3氷 文3 - Todarodes pacificus

文化祭（吹奏楽部）３年目・準備期間

吹奏楽部部長「僕たち吹奏楽部は、
　　　今年の文化祭で、
　　　”サード・ストーリー”を
　　　演奏することに決まりました。
氷室「コホン！
●●「あっ、氷室先生！
氷室「今年は君にとって最後の
　　　文化祭になる。
　　　……どうだ、納得のいく
　　　演奏はできそうか？
●●「はい！
氷室「よろしい。
　　　厳しい３年間の集大成だ。
　　　君が最後にやるべきことは、
　　　何だ？
●●「わたしがやるべきこと……
氷室「全身で音楽を楽しめ。
　　　すべてを出しきれ。
　　　Let's Blow！
　　　ぶっ放せ！
●●「はい！
　　　がんばります！！

文化祭（吹奏楽部）３年目

失敗

●●「大失敗……
　　　高校生活最後の
　　　演奏会なのに……
？？？「どうした？
●●「氷室先生……
　　　すみません。
　　　やっぱり、練習不足でした……
氷室「わたしもそう思う。
　　　それで……
　　　君はどうする？
●●「わたしは……
氷室「確かに今日の演奏は
　　　褒められたものではない。
　　　しかし、それでも
　　　音楽は素晴らしい……
氷室「私は君に、今、
　　　何かを学んで欲しい。
　　　しっかり
　　　今の気持ちを噛みしめろ。
氷室「そして明日からは、
　　　次の目標に向かって歩き出せ。
氷室「後悔のための時間は無い、
　　　あるのは、
　　　新たなチャレンジへの
　　　準備期間だけだ。
●●「……はい！
　　　最後まで、
　　　ありがとうございました！
●●（最後に失敗しちゃったけど、
　　　三年間、吹奏楽を続けて
　　　良かったな……）

成功

●●「やった！！
　　　高校生活最後の
　　　演奏会は大成功！！
？？？「コホン！
●●「あ、氷室先生！
氷室「ぶっ放したな？
●●「はい、ぶっ放しました！！
氷室「すばらしい。
　　　まさに、諸君の
　　　３年間の集大成だ。
氷室「本当によくやった。
　　　君は我が吹奏楽部の誇りだ。
●●「わたしが、ですか？
氷室「そうだ。
　　　部員たちがひとつに
　　　まとまったのは、やはり
　　　君がいたからだろう。
氷室「君が今後、吹奏楽を続けるか
　　　どうかは君次第だ。
氷室「しかし吹奏楽部での三年間は、
　　　きっとこれからの君の人生を
　　　豊かな物にしてくれる。
　　　そのことを忘れないでほしい。
●●「はい！
　　　三年間、
　　　ありがとうございました！
●●（三年間、吹奏楽を続けて
　　　本当に良かったな……）

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