Two of Braves

ツー オブ ブレイブス


概要

…熱斗、プラグインだ!

ムダじゃ!
かんぜんに ふっかつした 電脳獣が キサマらごときに たおせるはずがないわ!

彩斗にいさん…
うん、行こう! これが さいごのプラグインだ!

プラグイン!! ロックマン.EXE、トランスミッション!


ロックマンエグゼシリーズ最終作となる本作のラストダンジョン「パビリオンの電脳」及び「コピーロイドの電脳」で流れるBGM。
この曲は「Theme of ROCKMAN EXE6」のアレンジであり、これまで青木氏が作曲した『ロックマンエグゼ2』の「YOU CAN'T GO BACK」、『ロックマンエグゼ3』の「FINAL TRANSMISSION」と同じ、メインテーマアレンジのラストダンジョン曲である。

電子音源が複雑に奏でる勇ましくも切なさを感じるメロディーは、ゲームボーイアドバンスの音源の限界を超えているとさえ思えるほどのものであり、これまで以上に物語の終わりを感じさせるものがある。
特にサビとなるメインテーマアレンジでのエグゼらしい高音の電子音源は、シリーズの集大成に相応しい盛り上がりを見せつけてくることから、過去作をプレイした人ほど胸にこみ上げてくるものがあるだろう。
また曲名の「Two of Braves」すなわち「二人の勇者」とはストーリーの流れを見ると、主人公の熱斗とロックマンのことだけではなく、カーネルとアイリスのことも指しており、二体の電脳獣と対峙する兄弟という本作の最終局面をよく表している。
「破壊」(カーネル)「平和」(アイリス)を巡る『ロックマンX4』での結末すらもシリーズを越えて巻き込み、Dr.ワイリーとの長きにわたる因縁に遂に決着をつけることになる、この最終決戦に相応しい曲であると言えるだろう。

本作が発売された2005年末はすでに次世代機のニンテンドーDSに移り変わり始めており、事実約一年後に最後のソフトの発売をもってゲームボーイアドバンスの歴史は幕を降ろしている。
初代の『バトルネットワーク ロックマンエグゼ』はローンチタイトルを務めており、本作もゲームボーイアドバンスで完結させるというスタッフの決断の下で開発されており、正しくロックマンエグゼはゲームボーイアドバンスと共にあったシリーズである。
即ちこの曲はロックマンエグゼシリーズのみならず、ゲームボーイアドバンスというハード音源そのものの集大成の曲だと言えるだろう。

過去ランキング順位


サウンドトラック

CAPCOM SPECIAL SELECTION ロックマンエグゼ


ロックマンエグゼ サウンドBOX


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最終更新:2025年03月06日 08:34