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ちゃおホラー

登録日:2026/07/12 Sun 20:55:00
更新日:2026/08/08 Sat 20:29:12
所要時間:約 154 分で読めます




『ちゃおホラー』とは女子小学生向け漫画雑誌ちゃおのホラーレーベルのこと。

ちゃおに掲載された、読み切りを中心としたホラー作品がこのレーベルにまとめられる。
普通のちゃお作品は『ちゃおフラワーコミックス』に収録される。
対してちゃおのホラー作品は『ちゃおホラーフラワーコミックス』に収録されるのである。

ちゃおにおけるレーベルはこの2つしかない。レーベルだけで言えば、ちゃお作品は「ホラーかそれ以外か」で区分されることとなる。


【特色】

◆作風など

表現の幅が広いなんでもありのホラーとして知られている。
基本的に怖ければ何をしてもよくあの手この手でちゃおっ娘(ちゃおの読者のこと)を怖がらせようとする。
ちゃおホラーにおいて、可憐な美少女が血みどろで死ぬのはよくあること。まあ、可憐な美少女が血みどろで人を殺すのもよくあることなんだが……。
「ホラーっていってもあの『ちゃお』シリーズなんだから、どうせちょっとホラー風味が入ったラブコメでしょ?」と侮っていたら間違いなく度肝を抜かれる。

ホラー描写はバリエーションがかなり広く刺激的な表現も多い。
流血・暴力描写はデフォルトで搭載されている。というかむしろない方が珍しいというレベル。
五体満足で死ねたらマシみたいなところがあり、焼死体・ミイラ・腐乱死体などさまざまな方法で死んでいく。美少女が無数のGに食い殺されたという回もある。
死体以外にもホラー描写はえげつなく、カブトムシやヒキガエルなど女の子が嫌いそうなものをリアルに描くことに心血を注ぐ先生もいらっしゃる。

ストーリー面についても様々な形でちゃおっ娘を怖がらせようとしてきた。
王道の幽霊モノから、ひたすらに話の通じないサイコパスが怖い話、心理的に不気味で嫌な気分になる話など個性豊かである。
ストーリーについてはえげつなく救いがないことが特徴としてあげられる。理不尽さに定評があり善人ほど死にやすい世界である。ページがまだ残っているのに主人公が明るく話をまとめようとしていたら、残りのページでどんでん返しでバッドエンドになる類の死亡フラグだと思っていい。
主人公が善人とは限らず、怪異よりコイツの方が狂っているみたいなことになるのもしばしば。その他、カニバリズム世界は核の炎で包まれたなどバリエーションは非常に豊か。

ただ本当に何でもありで描けるわけではなく内容については編集からある程度チェックが入るらしい。
例えば福永まこ先生は『人間双六』というホラーを執筆した際「打ち首になるはずのシーンが火あぶりの刑に変更になった」と語っている*1
実際ちゃおホラーにおいて人間が消し炭になることはそう珍しくない。

また、本当にすべての話がえげつないホラーということわけでもない。
そこまで怖くなく緩く進んでいくタイプのホラーもあるし、ハッピーエンドで終わるホラーもある。
ただし緩い話が続いたところで本当に怖い話が来るのもよくあること。

2002年に誕生し、それから長い時をかけて多くのちゃおっ娘に絶望とトラウマを刻んだのがちゃおホラーである。

◆掲載される媒体

ちゃおホラー作品は基本ちゃお系列の雑誌に掲載されその後単行本収録という形になる。
主にちゃおホラーが掲載される媒体としては、
  • ちゃおの増刊号である『ちゃおデラックス』
  • ちゃおデラックスのさらにホラー特化増刊号の『ちゃおデラックスホラー』
  • Web版ちゃおこと『ちゃおプラス』(旧『ちゃおコミ』)
  • 忘れちゃいけない『ちゃお本誌』
というように分けられる。

90年代から00年代にかけてよく掲載されていたのはちゃおデラックス
ちゃおデラックスはちゃおの増刊号として『本誌より大人向けの連載』『本誌作品の番外編』『読み切り作品』の三軸が掲載されている。
ちゃおホラーは大半が読み切り作品であるのでよくちゃおデラックスに掲載されていた。特に夏に発売された号はは読み切りが全てホラー作品ということもあった。
ちゃおデラックスホラーに役割をバトンタッチするまでちゃおホラーの集まりといえばちゃおデラックスだった。

最もホラーが掲載されていたであろうのがちゃおデラックスホラー
2009年から創刊されたホラー専門のちゃお増刊号である。わざわざホラー専門の雑誌を作ってしまうのがちゃおである。
雑誌に収録されている全ての作品がホラーであるというのが最大のウリ(ギャグホラーや恋愛ホラーもあるが)。特集を組んだり雑誌ごとにホラージャンルを統一したりバラエティあふれるホラー漫画雑誌となっていた。
2021年に廃刊になるまで多くのホラーを掲載し続けた。

2020年代の掲載媒体となっているのがちゃおプラス
新しく開設されたWeb版ちゃお。主な内容は『ポイントを使用した過去作品のレンタル』『ちゃおプラス独自の連載作品』『読み切り作品』など。
ちゃお系列の増刊号が20年代に全て廃刊になったので、最近はWeb版ちゃおデラックスのような扱いである*2
そのような属性であるため定期的にちゃおホラーを掲載している。21年から24年にかけては夏に決まって新作ホラー特集企画を行っていた。
気になる人はちゃおプラス公式ページの『ホラー・ミステリー』でタグ検索しよう。

そして忘れちゃいけないちゃお本誌
ちゃお本誌はご存じの通り毎月3日に発売される日本一売れている少女漫画誌のことである。数は少ないものの夏などにホラー読み切りが掲載されることがあった。

それ以外にも小学館の女性向け漫画誌に掲載されたホラー漫画がちゃおホラーコミックスに収録されることがある。

◆単行本について

雑誌に掲載されたホラー作品はその後単行本に収録されることとなる。
上述の通りちゃおにはホラー専門のレーベルである『ちゃおホラーフラワーコミックス』がある。

単行本の種類は大きく分けて、短編集ものとシリーズもの。

短編集ものは複数作家のホラー読み切りが収録された単行本であり所謂アンソロジー形式。
1冊につき収録話数は4から8本くらい。「動物」や「童話」など何らかのテーマが決まっていることが多い。
普通はちゃお雑誌からの収録だが時折単行本描き下ろしホラーが収録されることもあるので見逃せない。
基本は複数作家によるアンソロジーが大半。しかし一冊丸々人気のある先生ひとりの作品を収録した『ホラーセレクション』が発売されることもある。

もうひとつがシリーズもの。
『ショコラの魔法』や『ブラックアリス』といった、シリーズ連載作品ものがちゃおホラーには含まれている。そういった作品を単独で収録している単行本。
こちらはレーベルがちゃおホラーになっていること以外は、普通のちゃおコミックスと変わりはない。

◆ちゃおホラー作家

ちゃおホラーを執筆する作家陣について大きな特徴は、大半が本誌も兼任していること。
つまり普段本誌で少女漫画を描いている人がホラー企画の際にホラー漫画を描いている。実質ホラー専門の漫画家もいらっしゃるが数はかなり少ない。
なのでちゃお漫画家は少女漫画とホラー漫画の両方のジャンルを描けるようになっていることが多い。「今回ホラー初挑戦です!」と言っていた作家がいつの間にかホラーが上達していく様を見るのもちゃおの醍醐味。

特に2010年以降は新人漫画家はホラーを良く描く傾向になる。
その理由はちゃおの独特の連載システムによるもの。ちゃおはジャンプなどとは逆に、ひとつの連載につき何回で最終回を迎えるか先に決めることが多い。前作のアンケート結果を基に次の作品の長さを決めるというスタンス。
そのため新人ちゃお作家の基本的な進路は増刊号で読み切りを掲載→アンケート結果が良ければ1巻完結の漫画を連載→それも人気が出ればさらに長い連載というようになる。
そのシステム上、新人作家は読み切りホラーをとにかく描くことになるのである。

なお本誌とホラーを兼任するためよく起きるのが、本誌と作風が違いすぎるという問題。
「何故本誌で美しいドラマを描いていた○○先生がこんなどす黒いホラーを……?」ということになってしまうのである。
ちゃおには、かわいいたまごっちと不気味なヒキガエルという両極端なものを上手に描けるのが持ち味という先生もいらっしゃる(かがり淳子先生)。
ギャグ漫画家のホラーは怖いはちゃおホラーのお約束。「実は怖い話が苦手でして……」と言っている先生に限ってやたら怖いのもお約束。
ちゃおっ娘への気遣いか、意図的に本誌と絵柄を変えている先生もいらっしゃる。逆にそれが怖いという例もある。

…最も小学館全体で言えば、大人向けのガチホラーやブラックユーモアと『ドラえもん』を描き分けていた藤子・F・不二雄の前例がある*3ため、このへんは単純に「社風として両方やってみませんか?の提案を成功させるのがうまい」のかもしれない。そうだったらそれはそれで怖いけど。

【歴史】

◆ちゃおホラー誕生前

レーベルとしてのちゃおホラーコミックスが誕生するのは2002年のことだが、それ以前からちゃおではホラーが盛んだった。
例えば長編作品では、80年代後半に心霊漫画『陵子の心霊事件簿』(篠原千絵)が連載されていた。

90年代前後に短編ホラーを掲載していたのが、上述の通り増刊号のちゃおデラックス。
当時ちゃおデラックスは年4回発刊されていた(最終的には隔月発刊)。その中でも夏に発売されたものは『コワ~イ増刊号』と銘打たれホラー中心の内容となった。
また、1998年におおばやしみゆき先生が過去のホラー読み切りのみを収録した短編集『私が見ている』を発売している(レーベルは普通のちゃおコミックス。)。



◆ちゃおホラー誕生

このようにホラーをひとつの人気ジャンルとしていたちゃお。
そして2002年、ちゃおからホラー特化の新レーベル『ちゃおホラーフラワーコミックス』が創刊されることになる。
初のコミックスは『眠れぬ夜の物語』『鬼面羅』の2冊が同時発売。
ちゃおデラックス2002年夏の増刊号の宣伝では今まで単行本未収録だった作品が読めることを強調していた。もしかしたら、「ホラーは人気が高いが読み切り故に単行本収録されにくい」というのがちゃおホラーの生まれた理由なのかもしれない。

その後ゼロ年代前半はおよそ1年に1冊単位でちゃおホラーコミックスが発売される。
変わらずちゃおデラックスでは夏にホラー読み切り特集やっており、前の夏のホラー作品がちゃおホラーコミックスに収録され発売という形だった。

だがゼロ年代後半からどのちゃおデラックスの号でもホラーが掲載されることになる。
夏に集中してホラーが掲載されることは変わりないが、どの季節でも1本ホラーが入っていることは珍しくなくなった。こうしてちゃおではオールシーズンでホラーを楽しめるようになったのだった。

◆ちゃおデラックスホラー誕生

2009年にちゃおデラックスのホラー特化増刊であるちゃおデラックスホラーが発売される。創刊号では「ムー」のメインライターである並木伸一郎氏を招いたオカルト特集が組まれた。

ちゃおデラックスホラーが発売したことにより、この時期のちゃおっ娘は年に1~2冊でひとつの雑誌で30本以上の読み切りホラーが読めるという状況だった。
「ちゃおホラーコミックスは夏に発売する」というルールも撤廃され、むしろ春夏秋冬で発売されていく。12月31日に発売されたこともあった。
雑誌収録数が増えたことでちゃおホラーの単行本もどんどん数を増やしていく。なんとこの時期は50冊近いホラーアンソロジーが発売されており、ちゃおホラー全体の7割程度となる。

それ以外でもメディア化が盛んだった時期。例えば「栖川マキの最凶都市伝説」はミニドラマ化されているし『ブラックアリス』『人間回収車』はミニアニメ化・小説化している。ちゃおホラーの顔である『ショコラの魔法』に至っては実写映画化まで果たす快挙であった。

このようにちゃおデラックスホラー創刊を期にどんどんホラーとして出来ることを探していた時期であった。

◆ちゃおデラックスホラー廃刊とその後

2021年1月号を持ってちゃおデラックスホラーは廃刊される。
所謂サイレント休刊であり公式からの声明は出ていない。というか、ちゃお公式サイトが2023年にリニューアルされるまで、「発売予定のちゃお」に2021年1月号が載り続けていた。
さらに2024年には親元となるちゃおデラックスも事実上の廃刊をしたため復活は難しいと考えられる。

代わりにこの頃からホラーを掲載するようになったのがWEB版ちゃおこと『ちゃおプラス』。
ネット媒体ということもあってか今まで以上にえがつないホラーが掲載されることもある。有名な『笑顔の世界』もここが初出。
毎年夏にはホラー特集として何本か新作が掲載される。

ちゃおホラーコミックスの発売は以前と比べ少なくなっている。
ホラーアンソロジーに至っては2022年に発売された『令和 学校の怪談』が現状最後の単行本。
さらに2025年は長期ホラーシリーズの『ショコラの魔法』と『ブラックアリス』両方が長期休載に入ったため、2025年に発売されたちゃおホラーコミックスはゼロである。
また、2021年に「ちゃおホラーticktok」公式チャンネルがアップされたが動画は10本程度で止まっている。

しかしすべてが終わったというわけではなくぽつぽつホラーは描かれている。
2025年にはコロコロとちゃおがコラボした『コロちゃお』が発刊されたが、その中でホラー特化の作品は「コロちゃおホラー」という新レーベルになるとアナウンスされている。
これからのちゃおホラーに期待である。

【主なちゃおホラー作家】

※ものすごく人数が多いため、有名な作家に絞ります。

◇ホラーセレクション持ち作家

◆牧原若菜

ちゃおでも珍しく実質ホラー専属作家。2002年にちゃおでデビューし、2005年の「宿借りの女」からホラーを描き始める。
ホラーセレクションは「戦慄! おおぐち女」「誰かに話したくなる怖い話」がある他、連載作品として「戦慄! フラワーマーケット」がある。
ちゃおの中でも高い作品数と長いホラー歴を持つ先生。そのこともあり、やはりちゃおホラーといえばこの人というちゃおっ娘も多いのではないだろうか。
逆にちゃお本誌では初期に時折読み切りを描いたくらい。何故かちゃお版『金色のガッシュベル』の作画をしていたことがある。

特徴的なのはやはり絵柄だろう。往年の昭和ホラー漫画と少女漫画を足して二で割ったような絵柄をしている。
基本的にはキャラクターの等身は低くデフォルメチックなかわいらしいイラストで話が進んでいく(実は初期は等身が高かった)。『あさりちゃん』や『こっちむいて!みい子』などをイメージすれば大体あっている。
しかしホラーシーンになると妙にホラーチックな斜線が増えて絵柄がどんどんおどろおどろしくなっていく。こちらは『恐怖新聞』とかだと思ってもらえれば大体あっている。斜線は増えていくがキャラクターは変わらずデフォルメチックで可愛らしいままなので恐ろしい。
斜線が多く絵柄が写実的になっていくこともあり、女の子が嫌いそうなものを生々しく描くのが得意。オウムにカブトムシにクモ、果てはお岩さんといった様々な気持ち悪いものを描いてきた。
またおどろおどろしい絵柄もあって狂気的でインパクトのある人間の表情もよく描いている。読者が一瞬理解できなくなるような人間の狂気もお手の物。
一方で絵面が怖いことは間違いないものの、(恐らく狙ってやってるのだろうが)シュールでギャグチックな様相になってしまいシリアスな笑いと化していることがあるのも特徴。
そのためかコタツ、朝顔、慣用句といった一見ホラーに向かないような題材を用いることが多い。というか、デビュー作がヤドカリだし。よくネタにされる画像「横にしか歩けないの…!?」もこの人の作品が出自である。
このような視覚的にインパクトのある絵柄が特徴的なホラー漫画家。

◆坂元勲

牧原先生と同じくホラー専属作家。ちゃおで少女漫画を描いたことはあまりない。
90年代に小学館系列の少女漫画でデビュー。その後ゼロ年代後半にちゃおに移籍し代表的なホラー作家となる。
なお名前通りちゃおでは珍しい男性作家。その影響か初期は絵が固かった。だが慣れてきたのか徐々に丸っこくてかわいい女の子も増えてきている。中年男性を描かせると素が出る
ホラーセレクションは『あけまして、ご愁傷様です』『闇芝居』のコミカライズも描いている。

作風として多いのは日常に侵食する奇妙な怪異。具体的には、
  • 大晦日に必ず誰かが血を吐いて死ぬ街(あけまして、ご愁傷様です)
  • 転ぶと心が別人になってしまう道路(ワタシは誰?)
  • 毎日幽霊が屋上から飛び降りる学校(彼女は毎日飛び降りる)
などなど。作中では半ば日常の一部として扱われる。何故そのような怪異が起きるかまでは解き明かされることが多いものの、結局怪異は消えることなくその後も日常に残り続けることが多い。
嚙み砕いて言うと「ちゃお版SCP」。もしくは「岸辺露伴が好きそうな事件」。

またそれ以外では人間心理の恐ろしさを描いている。主人公の言動がどんどんバグっていく「私は笑ちゃん」や現実でも起きうる犯罪を描いた「帰れません」など。
むしろ上述の怪異も紐解いていけば人間の負の感情が巡り巡って怪異の形をとってしまったというケースになりがち。本質的に描きたいのはそちらなのかもしれない。
それ以外だと、編集に「坂元先生の作品いつも人が飛び降りてますよね!」と言われたとか。

◆今井康絵

ゼロ年代におけるちゃおホラーの功績者のひとり。ホラーセレクション集はちゃお作家最多の4冊。

元々今井先生は90年代を中心に活躍していた少女漫画家。
連載・読み切り問わず様々な少女漫画を執筆しておりこの時期の人気作家のひとりであった。特にモデルをテーマとした『シンデレラコレクション』はこれを読んで本当にモデルを目指す人もいたというほどでありちゃおっ娘に与えた影響は計り知れない。
なおこの時期はあまりホラーと縁がなく、90年代のホラー読み切りなどにはほぼ参加していない。

王道少女漫画家であった今井先生だが2000年代半ばからホラー作家に転向する。
最後の連載作品『くるりんぱっ!』以降は、ちゃお本誌を離れちゃおデラックスでのホラー漫画執筆中心となる。そこからホラー執筆数を増やしていき、ゼロ年代後半はちゃおデラックスほぼ全ての号でホラーを掲載した。
そうしてホラーセレクションがちゃお作家最多の4冊となる。さらにちゃおデラックスホラー創刊号では表紙イラストを任されている。
このように王道少女漫画家から少女ホラー漫画家と大胆な方向転換を遂げることとなった。
おそらく90年代のちゃおっ娘に「今井先生といえばホラー」と言っても誰も信じてくれないだろう。

作風は何でもありのオールラウンダー。ホラーを多数執筆していることもあり、オカルトにサスペンスにSFと大体の物を書いている。
強いて言うならばよく世界が滅ぶ。話のスケールが大きくなりがちであり定期的に世界が滅ぶ。「私の中に悪魔がいる」というホラーセレクションに至っては6作中3作で世界が滅ぶ
間違いなく素晴らしいちゃおホラー作家である。しかしいじめられっ子が百貫デブになって復讐する『肉のヨロイ』をはじめとして妙にシュールな話が多く、ネットではネタにされがち。

◆かがり淳子

ちゃおホラーのパイオニア。ゼロ年代のちゃおホラーを盛り上げた功績者のひとり。
ホラーセレクションは『恐怖! ヒキガエルの呪い』

元々は1999年にちゃおでデビューした先生。当時はそこまでホラーに積極的ではなかったが、2000年代のちゃおホラーブームに魅入られたのかそこから執筆数を増やしていく。
ゼロ年代の夏のちゃおデラックスといえばかがり先生のホラーと言っても過言ではないだろう。そうして『恐怖! ヒキガエルの呪い』を出版し、ちゃおホラーでは初のホラーセレクション持ちの作者となった。
それらの功績からか、ちゃお2009年7月号でのちゃおデラックスホラー予告ページでは「ちゃおホラーのパイオニア!」と評されている。

作風として最も多いのは女の子が嫌いそうなもの。
ヒキガエル、ダンゴムシ、ワカメ、マッシュルームなど不気味で女の子があまり触りたくないものを積極的にホラーの題材にする。さらに画風についても牧原先生とは違う意味で生々しくリアリティのある作画となっている。
それ以外に明らかにこの世のものではなさそうな死んだ目の人間を描くのも得意。

そしてかがり先生を語るうえで欠かせないのがたまごっちだろう。
何とかがり先生はちゃおホラーを執筆する傍らたまごっちのコミカライズ作品『あっちこっち たまごっちタウン』を連載していたのである。たまごっちは2005年から2009年までで、ホラーは2003年から2011年まででほぼ被っている。
そのため昼にたまごっちを描き夜にヒキガエルを描くプロフェッショナルな描き分けをしていたことになる。

◆まいた菜穂

ちゃお本誌におけるエース作家。代表作は2010年代のちゃおの看板作品こと『12歳』。ホラーセレクションは『さよならエレベーター』『身近で起きた怖い話』『最後の晩餐』の3冊。

ちやお誌の中でも売れ筋の先生。思春期の子どもの恋心や友情を繊細かつリアルに描く作風によりちゃおっ娘たちから非常に高い人気を誇る。
代表作の『12歳』は特に人気を博し、2018年には第64回小学館漫画賞(児童向け部門)に輝くという名誉を受けている。
このように本誌では繊細な子供の心を丁寧に描く王道少女漫画家である。……本誌では

打って変わってちゃおホラーでのまいた先生は、後味の悪いオチが特徴。
グロテスクなクリーチャーなど視覚的なホラーを描くことはあまりない(無いとは言っていない)。代わりに人間の心の闇を描くことが多い。
嫉妬心や依存心といったこの年頃の子どもの心の負の面を生々しく描き、その感情の末に救いのない結末を迎えるのが主流である。このように人間の恐ろしさをホラーとして描いておりそれ故に後味が悪い。怪異も登場するがあくまで本題は人間の心という話になりがち。
時折美しい心を持った主人公が登場することもあるが大抵碌な目に遭わない。本誌であれば主人公になれたかもしれない気高い少女が理不尽を前に絶望するのを見るのもまいた先生のホラーの醍醐味。
このように繊細で甘酸っぱい少女の心を描いていた本誌とは対照的に、生々しい負の感情による後味の悪い話を描いている。
……本誌でキラキラした少女漫画を描いているまいた先生にホラーを描かせるとこうなるというのが一番のホラーな気がする。

しかし本誌エース作家ということもあってか、ごく稀に美しい感動ホラーを描くこともある*4

◆阿南まゆき

ホラーとミステリーの人。
代表作はちゃお本誌のミステリー漫画『ナゾトキ姫は名探偵』。ホラーセレクションは『ブラッディ・リリィ』

コツコツとホラーを書き続けている漫画家。初ホラー作の『ユリア』は意外と古く2005年のちゃおデラックスに掲載された。
その後も本誌と並行して定期的にホラーを描き続け、2013年にホラーセレクション『ブラッディ・リリィ』が発売される。さらに2012年から2014年にかけホラー連載作品『ルーファスの収集品』を連載している。
それ以外にもちゃおデラックスホラーにて短編ホラーを執筆し、近年もちゃおプラスにホラー作品が掲載されるなど、息の長い活躍を見せている。

本誌でミステリーを書いているためか意外な伏線・どんでん返しが描かれるのが特徴。またミステリー作家として様々な犯人を書いているためか、時折「そうはならんやろ」と言いたくなる高いフィジカルを持った一般人が登場する。
画力が高く、艶っぽい少女を描くことに定評がある。巨乳の黒髪ロングお姉さんを描かせればちゃおで右に出る者はいない。というより『ナゾトキ姫』でもそうだが、作者の性癖故か少女漫画にしては巨乳かつ無駄に露出度の高い女性をモブも含めやたら出しがち。

◆もりちかこ

ちゃおにおけるギャグの巨匠*5
本誌での代表作は『チャームエンジェル』『スパーク!!ララナギはりけ〜ん』など。ホラーセレクションは『禁歌』

時折ちゃおホラーを書いてくれる作家。
ちゃおホラー執筆自体はかなり古く、実は初のちゃおホラーコミックスである『眠れぬ夜の物語』に参加している。しかしその後は書いておらずその後のゼロ年代の執筆本数はゼロであった。
だがちゃおデラックスホラー創刊後何本かホラーを描き始める。それらがまとめられホラーセレクションの『禁歌』が発売されることに。その他にもちゃお版『妖怪ウォッチ』の作画もしている*6。が、コミックス発売後またホラーから離れている。……と、思ったら2025年からコロコロとちゃおの合同雑誌である『コロちゃお』にてホラー漫画『幽拐少女』を連載開始した。これからのホラーに期待である。
『逆鱗地帯』に『妖精マルティノのエッセンス』に『しもべ探しの神無』と人間の醜い部分をよく描く傾向にある。

◆久世みずき

ゼロ年代の王道少女漫画家のひとり。
代表作は『真代家こんぷれっくす!』。ホラーセレクションは『少女たちの恐怖童話』。2003年にデビューしてゼロ年代後半から10年代前半くらいまで本誌とホラーを兼任していた。

ちゃおの中でもホラーの絵柄に特徴のある先生。上述の通り本誌とホラーで絵柄を意図的に変える先生もいらっしゃるが、久世先生はその中でも顕著。
元々の久世先生の絵柄は少女漫画らしい華やかなもの。サラサラした髪の毛やキラキラして大きな瞳が特徴的。
しかしホラーでは一転して淡白な絵柄に。初期こそ本誌に近いものであったが、進むにつれて書き込みが少なく無機質なものになっていった。特にホラー代表作の『挟身』に至ってはベタとホワイトのみで画面が構成された不気味なものになっている。
それ以外にも視覚的に不安定な気分になるホラーが多い。出る雑誌を間違えたような怪物が登場する『真夜中のお茶会』やキャラデザが何故かカートゥーンになっている『天井』などなど。
本誌であれだけ描きこまれ輝いていた瞳は、ホラーでは黒一色で塗りつぶされている。

なお久世先生は2016年を持ってちゃおを引退し別誌に移籍した。だが2021年一時的にちゃおに里帰りし、過去作の番外編と新作ホラーを執筆してくれた。

◆福永まこ

ちゃおホラーゲスト作家だった人(過去形)。ホラーセレクションは『放課後デスゲーム』。微妙に立場がややこしい先生である。

元々はちゃおのお姉さん雑誌の『Sho-Comi』からのゲスト作家。そのため初めてちゃおデラックスホラーで執筆した際は『Sho-Comiスペシャルゲスト!』と煽り文が記されていた。
だが何故か次もさらに次の号のちゃおデラックスホラーにも参加。4作目にあたる「悪魔の何でもリサイクル」からは「スペシャルゲスト」という煽り文が無くなった。
その結果デビュー号の2013年3月号から最終号の21年1月号までの間で、15冊中14冊で執筆となった。ちゃおホラー作家で見てもかなり多い数字。
ややこしいことになったのはホラーセレクション『放課後デスゲーム』。レーベルこそ『Sho-Comi』名義であるのだが、収録作品6作中4作がちゃおデラックスホラー初出の作品である。
2021年からちゃおプラスで連載ホラー『4年1組』を連載開始。もはやちゃおホラーの人である。
このようにゲストだったはずがちゃおホラーに馴染んでしまったという先生。

ホラーの作風として多いのは「ルールのある怪異」。不思議なアイテムや奇妙なゲームなど怪異そのものに法則性があることが多い。そのルールの中で悪用しようとした主人公が足元すくわれたり理不尽な目に遭ったりする。

◆能登山けいこ

作品数が多い漫画家さんであり代表作は『終わる世界でキミに恋する』など。ホラーセレクションは『少女たちの秘密』

スポット的にホラーを描く人。
ちゃおデラックスホラーが創刊された2010年ころにホラーを描いていた。この頃は泣けるホラー路線であり当時の編集長に「ホラーを描いて心理描写を学べ!」と言われたらしい。
それからしばらくホラーを描いていなかったが10年代後半からまた描き始める。それらの作品がまとめられ『少女たちの秘密』が発売されることに。

よく描いているのは自分のことを少女漫画の主人公だと思っているサイコパス。
主人公が最も危険人物であり、やっていることは殺人や拷問などえげつないのだが、本人だけが自分の性格について無自覚。そのため数々の凄惨な行為が少女漫画風のモノローグと演出で描かれていく。そのギャップが怖さの要。
具体的な作品としては
  • 『鍵』(ストーカー・窃盗・不法侵入・殺人)
  • 『独裁少女』(独裁行為・殺人)
  • 『ファンサービス』(個人情報の悪用・不法侵入・殺人)
などなど。全て主人公が明確な殺意を持って人を殺している。
このスタンスのためか、オカルト要素が出てくると泣ける話になり、オカルト要素が出てこないとひたすら人間が怖いということになりがち。

◆岬かいり

近年のちゃおホラーにおける鬼才。『笑顔の世界』の人という通り名が伝わりやすい。ホラーセレクションは『笑顔の世界』

第83回新人コミック大賞「少女・女性の部」の佳作受賞者。2019年からちゃおに所属する。
最初は普通の新人少女マンガ家であった。ちゃおの新人はまず読み切りを書くことになるので、岬先生もホラー含めて様々な読み切りを書いていた。
様々なジャンルの読み切りを描く中で特にホラーに中心に描いていく。デビューしてから発売されたちゃおデラックスホラーは4冊だがそのうち3冊でホラーを執筆。さらにweb版ちゃおこと『ちゃおプラス』では10本近く描いている。

2023年にはかの有名な『笑顔の世界』を執筆。そのあまりにも倫理観のない内容から3300万超PVという異例の数字を叩きこんだ。
その後そちらを表題作としたホラーセレクション『笑顔の世界』が発売されることになる。さらに内容の苛烈さのためか、レーベルは「ちゃおホラー」ではなく「裏サンデー」名義となる*7
さらに岬先生自身は「本誌での長期連載経験がないまま、下積みのホラー読み切りだけでホラーセレクションが発売される」という、ちゃおの歴史を見ても極めてイレギュラーな出世を遂げた人物でもある。
現在はちゃおを離れ小学館系列でホラー漫画を執筆している。だがお盆になるとちゃおに里帰りして新作ホラーを執筆してちゃおっ娘を怖がらせて帰っていく。

そして繰り返しになるが、岬先生は元々は普通の新人ちゃお作家だった。つまりどういうことかというと、最初期は狂気の欠片も無いピュアな恋愛ラブコメも書いていたのである。

◇長期連載持ち作家

◆みづほ梨乃

『ショコラの魔法』の作者。……というかちゃおだと著作がほぼ『ショコラの魔法』である。
関西の方で妹をアシスタントとして漫画を描いている(ノベライズ版『ショコラの魔法』は妹さんが執筆)。

ゼロ年代にデビューしたちゃお漫画家のひとり。ひとつ前にたこ焼きをモチーフにした『たこ☆やきプリンセス』*8を描いたが、その次としてチョコレートをモチーフとして『ショコラの魔法』を描いたことになる。
元々はホラーの予定がなく、それ以前に2巻が出るかも怪しく、そもそも読み切りで終わる可能性もあった『ショコラの魔法』。だが本作はちゃおの中でも異例のメガヒット。
その結果
  • ちゃおでは10作品未満の20巻越えのシリーズ
  • 2020年時点で180万部突破
  • ノベライズ・アニメ・実写と一通りのメディア化
  • 小学館漫画賞児童部門受賞
  • フィンランドでは3作品しかないサイン会が開かれた日本漫画
と、ちゃおの中でやれることは大体やった人気作品となる。

◆泉道亜紀

『人間回収車』の作者。第63回新人コミック大賞「少女・女性の部」佳作受賞者*9
元々は普通の少女漫画家だったが様々な漫画を描く中、読み切りホラーのアイデアが出てこない→外で廃品回収車が走っている→人間回収車だ!という流れで描いた『人間回収車』が大ヒット。1話で終わるはずが全12巻のロングラン作品となる。

作風としては妙に現実的で生々しい話を書くことが多い。
SNSやいじめ問題といった現代社会の闇を描写している作品が多くある。よくある「人間が一番怖い」という言葉がこの人のホラーに出てきたことがあったが、女子高生がヤクザに誘拐される現場という説得力のあふれる場面であった。
泉道先生のホラーでは物理的に人間が死ぬことは多々あるが、社会的に死ぬことも多々ある。

◆なかむらさとみ

『ブラックアリス』の作者。もしくはおろかな人間とふしぎなアイテムの人。
10年代前半にデビューし当初はギャグ読み切りを書いていたが『みがわりアプリ』という作品が初ホラーに。そこから何作かホラーを描いていたが人気が出て、連載作品『ブラックアリス』を執筆することになった。

作風は分かりやすくおろかな人間と不思議なアイテム。むしろどちらも出ない方が珍しい。
所謂『謎の老婆』系列の不思議なアイテムが登場する。だがアイテムの所有者が大抵人間的に問題のある愚かな人間であることが多く、しかも先生の言葉を借りるなら「学年に1人はいそうな子」という妙に現実味のある嫌な子である。そんな子たちが調子に乗って破滅するという流れが最も多い。
シリーズ作品『ブラックアリス』を中心に読み切りホラーでもこの作風。不思議なアイテムが出なかったとしても主人公が愚かな人間であるホラーが多い。

◆栖川マキ

『栖川マキの恐怖学校伝説』の作者。おそらくちゃおで最も著者近影が有名な人。
ゼロ年代前半にデビューしそれから少女漫画とホラーを描いていた。その後実話系ホラー漫画『栖川マキの恐怖学校伝説』を描き始める。
それ以外にもちゃおの小説レーベル「ちゃおノベルス」で執筆するなど文筆業にも明るい。

◆春瀬花香

『ウェディングデスゲーム』の人。
10年代半ばにデビューしコツコツ漫画を描いていたが、4年目に初めてコミックス作品『脱出ゲーム』が発売される。
作風として多いのはデスゲーム。初コミックス、初連載、初長期作品すべてがデスゲームである(読み切りだとそれ以外も描いている)。
その中でも謎解き要素のあるデスゲームをよく執筆する。

◇その他作家

◆小室栄子

何故かホラーセレクションを所有していない先生。
ちゃお初のホラーアンソロジー『眠れぬ夜の物語』から最新のホラーアンソロジー『令和 学校の怪談』まで参加しているちゃおホラーの生き字引的存在。ホラー執筆数はかなりの数に及ぶ。

かがり先生や今井先生と同じく、90年代にデビューした組。当時は普通の少女漫画を描いていた。
その後『眠れぬ夜の物語』からホラー作品を描き始めるようになり、そこから実質的なホラー作家に転向していった。20数年間で着々とホラーを描いていき、最終的にちゃおホラーアンソロジーでは驚異の22冊参加となった。
なお2009年からはペンネームを「こむろえ〜こ」としているがホラー執筆の際は「小室栄子」に戻す。

長年ホラーを描いていることもありジャンルは多岐に渡る。強いて言うなら、人間的に問題のある悪人が制裁されるホラーが多く、定期的に語感のいい暴言が飛び出す。
  • 「トモタンがいるとわたしがこんなに引き立つ 友情なんてまったくないけどわたしの大切な親友なの」(口だけ女リターンズ)
  • 「親のクレジット番号暗記しててよかったあぁ」(殺人の館)
  • 「だって私は2人といるのは 2人が私より太っているからなのに」(虫のいいダイエット)

◆溝口涼子

2004年からちゃおホラーを描いている漫画家。高校生デビューした漫画家兼シンガーソングライターというちゃおでも珍しい経歴の持ち主。
ちゃおでの著作の大半がホラーもの。ちなみに『オシャレ魔女♥ラブandベリー』のコミカライズも担当している。

ホラーの際は淡白な絵柄になることが多い。その中で人間の心の不気味さを描いたサイコホラーや、カニバリズムなどグロテスクなものを描くことが多い。
心なしか、ちゃおホラー作家の中でも単行本描き下ろし作品が多い。ついでに単行本未収録作品も多い。

◆環方このみ

動物の人。代表作の「ねこ、はじめました」を中心に動物ものの漫画を良く描いている。
ちなみに「ねこ、はじめました」は小学館漫画賞2019年児童部門を受賞した。

よく描いているのがダークメルヘンもの。
童話をパロディしたホラーはちゃおの鉄板だがその中でもよく描いている。童話もののホラーアンソロジーコミックで何故かひとりで2本描いていたこともある。
みんながよく知っているあの童話の後日談や裏話という体でホラーが始まることが多い。原作の設定をうまいこと拾いつつホラーとしていくので「もしかしたら原作の裏でもあったかもしれない話」となっている。この人の世界観だと眠り姫はその危険性ゆえに封印された存在である。
それ以外だと「カイダンヘヨウコソ」や「さて最初からもう一度」などギミック性のあるホラーを描く。

◆姫川きらら

2008年から、ちゃおホラーの執筆を開始。

第1作目の「私の描いた天使」や第2作目の「親友ごっこ」のように主人公が成長する話もあれば「死神はささやく」「月光虫」「ケセランパサラン」のように孤独が災いして、主人公が死亡する話や「嘆きの人形」「死者からの電話」「死人の甦る学園」といった死別をテーマとした感動話と多彩。

2015年を最後にちゃおホラー及びちゃおでの活動を休止し、現在は花里ひかりのペンネームでティーンズラブ作品で活動中。

余談だが特撮好きでもあり、セシル名義でのPIXIVでは仮面ライダースーパー戦隊のイラストも見られる。

◆伊藤潤二

ちゃおデラックスホラーで先生の著作の「阿彌殻断層の怪」が掲載されたことになる。そのため理屈の上では伊藤順二先生も立派なちゃおホラー作家である。
それ以外だと岬かいり先生の『笑顔の世界』を絶賛していた。

【作品リスト】

◇シリーズ作品



◇ホラーセレクション



◇アンソロジーコミック



◇単行本未収録作品

ちゃおデラックスホラー2016年3月号以降は電子書籍で発売されているため読むのはかなり楽。






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最終更新:2026年08月08日 20:29

*1 『放課後デスゲーム』より

*2 実際ちゃおデラックス廃刊時の連載作品は全てちゃおプラスに移籍になった

*3 …と言ってもこれに関しては『怪物くん』『忍者ハットリくん』と『笑ゥせぇるすまん』を描き分けていたA先生の方が著名かもしれないし、『ドラえもん』でも後半期になるとブラックユーモア的な内容のエピソードがちょいちょい出てくるようになっている。もっとも「A先生は慣れてくるとゲストキャラの醜さに笑う余地が出る」「F先生はそういうのがない分本当に怖い」という意見もあるが…

*4 『さよならエレベーター』『夏祭りがおわるまで』『ゆうやけ階段』など

*5 ちゃおの広告に本当にそう書かれていた。なお読んだ本人は「私そういう位置づけだったの!??」とツッコんだ

*6 ギャグ色が強いのは同様だが、アニメ版や『コロコロコミック』版に比べるとある程度ギャグ系の少女漫画で一般的に想像されるような雰囲気に寄せた内容

*7 誤解のないように言っておくと、「過激すぎて本来の所属誌レーベルでは出せない作品の避難先」という意味は一切持っていない(同名のオンライン版兄弟誌に由来する)。その証拠に『ダンベル何キロ持てる?』がこのレーベル

*8 こちらもアニメ版「ショコラの魔法」の劇中作という特殊な形ではあるが一部がアニメ化されている

*9 一応、岬かいり先生の先輩にあたる

*10 一応「本人が最初からそれを覚悟して購入・喫食しており、実質的にはショコラと売買した時点で差し出しに同意済み」かつ「ショコラが追加でなにかしなくても、客が自らハッピーエンドに辿り着く公算が高い」に該当する場合には明らかにリカバリーが可能な範囲に限定することでポジティブな要素を奪うことはある(練習すれば元に戻る範囲で「技能」を貰う、など)

*11 珍しい例では、「能力の影響を受けず正々堂々を勝負する」力を得るためのチョコの代償として「この先勝負で不正が一切できなくなる」ようになったケースがある。客本人は卑怯なことが嫌いな性格なので実質代償無しも同然だった。

*12 全員最終回に至るまで本名は明らかになっていない

*13 ゼロではなく、アリスが明らかに悪意を持って虚偽の説明をしたことがある

*14 連載から2年間明確なハッピーエンドはなかった

*15 なお、コーンスープばかリ出た原因は作中では不明なまま終わる

*16 ペンネーム「kiry」である子が作中で普通に「桐花ちゃん」と呼ばれるなど

*17 明らかに主人公(=お便りを送ったちゃおっ娘)が死んでいるが結局どうなったか栖川先生が全力でぶん投げた回がある

*18 ある時期から「※この作品は、ちゃお読者等から寄せられた不思議な体験談ベースに、物語として再構成をしたフィクションです。」という注意書きが添えられるようになった

*19 ちゃおデラックス1998年8月掲載

*20 小学館の女性向け漫画配信サイト

*21 作中では一字伏せられている

*22 「リサイクリングアプリのご利用ありがとうございます!」という意味にしたいのなら、「Thank you for using Recycling app!」が正しい