静寂を裂いてアンカーが飛ぶ。
先端のエッジが堅い木の幹へ突き刺さり、負荷がかかっても外れないようがっちりと食い込む。
アンカーに接続されたワイヤーが唸りを上げて巻き取られ、腰の後ろ側から噴射されるガスが前進する力を生む。
同時にアンカーを解除。間を置かず次の目標点へとアンカーを射出、その繰り返し。
月明かり以外に照明のない夜の森を、鋭く両の目を引き絞った小柄な男がすり抜けていく。
男の名はリヴァイ。
人類最強の兵士と誉れ高い、人類の敵たる「巨人」を狩ることを生業とする戦士だ。
装いはいつもの戦闘用装備。腰の立体機動装置の感触は良好。整備に不備はない。
何度かの跳躍を重ね、樹の幹に垂直に着地しつつ次の移動ルートを選び出すべく視線を引き絞る。
「……チッ」
が、幹に足を着けた途端、リヴァイは軽く舌打ちした。巨人の首ほどもありそうな太い木が斜めに傾いでいく。
一瞬たりとも迷わずにアンカーを外し、重力に絡め取られる前に樹を蹴って跳ぶ。
立体機動装置を駆使し、目についた一際背の高い樹の枝の上に着地した。
ちらと背後に眼をやれば、城壁ほどとは行かなくても三階建ての家屋に匹敵するほどの高さだった樹が、根元近くから横にズレていくのが見える。
断面は非常に滑らかで、砲弾や鋸ではなく鋭い刃物で真っ二つに断ち割られていた。
リヴァイは立体機動装置の操縦グリップに装着されたブレードを見る。
鋭くしなる刃。肉を削ぐことには向いているが、硬く太いものをああやってまるごと断ち割ることは、この刃には不向きだ。
「いや、そもそも人間の業でもねえか……」
嘆息し、ブレードを腰のボックスに収納。幹に背中を預けた。
ここまでざっと五分、と言ったところだろうか。駆け抜けた距離は直線で数キロ以上。
複雑に生い茂り、視界も利かない夜の森では上々の結果だと言える。しかしリヴァイは不満そうに口の端を歪めた。
「ここまでだ」
「もういいんですか?」
呟きはひとりごとではなく、応答があった。
リヴァイがもたれかかる樹の反対側に、いつの間にかもう一人の人影が存在していた。
髪を短く刈り込んだ青年。リヴァイより頭一つほど背が高いが、顔つきはどこか幼く見える。
彼がリヴァイに与えられたサーヴァント。クラスは“イーター”、捕食者の称号を冠する者だ。
彼の存在こそが、リヴァイの置かれた状況を証明する何よりの証拠。
立体機動装置を全開で駆動させていたリヴァイに、イーターは走ってついてきた。
夜間のため視界が悪く、地面だって舗装されてなどいない森の中をだ。
あまつさえリヴァイの着地点を先読みし、携えた巨大な剣で叩き斬ってみせた。
悔しいとすら思わない。サーヴァントとは、およそ一人でも巨人の群れを軽く凌駕する超常の存在なのだと理解させられる。
「コイツの調子は上々。それにお前の力もよくわかった」
腰の立体機動装置をコツコツと指先で叩く。
誰が整備したのか知らないが、普段使っているものとまるで同じ感覚で使用できる。
その手には馴染みのない刺青のようなものが刻まれていた。
サーヴァントを統べるマスターの証、令呪である。
「ご苦労なことだ。この世界に巨人はいないってのにな」
「巨人……リヴァイさんの世界にいる敵ですか」
イーターはリヴァイのことをさん付けで呼んでいた。
呼び捨てでいいと言ったのだが、イーターは軍隊のように上下関係のある組織に所属していたことと、外見上の年齢はリヴァイのほうがかなり年上ということもあってこうなった。
「リヴァイさんの願いは、その巨人を滅ぼすことですか?」
「どうかな。そりゃあ、そうすることができれば全部解決するんだろうが」
「気乗りしなさそうですね」
「信用できねえだろ。何でも願いが叶うなんて言われてもな」
リヴァイの記憶は、死に行く部下の手を取ったところで途切れている。
部下の遺品、たしか何かのお守りだったか、そういった物を手渡されたのだ。
それを手にした途端、リヴァイは戦場からこの退廃の街に転移した。
気がつけば傍らにいたのがこのイーターのサーヴァントだ。
彼からあらかたの説明を受けてリヴァイが下した決断が、聖杯を信用しない……これだった。
「聖杯に願えば全てが解決するなんて、現実味がなさすぎる。
お前みたいなやつがいるってことは、全部が全部ハッタリって訳じゃないんだろうがな」
「万能の願望機、聖杯。その力は本物です。どのような願いであれ、正しく聖杯を勝ち獲った者なら不可能はない」
「誰かに頭を下げて叶えてもらう願いなんてクソ以下の価値しかねえ。
巨人を駆逐するのは俺が……いや、俺たち自身がこの手でやることだ。でなければ何の意味もない」
今は汚れていない両手を見る。しかしここには何十人もの部下の血が染み込んでいる。
巨人がゴミのように貪り続けてきた人間の命の代価は、奴らを一体残らず殲滅することでしか贖えない。
それを聖杯に“やってもらって”は意味がない。リヴァイら人間が“この手で”成し遂げなければ、本当の意味で絶望から解放された事にはならないのだ。
「手厳しいですね。でも僕は……それでも、聖杯に縋るしかない」
「お前にも何かあるのか? 聖杯に縋ってでも叶えたいことが」
「ええ、あります。そのために僕はここにいる。
“奴ら”を世界から駆逐する。それが叶うのなら、僕はなんだってできる」
イーターの幼さを残す柔和な顔が一転、厳しさと怜悧さが同居する戦士の顔になる。
そんな表情には覚えがある。巨人に挑む前の部下たちがそうだ。
自分と彼の関係について皮肉に思う。
リヴァイは人類を喰らおうとするもの……巨人と戦い続けてきた戦士。
イーターの敵も同じ人を喰らうものであるらしいが、彼は逆にその敵を喰らうと言う。
同じ人類の敵を相手にするのであっても、リヴァイや彼が所属する調査兵団は巨人を喰らったりはしない。
生きるために喰らう。喰らってさらに強くなる。故にイーター。捕食する者、なのだ。
殺すか、捕食するかの違いはあれど、やっていることは結局同じだ。だからこそリヴァイはイーターを召喚し得たのだろう。
何にしろ、イーターは“やる気”だということは間違いない。
その彼にしてみれば、戦意のないマスターなどお荷物以外の何物でもないだろう。
内心どう思っているかは分からないが、ともかくそれを表に出してはいない。
それなりの修羅場は潜っているということだ。若く見えても、肚の据わり方が熟練の戦士のそれと遜色ない。
「リヴァイさんは、戦うつもりはないんですか?」
「そうもいかねえだろう。帰れるもんならさっさと帰りたいところだが、そのアテがない」
そしてリヴァイも、気乗りしないとはいえ投げ出す訳にもいかない理由がある。
詰まるところ、聖杯を必要とせずとも、その力を利用しなければ元いたところには帰れないのだ。
当然、リヴァイには死ぬつもりなど毛頭ない。
彼がいた世界では、今も部下が、仲間たちが戦っている。
人を喰らう巨人と。そして、巨人を利用して人類を支配する人の中の“敵”と。
彼らを放り出したまま、何処とも知れない街で朽ち果てることなど到底許されることではない。
「だが、俺が聖杯を必要としないからといって、お前にまでそれを強要することもできない。
だから……まあ、付き合ってやる。俺は帰れさえすりゃそれでいい。聖杯はお前の好きにしろ」
「いいんですか? 誰かと殺し合うことになりますが」
「人間同士の殺し合いってのも、経験がない訳じゃねえ。
それに向こうから殺しに来るなら、手加減してやる義理もないからな」
殺し、殺される世界に身を置いてきたからこそ、生半な説得などで剣を置く者などいないと知っている。
それにリヴァイは自分が口下手だとも知っている。無駄に危険を犯すより、最初からここには敵しかいないと思っていたほうが気が楽だ。
殺すなり逃げ回っている内に最後の一人になれば自然と聖杯を手に入れ、元いた世界に帰れるだろう。
そしてイーターは聖杯によって願いを叶える。それでいい。
自分は聖杯を必要としないとはいえ、似たような境遇にあるイーターの世界が救われることまで否定する気はない。
むしろ境遇に共感できる分、祝福してやってもいいくらいだ。
「リヴァイさん、ありがとうございます」
「だがあまり期待はするな。俺もお前も無敵って訳じゃないんだ。
死ぬときはどう足掻いたって死ぬ。お前みたいなやつを相手にしたら、俺も正直自信はないしな」
「それはご心配なく。僕が守りますよ」
笑ってイーターが言う。
不思議な奴だ、と思う。戦士として生きていた割に、それを感じさせない屈託のない顔をする。
誰も信用せず自分だけを頼りにするのではなく、誰かと肩を並べて戦うことに慣れている。そんな人間の顔だ。
一人では無敵ではない。それを知っている。仲間がいたからこそ、自分は生き抜いてこられたのだと。
その認識はリヴァイも同じくするところだ。だからこそ命を預けるに足るとも言える。
「……そろそろ引き上げるぞ。別に急ぐ訳じゃないが、明るくなればこの格好は目立つ」
「あの街じゃあまり個性的じゃない気はしますけどね」
全身に巻きつけた耐Gベルト、そして立体機動装置は元の世界なら別に不自然な外見ではない。
が、ゴッサムシティでは話は別だ。奇矯な格好の人物が多いとはいえ、不用意に目立つことは好ましくない。
日が昇らない内にねぐらに戻り、割り当てられた役割を演じる。それが当面の行動方針となるだろう。
リヴァイに聖杯が割り振った役職とは、チンピラであった。
「それにしても、なんだか堂に入ったものでしたよ。リヴァイさんの振る舞いは。
暴力で押さえつけるだけじゃなく、ちゃんと信頼も得てるようですし」
「誰彼構わず殴りつけるだけじゃいずれ後ろから刺される。その辺は昔、覚えがあるからな」
正しくは、ストリートギャングの親玉だ。
十代から二十代後半の若年層を中心に構成された愚連隊の頭目。
堅気ですらないアウトローを演じろとは、中々皮肉の効いたキャスティングだと言わざるを得まい。
「でも、その立場は使えると思います。情報収集にはうってつけでしょう」
「どうだかな。ろくな教育も受けてないロクデナシどもだ……ま、それを言えば俺も変わらんか」
リヴァイはどうやら、荒くれ者どもを腕力でまとめあげた豪傑というポジションらしい。
記憶を取り戻してイーターと出会ったのは、対抗組織のボスをしこたまぶん殴って恭順を約束させた直後だった。
まるで賭け試合かのように熱狂するギャラリーを見るに、彼らの世代では腕っ節が強いということは一つのステータスでもあるらしい。
リヴァイからすれば暇潰し程度のものだったが、構成員は彼らのリーダーにある種崇拝めいた信頼を抱いているようだった。
「それはまあ、拳銃を抜いた相手を素手で叩きのめしたんですからね。ヒーローみたいなものじゃありませんか」
「武器だけあったところで動きが素人だ。あの程度、何の自慢にもなりやしねえ」
リヴァイが驚いたのはむしろ、精々持ち出してきて飛び出しナイフだろうと思っていたところが、出てきたのは拳銃だったことだ。
あまり使ったことはないが、どのような武器かは知っている。巨人には豆鉄砲でも、人間が当たればただでは済まないということも。
そんなものが易易と流通しているのなら、ゴッサムシティという街は侮れるものではない。
「休憩はもう十分だ。行くぞ」
返事の代わりにイーターが霊体化する。
実力は十分示したのだから、実体化を続けて無駄に魔力を消費することもないという判断だ。
リヴァイは立体機動装置を用いて樹の天頂部に移動し、遠くに見える摩天楼を眺める。
夜闇を払うが如く煌々と輝くネオンサイン。当然だがリヴァイのいた街では見たことのない光景だ。
ここゴッサムシティは、巨人の脅威に怯えて壁の内側で震えて生きる街ではない。
ともすれば馴染みのある退廃的な街。暴力や略奪がそこかしこに転がっていて、法の秩序など形骸化した混沌の坩堝。
それでもリヴァイはこの街に解放感は……自由は、感じない。
ここもまた、壁の街と同じく見えない
ルールに縛られている。
「壁の外だってのに、息苦しいもんだな」
「この世界も、僕らの世界と変わりません。自由なんて存在しない。欲しいのなら、奪うしかない」
姿を消したイーターが思念の言葉、念話を送ってくる。
まだ慣れないが、狼煙や発煙筒などよりよほど迅速かつ正確に情報を伝達できるため便利ではある。
「ねだっても、誰も手を差し伸べてくれはしない」
「自分の手で勝ち取らなきゃ、何も残りはしねえ」
「だから、僕は聖杯が欲しい」
「だから、俺は聖杯なんて必要ない」
願いは同じ、人類を脅かす存在の駆逐。
しかしそこに至る手段の是非は食い違う。
お互いそれを否定する気はない。
お互いが、そう結論づけた動機に共感できると感じているからだ。
だからこそ、背中を預けられる。
こいつとならば肩を並べて戦うのも悪くない。
自然と、そう思えるのだから。
蝋の翼を広げ、夜の空を飛ぶ。
この翼が融けて落ちる前に、真の自由を……自由の翼を、取り戻すために。
悔いなき選択を、成すために。
◆
イーターのクラスのサーヴァント。
真名は“神薙ユウ”。
万物を捕食する性質を持つ“オラクル細胞”から形成される異形の獣、“アラガミ”に喰らわれた世界で。
アラガミと同じオラクル細胞を身体に宿し、オラクル細胞を組み込んだ“神機”で人を喰らうアラガミを逆に喰らう。
すなわち、神を狩る者……“ゴッドイーター”として戦い続けてきた青年。
聖杯は彼をサーヴァントとして招いた。
終わりのない戦いに、徐々に追い詰められていく人類。
その中から僅かな数だけ生まれ、アラガミと戦うゴッドイーターたち。ユウもその一人だった。
来る日も来る日も、アラガミを狩り続けた。
ユウが捕食したアラガミのコアがオラクル細胞の防壁をアップデートし、その内側に住む人々の安全を確保する。
アラガミはアラガミ同士の捕食を繰り返し、さらなる進化を行う。
防壁の更新と、アラガミの進化。旗色は控えめに言っても人類が不利だった。
国家の体裁が保てなくなるほど人口が減少した世界では、組織だった動きは難しい。
世界各地に存在するゴッドイーターを統括する企業“フェンリル”が人類の盾となり、瀬戸際の攻防を続けている。
アナグラ、極東における人類の拠点でもその状況は変わらない。
サーヴァントになったということは、自分もアラガミとの戦いで命を落としたのだろうと、ユウは思う。
あの世界では、寿命を全うできる人間はほとんどいない。
常に不足する食料と医療のため、飢餓で死ぬか病で死ぬか。あるいは、アラガミに喰われて死ぬか。実際の死亡原因はこれが一番多い。
ゴッドイーターであるユウが貧困や病で死ぬことはない。戦闘員には福祉が優先して割り振られる。
ならば、ユウは戦場で死んだのだろう。アラガミに喰われて、死んだのだろう。
幸いというべきか、その瞬間の記憶はない。
いつものようにアラガミを狩りに出て、気がつけば英霊となって召喚の時を待っていた。
悔いは、ある。
死んだことが辛いのではない。仲間が、民衆が為す術もなくアラガミに喰い殺される光景は何度も見た。ただ自分の番が来ただけのこと。
しかし、仲間を残して倒れたことが、悔しい。
家族のために戦うムードメーカーのコウタ。
無愛想だがその実、誰よりも仲間思いのソーマ。
同じ新型の神機使いであり、心の内面を見せ合ったアリサ。
アラガミに取り込まれながらも生還し、再び戦うことを選んだリンドウ。
滅びと絶望に覆われた世界でなお、新たな生命という希望を産んだサクヤ。
地球を飲み込む終末捕食を阻止するため、アラガミとともに月へと旅出ったシオ。
他にも何人もの仲間が、懸命に生きている。戦っている。
その戦いから一人、ユウだけが脱落してしまったことが……悔しい。
マスターとするリヴァイは、自分と非常によく似た立場だと言える。
人を喰らう敵を倒し、壁の中にいる人々を守る戦士。
最終的に目指すものは絶望からの開放、自由への到達。
聖杯の救済を是か非かとする点で食い違うものの、それはお互いの否定には繋がらない。
リヴァイがユウの願いを理解するように、ユウもまたリヴァイの矜持を理解する。
己の願いと同程度に、彼を生かして元の世界に帰還させてやらねばという使命感がある。
「死ぬな。死にそうになったら逃げろ。そして隠れろ。運が良ければ不意を突いてぶっ殺せ……」
呟くのは心の奥底に刻まれている言葉。
ゴッドイーターとして最初に就いた任務で、ユウはリンドウからこれら三つの命令を受けた。
しかし今、こうしてサーヴァントとなったということは、ユウはどの命令も守れなかったということだ。
死んでしまった。逃げることもできない。もうアラガミを殺すこともできない。
だが、聖杯があれば話は別だ。
「生きることから、逃げるな」
かつて、ユウはそう命令したことがあった。
自分の命を捨てて仲間を逃がそうとしたリンドウに。希望を信じられなかった仲間たちに。
あの言葉は、アナグラに属するゴッドイーターたちにとって三つの命令に続く至上命題となった。
生きることから逃げない。決して希望を捨てない。
サーヴァントと成り果てた今でもやれることがあるとするなら、絶対に諦めてなどやるものか。
たとえ、もう二度と仲間たちと触れ合えないのだとしても……仲間たちの生きる世界を、守ることができるのならば。
どのような手を使っても聖杯を手に入れ、アラガミを駆逐する。地球を人間の手に取り戻す。
生きることから、逃げない。
【クラス】
イーター
【真名】
神薙ユウ@GOD EATER BURST
【パラメーター】
(通常時) 筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:D 幸運:B 宝具:D
(捕食一回目) 筋力:C+ 耐久:C+ 敏捷:C+ 魔力:D 幸運:B
(捕食二回目) 筋力:C++ 耐久:C++ 敏捷:C++ 魔力:D 幸運:B
(捕食三回目) 筋力:C+++ 耐久:C+++ 敏捷:C+++ 魔力:D 幸運:B
【属性】
秩序・善
【クラススキル】
オラクル細胞:B
近接攻撃が命中するごとに僅かずつ魔力を奪取・吸収する。
対魔力:-(C)
イーター本人に「対魔力」はないが、装甲を展開した場合のみCランクの「対魔力」が付加される。
【保有スキル】
インパルスエッジ(火):C
神機をブレードフォームのまま、変形過程を経ずに砲撃を放つ。斬撃からノータイムで切り替えられるが、魔力消費が大きい。
ガンパーツのアサルトは文字通り銃弾をアサルトライフルのように連続して放つが、インパルスエッジ時のみ極短射程で炸裂する砲弾となる。
また、ブレードパーツ・★アヴェンジャーは切断・火属性のため、同ランクの「魔力放出(炎)」を内包する。
器用:A
神機の変形を迅速かつ無駄なく完了する。近接戦の最中であっても変形に要する隙は極小となる。
ユーバーセンス:E-
同ランクの「気配察知」に相当。近距離にある生体反応を感知しやすくなる。
消音:E-
同ランクの「気配遮断」に相当。戦闘行動において発生する音を極力少なくする。
【宝具】
『神を喰らうもの(ゴッドイーター・バースト)』
ランク:D+++ 種別:対アラガミ宝具 レンジ:1-10 最大捕捉:5人
神機の形態の一つ、“捕食形態(プレデターフォーム)”での捕食を成功させることで解放が可能となるバーストモード。
獣の顎を模したこの形態は噛み付き喰い千切るという行為に特化しており、捕食した存在の魔力を濃縮して吸収する。
そのため直接魂喰いするよりも遥かに高効率で魔力を回収でき、30秒間筋力・耐久・敏捷のパラメータに+補正が付与される。
また、発動のトリガーが真名開放ではなく他者の捕食にあるため、自身の魔力消費はさほど大きくない。
そのため状況次第では何度でも連続して発動が可能。効果時間中に再度捕食を成功させた場合、+効果と効果時間は三度まで上乗せされる。
捕食対象はサーヴァントならば血や肉など体の一部分で十分だが、マスターやNPC、使い魔などは心臓や霊核などのコアを喰らわなければ必要な魔力は回収できない。
【weapon】
神機(じんき)
神薙ユウ専用に調整された、剣・銃・装甲が一体となった複合武装。
内訳はロングブレード(★アヴェンジャー)・アサルト(★EXガトリング砲)・バックラー(★ティアストーン)。
アラガミの生態を模倣した純粋な機械工学の産物であるため、神秘性は薄い。
が、伝承に謳われる神の形質をも獲得したアラガミを屠り続けたその逸話から、「神性」スキルを所持するサーヴァントに対して特に有効となる。
たとえ対象が何らかの防御宝具・スキルを備えていようとも、内蔵するオラクル細胞が瞬時にその形質を分析・模倣し、防御を貫通する。
ただしあくまで「攻撃が無効化されない」だけであり、ダメージそのものが増加するわけではない。
アラガミを捕食して弾丸として放つアラガミバレットは使用不可。
【人物背景】
フェンリル極東支部に所属するゴッドイーター。名前の由来は「神を 薙ぐ あなた(you)」。
原作はキャラメイクが可能であり決まった主人公像が存在しないため、ノベライズ・コミカライズにおいて設定されたキャラクター。
(主に「GOD EATER ノッキン・オン・ヘブンズドア」「GOD EATER2 UNDER COVER」など)
フェンリルに所属する以前は無職だったが、偏食因子(宿主を喰らわないよう調整されたオラクル細胞)適合テストで非常に高い数値を記録し、新型神機の適合者に選ばれる。
当初は平隊員だがストーリーの進行につれて頭角を現していき、最終的には最精鋭部隊を率いる極東支部のエースとなる。
彼には仲間たちのような特別な出自や、因縁のある敵、あるいは後に誕生する特殊部隊隊員のような異能力はない。
一般のゴッドイーターが手にする普遍的な神機で誰よりも多くアラガミを屠る、ただの人類最強のゴッドイーターである。
【サーヴァントの願い】
地球上からアラガミを駆逐する。
【基本戦術、方針、運用法】
斬る・撃つ・守る、一人であらゆる状況に対応できるオールラウンダー。
スキル・宝具ともに敵から魔力を回収する方向に特化しており、マスターに強いる魔力負担は低い。
反面、その潤沢な魔力を有効に活かせる大火力の攻撃手段を持たないため、必然的に正面からの接近戦を強いられる。
捕食を成功させれば爆発的にパラメータが上昇するものの、捕食する、つまり血や肉などの対象の一部を喰らうことが必要なため、サーヴァントが相手ではそう簡単には成功しないだろう。
逆に使い魔やゴーレムなど、手駒を大量に使役するキャスターとの相性は抜群となる。
【マスター】
リヴァイ@進撃の巨人
【マスターの願い】
帰還する。
【weapon】
立体機動装置
先端にアンカーのついたワイヤー、ワイヤーの射出・巻取りを行う本体基部、ワイヤーの操作とブレードを取り付けるグリップ、ガスボンベ、耐Gベルトからなる装備。
アンカーを任意の場所に打ち込み、ワイヤーを巻き取りつつボンベからガスを噴射して推進力とすることで、高低差を無視した高速移動が行える。
ブレードの刃は負荷がかかった際にはカッターナイフのように折れる構造になっており、その都度本体に格納されている予備刀身と交換する。
グリップの操作で任意に破棄することも可能であり、剣を振り抜く際に破棄することで投擲武器としても使用が可能。
【能力・技能】
立体機動装置を用いた対人・対巨人戦闘術
常人を大幅に凌駕した身体能力
【人物背景】
人類が生存する壁の外側に遠征し、外界の調査および巨人との戦闘を任務とする調査兵団の兵士長を務める。
戦死率も桁違いに高いが、団員はいずれも手練れ揃い。その中でも頭抜けた技量を誇り、人類最強の兵士と称される。
調査兵団に入る前は王都の地下街で暴れるゴロツキだった。冷徹かつ無愛想な現実主義者。
巨人の返り血をいちいちハンカチで拭うほど重度の潔癖症だが、仲間が戦死する際には汚れるのも厭わず手を取って労うなど情に厚い面もある。
リヴァイは人が身体の自壊を防ぐために自然と課している筋力制限等を意図的に外せる能力を持つ。
体の方がその超過駆動負荷に耐えるために鋼鉄の様な骨格・骨密度を獲得していったため、小柄な身長に比較して体重は重い。
年齢不詳だが、少なくとも30歳は超えている模様。
【役職】
ストリートギャングのリーダー。
構成員は十代から二十代後半。
最終更新:2015年05月18日 03:43