に相応しいドラマチックな音楽として人気がある。

この曲は、シャガルマガラと関係の深い黒蝕竜ゴア・マガラのBGM「光蝕む外套」と関連した仕掛けが含まれている。
一見曲調が大きく異なるこの2曲だが、速さを合わせて重ねると、元々1つの曲だったのかのように各フレーズがぴったり重なってしまう。
そして上記のシナト村の伝承の詩によると、この「光と闇の転生」はやがて「ひとつの唄」に辿り着く。
エンディング曲としての「ひとつの唄」が「光と闇の転生」と「光蝕む外套」のメロディーが使われており、伝承通りの形となっている。
また『モンスターハンター4G』の追加曲でさらに特殊個体の「渾沌に呻くゴア・マガラ」のBGMとして「渾沌に呻く者」が追加されており、こちらの曲も渾沌に呻くゴア・マガラの設定を反映したかのような、「光蝕む外套」と「光と闇の転生」をミックスした音楽になっている。
しかし、サビは「光と闇の転生」が途中までかかるが完全に流れず、悲壮感溢れるメロディとなる。
2曲を合わせて1つの曲とすることで、曲の面からもストーリーを補強しているのが分かるはずである。
そしてこの試みは、『[[モンスターハンターライズ]]』の「[[百竜ノ淵源]]」でも行われている。

狩猟音楽祭2023では、『モンスターハンター4』発売10周年記念として「光蝕む外套」「光と闇の転生」の二曲が演奏されたが、演奏前に作曲者の鈴木氏からのコメントが代読されて、作曲過程が明かされている。
当時の楽曲イメージやオーダーの断片が書いてあるメモを見つけて思い出しながらコメントを書いたそうである。

#center(){#blockquote(){&font(14px){ゴア・マガラとシャガルマガラ。この二体のモンスターは黒と白、影と光という関係でしたので、楽曲のイメージも同じように対で考えていきました。ゴア・マガラはワルかっこよく重みのある低い音、癖のある特徴的な音というオーダーがあり、そして原曲ではディジュリドゥという木製楽器の低い声のような音を使用しています。シャガルマガラのメモで印象的だったのは、メロディが綺麗だが故に怖いという言葉で、美しさ神々しさを脅威に感じるという解釈だったと思います。そのように様々なイメージを重ね合わせながら構想を膨らませていったのを覚えています。このモンスターの二体の楽曲は、その関係性からシャガルマガラの音楽にはゴア・マガラの楽曲フレーズが織り込まれています。自分の意志とは関係なく脅威とされ、恐れられてしまうモンスター二体の力強さと神々しさ、そして儚さを一緒に感じていただけると嬉しいです。}}}

余談だがシャガルマガラはギルドクエストにも登場する。
ギルドクエストにおけるシャガルマガラは最高級のアイテムをドロップするので、アイテム集めのため何回も聴くプレイヤーも多い。
そのためストーリーのラストバトルを飾る音楽というより、レアアイテム集めの作業用BGMという見方もある。
まあゲームプレイの方向次第で、曲の印象も変わるというのもゲーム音楽の特徴の1つであろう。


#center(){&font(b){争うがままにたどり着いたその先は}
&font(b){&ruby( ){なにものも足を踏み入れることの許されぬ地}}
&font(b){&ruby( ){現れた主の前には}} 
&font(b){&ruby( ){いかなる攻めで抗おうともその一切が通じぬ}}
&font(b){&ruby( ){圧倒する力が叩く ねじ伏せる}}
&font(b){&ruby( ){鎮まることなき怒りは 高らかな怒号となって漂い}}
&font(b){&ruby( ){姿を滅すまで蝕みつくすだろう}}}


「[[モンスターハンターライズ:サンブレイク>モンスターハンターライズ]]」では、幼体のゴア・マガラとともに『[[モンスターハンターダブルクロス>モンスターハンタークロス]]』以来となる再登場を果たした。
曲も「光と闇の転生/シャガルマガラ: Sunbreak ver.」の名でセルフアレンジが行われている。
サビ前に「旅立ちの風」を匂わせる追加フレーズが入っているが、全体的に原曲を本作の音源で忠実に再現した正当アレンジである。
本作のシャガルマガラは高い攻撃力と「狂竜圧縮砲」を始めとする新たな攻撃方法により、ラスボス経験者に恥じぬ強力なモンスターに仕上がっている。
そしてアップデートVer.15.0より実装された最後の傀異克服古龍である傀異克服シャガルマガラに至っては作中最強クラスとすら言われるほどの強敵である。
曲もそれに答えることができるほどの切なさと威圧感、そして熱さを秘めたものとなっている。
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**過去ランキング順位
[[第8回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第8回の結果]] 199位
[[第9回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第9回の結果2]] 468位
[[第10回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第10回の結果2]] 473位
[[みんなで決める2013年の新曲ランキング>みんなで決める2013年の新曲ランキングの結果]] 13位
[[みんなで決める2022年の新曲ランキング>みんなで決める2022年の新曲ゲーム音楽ランキングの結果]] 137位(Sunbreak ver.)
[[第2回みんなで決めるラストバトルBGMベスト100]] 217位
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**サウンドトラック
***モンスターハンター4 オリジナル・サウンドトラック
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***モンスターハンターライズ:サンブレイク オリジナル・サウンドトラック
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**関連動画
***『モンスターハンターライズ:サンブレイク』プロモーション映像4
#video(https://www.youtube.com/watch?v=K7dNkCC5KLc)

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