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mlterm関連tips

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匿名ユーザー

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terminfo


mltermのインストールは、

emerge mlterm

でよい。USEフラグとしては gtk を指定しておいた方が GUI での設定ができたりして便利だろう。xim経由ではなくて日本語入力が使いたい場合には uim も指定しておくと、uim が使えるようになる。しかし、変換候補ウィンドウが地味になるので、xim経由の方がいいような気はする(見た目の話だけど)。

ところで、このままではちょっと不都合が生じるときがある。terminfo の問題だ。

mlterm は ~/.mlterm/main で各種設定ができるが、この中で termtype として

  1. mlterm
  2. xterm
  3. kterm

から一つを選んで指定する。この中から mlterm を選択すると(ドキュメントではこれがお勧めとなっている)、terminfo がなくて端末があまり快適には操作できなくなってしまう。たとえば Control-l が効かないとか、ヒストリー編集機能を使うと前の文字が残ってしまうとか…。

これを解決するためには terminfo を登録すればよい。emergeコマンドを実行した直後ならば /usr/portage/distfiles の中に mlterm-2.9.2.tar.gz などといった mlterm の配布ファイルがあるので、これを適当な場所で解凍する。そして、その中の doc/term/mlterm.ti というファイルについて

tic mlterm.ti

というコマンドを実行する。これで無事 terminfo が登録されるので、mlterm が快適に利用できるようになるはずだ。

フォント設定


mltermのフォント設定は、~/.mlterm/ 内に設置したファイル群で行う。そこにファイルが存在しない場合にはデフォルトのフォントが使われることになる。

このデフォルトの設定では、アンチエイリアスを効かせた場合には正常に動作するのだが、アンチエイリアスを効かせていない場合にはある種の漢字を表示させようとすると mlterm が落ちてしまう場合がある。Xのフォント設定がmltermのデフォルト状態とうまくあっていないためだと思われる。

そこで、このような場合には ~/.mlterm/font ファイルを下記内容で作成しておく。

JISX0201_KATA = 10,r10;12,r12;14,r14;16,r16;
JISX0201_KATA_BOLD = 10,r10;
JISX0201_ROMAN = 10,r10;12,r12;14,r14;16,r16;
JISX0208_1983 = 10,k10;12,k12;14,k14;16,kanji16;
JISX0208_1983_BOLD = 10,k10B;

これで落ちなくなった。
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