Todarodes pacificus
ルコ 喫茶店友
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喫茶店三人会話(友情)
●●「……そういえば。
琉夏「ん?
琥一「なんだ?
琉夏「ん?
琥一「なんだ?
『好きな食べ物について』
●●「2人は、
好きな食べ物、違うよね?
琉夏「コウは肉食獣だから。
琥一「”獣”ってなんだ。
テメェなんか虫みてぇに
甘いもんばっかじゃねぇか。
琉夏「魚も喰うね。
琥一「威張んな、バカ。
●●「まあまあ。
ねぇ、じゃあいつも
夕ご飯はどうしてるの?
琉夏「夕ご飯って言うか、
なぁ?
琥一「まあ、
腹が減った時、な。
●●「じゃあ、好きな時間に、
好きなものばっかり?
琉夏「それは……なぁ?
琥一「まぁ……
大体、な。
●●「そんなこと続けてたら、
いつか病気になっちゃうよ!?
琉夏「それは大丈夫。
身体だけは丈夫だもんな?
琥一「まあな?
鍛え方が違うからよ。
●●(いつか後悔すると思う……)
好きな食べ物、違うよね?
琉夏「コウは肉食獣だから。
琥一「”獣”ってなんだ。
テメェなんか虫みてぇに
甘いもんばっかじゃねぇか。
琉夏「魚も喰うね。
琥一「威張んな、バカ。
●●「まあまあ。
ねぇ、じゃあいつも
夕ご飯はどうしてるの?
琉夏「夕ご飯って言うか、
なぁ?
琥一「まあ、
腹が減った時、な。
●●「じゃあ、好きな時間に、
好きなものばっかり?
琉夏「それは……なぁ?
琥一「まぁ……
大体、な。
●●「そんなこと続けてたら、
いつか病気になっちゃうよ!?
琉夏「それは大丈夫。
身体だけは丈夫だもんな?
琥一「まあな?
鍛え方が違うからよ。
●●(いつか後悔すると思う……)
『好きなスポーツについて』
●●「ねぇ、
2人でスポーツとか、
一緒にやらないの?
琥一「はぁ?
やんねーよ、気味悪い。
琉夏「コウが俺と一緒に
スポーツ……
無い、絵的に無い。
●●「でも、2人とも色いろ得意だから、
同じスポーツ
することもあるでしょ?
琥一「まあ、空手くらいか?
中坊まではな。
琉夏「組み手はよくやったな?
つーか、
道場で組まされたから。
●●「そっか……
空手ね。
他には?
琥一「あぁ……
あれはどうだ、
ボウリング。
琉夏「あぁ、通ったな。
やっぱ中坊の頃、
学校の帰りに。
●●「今は一緒にやらないの?
琥一「まあ、バイトで
生活に追われてるしよ。
琉夏「そういうこと。
コウ、負けっぱなしだしね。
琥一「はぁ?
誰がだコラ、泣かすぞ。
琉夏「上等だコラ。
●●「はいはい、ケンカしない!
●●(やっぱりこの2人、
仲がいいんだな……)
2人でスポーツとか、
一緒にやらないの?
琥一「はぁ?
やんねーよ、気味悪い。
琉夏「コウが俺と一緒に
スポーツ……
無い、絵的に無い。
●●「でも、2人とも色いろ得意だから、
同じスポーツ
することもあるでしょ?
琥一「まあ、空手くらいか?
中坊まではな。
琉夏「組み手はよくやったな?
つーか、
道場で組まされたから。
●●「そっか……
空手ね。
他には?
琥一「あぁ……
あれはどうだ、
ボウリング。
琉夏「あぁ、通ったな。
やっぱ中坊の頃、
学校の帰りに。
●●「今は一緒にやらないの?
琥一「まあ、バイトで
生活に追われてるしよ。
琉夏「そういうこと。
コウ、負けっぱなしだしね。
琥一「はぁ?
誰がだコラ、泣かすぞ。
琉夏「上等だコラ。
●●「はいはい、ケンカしない!
●●(やっぱりこの2人、
仲がいいんだな……)
『学校のことについて』
●●「ねぇ、
2人とも学校は、どう?
琥一「はぁ?
生活指導かよ。
琉夏「まあまあ。
そうだな……楽しいよ。
思ってたよりね。
●●「そっか。
よかった。
琥一「まあ、そうだな……
中学の頃と比べりゃ、
平和なもんだ。
●●「中学は、公立だっけ?
琉夏「そう。
ちょっとゴタゴタあって、
毎日ピリピリしてたから。
琥一「メンドクセーから
ずらかることにした。
で、はば学だ。
●●「そうだったんだ……
でも、もう今は
大丈夫だよね?
琉夏「……だよね?
琥一「こんなウルセーのが
始終くっついてたら、
そうそうバカできねぇだろ。
琉夏「そうだな。
●●「……ん?
わたしのこと?
琥一「さあな?
琉夏「褒めたんだよ、コウは。
”ありがとう”ってさ。
●●「うん……
じゃあ、よし。
2人とも学校は、どう?
琥一「はぁ?
生活指導かよ。
琉夏「まあまあ。
そうだな……楽しいよ。
思ってたよりね。
●●「そっか。
よかった。
琥一「まあ、そうだな……
中学の頃と比べりゃ、
平和なもんだ。
●●「中学は、公立だっけ?
琉夏「そう。
ちょっとゴタゴタあって、
毎日ピリピリしてたから。
琥一「メンドクセーから
ずらかることにした。
で、はば学だ。
●●「そうだったんだ……
でも、もう今は
大丈夫だよね?
琉夏「……だよね?
琥一「こんなウルセーのが
始終くっついてたら、
そうそうバカできねぇだろ。
琉夏「そうだな。
●●「……ん?
わたしのこと?
琥一「さあな?
琉夏「褒めたんだよ、コウは。
”ありがとう”ってさ。
●●「うん……
じゃあ、よし。
『お互いについて』
●●「一度聞きたかったんだけど、
男兄弟って、お互いのこと
どういう風に考えてるの?
琉夏「どうって言われても……
どう?
琥一「あぁ?
どうもこうも……
兄弟だろーが。
●●「そうじゃなくて
ライバル関係とか、
友達関係とか。
琉夏「あぁ、そういうアレか。
そうだな……
主従関係?
●●「主従関係!?
じゃあ、主はどっち?
琉夏「俺。
コウの物は俺の物、
俺の物も俺の物だから。
な?
琥一「ぶん殴るぞ?
琉夏「じゃあ、ボケとツッコミ。
俺、ツッコミ。
琥一「どう見てもボケだ、
テメェは。
琉夏「なんでやねーん!
琥一「ウルセー、
他の客に迷惑だろーが。
●●(本当に仲がいいんだな……)
男兄弟って、お互いのこと
どういう風に考えてるの?
琉夏「どうって言われても……
どう?
琥一「あぁ?
どうもこうも……
兄弟だろーが。
●●「そうじゃなくて
ライバル関係とか、
友達関係とか。
琉夏「あぁ、そういうアレか。
そうだな……
主従関係?
●●「主従関係!?
じゃあ、主はどっち?
琉夏「俺。
コウの物は俺の物、
俺の物も俺の物だから。
な?
琥一「ぶん殴るぞ?
琉夏「じゃあ、ボケとツッコミ。
俺、ツッコミ。
琥一「どう見てもボケだ、
テメェは。
琉夏「なんでやねーん!
琥一「ウルセー、
他の客に迷惑だろーが。
●●(本当に仲がいいんだな……)
『異性の好みについて』
●●「やっぱり、2人で
好きな女の子の話とか、
する?
琥一「はぁ?
しねーよ、
女じゃあるまいしよ。
琉夏「ないない。
●●「そっか……
じゃあ、お互いの
好きなタイプとか、
分からないんだ?
琥一「…………
琉夏「…………
●●「あれ?
琉夏「さて、と……
そろそろ行こうか?
琥一「そうだな、それがいいな?
●●(……あれ?)
好きな女の子の話とか、
する?
琥一「はぁ?
しねーよ、
女じゃあるまいしよ。
琉夏「ないない。
●●「そっか……
じゃあ、お互いの
好きなタイプとか、
分からないんだ?
琥一「…………
琉夏「…………
●●「あれ?
琉夏「さて、と……
そろそろ行こうか?
琥一「そうだな、それがいいな?
●●(……あれ?)
『女の子らしさについて』
●●「ねぇ、2人は、
女の子らしさって、
何だと思う?
琥一「メンドクセーな……
琉夏「どしたの?
●●「いつも一緒にいるんだから、
そういう価値観、
似るんじゃないかなって。
琉夏「そんなこと言ったら、
いつも一緒の女の子が……
なぁ?
琥一「あ?
おう、そうか。
いたいた、女らしいのが。
●●「……なに?
琉夏「いや、女らしいなって。
琥一「おう。
三歩下がってついて来るしな?
琉夏「そうそう。
言葉遣いも丁寧だし、
すぐ怒んないしな?
●●(ううっ……
ヤブヘビだったか)
女の子らしさって、
何だと思う?
琥一「メンドクセーな……
琉夏「どしたの?
●●「いつも一緒にいるんだから、
そういう価値観、
似るんじゃないかなって。
琉夏「そんなこと言ったら、
いつも一緒の女の子が……
なぁ?
琥一「あ?
おう、そうか。
いたいた、女らしいのが。
●●「……なに?
琉夏「いや、女らしいなって。
琥一「おう。
三歩下がってついて来るしな?
琉夏「そうそう。
言葉遣いも丁寧だし、
すぐ怒んないしな?
●●(ううっ……
ヤブヘビだったか)
『男の子同士の友情って』
●●「ねぇねえx、
兄弟の間でも、
男の友情って感じるもの?
琉夏「あぁ、友情ね……
えぇと、コウにパス。
琥一「あ?
なんだ、友情だ?
そんなもんオマエ……
ねーよ。
●●「無いの!?
琉夏「まあ、
一緒に育ってるから、
あんまりそういう風には
なぁ?
琥一「おぅ、
つーかオマエ、
気持ち悪ぃ質問すんな。
●●「でもさ、
2人はすごく仲がいいでしょ?
琉夏「そんなことないだろ。
なぁ、コウ?
琥一「そうだぞ?
何ならコイツ、
ぶん殴って見せるか?
●●(2人とも、
なんか照れてるみたい……)
兄弟の間でも、
男の友情って感じるもの?
琉夏「あぁ、友情ね……
えぇと、コウにパス。
琥一「あ?
なんだ、友情だ?
そんなもんオマエ……
ねーよ。
●●「無いの!?
琉夏「まあ、
一緒に育ってるから、
あんまりそういう風には
なぁ?
琥一「おぅ、
つーかオマエ、
気持ち悪ぃ質問すんな。
●●「でもさ、
2人はすごく仲がいいでしょ?
琉夏「そんなことないだろ。
なぁ、コウ?
琥一「そうだぞ?
何ならコイツ、
ぶん殴って見せるか?
●●(2人とも、
なんか照れてるみたい……)
『男女の友情って』
●●「ねぇ、
男女の友情って、
あるのかな?
琉夏「あるのかな、コウ?
琥一「メンドクセーからパス。
●●「じゃあ、
2人ともいつか結婚したら、
相手のお嫁さんとは、
友達になりたい?
琉夏「あぁ、そういうこと。
そういうことなら、
な、コウ?
琥一「メンドクセーからパス。
●●「もう……
よくわかんないなぁ。
琉夏「わかんない方がいいことも
あるんだ。
な、コウ?
琥一「メンドクセーからパス。
琉夏「じゃあ俺もパス。
●●(なんか、
はぐらかされちゃった……)
男女の友情って、
あるのかな?
琉夏「あるのかな、コウ?
琥一「メンドクセーからパス。
●●「じゃあ、
2人ともいつか結婚したら、
相手のお嫁さんとは、
友達になりたい?
琉夏「あぁ、そういうこと。
そういうことなら、
な、コウ?
琥一「メンドクセーからパス。
●●「もう……
よくわかんないなぁ。
琉夏「わかんない方がいいことも
あるんだ。
な、コウ?
琥一「メンドクセーからパス。
琉夏「じゃあ俺もパス。
●●(なんか、
はぐらかされちゃった……)
『恋してる?』
●●「ちょっと聞きたいんだけど、
いい?
琥一「ダメでも聞くんだろーが?
●●「そうなんだけど……
兄弟の間で相手が恋してたら、
わかっちゃうもの?
琉夏「俺、わかる。
琥一「ウソつけ。
琉夏「わかるね。
コウは恋してる。
●●「そうなの!?
琥一「はぁ!?
バカか、テメェは?
琉夏「やっぱな。
図星だと、
コウは声が裏返る。
ラブラブだ。
琥一「ラブ——
バカ、たまたまだ!
琉夏「ほら、まただ。
琥一「テメェな……
自分のこと棚に上げんのも
大概にしとけ?
●●「琉夏くんも……
琉夏「えっ?
いや、俺はほら、
恋に恋するタイプだから。
琥一「ヘッ、
苦しいな、おい?
琉夏「コウもな?
●●「……?
琉夏「ここは一旦、
ドローってことで。
琥一「飲んだ。
●●(???
なんなのよ……)
いい?
琥一「ダメでも聞くんだろーが?
●●「そうなんだけど……
兄弟の間で相手が恋してたら、
わかっちゃうもの?
琉夏「俺、わかる。
琥一「ウソつけ。
琉夏「わかるね。
コウは恋してる。
●●「そうなの!?
琥一「はぁ!?
バカか、テメェは?
琉夏「やっぱな。
図星だと、
コウは声が裏返る。
ラブラブだ。
琥一「ラブ——
バカ、たまたまだ!
琉夏「ほら、まただ。
琥一「テメェな……
自分のこと棚に上げんのも
大概にしとけ?
●●「琉夏くんも……
琉夏「えっ?
いや、俺はほら、
恋に恋するタイプだから。
琥一「ヘッ、
苦しいな、おい?
琉夏「コウもな?
●●「……?
琉夏「ここは一旦、
ドローってことで。
琥一「飲んだ。
●●(???
なんなのよ……)