泣いた赤鬼 ◆tHX1a.clL.
にや。
にや。
にやにや。にやにや。
押し殺した笑い声。
タイル張りの床。
水。
バケツ。
遠いドア。
狭い窓。
靴。
靴。
靴。
並ぶ脚は鉄格子。
少女が少女を囲う檻。
少女の檻に木霊するのはか細い声と笑い声。
檻の真ん中で這いつくばる少女。
ゆるやかな栗色の髪とお人形のように可愛らしい顔、すらりと伸びた長い足。
その豊満な体と長身で、自分を何かから守るように縮こまっている。
「おい鬼! こそこそすんなよ!!」
『鬼』と呼ばれた少女は、なにも言わずにただ体を縮こまらせて床に貼られたタイルを眺め続ける。
そうしてこらえ続けていれば、いつかはその怒号が止むと信じているように。
「はぁ? 鬼のくせに無視とか酷くない?」
「喋れないの?」
「つーか鬼なら日本語喋れないっしょwwwww」
「ウケるwwwwwwww」
ぎゃはは。ぎゃははははは。
女子トイレに響き渡る品のない笑い声。
少女を囲う『檻』が笑う。
少女は黙って、ただタイルを眺め続けていた。
『一身上の都合』による転校から数日。
心優しい彼女は、地獄に叩き落とされた。
誰よりも優しい少女。
誰よりも面倒見のいい少女。
誰よりも気配りのできる少女。
品行方正で、ちょっとだけ喋り方にくせの
ある少女。
優しい世界で、優しい人々に囲まれて、健やかにそだった少女。
だが、転校先の学校で彼女に目をつけたのは、彼女の周りに居たような優しい人々ではなく、ストレスを溜めた『檻』たちだった。
きっかけは、体育の授業だった。
体育の教師の何気ない一言が皮切りだった。
『誰かペアを組んでやれ』。
別に、彼女は孤立していたわけではない。
生来の優しさから、複数の女子とそれなりに良好な関係を結べていたし、部活動への勧誘もあとを立たなかった。
だが、彼女とペアを組もうとするものは居なかった。
彼女が少し……いや、かなり、周りの女子たちより身長が大きかったから。
「いや、フジセン、アレデカすぎるからwwwwwwwwマジで人間かっつのwwww鬼じゃねwwwwww」
「鬼とストレッチとか潰されるしwwwwww」
そのやりとりが、彼女の今を作り上げた。
そのやりとりで、彼女が何も言い返さなかったから、彼女の今は出来上がった。
どれだけ叩こうとやり返さず、悲鳴を上げて楽しませてくれる生きたサンドバッグ。
どれだけ追い詰めようと誰にも文句を言わず、むしろ自分たちを庇ってくれる哀れな羊。
そんな都合のいいおもちゃだと、そのやりとりで判断された。
自分よりも可愛い子が許せない。
自分よりも目立つ子が許せない。
自分よりも優れた子が許せない。
だが、自分が変わろうとはしない。
そういった、向上心なき野心家たちにとって、彼女は格好の餌だった。
それから数日。
行為は次第にエスカレートしていった。
最初はばかにするような言葉。
次に軽い身体接触。
次に持ち物へのいたずら。
次にややキツめの身体接触。
まるで何かの狂気に触れているように、日に日に内容はきつくなっていった。
そして今日。
トイレに引きずり込まれ、いきなり水をかけられ、上着を脱ぐことを命じられた。
『鬼が服を着ているのはおかしい』という、どう考えてもおかしい理由で。
気狂いのような『檻』の笑い声を聞きながら、彼女は考えていた。
あの世界は、夢だったんだろうか。と。
転校する前の世界。
華やかな夢と希望に満ち溢れていた世界。
少し顔が怖いが、少女をアイドルにしてくれると言った。
最初は嘘だと思ったが、大きな会社で資料をくれてちゃんと話をしてくれた。
何故少女を選んだのかと聞けば、いつもどおりの無愛想な顔で「笑顔です」とだけ答えた。
優しいプロデューサーが居た世界。
初めて事務所に行った時、緊張していた少女に声をかけてくれた。
「ドア開けると仕事が始まって面倒だから」と廊下の壁に寄りかかり座っていた少女。
緊張している少女の様子を見て、もこもこの下着のようなボトムスから飴を取り出して少女にくれた。
ちっちゃなお友達、
双葉杏が居た世界。
まるで童話のような、素敵と幸せに溢れた物語。
ここに居る少女からはかけ離れた、幸福な少女の物語。
でも、この学校に転校してきて、世界は一変した。
『346プロダクション』なんてなかった。
教えてもらった電話番号から帰ってきた返事は、携帯が利用されていないことを告げる音声だった。
ずっとずっと大切な宝物にすると、部屋の宝箱に入れておいた『資料』や『飴』は、煙のように消えていた。
もしかしたら、と少女は考える。
あの世界は、少女が作り上げていた妄想だったのだろうか。
本当の世界は昔からこんなもので、あんな綺麗な世界なんてなかったんじゃないか。
でも。
夢だとしても、妄想だとしても。
夢でいい。妄想でいい。
あの世界に帰りたい。あの世界に帰って、開けぬ夢の中で生きていきたい。
叶わぬ願いに目を伏せる。
彼女の整った毛羽のような睫毛が涙に濡れる。
「なんとか言えよ!!!!」
リーダー格の檻が少女の体を蹴り上げる。
溜まっていた涙が弾け、タイル張りの床に涙の落ちる音が聞こえた気がした。
◆
◇
◇
◆
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■――――――――――!!!!!」
少女の瞳から大粒の涙が零れた瞬間、女子トイレに咆哮が轟いた。
咆哮とともに、少女と『檻』とを遮るように、巨漢が現れる。
少女の前に突如現れた巨漢。
彼女の恵体よりも更に大きい、2mはあろうかという身長に筋骨隆々の肉体。
手にはバンテージの代わりか包帯がきつく巻きつけられている。
頭には手ぬぐい。目元には、まるで消し炭を塗りたくったかのような隈取。
巨漢が突然、少女を取り囲んでいた檻の一人の顔に拳を叩き込む。
「はぎゅっ」というマヌケな声を残して片側の檻がはじけ飛ぶ。
逆の手で檻のもう一人の顔を叩く。
首が数回転し、ぶちりいう嫌な音を残してねじ切れ、片側の檻の命が絶する。
「は……え……?」
そして呆然としているリーダー格を気取っていた檻の頭を両手で掴む。
「あ、が、ぎ……」
そのまま、神に祈る合掌を作るように、少しずつ、少しずつ手のひらを寄せあげていく。
まるで万力にかけられた鉄板のように、リーダー格の檻のそれなりに整っていた顔が醜く醜く押しつぶされていく。
「ひゃ、ひゃめ……にゃ、ご、め……にゃ……」
何に謝るのか。
誰に謝るのか。
謝ってその罪が許されると思っているのか。
なんともささずに、リーダー格の檻はただ謝る。
その謝罪を耳にして巨漢の瞳に宿る怒りが、更に激しく燃え上がる。
もし相手が人ならば、その謝罪でちょっとばかしの感傷を得て少しばかりは手心を加えてくれたかもしれない。
しかし目の前に居る鬼には、生き延びるためのその場しのぎの『鳴き声』は通じない。
むしろその往生際の悪さ、身勝手さに『裁くべき悪』を見出す。
骨の軋む音が強くなる。
泡を吹き、血を吐いても決して力は緩めない。
男は一切躊躇せず、最後に
「『南無阿弥陀仏』」
と唱え、そのまま頭を圧し潰した。
男の言葉が一切理解できなかった少女でも、何故かその七文字だけははっきりと聞き取れた。
合掌が完成する。
首から上の亡くなった死体がタイル張りの床に投げ捨てられる。
不動明王のもとに捧げられる供物が新たに三つ積み上がる。
「あ、あ、あ……」
突然の化け物の登場に怯える少女。
あまりの惨状に腰が抜けてしまって逃げ出せずにいた。
この状況で失禁しなかっただけでも大したものだろう。
巨漢が少女の方を向き、何事かを呟く。
「……■■■■■■、■■■■■■■■■」
意味はわからない。
だが、無抵抗の人間をあそこまで残虐に、一方的に殺すのだ。
少女は、これから襲い来るケタ違いの暴力と逃れられぬ死を察し、さめざめと涙を流した。
しかし、巨漢から発せられたのは暴力ではなく。
「■■■■■■」
野に咲く花を手折らないよう気をつけるように、差し伸べられた手。
突然伸ばされた手に、目を剥く。
狂人に見えた男が、少女には……少女にだけは、何故か優しく、接している。
混乱する少女の目にとまるのは、差し出されている真っ赤に染まった男の腕と三つの死体。
フラッシュバックのように、殺害の現場が脳裏に蘇る。
少女は、そのあまりのショッキングな光景に、胃の中身を床にぶちまけると。
そのまま、誰にも何も言わず、鞄も何も持たずにヨロヨロと逃げるように家に帰った。
いきなり築き上げられた死体の山。
差し出された血とよくわからない何かで染まった腕。
謎の巨漢との出会い。
これが、聖杯戦争の地に転校してきた少女・『
諸星きらり』が学校に行った最後の日の出来事だった。
◆
巨漢の『檻の破壊』から数日が経過した。
あの巨漢について、きらりは色々なことがわかった。
巨漢は『バーサーカー』と言うらしい。
いつか聞いたような気がする『聖杯戦争』のサーヴァントと呼ばれる存在。
彼は、きらりのサーヴァント。
きらりを守るために……参加者たちを『倒し』て、きらりの願いを叶えるために居る。
『狂化』というスキルによって、理性を失い人格をねじ曲げられてしまったサーヴァントであるらしい。
そんな理性もなく、人格もねじ曲げられ、名も、逸話も知らぬ彼が。
それでも、きらりのために動いてくれている、というのがわかった。
あの事件の後、バーサーカーは再びきらりの前に現れた。
今度こそ殺しに来たのだろうかと怯える少女に、トイレでの一件と同じように手を差し伸べてきた。
その様子に(今度は血で汚れていないが)あの時の光景がフラッシュバックして、思わずえずく。
そんなきらりを他所に、バーサーカーは手に持っていた物をきらりに押し付ける。
彼が手に持っていたのは、コンサートのチラシ。
この街からはとても離れた場所であるアイドルのコンサートについてかかれてある。
聞いたことのないアイドルたちの名前。
聞いたことのない曲の数々。
でも、そのチラシにはちゃんと書いてあった。
アイドルの名前の後ろに、ちっちゃく、ちっちゃく、見落としてしまいそうな字で。
346プロダクション所属、と。
彼は、探してきてくれたのだ。
きらりが夢だと思っていた世界が夢じゃない、現実だったという証拠を。
きらりは声を上げて泣いた。
あれだけ恐れていたバーサーカーに抱きついて、声を上げて泣いた。
彼女の信じた世界が夢物語じゃなかったこと。
自分の帰る場所がまだあること。
バーサーカーの優しさ。
全てへの言い表せない程の感謝で、ただ、ただ、泣き続けた。
その夜。
きらりは夢を見た。
燃える寺。
走る『誰か』。
後頭部を殴りつけられ、昏倒してしまう『誰か』。
目がさめたら、寺は全部焼けてしまっていて。
そこから生えた黒い『なにか』に泣き縋る『誰か』。
それが誰の夢なのかは分からない。
ただ、『誰か』はバーサーカーに少しだけ似ている気がした。
朝起きて、バーサーカーに聞いてみたけど、バーサーカーは何も話してくれない。
ただ、声にもならない声で呻くだけ。
でも、きらりには。
彼の顔に色濃く残る隈取が、泣いて、泣いて、泣きつかれたあとのクマのように見えてしかたがなかった。
バーサーカーも、きっと、ずっと、辛かった。
あの時のきらりなんかよりも、ずっと、ずうっと、辛かった。
それでも、きらりのために彼女の夢の欠片を拾ってきてくれた。
だからきらりは決めた。
立ち上がり、動き出すことを決めた。
戦争なんて怖いから、本当はずっと家に閉じこもっていたい。
でも、きっと帰りを待ってくれている人たちが居る。
だから、帰る方法を探す。
そして、バーサーカーの涙を止める方法を探す。
バーサーカーの涙を止めて、彼が狂化という呪いから抜け出せる方法を探す。
今度はきらりが、バーサーカーに手を差し伸べる。
きらりは歩き始めた。
自分と、自分を守ってくれているバーサーカーのために。
「じゃ、行ってくるにぃ!」
「■■、■■■■■■■■……」
いつかの朝。
檻が壊れて何日目かの朝。
霊体化するバーサーカーに挨拶を済ませ、諸星きらりは今日も街の何処かを歩く。
夢の続きへの手がかりと、バーサーカーの救いを探して歩く。
◆
◇
彼は見ていた、聖杯戦争の舞台に呼び出された少女を。
無垢な少女。優しき心を持つ少女。
戦争に巻き込まれようとも、きっと心を失わない少女。
そこにあったのは怒りに狂うまで信じていた『人』の姿。
彼女が■たちと似ている、とは思わない。
だが、その快活さと、やさしさは、彼の心の奥に眠っている『何か』を優しく震わせ続けた。
彼女には、戦争なんかに関わってほしくない。
そう思い、彼は一度、少女に背を向けた。
数日後。準備期間も終盤に差し迫った日。
少女は、虐げられていた。
意味もなく、ただ『体が人より少し大きい』というだけの理由で。
その様子を見て、彼は理解した。いや、思い出した。
自身の隈取に込められた意味を。
やはり人■変わ■ない。
貧富貴■、生■■育ち、■■■美醜、そうい■たもの■■別を行う。
己の醜い■を、欲を■■すために罪■■■々を侵す。
「……■」
■■■をかぶ■た畜生共。
悪鬼■刹の類■。
人■■■啜り、■■肉を貪■、醜く欲に■■■■■■■。
貴様らのような獣が居るから、■■■■■■、■■■■■■、■■■■■、■■■■■『人間』■■■■■■。
「■……■……■■■……」
―――許■■■■。
―――■■よ■か。
―――■せ■う■。
―――■■るわ■がな■。
涙の落ちる音が聞こえた気がした。
◇
◆
憤怒を纏い諸星きらりの下に顕現したサーヴァント。
狂気に触れ周囲の人物を皆殺しにしたバーサーカー。
子どもたちと貧しいながらも幸せに暮らしていた心優しき和尚。
人間の身勝手により罪なく打ち据えられ、虐げられたか弱き男。
縋った神にも見捨てられ、幸せを蹂躙され、復讐の鬼と化した破戒僧。
腐りきった世界を破壊し、平和をもたらさんと願った『明王』。
誰よりも人を愛し、その愛故にに『狂戦士』へと堕ちた人間。
かくして。
心優しき赤鬼、ただ少し体が大きく生まれてしまった心優しき少女『諸星きらり』と。
親切な青鬼、誰よりもきらりを救いたいと願ったバーサーカー『悠久山安慈』は出会い、互いとの距離を手探りで探しながら歩き始めた。
泣いた赤鬼。
日本で一番やさしい鬼たちの物語。
たとえそのやさしさが、お互いを傷つけてしまうとしても。
彼らのやさしさに罪はない。
【クラス】
バーサーカー
【真名】
悠久山安慈@るろうに剣心(旧漫画版)
【パラメーター】
筋力:B++ 耐力:B 敏捷:E 魔力:D 幸運:E 宝具:E
【属性】
秩序・狂
【クラススキル】
狂化:B
筋力を二段階、耐力をニ段階向上させるが、理性の大半を奪われる。
【保有スキル】
武練の極地:A
極めるとはこういうことだ。
自身の得意な武器を使うときの魔力消費をランク分だけ軽減する。
バーサーカーの場合己の肉体が武器であるため、実体化にかかる魔力も軽減される。
そして、レンジ内ならどの体勢からでも宝具を解放できるようになる。
怪力:D
人間レベルでの最高クラスの怪力。
戦闘中一時的に筋力を一段階向上させることが出来る。
直感:B
戦闘時、自分と自分の大切な人物に害を成そうとしているものを「感じ取る」能力。
無害と判断できるものに対しては効果をまったく発揮しないが、攻撃に関しては漏らさず察知が可能。
憤怒の隈取:A
決して消えない忌まわしき過去。
このスキルがある限り、彼の心は揺るがない。精神への干渉、自身に向けられたデバフ効果を全て無効化する。
更に精神に干渉を行った者・デバフを発動した者・自身の大切な人物(マスター)に危害を加えた者の存在を永続的に把握し続ける。そしてその対象との戦闘の際に筋力が一段階向上する。
例え気配遮断をしていても正体秘匿をしていても、決してその対象を忘れず、確実に見つけ出し、追い詰めて殺す。
このスキルはNPCに対しても発動される。マスターに肉体的・精神的問わず多大な危害を加えようとした場合NPCですらこのスキルの対象になる。
こころやさしきひと:―
そのサーヴァントが心が優しく、人であることを示すだけのスキル。
狂化に蝕まれた彼は、以前のように全ての人物の幸せは願えない。
ただ、マスターであり同じくこころやさしきひとである諸星きらりの幸せは、今も願い続けている。
理性の大半を失っているが、参加者中・諸星きらりとのやりとりにおいて若干のイレギュラー行動が発生しやすくなる。
それは、泣いている彼女に自分から手を差し伸べたり、彼女の夢の欠片を拾い上げてきたり、その程度の一切役に立たないイレギュラーである。
【宝具】
『二重の極み』
ランク:E 種別:対人 レンジ:1-2 最大捕捉:1
刹那程も間を開けずに放つ打撃。
一撃目で相手の反動を出し切らせ、無防備になった体に二撃目を叩き込む。
発動されている防御値向上を二打目着撃の瞬間だけ無効化する。
相手がレンジ1-2(殴れる距離)まで近づかないと開放できないが、開放に真名を必要としない。
なお、二重の極みといえば拳というイメージがあるが、バーサーカーは肘でも膝でも脚でも頭でも、場合によっては横隔膜でも二重の極みが出せる。
本来は武器を使った遠当てのような技もできるが狂化によって武器を使うという発想自体がなくなっている。
ちなみにこの宝具における『相手』とは人間だけを指すものではない。建物にも岩石にもこの宝具は発動できる。
【weapon】
己の肉体。
生前から合掌だけで人を殺せる程の怪力無双を誇っていた。
【人物背景】
親切な青鬼。
【マスター】
諸星きらり@アイドルマスターシンデレラガールズ(アニメ版)
【マスターとしての願い】
346プロダクションに帰りたい。バーサーカー(悠久山安慈)を救ってあげたい。
呼び出された原因となる願いは不明。
【能力・技能】
なし。
レッスンを始める前なので歌もダンスもへたっぴーである。
ただ、その心は誰より優しく美しい。
【人物背景】
心優しい赤鬼。
【方針】
戦闘なんてできないし、させたくないし、したくない。
聖杯戦争から抜けだして帰る方法と、バーサーカーを救える方法を見つける。
バーサーカーは超至近距離での戦闘にしか対応していない。ただし近距離戦闘では比類なき性能を発揮する。
直感持ちであるため戦闘では優位を取れる。
敏捷こそ低いものの狂化によって筋力・耐久ともにB(40)に強化されているため、ちょっとやそっとじゃ倒れない。
そして相手がレンジ内に踏み込んだ瞬間発動できる、耐久向上無効・筋力最大二段階向上(120)から繰り出される必殺宝具・二重の極みは特に凶悪。生半可な防御ならぶち破って殺す。
超至近距離鯖であるため遠距離攻撃を行う相手にはとても弱い。
ただし、スキル:直感で遠距離攻撃を察知して避けることは可能。マスターが狙われても彼女を守ることが可能。
そして、マスターが狙われた瞬間、マスターの意志にかかわらずバーサーカーは攻撃した相手への迎撃を始める。
攻撃をした相手を地獄の底まで追いかけまわし、殺す。
この習性を見抜かれると、逆にマスターが危険に晒されることになる。
きらりはまだこの習性に気づいていない、そしてこの習性は彼女にも令呪なしでは止められない。
この点にいつ、どういった状況で気づけるかが彼女たちのターニングポイントになる。
あんなことがあったので学校はトラウマ。できれば近寄りたくない。
最終更新:2015年05月30日 22:18