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LaTeX関連tips
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(La)TeX本体
日本語TeXには古くから、NTT系とASCII系が存在していた。私は伝統的にASCII系のTeXを使っている。ASCII系のTeXは、今は pTeX と呼ばれている。
Gentooで pTeXをインストールするには下記を実行する。
[[emerge]] ptex cjk-latex
これでインストールは完了する。しかし、このままでは日本語が使えない。日本語のフォントマップが生成されていないことが原因だ。そこで下記コマンドを root 権限で実行する。
updmap
以上で日本語TeXが使えるようになる。ここまででインストールされるおもなコマンドは、
- ptex, platex
- dvips
- xdvi
などである。
関連パッケージのインストール
LaTeXの出力結果を PDF 化するには gs (ghostscript) をインストールする。ps2pdf や dvipdf といったコマンドによってPDF化できる。
emerge gs
KDEの kdvi というコマンドは xdvi よりも見た目がきれいな dvi ビューアである。見た目だけではなく、inverse search と forward search が使えるのが特徴だ。これらの search を使うことにより、整形後の dvi 出力とLaTeXソースをダイレクトに行き来できるようになる。kdvi のインストールは、KDEをインストールするか、KDEをインストールしていない場合には下記を実行する。
emerge kgraphics
フォント設定
LaTeXの整形後の結果は、通常 xdvi で画面で確認し、dvips などでPostScriptなどに変換する。Gentooのデフォルトでは 日本語フォントは kochi-substitute が指定されている。
日本語フォントファイルの変更方法は下記。
PDFファイルを作成する
LaTeX形式からPDFファイルを作成する方法はいくつか存在する。LaTeXファイルをコンパイルして dvi 形式に変換後、dvipdf、dvipdfm、dvipdfmx などのコマンドを使ってPDFファイルを作成するのが一般的だろう。
もっともオーソドックスなのが dvipdf を使う方法だ。dvipdf は内部的には dvips と ps2pdf を組合せて実行しているシェルスクリプトである。dvips は LaTeX パッケージに普通に含まれているコマンドで dvi ファイルから PostScript を生成するコマンドである。一方、ps2pdf は gs のコマンドの一つである。
したがって、dvipdf の生成結果は gs のインストール状況に依存する。たとえば gs で日本語が利用できない状況では、dvipdf でも日本語は使えない。gs は GPL版、ESP版、AFPL版と枝分かれしているが、どのパッケージにも dvipdf は含まれている。だからどの gs を使っているかで出力される PDF ファイルの様相も変わってくる。というわけなので、dvipdf での出力結果が満足いかない場合には gs の設定を見直すのがよい。
さて、dvipdf は gs のコマンド(シェルスクリプト)であり、引数として gs の引数がそのまま使える。たとえば、用紙サイズを明示する場合には、
dvipdf -sPAPERSIZE=a4 foo
のようにする。少なくとも Gentoo の通常通りのインストールでは dvipdf の出力結果は letter サイズになるので、A4 で出力したい場合には上記のようにする。
Emacsでbibtexファイルを編集する
doi/eidを article の内容として登録するためには bibtex-entry-field-alist の内容をこのように設定しておく必要がある。
この設定をしておけば、bibtex ファイルの編集時に C-c C-e C-a で新しく Article を追加するときに eid と doi のエントリが登場するようになる。