ファイアワイヤー
概要
第二話のステージ「高千穂」で流れるBGM。
ヴァイオリン、ピアノ、ギター、ベース、ドラムによる生演奏の楽曲で、それぞれの音色が渾然一体となったスタイリッシュな楽曲。
最初は美しいヴァイオリンの旋律、中盤はうねるように突き進むベース、後半は力強いピアノソロとそれぞれの楽器が曲を引っ張っていく。
高千穂のステージらしいオリエンタルな雰囲気を残しつつも、キャッチーで疾走感のある楽曲で、本作の中でも特に人気が高い。
ちなみにピアノソロのメロディーは「
Quake」などで使われている本作のメインフレーズと共通している。
『双界儀』は非常にサウンドへ力を入れたゲームで、楽曲は全て生演奏収録。さらに演奏には総勢70名ものプロのミュージシャンを起用している。
(これは音楽制作に潤沢な予算が無ければ不可能なことで、当時の
スクウェアはそれほどにバブリーだった)。
この曲ももちろんミュージシャンによる演奏であるが、特にベースを弾いたのは名ベーシストとして知られる故・青木智仁氏であったのが判明している。
レコーディング時、青木氏は二日酔いでふらふら状態であったが、いざ演奏となるとあの複雑なベースラインを一気に弾きこなした。
これには菊田氏も感動したという逸話があり、この曲の魅力もそうした青木氏をはじめとするミュージシャン達の一流の演奏によるところが大きいだろう。
過去ランキング順位
サウンドトラック
双界儀 オリジナルサウンドトラック
最終更新:2025年04月06日 22:34