登録日:2023/12/19 Tue 10:23:12
更新日:2025/03/26 Wed 19:03:21
所要時間:約 12 分で読めます
※この物語はねこがただヤニ吸うだけの話ニャ。過度な期待はすんなニャ。でも読むニャ。
『ヤニねこ』はにゃんにゃんファクトリーが執筆した漫画、およびその主人公の俗称である。
【概要】
冒頭の公式紹介文でだいたい説明できてしまう通り、獣人(実質的には猫人)が存在する日本で
ニコチン中毒の獣人ヤニねこがひたすらタバコを吸ってダラけて過ごす
ゆるふわ
底辺系
日常ギャグ漫画
…で全ての説明ができてしまう。
少しずつ主人公のヤニねこ以外のキャラや描写も増えていったが
それでも「ヤニねこのクズっぷりを楽しむ底辺漫画」→「獣人たちのクズやアホっぷりを楽しむ底辺漫画」に変わっただけ。
2022年頃からSNS上で発表してバズったことから出版社の目に留まり、紙媒体の雑誌に掲載→単行本化という流れだったのだが、
作者はどこまで本気だったのかわからんが当初は女の子が沢山きらきらしている漫画雑誌『まんがタイムきらら』でデビューしたかったらしく
SNS版の初期の頃は『きらら』に媚を売るような描写が妙に多かった。
画像出典:ヤニねこ公式X(旧Twitter)アカウント @yani_neko1111 2022年11月21日の投稿。初版投稿と同日
画像出典:ヤニねこ公式X(旧Twitter)アカウント @yani_neko1111 2023年2月19日の投稿。ただし画像の1部のみ。初版投稿と同日
【登場人物】
ヤニねこから達郎までの登場キャラは全員同じアパートの住人である。
ヤニねこ/佐藤 ヤニ子
本作のメイン主人公。
その名の通り吸わないと1時間も耐えられない重度のニコチン中毒で近所の小学生にすらヤニカスと呼ばれるほど。
実家からの仕送りと日雇いバイトの給料により安アパートで過ごしているがその金は食糧や水道代などの生命維持よりも優先してタバコに使う。(しかも一般流通するタバコの中では高額なメビウス10mgを愛用する)
口調に「にゃ」を混ぜる創作の猫キャラ特有の喋りをし、いかにも猫特有な
その瞬間のみの快楽に生きる怠惰な女。
連載初期は
ダメ人間だが将来を不安視する頭はあったが、連載が長期化するにつれてそのポジションを他に譲った結果。
なんも考えずにその日その日を生きる不思議ちゃん
めいた動物ポジションになっている。
タバコを吸うための障害となるルールやマナーは全力で無視して
怒られない限り
どこでも吸う。
ファミレスの禁煙席だろうが火気厳禁の製油所でも火をつけるため本当に吸われたくないなら事前にタバコとライターを取り上げるしかない。
しかもどこでもタバコを捨てる
ポイ捨てどころか、家のトイレは勿論、風呂に入ってる時にすら吸って。それを排水溝に捨てるという行動を平然とする
注意力も記憶力も散漫で吸い殻の始末も適当なのでアパートで複数回ボヤ騒ぎを起こし
消防車を呼んだこともある。
このようにタバコをプカプカ吸いながらアホばかりする底辺クズムーブを「漫画だから」と笑って楽しめない人はこの作品に向かないので見ない方が良い。マジで。
ただし「顔と体だけは最高」と周囲からは評価されており、外見は
ネコ耳で巨乳の美女
かつ
おっぱいくらいなら抵抗なく見せる
ため近所の男子小学生の性癖を壊すこともある。
しかし毎日タバコを何箱も吸いまくりジロー系
ラーメンやジャンクフードや酒や
コーヒーを暴飲暴食して歯磨きをせず
風呂や洗濯もギリギリまでしないのでヤニねこに接近した者の第一印象は「
くせぇ!
」であり特に
口臭や唾を直接嗅ぐとガチで失神の危険があるレベルなのである意味それが救いになっているようだ。
しかし、カンサイ曰く「意外とマ〇コ臭くな~い」とのこと。ただ、ネタ口調だったため真偽は不明。
名前についてはガチで
ヤニ子
である。出産のために10か月の禁煙に耐えた母親が、一服した時に考えた名前なのである。
大家/大谷 おう也(おおや おうや)
ヤニねこたちが住むアパートの大家さん、固太り体型で屈強な肉体を持つハゲ頭の男。
綺麗好きで真面目で良心的、そして酒は嗜むが
非喫煙者なのでヤニねこにさんざん迷惑をかけられている。
というのも、幼少期はヘビースモーカーの父親に虐待されてきた
トラウマがあり、あまりたばこの煙を吸い過ぎるとその時の記憶が蘇って呼吸困難に陥ってしまう。
家賃を滞納し、壁紙の色が濁るほど毎日喫煙され、吸い殻やゴミを敷地内にばら撒かれ、何度もタバコでボヤを出され、
アパート庭の家庭菜園の野菜を食われて代わりにウンコや小便をされ、
土の上ならまだ処理が楽なところアパートのコンクリ部にも
うんこをされたりと
これだけ好き放題やられても説教するだけで済ますあたりかなりの人格者だが、
獣人を
性的な目で見ている獣人フェチで、獣人型の
空気が入る人形
を性的に犯しているだけでなく
ヤニねこ自身のこともズリネタにしている。
というかアパートの住人の大半は若い女の獣人なので少なからず下心はあるよう模様。
エロ漫画の竿役おじさんの様な外見だが、大家という立場を笠に着て住人達に
あんなことや
こんなことを迫ったり強要したりなど
一切しない作中屈指の常識人にして善性の塊である。
ちょっとエロい目で見るぐらい普段住人から受けている迷惑と比べればお釣りが出るほどである。
下心抜きにしても住人の心情を慮って世話をするが
高確率で裏切られる。
そういった日頃の行いの良さもあり、ラッキースケベ的な目にあったりすることもある。
住人達からは信頼されているようで、みんな気軽に大家の部屋を訪ねては一緒にテレビを見たり食事を摂ったりしている。大家も表向きは迷惑がって見せているがまんざらでもないようで、慕われていることを喜んでいる。が、実際はタダ飯やエアコン目当てで集られているのがほとんどで、住人達からはチョロいおっさんだと思われており、徐々に侵略が進んでいる。
かなりの巨根の持ち主。そのサイズは最早
ご立派を越えて
凶悪であり、不意に興奮してしまったときはズボンにガチで人間1人が入れそうなテントを張っている。常識外れの怒張っぷりのせいで怪我人が出ることもある。至近距離で目視したヤニねこは
邪龍と喩えた。
なおこのアパート、
部屋のドアに鍵がない疑惑がある
。
治安が悪く夜の人通りが少ない地域に建てられていて、入居者は容姿
は整った若い女ばかりなのだが来客側がドアを開けて普通に室内に入ってくる。
住人が他人に見られたくないようなことをしていた場合でも同様。
大家の自家発電中も
作劇の都合以外の理由があるのかは不明。
ヤクねこ/益子(やくこ)
ヤニねこの後輩の獣人。
ヤニねこは重度のニコチン中毒だが喫煙自体は合法であるのに対し、
ヤクねこはその名の通り流石のヤンマガでも名称は出さないものの明らかに
麻薬・向精神薬取締法に抵触する薬物の中毒者
で、
しかも服役経験も匂わせながらまったく更生せずイケない何かを常習している。
しかし薬物を辞められずちょこちょこラリパッパになっているが、シラフの時はヤニねこより遥かに常識人というのが本作のひどいところである。
というか心の中は繊細で優しいような描写があり、ある意味では薬物に逃げたりするのは一番やめた方がいい子。
また、前科持ちと薬物中毒という現状故に実家とはなにやら確執がある模様。
「お盆とはいえ帰りづらい」と大家に漏らしていたり、わざわざ髪を黒染して帰省したが明らかに意気消沈した様子で戻ってきて、部屋で一人泣いている姿が描かれている。
腕っぷしが強いようで、キレて暴走状態のハメ子を武道のような動きであっさり制圧している。
車の運転が出来たり料理も得意で手際良く魚を捌いてみせたりと、本当に経歴以外はちゃんとしている子。
大家とは(性的な)行き違いや(性的な)誤解のせいでギクシャクしていたが、なんやかんやあって和解した。
アルねこ/アル子
同じくヤニねこと親しい獣人。見た目はぼんやりふわふわな
ボクっ娘少女なのだが
(24歳大学生なのだが小学生に間違われる)
その名の通り筋金入りのアルコール中毒者で酒が抜けると手の震えが止まらず常に飲んでいる。
飲む酒の味や品質には無頓着で酔えればなんでもいいというアル中ぶりで病院で治療を勧められているがガン無視している。
頻繁に急性アルコール中毒を起こしたり治安の悪い飲み屋街で意識朦朧とするのも珍しくないため周りのフォローがなければ死んでいたことも珍しくない。
酔い潰れたまま行方不明になることがあるので
GPSを取り付けられている。回収は大家やヤクねこが行っている模様。
なぜか酒をストローやチューブで吸って飲むのを好む。
作中ではヤニねことタメを張れるほどの不健康さ、不摂生さ、怠惰さを誇る。それゆえに妹子ちゃんから甲斐甲斐しくお世話されることになるが、それを見たヤニねこの「妹を奪われる」という危機感&嫉妬がきっかけとなり
ダメ人間勝負が勃発。大学サボりや酷い食生活、数日風呂に入っていないという不潔さでヤニねこと互角の勝負を繰り広げるが、途中で妹子ちゃんが「
キツすぎる」と泣きながら帰ってしまったのでドローとなった。
アル中なのに運転免許を取得を目指しているが、アル中なので教習中でも運転席で普通に飲酒している。飲酒すると運転技術がレーシング漫画のキャラ並みに向上し、坂道発進やクランク、駐車などを
ギュルルルルル ヴォン ギュンで一発クリアするがちゃんと不合格になっている。
絶対に車を運転させてはいけない人物であるが、その後何をどうやったのか試験に合格して運転免許をゲットしてしまった。
ハメねこ/ゆるふわアナル天使 ハメ子
この獣人も同じくヤバいジャンキーなのだが何の中毒者なのかは名前を見れば察することができるだろう。
そう、
ゲーム中毒
である。
ちなみに処女
格闘ゲーム『スラ6』にどハマりしてハメ技の戦法で勝ちを拾っている。
普段は愛嬌を振りまくかわいらしいアイドル系獣人で、顔出し配信者として『ハメちゃんねる』で
たまに炎上しながらファンを掴んでいる。
ただし
ゲームで負けたり限度を超えた負荷を受けるとブチ切れて見境なく
膀胱を暴行を振るう危険人物。
ある事情により自分の名字を自分で決めることになったのだが、
本人はかわいく「ゆるふわ*天使」で申請したが手続き上のミスで「ゆるふわ
アナル
天使」で登録されてしまった。
尿道口もゆるふわなのか
よくおもらしする。
カンサイ/西 薫子
その名の通り関西でコテコテの関西弁で話す獣人。
他の住人がやべー奴等ばかりなのに対して彼女は常識も社会性も兼ね備えたアパートの良心。
そして清潔さやお洒落さも兼ね備えたスタイル抜群の美女。
ただし「笑い」についてのこだわりが強いという悪癖があり、ここでコレを言えばウケるやろと思えば空気を読まずギャグをかます。
ボケのセンス自体は微妙なので場を凍り付かせて泣くのがお約束
しかし他の連中がやらかした時のツッコミも冴え渡っているためそっちの意味でも必要不可欠な存在。
西春蘭(しゅんらん)という名の弟がおり、こちらはメカクレのお調子者な性格。
一方でにゃがみ原市の外では丁寧な標準語で会話しており、普段のノリツッコミやボケもやらず、人前でタバコも吸わない。
どうやら他人に対してかなり気を遣っているようで、気の許せる後輩(実は隠れ喫煙者だった為、シンパシーを抱かれた)にだけようやく素の振る舞いを見せている。
後述の様に獣人に対する偏見や差別があると思わしい世界観でありながら、後輩や同級生から「よくできた人」「気配り上手」と慕われているので、冗談抜きで彼女が獣人の中でも、というより人としてマトモな人物であるという証明になっている。
マンカス/おちんぽ達郎/辰野 沙織
アパートの住人の中では唯一の
獣人ではない
人間の女性。
ニャングマガジンに連載を持っている漫画家でヤニねこからのあだ名は
マンカス
、ペンネームは
おちんぽ達郎
どっちもひでえな
ニャンマガ自体は一般誌らしいのだがペンネームに相応しいエロ漫画も描くようだ。
紙にペンで描くアナログ漫画家のためアシは実際に仕事場に来てもらわないと手伝うことができず
自分もヘビーな喫煙者のためヤニを気にしないで来てくれる人しかアシスタントに呼べない。
身だしなみに気を使わないため野暮ったく見えるがよく見れば黒髪メガネの巨乳娘
乳輪もでかい
漫画家としては真摯に打ち込む仕事人で、常識人寄りではあるのだが良い作品を描くためなら手段は選ばず
あくまで漫画に描くためモデルをスケッチしたいだけでそれ以外の邪心はないのだが
ヤニねこに
学生服を着せて
日中の公園で半裸にしてバナナを咥えさせたり
して捕まった。
妹子(いもこ)
ヤニねこの妹ちゃん。かわいい。
ヤニねこも妹子のことをかわいがっており頻繁に電話するが彼女の側は塩対応が多い。
ただし妹子の方も姉のことは好きなのだが、だからこそ自堕落でヤニ中毒な姉を心配しており
禁煙をできなかったり迷惑をかけた時はキレるがそうでなければ不満を述べつつも姉にやさしい妹さんである。かわいい。
というかどうもダメは奴を見かけると放って置けない性格らしく、姉並みに終わっているアルねこに対しても持ち前の庇護欲を発揮してしまい、何かと世話を焼いている。
姉や他の獣人たちはそのトンデモぶりで場を引っかき回す話が多く、妹子はそのツッコミ役になりがちだが
妹子は獣人の女子高生で、高校の生徒の大半は人間ばかりで
友達もだいたい人間
という立場なので
妹子がメインの話は「作中世界における人間と獣人の違い」を描写するストーリーが多く世界観描写に深みを与えている。
静江
ヤニねこと妹子の母。
娘達にはかなり甘く、ヤクねこの回想ではヤニねこのために学校に乗り込んでモンスターペアレントな行動に出たりする。
見かけはおっとりとした美女なのだが、実態は
ヤニねこのヤニカスは彼女からの遺伝。
実際は
許されない状況では嫌々ながらも我慢する
という節度はあるため娘よりはマシなヤニカスではあるのだが、
喫煙を嫌がる妹子のために家庭内禁煙をしつつも一服のために煙草二本吸いをしたりし、
バレかけた際には、それをヤニねこのせいにしたり、挙句には
家に強盗が来てそいつが煙草を吸いまくった事にする
などの大嘘をついたりと手段を選ばない。
獣人特有の外見の若さのため、成人&JKの娘がいる熟女だと思われないことが多い。さらに物腰もおっとりしていてどことなく甘ったるい雰囲気を漂わせているため、無自覚に周囲の男性の心を惑わしているフシがある。ご近所の老人に対して甘えるそぶりを見せていたことから、被害者は無数にいる可能性がある。
特に男子小学生が出てくる話では彼女に
性癖を歪まされるのがお約束。
娘達への愛は割と本物のようで、
半端じゃないヤニカスなのに出産のために10か月も禁煙するというとてつもない努力をしている
。
夫は死別しているかのような描写だが断定されていない…どころかヤニ子が「パパはいるにゃ」と言っているため
違う意味のパパでなければなぜか妻や娘たちの前にあまり姿を見せていないということになる。
字書きねこ/賀来 詠子(かく よむこ)
あるきっかけから達郎やヤニねこと親しくなった女子高生の獣人。妹子のクラスメイトでもある。
獣人には珍しく身体能力が低い。
小説家を目指して奮闘している文学少女で「
ナルルォ」に自作の小説を投稿している。
しかし実態は有名な小説家を目指しているのだが意識が先行して実際の筆力や経験が追いついていない典型的なワナビー。
ナルロォの「追放もの系」などの「流行ったから他者も追従して乗っかるテンプレ系」を嫌う割に
じゃあなぜ流行っているかを研究して自分に有用なところだけ取り入れる、などの地道な努力は嫌うため思ったほど部外者に受ける小説は書けていない。
既に雑誌で連載を持ち自立した漫画家である達郎やそのアシスタントのヤニねこを尊敬している。
ただのワナビーで終わるかと思いきや、達郎のアシスタントであり同級生でもある田中と共に夏コミへの初挑戦、惨敗を経験するなど作家への道を歩み始めている、様には見えるようになった。
さらに創作を通じて田中と友情と信頼を育んでいく様子がなんだかキラキラし始めている。
彼女の小説は一部だけなら単行本に収録されているので暇ならどうぞ。
ペンペンねこ/ナズナ
文明的・世俗的なものを嫌い、気ままに生きる自由人を気取っているだけのホームレス獣人。一人称は「僕」だが女性。
ボロ布を縫い合わせたようなポンチョを身に纏い、同じくボロ布の帽子を被っている。
やたら知的で博学っぽいことを口走るが、言葉と行動が矛盾だらけなので説得力は一切ない。
元々は河川敷でテント暮らしをしていたが台風で川が氾濫したため家財道具一式を流され、アパートの敷地内に住み着くようになった。
捕まえた鳥やらを捌いたり焼いたりしているのでご近所から通報されたりするが、一応大家から敷地内での生活の許可はもらっている。
「少しは他人を頼れ」という大家の説得を受けてからは態度が少し軟化したのか、アパートの住人の部屋に無断で侵入してくつろいだり料理をしたりしている。あと大家からはワンチャンあると思われている。
身に纏っているボロ布の下は全裸。
実はかなり良い所のお嬢様である、
母親の束縛に耐えかねて家出して自由人を気取っている。
デブねこ/ぶんちゃん/小出 文 (こいで ふみ)
新たに入居してきた獣人。デカい。
真面目でおっとりした性格だがパワー系であり、ちょっとしたツッコミで相手を脱臼させたりする。
見た目通りの大食乙女であり、一人前ぐらいの食事なら呼吸と共に胃に消える。
食欲スイッチが入ると止まらなくなるため、「好きなだけ食べていい」などと言われようものなら食の狂戦士と化す。
元々のあだ名は「ぶんちゃん」だったがヤニねこからはデブねこと呼ばれる。他の住人達からは「文(ふみ)」などと名前で呼ばれているが、大家もデブねこと呼んでいる。
子供が少ない地域の出身であるため、クズと奇人変人揃いの賑やかな雰囲気のアパートを気に入り即入居を決めた。
ヒキねこ
アパートに前から入居しているニートの23歳の獣人。大家の従妹の姪であり、大家からはバイトの紹介など世話をしてもらっているのだが2時間で投げ出し反吐を吐く社会不適合者。
名前の通り、入居してからはネットでレスバしている事に日常を費やしており、裏垢女子の痴態を見てはオナニーをするという非生産的な毎日を送っている。
鬱憤を晴らすためなのか、深夜になったらたまにバットを持って奇声を上げながら振り回すという奇行に走る事があり、
その時に出会ったペンペンねこに共鳴して影響を受けてしまい、悪い意味で引きこもりニートとしてのレベルを上げている。
小説家になるるぉのサイトの小説を一つも読んでないのに、全体的にきっしょい小説しか載ってないと断じるところや、
口調はエセ関西弁かつ、リアルでもネット用語を使うという痛々しい女性。
その過去は、父親は単身赴任で何時も家に居らず、母親は酒が入ると音がすると機嫌が悪くなる酒乱というネグレクト環境で育つ、
そんな母親を刺激しないように、自室で一人静かにスマホでネットをする事を延々とした結果、引き籠り癖はその時に出来たと本人は語っている。
……だが、その話はかなり昔の事であり、中学生になった時には家庭環境を見兼ねた大家に引き取られた経緯を持つ。
同類だと思ってヒキねこを慰めていたヤクねこだったが、自分より恵まれた環境だった事を知って普通に怒った。
刻ねこ
空間を引き裂き唐突に現れる謎多き獣人。名前の通りに時間を操作する異能を持つという、本作でも一番のオカルト存在。
格闘ゲームで接戦に勝って良い気分だったハメねこに、別の時間軸の負けてキレ散らかすハメねこの姿を見せたり、
素のツッコミ以外では壊滅的なお笑いセンスのカンサイねこに、主観時間で10年間もギャグの構想をさせるが、
いざ披露したそれが滑ったのを見たのを見ながら、お菓子を食いつつ笑うなど性根は悪い方。
他の短所として、絵が壊滅的に下手であり、おちんぽ達郎で遊ぼうとした時にはその下手な絵をネタにされて大笑いされ、
普段の調子が嘘のようにイジける姿を見せている。
【用語設定】
・獣人
本作のテーマとなる異種族。
この世界はほぼ現実の日本と同一だが、獣人という種族が存在する前提で社会制度が整備されている。
獣人と呼ばれているが、いわゆる猫耳キャラのようなヒトであり猫以外の動物要素がある獣人は確認されていない。
普通の猫も存在していてそっちは現実世界の猫と同様の扱い。
物語のメインに出る獣人はやべえ性格の奴らが多いが、それは種族的特性なのか単に個体としての性質なのかは不明。
生物学的な特徴は頭に猫耳が、尻から尻尾が生えているがそれ以外は人間と同一である。(人間の耳は付いていない)
瞬発力などの一部の身体能力は人間以上に高く、それ以外の特徴は人間と同様で欠点らしい欠点はなく
普通の人間だったらとっくに死んでそうなレベルで喫煙や薬物や酒の摂取をしても要注意で済む程度には肉体も頑強らしい。
チョコや玉ねぎといった現実の猫には猛毒な食物も平気で食うそれを言ったらタバコや酒の方がヤバいしな
非喫煙者もいるのだが獣人全体で見れば概ねタバコを好むようで獣人を集めたければタバコを用意するのがセオリー。
ただし狂獣病という病気が存在し、適切に予防薬を飲めば防げるが怠って発病した場合は問答無用で保健所が殺処分する制度になっている。
寿命も比較的長く、加齢しても外観は老けにくいためヤニねこの母親や更に年配の獣人も「お姉さん」で通りそうな外観である。
獣人と人間との間で子供を作ると必ず獣人として産まれてくる。
あれ?…こいつら完全に人間の上位互換じゃね?
かつて獣人にとって何か記念すべきことが起きたらしくその2月22日を「獣人の日」と定めて毎年獣人のためのイベントを全国で行なっている。
差別対象として長らく扱われていた時代があったらしく、
少し古い人生ゲームで遊んでいた時には獣人は弁護士も教師にもなれず、獣人と結婚する場合にはガチ差別すぎる宣誓をしたり、
昔を描いた絵巻を見ると、人間の鉄砲隊は柵の向こうに居るのに、獣人は竹槍or素手で敵陣地に突撃させられてたり、
なんなら、エロ下着を褒美として贈られて性的な玩具として扱われていた事実などがある。
知能も知能で、複数作家で設定がブレてる影響か、足し算すらまともに出来ないアホ獣人がゴロゴロいるなど。
全体から見ると、むしろヤニねこはまともな方じゃないかという疑惑がある。
・にゃがみ原市
本作の舞台となっている地域の名前。
正確には
神奈川県にゃがみ原市特別獣人指定S区。
隣町の名前が「町田」なので間違いなく相模原市がモデルだろう。
獣人に配慮しているのかは不明だが現実の相模原と違って喫煙の条件がかなりゆるく
歩きタバコ可能エリアや公共場所での喫煙可能場所がかなり多い。
というか猫人間がいる世界の漫画だから相模原市をそう読み替えただけじゃね?と思うところだが
作中に登場する「あえて昭和の世界観を再現した『獣人生ゲーム』」では
プレイヤー種族で獣人を選ぶと職業制限や難易度がやたら厳しいゲームバランスになっており
ゲームの舞台の地域が「Machida」と「Sa……」になっている。
もしかしてこの世界って
昔は獣人にもっと過酷な差別が敷かれてて、
現代は解消されたけど
その時に相模原市をにゃがみ原市に改称したんじゃね?と推定できてしまう。
現在のにゃがみ原では獣人たちはみんな楽しく生き生きと暮らしているが特別指定区という名称を考えると…?
【余談】
Web上でバズって有名になったという経緯からか過剰なアンチ発言などが飛び交ったらしく
一部は看過できないレベルだったようで作者と出版社が協議の上そういう対象には法的措置を取ることを表明した。
みんなも意見や感想を書くつもりで限度を越えないように気をつけよう。
好き勝手にクズムーブしていいのはにゃー達だけにゃ。
追記・修正したいならにゃーにタバコをおごるにゃ。
- 作者の「にゃんにゃんファクトリー」の一人はおさとう氏。そう、あのスラッとした長い脚でシュールなことをする「おさとうゆっくり」という珍生物を描いてたあの人。 -- 名無しさん (2023-12-19 10:32:11)
- 夜眠れない時や電車の移動時間に丁度いい漫画。あとこういう人外当たり前の世界観は個人的に大好きなので、末永く続いて欲しい。アニメ化は……流石に無理か -- 名無しさん (2023-12-19 12:01:18)
- みなみけの他にも最近はみょーちゃん先生もキラキラしてるし…いやしてるかなこれ -- 名無しさん (2023-12-19 12:41:28)
- ↑2 -- 名無しさん (2023-12-19 15:04:59)
- 書き込みミス。令和のラブやんだった…? -- 名無しさん (2023-12-19 15:05:16)
- ネタの真偽はさておき綺麗好きなカンサイがヤニねこのマ◯コの匂いを確認するシチュエーションが気になる -- 名無しさん (2023-12-19 15:10:29)
- 獣人が人間の上位互換なのはなんとなくウマ娘を連想した -- 名無しさん (2023-12-19 15:41:04)
- 可愛ければ多少のクズさは許されるのでお得ですねとパラレルパラダイスの岡本倫先生が言ってたね -- 名無しさん (2023-12-19 18:52:33)
- 依存性のある物品に弱いとかカジートかな? -- 名無しさん (2023-12-19 18:52:49)
- ↑同じヤンマガ連載者としても作風的にも説得力が凄い -- 名無しさん (2023-12-19 18:55:14)
- 主人公の一部文章のリンクがねずみ男に繋がってて草 -- 名無しさん (2023-12-19 19:47:35)
- ニュースのコメンテーターが思いっきり差別発言してたり警官がヤニねことマンカスのこと「ペットと飼い主」として取り扱ってたり中々人種問題は根深そうな世界観 -- 名無しさん (2023-12-19 22:15:24)
- 外見以外の全てがカスなのに外見だけでかなり許せて笑えるのずりいわ、笑えねえネタだったら不快の方が勝るだろうけど -- 名無しさん (2023-12-19 23:07:29)
- ↑2 まあ、あんな性格の連中だらけと一緒の世界と考えればそうもなろうちゃなるわな -- 名無しさん (2023-12-19 23:15:08)
- 今思えばヤニとかアルとか襲えちゃいそうな隙がある子には臭い属性付けてるのか -- 名無しさん (2023-12-19 23:46:55)
- 大家さんが使ってるアレ、ケ○夫人というか犬型獣人っぽいけど存在するのかな?御神体(だっけ?)を見るに猫型獣人しかいなさそうだけど -- 名無しさん (2023-12-20 06:04:25)
- 知能面では人間より低い奴が多数な感じなので、完全な上位互換ってわけでもない -- 名無しさん (2023-12-20 09:05:56)
- 正直顔が良ければ色んなことがなんとかなりやすいと思ってるけど、それでもなんともならない様を見られる良い漫画 -- 名無しさん (2023-12-20 11:11:20)
- 大家さんヤクねこの就職見つけてやろうとしたりペンペンねこに駐車場でいいならいてもいいって言ってやったり性癖以外は本当にいい人なんだよなあ -- 名無しさん (2023-12-20 13:04:50)
- 陵辱エロ漫画描いてるんだから言葉の意味知らない訳ないのにマンカス呼ばわりされて気にしないおちんぽ先生は心が広いな -- 名無しさん (2023-12-20 13:35:29)
- 単行本売り上げ10万部突破おめでとう! -- 名無しさん (2023-12-24 22:41:04)
- ルンペン猫可愛いよ -- 名無しさん (2024-02-09 11:38:21)
- 静江の項目無いんだな -- 名無しさん (2024-07-28 13:41:57)
- 町田でも「町田に喫煙者と獣人は不要」と書かれたタテカン置かれてたり、ヤニねこが「路上喫煙したらいきなり殴られるニャ」ってボヤいてた しかも市長が獣人用喫煙所を見て「まるごと落とす落とし穴に出来ねぇかなぁ」みたいな事を考えてニヤついてたりも… -- 名無しさん (2024-10-18 13:58:11)
- ↑×3 ペンペン可愛いですね。 -- 名無しさん (2025-01-16 19:12:05)
- ペンペンの正体は何か納得出来た。あのドスケベな身体と、文明から抜け切れない所とか。 -- 名無しさん (2025-02-27 22:54:51)
- ↑みんな見た目は良いけど性格に難のある娘が多い気がする。特に一番好きなペンペンが。 -- 名無しさん (2025-03-11 18:37:14)
- 大家さんがちゃんと発情するが至って紳士的なのが良い 完全に竿役な見た目なのに -- 名無しさん (2025-03-12 23:26:46)
最終更新:2025年03月26日 19:03