portage tips - Desktop Linux Memo

Portage

Gentooのパッケージングシステムであり、Gentoo を Gentoo たらしめているのが portage。数多くのソフトウェアパッケージが登録されており、それぞれのソフトウェアパッケージについて

• ソフトウェアパッケージをインストール(依存関係も適切に処理)
• ソフトウェアパッケージを消去
• ソフトウェアパッケージを最新版に更新

などができる。

他の多くの Linux distribution と違って、コンパイル済みのパッケージをダウンロードしてインストールするという仕組みではなく、ソースを取って来てコンパイルしてインストールするというのが portage システムの特徴である。

詳しくはGentooのaboutなどを参照のこと。

portage 関連コマンドリスト

• emerge
• equery
• q (qfile、qsearch、qpkgなど)
• etc-update
• dispatch-conf

上記のコマンド群がインストールされていない場合は、おそらく gentoolkit、portage-utils がインストールされていない状態だ。

emerge -av gentoolkit portage-utils

などとして、インストールしておく必要がある。

以下では上記コマンドについて概説する(予定)。

emerge コマンド

Portageシステムの基本コマンド。

• 最新の portage を取得
• 新規パッケージのインストール
• パッケージのアップデート
• パッケージの消去

などができる。
(詳細を見る)

equery コマンド

パッケージ情報問い合わせツール。

• 特定のファイルを含むパッケージ名を検索
• 特定のパッケージに含まれるファイル一覧を取得
• パッケージ同士の依存関係を調べる

などができる。
(詳細を見る)

q コマンド

q コマンドは、Portageの多機能なユーティリティである。たとえば下記のような機能がある。

• パッケージを名前から探す(qsearch)
• パッケージの依存関係を調べる(qdepends)
• パッケージに含まれるファイル名をリストアップ(qlist)
• ファイルを所有するパッケージを高速にリストアップ(qfile)
• 全ebuildファイルにgrepをかける(qgrep)
• 特定のUSEフラグを参照するパッケージをリストアップ(quse)

(詳細を見る)