サントアンヌ号

サントアンヌ号


概要

カントー地方のクチバシティに停泊している豪華客船「サントアンヌ号」船内の曲。
ハナダシティのマサキから「ふねのチケット」を貰うことで船内に入ることができる。
ここではクチバシティジムへの道を塞ぐ木を切り倒すために、居合の達人である船長から「いあいぎり」のひでんマシンを貰うのが目的となる。
なおリメイク版の『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では「ヒジュツ・ケサギリ」を教わることになる。
余談だが「サントアンヌ号」の名称は、かつてゲームフリークが発売した『パルスマン』でのネットワーク統括コンピュータ「サント・アンヌ」が由来となっている。

船内に入ると流れてくるバロック音楽の趣の音色は、優雅な船内や旅の高揚感を感じさせるだけではなく、どこか哀愁を帯びており聴いていて飽きが来ない。
僅か30秒ほどの曲にもかかわらずGBの音源でここまでの完成度は驚異的であるが、聴く者の心を掴む理由の一つとして、この曲には「カノン進行」が使われていることが挙げられる。
「カノン進行」とは、ヨハン・パッヘルベルの「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」の前半のカノン部分を由来とするコード進行であり、心地よく安定感のある響きから特に完成度の高いコード進行として知られている。
美しさと聴きやすさを両立しているのはこの「カノン進行」を組み込んでいるためだと思われる。
またこの曲が記憶に残るもう一つの理由はストーリーの展開である。
この「サントアンヌ号」は船長のイベントが終了し船外に出ると出航してしまい二度と入ることが出来なくなる期間限定ステージである。
これが哀愁や旅情感と重なり、より印象を強くしているのだろう。
期間限定の曲ながら、これら様々な理由から本作をプレイした人から特に記憶に残る曲の一つとして知られた存在である。

後の作品でも様々なアレンジ曲が存在するが、特徴的なアレンジが施された曲が多い。
ポケットモンスター ルビー・サファイア・エメラルド』及びリメイク版の『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』ではカイナシティの「海の科学博物館」でアレンジ曲が流れる。ピアノの優しい音色が特徴的な曲である。
『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』は次第にテンポを変えていくことでよりオシャレな雰囲気を出している。更に曲が一巡する際の船の汽笛が印象深い。
変わり種は『ポケモンスタジアム2』のファンシーカップ 1~3回戦の曲であり、「戦い(VSトレーナー)」のフレーズも交えて大幅なアレンジが行われている。

過去ランキング順位

「サントアンヌ号」

「海の科学博物館」


サウンドトラック

ゲームボーイ『ポケモン』のサウンドがまるごと入って、遊べるCD


GBAポケモン「ファイアレッド」「リーフグリーン」 ミュージック・スーパーコンプリート


ポケモン ルビー&サファイア ミュージック・スーパーコンプリート


ニンテンドー3DS ポケモン オメガルビー・アルファサファイア スーパーミュージックコンプリート


Nintendo Switch ポケモンLet's Go! ピカチュウ・ Let's Go! イーブイ スーパーミュージック・コンプリート



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最終更新:2024年01月15日 17:46