151-175 - (2009/05/13 (水) 19:56:54) の1つ前との変更点
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151 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 04:45:53
だから、ターニャは信じていた。
かつて自分が、マイケルによって変われたように。
火星コロニー群の中には、性風俗に特化したコロニーがいくつかある。
そのコロニーの一つに、幼い頃のターニャはいた。
貧しかった家庭事情のせいで、ターニャはその身を娼館に売られてしまった。
泣こうが喚こうが叫ぼうが、親は冷たい目のまま。
信じていた、唯一の肉親だというのに。
その時、彼女の中で何かが壊れてた。
己の境遇に絶望し、死を望んだこともある。
そんなある日、彼女の元に、彼はやってきた。
床に無造作にばらまかれる札束。
ペコペコと頭を下げる娼館のオーナー。
『……アンタ、なに?』
『僕は火星圏に新天地を創る男さ』
オーナーがいなくなり二人きりになった部屋で会話が始まる。
『ハッ。何言ってんの? この火星圏にそんなとこありゃしない! ましてや創ることなんて……』
『できるさ! 僕が創る!』
『アタシと年も変わらないガキが!?』
『年なんか些細なことさ。未来を創るのは老人かもしれないし、
若者かもしれない。要するにその意志があるかないかだよ』
なんという夢想家だろう。
ターニャは呆れ返ってしまう。
152 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 04:49:50
だがその反面、不思議と、その言葉に実現性があるように思えた自分がいる。
この男は何故、荒んだ火星圏で、こんなにも明るく振る舞えるのだろう。
絶望に満ち溢れていたターニャに、少しずつ希望が生まれていく。
(アイツがアタシをあの娼館から連れ出してくれた時から、
ずっとアタシは、アイツの創る新天地を信じてきたんだ)
だから、ここまで来れた。
生きるために、様々なことを覚え、何度も死線を乗り越えてきた。
ターニャは振り返る。
そして、タオとマオを抱き締めた。
「あんた達も、アイツの創る未来には欠かせない。だから死ぬんじゃないよ」
タオとマオは、突然のことに驚いた様子だったが、感情の起伏は余りにも薄かった。
この兄弟は、何を思うのだろう。
ミランダのいなくなったドックに、ギデオンとヴァイスが入ってくる。
力無く床に座り込んでいるクラン。
シンシアと再び歩み始めることのできた感動の涙は、突然の別れへの悲しみの涙に変わっていた。
シンシアはそんなクランを不安そうな面持ちで見つめている。
「何があった!?」
啜り泣くクランにヴァイスが訊く。
顔を上げたクランの顔は、涙で濡れていた。
153 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 04:53:39
「ミランダさんは……火星コロニー独立派だった……」
「なん……だと……」
クランの言葉に、茫然自失となるギデオン。
ヴァイスも、動揺のあまり目が震え、愕然と立ち尽くす。
「そんなことってあるか……あってたまるかよッ!!」
来るもの拒まず去るもの追わずのジャンク屋精神も、この時ばかりは意味がなかった。
つい先刻まで話していた彼女が。
火星の調査のために、何ヶ月も寝食を共にした仲間が。
眼鏡の奥の冷たい両眼を、時より細めて優しく笑うミランダが。
自分達を執拗なまでに追っていた火星コロニー独立派の、火星コロニー義勇軍の一員だったとは。
クランも、ギデオンも、ヴァイスも、そこにある事実を受け入れられない。
「追おうぜ、ミランダを」
静かに、ヴァイスが言う。
「ヴァイス……」
クランがヴァイスを見る。
「仲間じゃなかったのかよ! 俺達は!? なんでこんな突然……何も言わないで……」
「裏切ることに突然も何もないとは思うがな」
「ッ! 隊長!!」
「落ち着けトロニクス君」
驚きはしたものの、ギデオンは冷静さを取り戻していた。
154 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 04:58:00
リーダーシップを執らなければならない立場として、一瞬の焦りも禁物なのだ。
「隊長だって信じられねぇだろ! ミランダはこの戦いのことを俺に訊いたんだ……」
紛争を案じていたミランダがこんなことをするはずがない、と。
「それに、あいつは何か言いたげだった。あいつは……」
ミランダは何を言おうとしたのか。
ヴァイスは、ハッとなる。
(止められなかったのか、俺は!?)
ミランダは酷く思い詰めたような表情だった。
ヴァイスは後悔する。
何もかも遅すぎる後悔。
「彼女は独立派だった」
「隊長、あんた……!」
「だが、我々火星調査隊の一員でもある」
「!」
ギデオンの顔はしっかりと何かを見つめていた。
ヴァイスはその視線を追う。
視線の先には、ドルダではなく、ヴァイスが改修作業を進めていた3機のモビルスーツがあった。
「我々は軍人ではないが、成すべき事のために戦わねばならないのかもしれない」
「成すべき……」
「事?」
ギデオンの言葉に、ヴァイスとクランが聞き返す。
「この3機のモビルスーツは、元はステーションにあった火星コロニー義勇軍のローズだ。
155 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 05:01:31
だが今は、一部を残し完全な別物へと変貌を遂げた。EA-001グワッシュ・モビルスーツだ」
まじまじと眺めながら、ギデオンは語る。
「ジャイアントマン。彼は我々に地球圏連合軍と火星コロニー義勇軍の休戦協定の会談の場を用意してくれた。
そして、それがもし無になった時のために、彼はもう一つの“和平への道”を用意してくれたのだ。それがこれだ」
「私達に、戦争をしろと?」
怪訝そうに眉を顰め、クランはギデオンに尋ねる。
ジャイアントマンが用意した休戦協定以外の“和平への道”など、クランは知らなかった。
ギデオンは敢えて知らせなかったのかもしれないが、クランは納得がいかない。
火星からこのコロニーまで、数々の戦いを目にしてきた。
討たれたモビルスーツは爆発し、パイロットのほとんどは助かってはいないだろう。
クランは、そんなことをするのは嫌だった。
「確かにこのモビルスーツで戦場に出れば、こちらに攻撃をしてくる者もいるだろう」
ギデオンが、クランを見る。
クランは驚く。
その顔があまりにも真剣だったからだ。
「だが、戦場に出なければ、説得も何もできないということだ。ウォン君にしろな」
156 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 05:06:43
ウォン。即ちミランダの名が出たことに、ヴァイスは驚いた。
だが、すぐにその顔を笑みに変える。
「ウォン君の一件、彼女も悩み決めたことだろう。なら、その悩みを我々も共有して、解決してやりたい」
「やっぱり、あんたは俺達の隊長だ!」
「私は最初から追わぬとも止めぬとも言ってはいないさ」
喜ぶヴァイスだが、まだクランは不信感を拭いきれない。
そんなクランを見て、真剣一色だったギデオンも、困ったように苦笑する。
「戦況を変えられるとか、戦争を終わらせられるとか、そんな大それたことは考えていない。
我々は軍ではないし、武力蜂起をした過激派でもない。そのどちらも間違っていると考える者だ」
だから両軍に介入して、新たな道を模索する。
調査隊は、その力を与えられたということ。
だが、本当にそれだけなのだろうか。
「私は、解せないんです。なんだが、あのジャイアントマンという人物の掌の上で、踊らされてる気がして」
クランの中にある不安。
休戦協定締結の失敗を予期していたかのような、こんな別の方法に。
「私達の力が、要らない火種にならないでしょうか……」
「そうならないための力だとは、考えられないか?」
157 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 05:10:17
「それは……わかりません」
「あの男の前で言ったことは偽善か? 違うだろう」
クランは黙ってしまう。
会話に入らないでいたシンシアは、ずっと心配そうにクランを見ていた。
「ならお前は戦闘になんか出なくったっていい。このコロニーでずっと喚いてろ」
「ヴァイス……」
「テメェは自分の考えと違うから、それが間違いだと思ってるだけだろ。
そんなの、地球圏連合軍や火星コロニー義勇軍の奴等と変わんねえだろうが」
「ッ……それは」
休戦協定の交渉が絶対に成功するとはクランも思ってはいなかった。
クランは考えていた。どうすればこの戦いは終わるのだろうと。
自分達に力があると言われた今、その力を使うべきなのだろうか。
だが戦場に出てこちらも応戦すれば、犠牲が出る。自分のような境遇の者を、増やしてしまう。
そう考えると、クランは前に進めないのだ。
「シンシア、クランを連れてドックから出てろ。俺と隊長はグワッシュで出る」
「えっ……」
「今はお前も戦うより、クランと一緒にいてやれ」
「……わかった」
ヴァイスに言われ、シンシアは「行こう」とクランに声をかける。
腕を引っ張ると、力無くクランは立ち上がった。
158 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 05:14:35
クランは何か言いたげな目をしてヴァイスを一瞬見た後、シンシアと共にドックから出て行った。
「少し荒療治すぎやしないかね。トロニクス君」
「あれでいいんス。クランもホントはわかってるはずっスから」
「吹っ切れずにいるということか……なら、今は待つしかあるまい」
ギデオンの言葉に、ヴァイスは力強く頷く。
今は、クラン自身に時間を与えるしかない。
(それにアイツは、色々と抱えすぎだ)
己の過去も、シンシアのことも、この火星圏の和平のことも。
ヴァイスは頭を切り替える。
端末を開くと、外はまだ交戦状態にあると情報が表示された。
ミランダはまだこの宙域にいるだろうか。
否、いなくとも、今は自分達の存在を示さねばならない。
ジャンク屋として他者の争いに関しては不干渉を決め込まなければならないのだろうが。
「シドーのオッサンにも笑われちまうぜ」
そう、自嘲した。
ヴァイスはグワッシュのユニット換装作業に移る。
EA-001グワッシュ。
その名はGeneral Operation Unit And Carbon Hybrid-armour Equipment
(広範囲活動ユニット並びカーボン複合装甲装備)の略であり、
159 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 05:21:04
広範囲活動ユニットことGOユニットはあらゆる用途に対応するために複数存在し、
今後も新たなユニットが開発されていく予定である。
「隊長、GOユニットはタイプAとタイプBのみが装備可能っス! って、今はこの2基しかねえっスけど」
急拵えだったため、グワライダーの作業用アームを丸々ユニットとして改修したタイプA(Arm)。
そしてタイプB(Booster)はブースターユニットであり、高出力での活動が可能になる。
グワッシュ自体の武装は、元のローズの武装であるビームライフルとレイピアがそのまま流用された。
「他のユニットはC.B.F.B.社が開発を急いでくれている。
君はタイプAを使いたまえ。私がタイプBで戦場まで送ろう」
C.B.F.B.(Cherry Blossoms Full Bloom=桜花爛漫)社。モビルワーカーの製造メーカーだ。
その上層部にもまた、ジャイアントマンの協力者がいたということだろう。
しかし、全面的に善意で協力したというわけでもなさそうだった。
(向こうの開発責任者は私の改修プランを簡単に承諾したが……売り込むつもりか)
この第29コロニーには駐留軍の司令官とハーフムーンから退避してきた艦隊がいる。
160 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 05:25:55
そしてこのコロニーの地球圏連合軍は、ローズを回収し自軍の機体として運用するに留まっている。
そこで火星コロニー義勇軍と対等に渡り合える新型モビルスーツをアピールすれば……
(掌で踊らされる、か。ナギサカ君が不快に思うのもわかる)
ギデオンはグワッシュに乗り込んだ。
(だが、今はそれをも利用せねば、進めない……!)
機体を起動させる。
モニターが点灯し、明るくなるコックピット内。
『隊長、こっちも起動したっス。この後の作業は誘導なしっスけど大丈夫ですか?』
「あぁ、経験不足は技量でカバーする。そちらこそ大丈夫なのか」
『俺は一回、ぶっつけ本番でローズを動かしたんスよ!』
心強い返事に、ギデオンは笑みを見せた。
エアロックが解除され、機体発着用気密扉が開いていく。
奥へ進むと内側の扉が閉まり、気圧調整が始まった。
数分後、気圧の調整が完了し、外側の扉が開き始めた。
「ギデオン・マクドガル。グワッシュ、出るぞ!」
To Be Continued...
161 :本家ドルダの人:2008/12/30(火) 05:27:50
6:00から第8話の投下を開始します。
162 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:12:54
Doll-Device Archive No.08 ドリームズII
第29コロニー付近戦闘宙域。
ディランの乗機を除くローズ9機を持つミッチェル隊と、
有人のイーグルクロウ10機と回収したローズ3機の地球圏連合軍。
やはり戦力の差は歴然なのか、前に出たイーグルクロウはことごとく撃墜されていく。
「ミサイル搭載機は後方より支援を続行。残りで殲滅に当たるよ」
マイケルの指示を皮切りに、6機は一気にイーグルクロウやローズに迫る。
「ガンダムはいねえのかァ!? ツマンネエなぁ!」
ニコラスは叫び上げながら、地球圏連合軍のローズに接近する。
背部に装着されたアームシールドのせいで機動力は落ちているものの、敵のローズの攻撃は当たらない。
「何故だ! 何故当たらない!?」
混乱する地球圏連合軍パイロット。
「射撃精度が低いんだよ! ボケェッ!!」
シールドからアームを展開する。
地球圏連合軍のパイロットは、まだモビルスーツの操縦に慣れていなかった。
白兵戦闘距離まで接近してきたニコラス機に対してレイピアを使用しようとするが、
レイピアを引き抜くのに手間取ってしまう。
その隙を突き、ニコラス機はアームを開き、ローズの腰部を捕らえた。
「押し潰されろやァァ!!」
まるで鉄環絞首刑。
ギリギリと痛め付けるように潰した後、一気に圧壊させた。
「うわああああ!!」
爆発するローズ。地球圏連合軍の貴重なモビルスーツの損失である。
163 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:16:27
イーグルクロウの殲滅に当たるダン機、そしてタオ機とマオ機。
「モビルアーマーの機動性が向上したと聞いていましたが、聞き間違いだったようですね」
残念そうにダンが呟く。
イーグルクロウの連装キャノンをものともせず、突き進んでいく。
イーグルクロウは後退しながらミサイルを発射した。
「逃げ腰でそんなことをしても、小賢しいだけですよ!」
ビームガンブレードを射撃モードにし、ミサイルを撃ち落とす。
尚も逃げようとするイーグルクロウに、ビームガンブレードの銃口が向く。
避けようとするイーグルクロウだったが、
「甘い!」
ビームガンブレード銃剣モード。
避けようとイーグルクロウが移動する方向へ剣を振る。
ビームの刃がイーグルクロウの胴体を捉えた。銃口のみでは届かないはずの距離。
そのまま、両断される。
「素直に負けを認めればこんな結果にはならないのに……」
悲しそうに呟き、イーグルクロウの爆発を見届けるダン。
そんなダンはタオとマオの戦闘を目撃する。
ビームガンブレードを連射し、イーグルクロウの回避ポイントを殺す戦法。
兄弟である二人でしかできない連携だった。
「よ、容赦ない…………」
164 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:18:42
ただただ唖然とするばかりのダン。
「タオとマオも頑張ってるみたいだねぇ」
『ダーリン! そっちに行ったわよ!』
「はいはい」
果敢にもマイケル機に向かってくるローズがいた。
「犯罪者がぁ!」
ビームライフルによる射撃は、やはり拙い。
「その度胸は認めよう」
こちらのローズはすんなりとレイピアを引き抜く。
先程のパイロットよりは操縦技術は上。
接近戦で勝機を見出すつもりか。
マイケル機はナインテールを構える。
「食らえぇぇぇッ!!」
レイピアを突き出すローズ。
「……やっぱり、駄目ダネ」
ナインテールに絡め取られるレイピア。
レイピアを取られ、なす術が無くなる。
次の瞬間には、奪ったレイピアを放り攻撃を仕掛けてくるマイケル機の姿があった。
「熔・断」
「ああああああぁぁ!!」
ナインテールによって斬られたその断面は鮮やかに熱を帯び、宇宙に色を添える。
直後、ローズは爆発した。
「面白い武器だね、コレ」
ナインテールの斬れ味に満足といった具合のマイケル。
そんなマイケル機の背後に回ったイーグルクロウの1機が、ミサイルを放った。
『感心してる場合じゃないだろ!? アホダーリン!』
165 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:24:22
ターニャ機がミサイルを撃破する。
『当たってたら、コックピットの真裏だったわよ?』
「いやぁ、気を抜いてた。サンキュ」
『うっふん♪』
ターニャはそう返すと、ミサイルを撃ったイーグルクロウを追った。
(守んなきゃね。ちょっと間抜けな新天地の創る男も、無口なガキンチョ達もさ!)
機動性で負けるイーグルクロウにすぐに追い付くターニャ機。
ビームガンブレードを銃剣モードにして、イーグルクロウを切り裂いた。
次々と撃墜されていく地球圏連合軍勢。
残す機体はイーグルクロウが2機、ローズが1機。
勝負は、見えていた。
「ハッ! ツマラネェツマラネェ! 地球のクソに染まった薔薇なんざ、さっさと墜ちろやぁッ!!」
残ったローズに接近するニコラス機。
その時だった。
「みんな、気を付けな! 急速で近付いてくる大型の熱源反応!」
レーダーに注意を置いていたターニャが呼びかける。
「コロニー下方から……まさかガンダムですか!?」
遂に来たかと、ダンが声を荒くした。
「いや、違うようだね」
マイケルが否定する。
「大型の熱源はブースターか何かだ。熱源本来はローズのもの。それも、2機!」
マイケルの言ったことは、事実。
166 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:28:29
「私は支援機の手を止める。トロニクス君、そちらは頼む」
『やれるとこまでやりますよ! 死にたくねえっスけど!』
ギデオンの乗るグワッシュは、戦闘宙域の中心部に向けて、ヴァイスの乗るグワッシュを放り投げた。
ギデオン機はミサイルを放つ3機のローズに向かう。
「速度固定。ビームライフルセット、着弾予想ポイントを算出……避けてくれるなよッ!」
ギデオンはトリガーを3度、引いた。
3つの光の放物線が、3機のローズに向かっていく。
ビームは見事、ローズに命中した。
1機は肩部のミサイルポッドに当たりそれが誘爆。
1機は頭部に当たりメインカメラを破損。
1機には命中しなかったが、丁度ミサイルを放った直後だったため、
ギデオン機のビームがミサイルに当たり爆発に巻き込まれてしまった。
「ビギナーズラックと笑いたければ笑え!!」
ギデオン機はそのまま旋回し、ヴァイス機を追った。
「支援してたローズが全機撃たれた!? 無事か!」
珍しく焦りを見せるマイケル。
『すみません隊長!』
『2機中破、1機生体反応はありますが応答無しです……』
支援していたローズから通信が舞い込む。
167 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:31:35
胸を撫で下ろすが、安心してはいられない。
「動けるなら、その1機を回収して撤退しろ! 後は僕達でやる!」
『わ、わかりました!』
『ご武運を!』
通信が切れた。
マイケルは俯き、震えていた。
「規模は小さいが立派な急襲だ……賞賛に値するよ」
レーダーに移る高速機の熱源。
「楽しいな! これでこそ戦い甲斐のある!!」
マイケルは笑っていた。
それは紛れもない武者震い。戦意が掻き立てられていく。
「アレは僕が戦る! 手を出すなよ!!」
皆に通信を送るマイケル。
「じゃあもう1機は俺にくれ! このアームがまだ潰し足りねえってさァ!」
「スウィフト君、君も好き者だね。構わないよ!」
通信を切ると、マイケルはギデオン機に向かった。
ヴァイス機を任されたニコラス機も、近付くヴァイス機とすぐに対峙する。
『ミランダは、ミランダはどこだ!?』
ローズ各機に向けたいきなりの通信だった。
「アァッ!? なんだコイツ?」
意味がわからずニコラスが苛立つ。
「ミランダ……?」
入ってきた通信に、マイケルは何かが引っかかる。
『ミランダは、ミランダ・ウォンはどこだって訊いてんだよォッ!』
「知るかァ!」
168 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:36:11
構わずにアームで潰しにかかるニコラス。
ヴァイス機に、文字通りアームの魔の手が迫った。
「アームを持ってんのは、ソッチだけじゃねぇんだよォォォ!!」
ヴァイスは叫んだ。
GOユニットからアームが展開し、ニコラス機のアームを掴む。
「ナニィ!?」
驚愕するニコラス。
「教えろ! ミランダと一緒なんだろ!?」
「知らねェっつってんだろ!」
「このチンピラがァッ!」
「ドッチがだッ! クソヤロォ!!」
口汚い言い合いを繰り返すヴァイスとニコラス。
アームによる掴み合いをしている今、どちらかが別の攻撃に移れば勝機がある。
「馬鹿がッ! こっちのアームはひとつじゃねぇんだよ!」
先に出たのはニコラスだった。
もう一方のアームを展開し、掴みかかろうとする。
だが、
『止めるんだスウィフト君』
マイケルの声だった。
ハッとして、すぐさま掴み合っているアームを引き離し、ヴァイス機と距離を取る。
「どうした!?」
『この2機は地球圏連合軍じゃない』
「なに……?」
マイケルの言葉に、ニコラスは思わず疑問の声を発した。
マイケルは、至極落ち着き払っていた。
「そうだろう? 火星調査隊の諸君」
169 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:42:01
2機に通信を送る。
「そうだ。先刻ぶりだな。火星コロニー義勇軍の代表殿」
返ってくる冷静な声。
マイケルは確信した。間違いなく会談で仲介役を務めたギデオン・マクドガルである。
「マイケル・ミッチェルで構わないよ。でもなんだい? そんなもので戦場なんかに」
「我が隊の隊員を返してもらいに来た」
「ミランダ・ウォン。確かに君達の隊の一人だね。でも、彼女は僕達の仲間だ」
そう、ミランダはスパイだった。
マイケルの言葉が、それを物語る。
「馬鹿言うな! あんなに深刻そうな顔だったあいつが!」
激昂したヴァイスで割って入ってくる。
「落ち着きなよ。これは彼女の意思だ。それを否定するのは、君達の仲間の否定だよ」
「何ッ!?」
「長い潜入任務で情が移ったのかも知れないね。でも結果的にはこちらに戻ってきた。その意味がわかるだろ?」
マイケルにそう訊かれ、ヴァイスは黙ってしまった。
ミランダの意志。火星コロニー独立派、火星コロニー義勇軍だという意志。
やはり、全てが遅かったのか。
ヴァイスは唇を噛んだ。肉が切れ、口内に血の味が広がった。
170 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:47:50
「それに隊長さん、あんたもあんただ。民間人のあんた達が、そんなモビルスーツに乗って」
「我々にはある有力者からの許可があり、戦闘に介入し休戦ないし停戦を呼びかけることができる」
強い声だった。
ギデオンはヴァイスとは違い、ミランダの奪還に来ただけではないことが窺える。
「まだ続ける気かい? あんな終わり方をした休戦協定の交渉を」
「そうだ。我々は火星コロニー義勇軍の味方でもなければ、地球圏連合軍の味方でもない」
問いを変えれば、ギデオンは迷いなく返してくる。
マイケルは参ってしまった。
戦意も、すっかり削がれてしまっている。
黙っているマイケルだが、ギデオンの言葉はまだ終わってはいなかった。
「我々は、“和平への道”を実現する者だ!」
「!!」
言い切られる。
マイケルは驚き、そしてもう一度聞き返しそうになった。
だがなんとかそれを抑え、マイケルは別の言葉を口にする。
「各機、戦闘を終了。直ちに戦闘宙域から離脱するよ」
マイケルは撤退指示を出す。
「ギデオン・マクドガル。今日はあんたの熱意に免じて、隊を退く」
彼にしては珍しい、真剣な声。
171 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:53:27
「だが、次はこうはいかない。これは火星コロニーの独立を賭けた戦争だ。
地球圏育ちの君達の声が届くほど甘い現実なんか待ってはいない」
「しかしここで諦めるより、やってみなくてはわからないこともある。
武装蜂起などを必要としない、潜入工作など必要としない、そんな道も」
諭すようにギデオンが言う。
そんな彼に、マイケルは笑った。
「僕も大概だけど、あんたサイコーに馬鹿だよ」
「マイケル・ミッチェル、貴方もそうじゃないのか? 本当は……」
「僕達の任務は、ガンダムの破壊だよ。それは絶対に、変わらない」
マイケルは通信を完全にオフにした。
ターニャ機、タオ機、マオ機、ダン機が宙域を離脱していく。
「ミランダ、返してもらうぞ。絶対に」
「だから知らねえって。聞き分けねぇな」
この問答にほとほと嫌気が差したのか、ニコラス機も飛び去っていった。
「ドッチがだ……クソヤロー…………」
コックピットに、ヴァイスの声が虚しく響いた。
(ここでCM。アイキャッチは戦場に残されたグワッシュと離脱していくローズ)
172 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 07:31:15
2009年を前になんとか投下することが出来ました。
執筆意欲が途切れなければ、年内に第8話後半の投下もいけるかも?
ドルダ戦ってNEEEEEEEな展開で申し訳ないです。主人公機なのにネ。
調査隊の面々が喋り出すとシンシアも途端に空気です。
>>エルトさん
ジム名前負けしすぎwwwww
GJです!
>>コナイさん
外伝良いですねぇ!
傭兵ネタは私も使おうと思ってたので先越されたぁ!って感じですw
クランとシンシア。第2話から続いていた偽りの姉妹関係の苦悩は第7話をもって無事決着です。
ミランダがスパイであることは第3話辺りから匂わせていたのですが、
火星コロニー義勇軍と連絡と取る等の描写はあえて一切しませんでした。
ですが第7話でミランダが回収を手配する描写がないのはこちらの完全な描写ミスです。
なんだか突然すぎね?って自分でも思います。
直したいけどgdgdになりそうなのでこのままです。サーセン……
>>バルドさん
いつもお早いまとめありがとうございます。
お忙しいとは思いますが、シオンとヘルガの父親の名前を設定してもらえるとありがたいです。
お願いできますか?
ここはやっぱりキャラ原案者様に頼まないとなぁと思いまして。
173 :エルト ◆hy2QfErrtc :2008/12/30(火) 09:49:47
携帯からおはようございます
本家ドルダGJです!
まさか調査隊の面々が戦うことになるとは…
今後の展開に期待します
本編の人がおっしゃるように、僕もシンシアは動かしづらい…
なんつーか、新説は本編×アナザー+俺の自己満なんで、やっぱり自分のキャラは動かしやすいんですけど、まあそこは反省。
3分の1本家の血が入ってるせいか、こう意図的にコピペとか似せることもあるんだけど、自然にシンクロしてしまう時もあるというか。
今本家に感化されてか一応12話前半まで上がってますが、投下は年明けになりそうです。
ウィ○ドの方は完全にネタ切れな感じなんだけど…w
まあ、何が言いたいかと言うと本家GJということでw
ではスレ汚しサーセン
174 :バルド ◆lqbqZrNVoQ :2008/12/30(火) 13:48:39
お久しぶりです、バルドです。
本家ドルダ乙です!いよいよ21世紀っぽいガンダム展開になってきましたね。
「主人公サイドが中立の立場で戦局に介入するが、それが新たな戦いを呼ぶ」みたいな。
クライン派やCBとはまた違った中立の立場が見れそうです。あと、桜花爛漫が登場していた事に驚きました。
「シドーのオッサン」こと、紫藤兄妹の父の名前は「紫藤蘇芳」です。
シオンが紫苑なので、紫繋がりで蘇芳にしました。ちなみに、シオンの実父
という事は母親がいたことになります。何かあった時のために名前だけでも
作っておこうという事で当初は「萌葱」あたりを考えてたのですがよく考えてみたら
そんなに都合よく夫婦の名前に関連性なんてある訳が無い…という事でシオンがカタカナ表記
である事に辻褄を合わせるため、外国人の名前「アリシア」にしました。
エルト氏>もう1クール分作るとは…GJです!
それでは、年賀状も描いた事だし、本格的にキャラデザに入ろうと思います。
175 :コナイ◇8GDQEpBT:2008/12/31(水) 16:49:56
本家ドルダ乙です!!
年末に投下とはすごい。
GJです
エルト氏、じゅ、十二話……さ、さすがです。
投下、楽しみにしてますね。
バルト氏、キャラデザインがんばってください。
それでは、よいお年を!!
151 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 04:45:53
だから、ターニャは信じていた。
かつて自分が、マイケルによって変われたように。
火星コロニー群の中には、性風俗に特化したコロニーがいくつかある。
そのコロニーの一つに、幼い頃のターニャはいた。
貧しかった家庭事情のせいで、ターニャはその身を娼館に売られてしまった。
泣こうが喚こうが叫ぼうが、親は冷たい目のまま。
信じていた、唯一の肉親だというのに。
その時、彼女の中で何かが壊れてた。
己の境遇に絶望し、死を望んだこともある。
そんなある日、彼女の元に、彼はやってきた。
床に無造作にばらまかれる札束。
ペコペコと頭を下げる娼館のオーナー。
『……アンタ、なに?』
『僕は火星圏に新天地を創る男さ』
オーナーがいなくなり二人きりになった部屋で会話が始まる。
『ハッ。何言ってんの? この火星圏にそんなとこありゃしない! ましてや創ることなんて……』
『できるさ! 僕が創る!』
『アタシと年も変わらないガキが!?』
『年なんか些細なことさ。未来を創るのは老人かもしれないし、
若者かもしれない。要するにその意志があるかないかだよ』
なんという夢想家だろう。
ターニャは呆れ返ってしまう。
152 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 04:49:50
だがその反面、不思議と、その言葉に実現性があるように思えた自分がいる。
この男は何故、荒んだ火星圏で、こんなにも明るく振る舞えるのだろう。
絶望に満ち溢れていたターニャに、少しずつ希望が生まれていく。
(アイツがアタシをあの娼館から連れ出してくれた時から、
ずっとアタシは、アイツの創る新天地を信じてきたんだ)
だから、ここまで来れた。
生きるために、様々なことを覚え、何度も死線を乗り越えてきた。
ターニャは振り返る。
そして、タオとマオを抱き締めた。
「あんた達も、アイツの創る未来には欠かせない。だから死ぬんじゃないよ」
タオとマオは、突然のことに驚いた様子だったが、感情の起伏は余りにも薄かった。
この兄弟は、何を思うのだろう。
ミランダのいなくなったドックに、ギデオンとヴァイスが入ってくる。
力無く床に座り込んでいるクラン。
[[シンシア]]と再び歩み始めることのできた感動の涙は、突然の別れへの悲しみの涙に変わっていた。
シンシアはそんなクランを不安そうな面持ちで見つめている。
「何があった!?」
啜り泣くクランにヴァイスが訊く。
顔を上げたクランの顔は、涙で濡れていた。
153 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 04:53:39
「ミランダさんは……火星コロニー独立派だった……」
「なん……だと……」
クランの言葉に、茫然自失となるギデオン。
ヴァイスも、動揺のあまり目が震え、愕然と立ち尽くす。
「そんなことってあるか……あってたまるかよッ!!」
来るもの拒まず去るもの追わずのジャンク屋精神も、この時ばかりは意味がなかった。
つい先刻まで話していた彼女が。
火星の調査のために、何ヶ月も寝食を共にした仲間が。
眼鏡の奥の冷たい両眼を、時より細めて優しく笑うミランダが。
自分達を執拗なまでに追っていた火星コロニー独立派の、火星コロニー義勇軍の一員だったとは。
クランも、ギデオンも、ヴァイスも、そこにある事実を受け入れられない。
「追おうぜ、ミランダを」
静かに、ヴァイスが言う。
「ヴァイス……」
クランがヴァイスを見る。
「仲間じゃなかったのかよ! 俺達は!? なんでこんな突然……何も言わないで……」
「裏切ることに突然も何もないとは思うがな」
「ッ! 隊長!!」
「落ち着けトロニクス君」
驚きはしたものの、ギデオンは冷静さを取り戻していた。
154 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 04:58:00
リーダーシップを執らなければならない立場として、一瞬の焦りも禁物なのだ。
「隊長だって信じられねぇだろ! ミランダはこの戦いのことを俺に訊いたんだ……」
紛争を案じていたミランダがこんなことをするはずがない、と。
「それに、あいつは何か言いたげだった。あいつは……」
ミランダは何を言おうとしたのか。
ヴァイスは、ハッとなる。
(止められなかったのか、俺は!?)
ミランダは酷く思い詰めたような表情だった。
ヴァイスは後悔する。
何もかも遅すぎる後悔。
「彼女は独立派だった」
「隊長、あんた……!」
「だが、我々火星調査隊の一員でもある」
「!」
ギデオンの顔はしっかりと何かを見つめていた。
ヴァイスはその視線を追う。
視線の先には、ドルダではなく、ヴァイスが改修作業を進めていた3機のモビルスーツがあった。
「我々は軍人ではないが、成すべき事のために戦わねばならないのかもしれない」
「成すべき……」
「事?」
ギデオンの言葉に、ヴァイスとクランが聞き返す。
「この3機のモビルスーツは、元はステーションにあった火星コロニー義勇軍の[[ローズ]]だ。
155 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 05:01:31
だが今は、一部を残し完全な別物へと変貌を遂げた。EA-001グワッシュ・モビルスーツだ」
まじまじと眺めながら、ギデオンは語る。
「[[ジャイアントマン]]。彼は我々に地球圏連合軍と火星コロニー義勇軍の休戦協定の会談の場を用意してくれた。
そして、それがもし無になった時のために、彼はもう一つの“和平への道”を用意してくれたのだ。それがこれだ」
「私達に、戦争をしろと?」
怪訝そうに眉を顰め、クランはギデオンに尋ねる。
ジャイアントマンが用意した休戦協定以外の“和平への道”など、クランは知らなかった。
ギデオンは敢えて知らせなかったのかもしれないが、クランは納得がいかない。
火星からこのコロニーまで、数々の戦いを目にしてきた。
討たれたモビルスーツは爆発し、パイロットのほとんどは助かってはいないだろう。
クランは、そんなことをするのは嫌だった。
「確かにこのモビルスーツで戦場に出れば、こちらに攻撃をしてくる者もいるだろう」
ギデオンが、クランを見る。
クランは驚く。
その顔があまりにも真剣だったからだ。
「だが、戦場に出なければ、説得も何もできないということだ。ウォン君にしろな」
156 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 05:06:43
ウォン。即ちミランダの名が出たことに、ヴァイスは驚いた。
だが、すぐにその顔を笑みに変える。
「ウォン君の一件、彼女も悩み決めたことだろう。なら、その悩みを我々も共有して、解決してやりたい」
「やっぱり、あんたは俺達の隊長だ!」
「私は最初から追わぬとも止めぬとも言ってはいないさ」
喜ぶヴァイスだが、まだクランは不信感を拭いきれない。
そんなクランを見て、真剣一色だったギデオンも、困ったように苦笑する。
「戦況を変えられるとか、戦争を終わらせられるとか、そんな大それたことは考えていない。
我々は軍ではないし、武力蜂起をした過激派でもない。そのどちらも間違っていると考える者だ」
だから両軍に介入して、新たな道を模索する。
調査隊は、その力を与えられたということ。
だが、本当にそれだけなのだろうか。
「私は、解せないんです。なんだが、あのジャイアントマンという人物の掌の上で、踊らされてる気がして」
クランの中にある不安。
休戦協定締結の失敗を予期していたかのような、こんな別の方法に。
「私達の力が、要らない火種にならないでしょうか……」
「そうならないための力だとは、考えられないか?」
157 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 05:10:17
「それは……わかりません」
「あの男の前で言ったことは偽善か? 違うだろう」
クランは黙ってしまう。
会話に入らないでいたシンシアは、ずっと心配そうにクランを見ていた。
「ならお前は戦闘になんか出なくったっていい。このコロニーでずっと喚いてろ」
「ヴァイス……」
「テメェは自分の考えと違うから、それが間違いだと思ってるだけだろ。
そんなの、地球圏連合軍や火星コロニー義勇軍の奴等と変わんねえだろうが」
「ッ……それは」
休戦協定の交渉が絶対に成功するとはクランも思ってはいなかった。
クランは考えていた。どうすればこの戦いは終わるのだろうと。
自分達に力があると言われた今、その力を使うべきなのだろうか。
だが戦場に出てこちらも応戦すれば、犠牲が出る。自分のような境遇の者を、増やしてしまう。
そう考えると、クランは前に進めないのだ。
「シンシア、クランを連れてドックから出てろ。俺と隊長は[[グワッシュ]]で出る」
「えっ……」
「今はお前も戦うより、クランと一緒にいてやれ」
「……わかった」
ヴァイスに言われ、シンシアは「行こう」とクランに声をかける。
腕を引っ張ると、力無くクランは立ち上がった。
158 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 05:14:35
クランは何か言いたげな目をしてヴァイスを一瞬見た後、シンシアと共にドックから出て行った。
「少し荒療治すぎやしないかね。トロニクス君」
「あれでいいんス。クランもホントはわかってるはずっスから」
「吹っ切れずにいるということか……なら、今は待つしかあるまい」
ギデオンの言葉に、ヴァイスは力強く頷く。
今は、クラン自身に時間を与えるしかない。
(それにアイツは、色々と抱えすぎだ)
己の過去も、シンシアのことも、この火星圏の和平のことも。
ヴァイスは頭を切り替える。
端末を開くと、外はまだ交戦状態にあると情報が表示された。
ミランダはまだこの宙域にいるだろうか。
否、いなくとも、今は自分達の存在を示さねばならない。
ジャンク屋として他者の争いに関しては不干渉を決め込まなければならないのだろうが。
「シドーのオッサンにも笑われちまうぜ」
そう、自嘲した。
ヴァイスはグワッシュのユニット換装作業に移る。
EA-001グワッシュ。
その名はGeneral Operation Unit And Carbon Hybrid-armour Equipment
(広範囲活動ユニット並びカーボン複合装甲装備)の略であり、
159 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 05:21:04
広範囲活動ユニットことGOユニットはあらゆる用途に対応するために複数存在し、
今後も新たなユニットが開発されていく予定である。
「隊長、GOユニットはタイプAとタイプBのみが装備可能っス! って、今はこの2基しかねえっスけど」
急拵えだったため、[[グワライダー]]の作業用アームを丸々ユニットとして改修したタイプA(Arm)。
そしてタイプB(Booster)はブースターユニットであり、高出力での活動が可能になる。
グワッシュ自体の武装は、元のローズの武装であるビームライフルとレイピアがそのまま流用された。
「他のユニットはC.B.F.B.社が開発を急いでくれている。
君はタイプAを使いたまえ。私がタイプBで戦場まで送ろう」
C.B.F.B.(Cherry Blossoms Full Bloom=桜花爛漫)社。モビルワーカーの製造メーカーだ。
その上層部にもまた、ジャイアントマンの協力者がいたということだろう。
しかし、全面的に善意で協力したというわけでもなさそうだった。
(向こうの開発責任者は私の改修プランを簡単に承諾したが……売り込むつもりか)
この第29コロニーには駐留軍の司令官とハーフムーンから退避してきた艦隊がいる。
160 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 05:25:55
そしてこのコロニーの地球圏連合軍は、ローズを回収し自軍の機体として運用するに留まっている。
そこで火星コロニー義勇軍と対等に渡り合える新型モビルスーツをアピールすれば……
(掌で踊らされる、か。ナギサカ君が不快に思うのもわかる)
ギデオンはグワッシュに乗り込んだ。
(だが、今はそれをも利用せねば、進めない……!)
機体を起動させる。
モニターが点灯し、明るくなるコックピット内。
『隊長、こっちも起動したっス。この後の作業は誘導なしっスけど大丈夫ですか?』
「あぁ、経験不足は技量でカバーする。そちらこそ大丈夫なのか」
『俺は一回、ぶっつけ本番でローズを動かしたんスよ!』
心強い返事に、ギデオンは笑みを見せた。
エアロックが解除され、機体発着用気密扉が開いていく。
奥へ進むと内側の扉が閉まり、気圧調整が始まった。
数分後、気圧の調整が完了し、外側の扉が開き始めた。
「[[ギデオン・マクドガル]]。グワッシュ、出るぞ!」
To Be Continued...
161 :本家ドルダの人:2008/12/30(火) 05:27:50
6:00から第8話の投下を開始します。
162 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:12:54
[[Doll-Device Archive No.08 ドリームズII]]
第29コロニー付近戦闘宙域。
ディランの乗機を除くローズ9機を持つミッチェル隊と、
有人のイーグルクロウ10機と回収したローズ3機の地球圏連合軍。
やはり戦力の差は歴然なのか、前に出たイーグルクロウはことごとく撃墜されていく。
「ミサイル搭載機は後方より支援を続行。残りで殲滅に当たるよ」
マイケルの指示を皮切りに、6機は一気にイーグルクロウやローズに迫る。
「[[ガンダム]]はいねえのかァ!? ツマンネエなぁ!」
ニコラスは叫び上げながら、地球圏連合軍のローズに接近する。
背部に装着された[[アームシールド]]のせいで機動力は落ちているものの、敵のローズの攻撃は当たらない。
「何故だ! 何故当たらない!?」
混乱する地球圏連合軍パイロット。
「射撃精度が低いんだよ! ボケェッ!!」
シールドからアームを展開する。
地球圏連合軍のパイロットは、まだモビルスーツの操縦に慣れていなかった。
白兵戦闘距離まで接近してきたニコラス機に対してレイピアを使用しようとするが、
レイピアを引き抜くのに手間取ってしまう。
その隙を突き、ニコラス機はアームを開き、ローズの腰部を捕らえた。
「押し潰されろやァァ!!」
まるで鉄環絞首刑。
ギリギリと痛め付けるように潰した後、一気に圧壊させた。
「うわああああ!!」
爆発するローズ。地球圏連合軍の貴重なモビルスーツの損失である。
163 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:16:27
イーグルクロウの殲滅に当たるダン機、そしてタオ機とマオ機。
「モビルアーマーの機動性が向上したと聞いていましたが、聞き間違いだったようですね」
残念そうにダンが呟く。
イーグルクロウの連装キャノンをものともせず、突き進んでいく。
イーグルクロウは後退しながらミサイルを発射した。
「逃げ腰でそんなことをしても、小賢しいだけですよ!」
ビームガンブレードを射撃モードにし、ミサイルを撃ち落とす。
尚も逃げようとするイーグルクロウに、ビームガンブレードの銃口が向く。
避けようとするイーグルクロウだったが、
「甘い!」
[[ビームガンブレード]]銃剣モード。
避けようとイーグルクロウが移動する方向へ剣を振る。
ビームの刃がイーグルクロウの胴体を捉えた。銃口のみでは届かないはずの距離。
そのまま、両断される。
「素直に負けを認めればこんな結果にはならないのに……」
悲しそうに呟き、イーグルクロウの爆発を見届けるダン。
そんなダンはタオとマオの戦闘を目撃する。
ビームガンブレードを連射し、イーグルクロウの回避ポイントを殺す戦法。
兄弟である二人でしかできない連携だった。
「よ、容赦ない…………」
164 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:18:42
ただただ唖然とするばかりのダン。
「タオとマオも頑張ってるみたいだねぇ」
『ダーリン! そっちに行ったわよ!』
「はいはい」
果敢にもマイケル機に向かってくるローズがいた。
「犯罪者がぁ!」
ビームライフルによる射撃は、やはり拙い。
「その度胸は認めよう」
こちらのローズはすんなりとレイピアを引き抜く。
先程のパイロットよりは操縦技術は上。
接近戦で勝機を見出すつもりか。
マイケル機は[[ナインテール]]を構える。
「食らえぇぇぇッ!!」
レイピアを突き出すローズ。
「……やっぱり、駄目ダネ」
ナインテールに絡め取られるレイピア。
レイピアを取られ、なす術が無くなる。
次の瞬間には、奪ったレイピアを放り攻撃を仕掛けてくるマイケル機の姿があった。
「熔・断」
「ああああああぁぁ!!」
ナインテールによって斬られたその断面は鮮やかに熱を帯び、宇宙に色を添える。
直後、ローズは爆発した。
「面白い武器だね、コレ」
ナインテールの斬れ味に満足といった具合のマイケル。
そんなマイケル機の背後に回ったイーグルクロウの1機が、ミサイルを放った。
『感心してる場合じゃないだろ!? アホダーリン!』
165 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:24:22
ターニャ機がミサイルを撃破する。
『当たってたら、コックピットの真裏だったわよ?』
「いやぁ、気を抜いてた。サンキュ」
『うっふん♪』
ターニャはそう返すと、ミサイルを撃ったイーグルクロウを追った。
(守んなきゃね。ちょっと間抜けな新天地の創る男も、無口なガキンチョ達もさ!)
機動性で負けるイーグルクロウにすぐに追い付くターニャ機。
ビームガンブレードを銃剣モードにして、イーグルクロウを切り裂いた。
次々と撃墜されていく地球圏連合軍勢。
残す機体はイーグルクロウが2機、ローズが1機。
勝負は、見えていた。
「ハッ! ツマラネェツマラネェ! 地球のクソに染まった薔薇なんざ、さっさと墜ちろやぁッ!!」
残ったローズに接近するニコラス機。
その時だった。
「みんな、気を付けな! 急速で近付いてくる大型の熱源反応!」
レーダーに注意を置いていたターニャが呼びかける。
「コロニー下方から……まさかガンダムですか!?」
遂に来たかと、ダンが声を荒くした。
「いや、違うようだね」
マイケルが否定する。
「大型の熱源はブースターか何かだ。熱源本来はローズのもの。それも、2機!」
マイケルの言ったことは、事実。
166 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:28:29
「私は支援機の手を止める。トロニクス君、そちらは頼む」
『やれるとこまでやりますよ! 死にたくねえっスけど!』
ギデオンの乗るグワッシュは、戦闘宙域の中心部に向けて、ヴァイスの乗るグワッシュを放り投げた。
ギデオン機はミサイルを放つ3機のローズに向かう。
「速度固定。ビームライフルセット、着弾予想ポイントを算出……避けてくれるなよッ!」
ギデオンはトリガーを3度、引いた。
3つの光の放物線が、3機のローズに向かっていく。
ビームは見事、ローズに命中した。
1機は肩部のミサイルポッドに当たりそれが誘爆。
1機は頭部に当たりメインカメラを破損。
1機には命中しなかったが、丁度ミサイルを放った直後だったため、
ギデオン機のビームがミサイルに当たり爆発に巻き込まれてしまった。
「ビギナーズラックと笑いたければ笑え!!」
ギデオン機はそのまま旋回し、ヴァイス機を追った。
「支援してたローズが全機撃たれた!? 無事か!」
珍しく焦りを見せるマイケル。
『すみません隊長!』
『2機中破、1機生体反応はありますが応答無しです……』
支援していたローズから通信が舞い込む。
167 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:31:35
胸を撫で下ろすが、安心してはいられない。
「動けるなら、その1機を回収して撤退しろ! 後は僕達でやる!」
『わ、わかりました!』
『ご武運を!』
通信が切れた。
マイケルは俯き、震えていた。
「規模は小さいが立派な急襲だ……賞賛に値するよ」
レーダーに移る高速機の熱源。
「楽しいな! これでこそ戦い甲斐のある!!」
マイケルは笑っていた。
それは紛れもない武者震い。戦意が掻き立てられていく。
「アレは僕が戦る! 手を出すなよ!!」
皆に通信を送るマイケル。
「じゃあもう1機は俺にくれ! このアームがまだ潰し足りねえってさァ!」
「スウィフト君、君も好き者だね。構わないよ!」
通信を切ると、マイケルはギデオン機に向かった。
ヴァイス機を任されたニコラス機も、近付くヴァイス機とすぐに対峙する。
『ミランダは、ミランダはどこだ!?』
ローズ各機に向けたいきなりの通信だった。
「アァッ!? なんだコイツ?」
意味がわからずニコラスが苛立つ。
「ミランダ……?」
入ってきた通信に、マイケルは何かが引っかかる。
『ミランダは、[[ミランダ・ウォン]]はどこだって訊いてんだよォッ!』
「知るかァ!」
168 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:36:11
構わずにアームで潰しにかかるニコラス。
ヴァイス機に、文字通りアームの魔の手が迫った。
「アームを持ってんのは、ソッチだけじゃねぇんだよォォォ!!」
ヴァイスは叫んだ。
GOユニットからアームが展開し、ニコラス機のアームを掴む。
「ナニィ!?」
驚愕するニコラス。
「教えろ! ミランダと一緒なんだろ!?」
「知らねェっつってんだろ!」
「このチンピラがァッ!」
「ドッチがだッ! クソヤロォ!!」
口汚い言い合いを繰り返すヴァイスとニコラス。
アームによる掴み合いをしている今、どちらかが別の攻撃に移れば勝機がある。
「馬鹿がッ! こっちのアームはひとつじゃねぇんだよ!」
先に出たのはニコラスだった。
もう一方のアームを展開し、掴みかかろうとする。
だが、
『止めるんだスウィフト君』
マイケルの声だった。
ハッとして、すぐさま掴み合っているアームを引き離し、ヴァイス機と距離を取る。
「どうした!?」
『この2機は地球圏連合軍じゃない』
「なに……?」
マイケルの言葉に、ニコラスは思わず疑問の声を発した。
マイケルは、至極落ち着き払っていた。
「そうだろう? 火星調査隊の諸君」
169 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:42:01
2機に通信を送る。
「そうだ。先刻ぶりだな。火星コロニー義勇軍の代表殿」
返ってくる冷静な声。
マイケルは確信した。間違いなく会談で仲介役を務めたギデオン・マクドガルである。
「[[マイケル・ミッチェル]]で構わないよ。でもなんだい? そんなもので戦場なんかに」
「我が隊の隊員を返してもらいに来た」
「ミランダ・ウォン。確かに君達の隊の一人だね。でも、彼女は僕達の仲間だ」
そう、ミランダはスパイだった。
マイケルの言葉が、それを物語る。
「馬鹿言うな! あんなに深刻そうな顔だったあいつが!」
激昂したヴァイスで割って入ってくる。
「落ち着きなよ。これは彼女の意思だ。それを否定するのは、君達の仲間の否定だよ」
「何ッ!?」
「長い潜入任務で情が移ったのかも知れないね。でも結果的にはこちらに戻ってきた。その意味がわかるだろ?」
マイケルにそう訊かれ、ヴァイスは黙ってしまった。
ミランダの意志。火星コロニー独立派、火星コロニー義勇軍だという意志。
やはり、全てが遅かったのか。
ヴァイスは唇を噛んだ。肉が切れ、口内に血の味が広がった。
170 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:47:50
「それに隊長さん、あんたもあんただ。民間人のあんた達が、そんなモビルスーツに乗って」
「我々にはある有力者からの許可があり、戦闘に介入し休戦ないし停戦を呼びかけることができる」
強い声だった。
ギデオンはヴァイスとは違い、ミランダの奪還に来ただけではないことが窺える。
「まだ続ける気かい? あんな終わり方をした休戦協定の交渉を」
「そうだ。我々は火星コロニー義勇軍の味方でもなければ、地球圏連合軍の味方でもない」
問いを変えれば、ギデオンは迷いなく返してくる。
マイケルは参ってしまった。
戦意も、すっかり削がれてしまっている。
黙っているマイケルだが、ギデオンの言葉はまだ終わってはいなかった。
「我々は、“和平への道”を実現する者だ!」
「!!」
言い切られる。
マイケルは驚き、そしてもう一度聞き返しそうになった。
だがなんとかそれを抑え、マイケルは別の言葉を口にする。
「各機、戦闘を終了。直ちに戦闘宙域から離脱するよ」
マイケルは撤退指示を出す。
「ギデオン・マクドガル。今日はあんたの熱意に免じて、隊を退く」
彼にしては珍しい、真剣な声。
171 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 06:53:27
「だが、次はこうはいかない。これは火星コロニーの独立を賭けた戦争だ。
地球圏育ちの君達の声が届くほど甘い現実なんか待ってはいない」
「しかしここで諦めるより、やってみなくてはわからないこともある。
武装蜂起などを必要としない、潜入工作など必要としない、そんな道も」
諭すようにギデオンが言う。
そんな彼に、マイケルは笑った。
「僕も大概だけど、あんたサイコーに馬鹿だよ」
「マイケル・ミッチェル、貴方もそうじゃないのか? 本当は……」
「僕達の任務は、ガンダムの破壊だよ。それは絶対に、変わらない」
マイケルは通信を完全にオフにした。
ターニャ機、タオ機、マオ機、ダン機が宙域を離脱していく。
「ミランダ、返してもらうぞ。絶対に」
「だから知らねえって。聞き分けねぇな」
この問答にほとほと嫌気が差したのか、ニコラス機も飛び去っていった。
「ドッチがだ……クソヤロー…………」
コックピットに、ヴァイスの声が虚しく響いた。
(ここでCM。アイキャッチは戦場に残されたグワッシュと離脱していくローズ)
172 :本家ドルダ:2008/12/30(火) 07:31:15
2009年を前になんとか投下することが出来ました。
執筆意欲が途切れなければ、年内に第8話後半の投下もいけるかも?
ドルダ戦ってNEEEEEEEな展開で申し訳ないです。主人公機なのにネ。
調査隊の面々が喋り出すとシンシアも途端に空気です。
>>エルトさん
ジム名前負けしすぎwwwww
GJです!
>>コナイさん
外伝良いですねぇ!
傭兵ネタは私も使おうと思ってたので先越されたぁ!って感じですw
クランとシンシア。第2話から続いていた偽りの姉妹関係の苦悩は第7話をもって無事決着です。
ミランダがスパイであることは第3話辺りから匂わせていたのですが、
火星コロニー義勇軍と連絡と取る等の描写はあえて一切しませんでした。
ですが第7話でミランダが回収を手配する描写がないのはこちらの完全な描写ミスです。
なんだか突然すぎね?って自分でも思います。
直したいけどgdgdになりそうなのでこのままです。サーセン……
>>バルドさん
いつもお早いまとめありがとうございます。
お忙しいとは思いますが、シオンとヘルガの父親の名前を設定してもらえるとありがたいです。
お願いできますか?
ここはやっぱりキャラ原案者様に頼まないとなぁと思いまして。
173 :エルト ◆hy2QfErrtc :2008/12/30(火) 09:49:47
携帯からおはようございます
本家ドルダGJです!
まさか調査隊の面々が戦うことになるとは…
今後の展開に期待します
本編の人がおっしゃるように、僕もシンシアは動かしづらい…
なんつーか、新説は本編×アナザー+俺の自己満なんで、やっぱり自分のキャラは動かしやすいんですけど、まあそこは反省。
3分の1本家の血が入ってるせいか、こう意図的にコピペとか似せることもあるんだけど、自然にシンクロしてしまう時もあるというか。
今本家に感化されてか一応12話前半まで上がってますが、投下は年明けになりそうです。
ウィ○ドの方は完全にネタ切れな感じなんだけど…w
まあ、何が言いたいかと言うと本家GJということでw
ではスレ汚しサーセン
174 :バルド ◆lqbqZrNVoQ :2008/12/30(火) 13:48:39
お久しぶりです、バルドです。
本家ドルダ乙です!いよいよ21世紀っぽいガンダム展開になってきましたね。
「主人公サイドが中立の立場で戦局に介入するが、それが新たな戦いを呼ぶ」みたいな。
クライン派やCBとはまた違った中立の立場が見れそうです。あと、桜花爛漫が登場していた事に驚きました。
「シドーのオッサン」こと、紫藤兄妹の父の名前は「[[紫藤蘇芳]]」です。
シオンが紫苑なので、紫繋がりで蘇芳にしました。ちなみに、シオンの実父
という事は母親がいたことになります。何かあった時のために名前だけでも
作っておこうという事で当初は「萌葱」あたりを考えてたのですがよく考えてみたら
そんなに都合よく夫婦の名前に関連性なんてある訳が無い…という事でシオンがカタカナ表記
である事に辻褄を合わせるため、外国人の名前「アリシア」にしました。
エルト氏>もう1クール分作るとは…GJです!
それでは、[[年賀状]]も描いた事だし、本格的にキャラデザに入ろうと思います。
175 :コナイ◇8GDQEpBT:2008/12/31(水) 16:49:56
本家ドルダ乙です!!
年末に投下とはすごい。
GJです
エルト氏、じゅ、十二話……さ、さすがです。
投下、楽しみにしてますね。
バルト氏、キャラデザインがんばってください。
それでは、よいお年を!!
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