Green Paradise 【母家】
死008
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匿名ユーザー
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RYO
駆けつけなかった人・駆けつけた人・間に合わなかった人・泣いた人・泣かなかった人・泣けなかった人・お墓参りに行く人・行かない人・行けない人。 あの時も、そして今年も、様々な想いでこの日を迎えている事と思います。 そして、俺は、あの日と同様に、どう行動をするべきなのか解からなくて、悩んでいます。
あの年も年頭から様々な事件が起こった年でした。 長い時を共に過ごした友人が神戸の大地震で連絡が取れなくなり、同業者の仲間への人材支援の為に仕事は忙しくなり、考える暇も与えてもらえない日常を送る中で、危篤の報を受けました。 まだ、元気に会話が出来た頃に「ひとりで逝くから、心配しないで、いつも通りの生活を大事に」と、そう笑っていた彼の言葉の意味がようやく飲み込めたような焦燥感が、俺を苛んだのは言うまでもありません。
彼の意思を守るべきなのか、それとも俺の心の内の感情に正直になるべきなのか、悩んだ末に、やはり掛けつけはしないだろうと確信できた裕羅の元へと向かいました。 またいつもの強がりではないだろうか?本当は皆と共に駆けつけたいのではないだろうかと、心配でもありましたが。
そして今年、今まで一度たりとも欠かした事のない墓参りに、行けるかどうか判らない事態が発生しました。 生きている人間の安らぎを守るべきなのか、それとも僅かな時間は賭してでも、自分の心の整理に向かうべきなのか、当日の朝から悩みに悩んで、いまだ結論できずに躊躇しています。 因みに現在の時刻は、20時を回ったところです。
本当に、俺と言う人間は駄目なのですよね(泣) 大事な時に大事な結論が出せずに翻弄される事が多くて困ります。 理性で強がりを残して、自分の枷として肝に命じても、実際面で役に立つ事などありはしないのですから。 死を受け止めるには、まだまだ人間が青いようです。 いずれ素直に感じる事ができるようになったら、その時は迷わず、藤田渉・彼の通ったであろう道をしっかりと見つめ直したいと思っています。