統一暦50年――地球とスペースコロニー間で起きた戦争がコロニー側の勝利に終わって五十年。そして、その後に生じたコロニー国家間での主導権争いに一応の決着が着いて5年。
世界は多少の悲劇はあるものの、概ね平和だった。
そんな中、とあるコロニーでの出来事。
世界は多少の悲劇はあるものの、概ね平和だった。
そんな中、とあるコロニーでの出来事。
コロニー国家「アルティア」の王、アウグスト・レヴァンテインはいつものように数十人いる侍女とエロい事をしながら過ごしていた。
年齢は二十代半ば、金髪碧眼の貴公子然とした容姿。見てくれは相当に良いものの、アウグストはどうしようもなくスケベであった。
その日も侍女たちと全裸でツイスターゲームなんかをしていたのだが、何故かいまいち没頭できなかった。普段なら、あんなポーズやこんなポーズを取って侍女たちにキャーキャー言われるのが楽しいのだが、どうにも気持ちが昂ぶってこない。
原因は何だ!? と考えると部屋の外が五月蠅いことが思い当たる。
「はて? 今日はなにかあったかね?」
イベントを企画した覚えは無かったし、何か催しが有るとも聞いていない。
うーむ。と全裸でブリッジしながらアウグストは自分の記憶を探る。
ちなみに記憶力は良い方である。5分で辞書を一冊暗記できる程度の記憶力は有るので忘れてはいないはずだった。
「陛下、がんばってー」
侍女たちの声援が飛んできたので頑張ってみるが何も思い出せない。
「うーむ、困ったぞ」
全裸で逆立ちしてもダメだった。
結局、何も無かったことしか思い出せずアウグストは無力感に打ちひしがれそうになった、その時だった。
いきなり部屋のドアが開いて、息せき切って大臣が飛び込んできたのだ。
「陛下、大変です! 開発中のガンダムが盗まれましたっ!!」
挨拶もなしに大声を出す大臣はちょっと嫌だなぁ。とアウグストは思ったのだった。
年齢は二十代半ば、金髪碧眼の貴公子然とした容姿。見てくれは相当に良いものの、アウグストはどうしようもなくスケベであった。
その日も侍女たちと全裸でツイスターゲームなんかをしていたのだが、何故かいまいち没頭できなかった。普段なら、あんなポーズやこんなポーズを取って侍女たちにキャーキャー言われるのが楽しいのだが、どうにも気持ちが昂ぶってこない。
原因は何だ!? と考えると部屋の外が五月蠅いことが思い当たる。
「はて? 今日はなにかあったかね?」
イベントを企画した覚えは無かったし、何か催しが有るとも聞いていない。
うーむ。と全裸でブリッジしながらアウグストは自分の記憶を探る。
ちなみに記憶力は良い方である。5分で辞書を一冊暗記できる程度の記憶力は有るので忘れてはいないはずだった。
「陛下、がんばってー」
侍女たちの声援が飛んできたので頑張ってみるが何も思い出せない。
「うーむ、困ったぞ」
全裸で逆立ちしてもダメだった。
結局、何も無かったことしか思い出せずアウグストは無力感に打ちひしがれそうになった、その時だった。
いきなり部屋のドアが開いて、息せき切って大臣が飛び込んできたのだ。
「陛下、大変です! 開発中のガンダムが盗まれましたっ!!」
挨拶もなしに大声を出す大臣はちょっと嫌だなぁ。とアウグストは思ったのだった。
それから少し経って地球――
クロセ・ハルマはのんびりと朝飯を食いながら、テレビを見ていた。
見ているチャンネルはアルティア公共放送である。
アウグストとかいうアルティアで一番偉い奴が権力で番組を好き勝手しているため、倫理観を無視して18禁番組を放送(しかも朝っぱらから)しているという有り得ない放送局だ。
クロセ・ハルマはのんびりと朝飯を食いながら、テレビを見ていた。
見ているチャンネルはアルティア公共放送である。
アウグストとかいうアルティアで一番偉い奴が権力で番組を好き勝手しているため、倫理観を無視して18禁番組を放送(しかも朝っぱらから)しているという有り得ない放送局だ。
アウグストという人曰く「受信料払わせるんだから、それくらいサービスするのが当然だ」ということでこんなことになっているらしい。
まぁ、その話は置いといて。
とりあえず,今クロセは18禁番組ではなく、ニュースを見ていた。
なんだかんだ言っても一番、報道番組がちゃんとしているのもアルティア公共放送なのである。
これもアウグストという人物の手腕なのか? 疑問は尽きない。
とりあえずニュースだけ見て、クロセは一応の社会情勢を掴んでおくのが日課だった。
もっとも、クロセの仕事に社会情勢などは殆ど絡んでこないのだが、何事も知っておくことに越したことは無いというのがクロセの持論だった。
「さて、片づけるか」
ニュースも終わり、食事も終わったクロセは食器をキッチンに持っていく。
一人暮らしだから当然である。しかし、時折寂しくもなる。
洗い物でもしてから、仕事の準備でもしようかとクロセはキッチンシンクの前に立ち、蛇口を捻り、水を出し始めた、その時だった。
外からゴゴゴゴゴゴオォォォォォォォという隕石でも降ってきそうな音が聞こえてきた。
余りにも漫画とかアニメっぽい音なので、そんなわけ無い。隕石なわけがあってたまるものかと思いこもうとしたが無理だった。
クロセは正直、物凄い嫌な予感がしていたのだ。もう無理だ! 自分の気持ちはごまかせない!!
……とりあえず、机の下に隠れることにした。
まぁ、その話は置いといて。
とりあえず,今クロセは18禁番組ではなく、ニュースを見ていた。
なんだかんだ言っても一番、報道番組がちゃんとしているのもアルティア公共放送なのである。
これもアウグストという人物の手腕なのか? 疑問は尽きない。
とりあえずニュースだけ見て、クロセは一応の社会情勢を掴んでおくのが日課だった。
もっとも、クロセの仕事に社会情勢などは殆ど絡んでこないのだが、何事も知っておくことに越したことは無いというのがクロセの持論だった。
「さて、片づけるか」
ニュースも終わり、食事も終わったクロセは食器をキッチンに持っていく。
一人暮らしだから当然である。しかし、時折寂しくもなる。
洗い物でもしてから、仕事の準備でもしようかとクロセはキッチンシンクの前に立ち、蛇口を捻り、水を出し始めた、その時だった。
外からゴゴゴゴゴゴオォォォォォォォという隕石でも降ってきそうな音が聞こえてきた。
余りにも漫画とかアニメっぽい音なので、そんなわけ無い。隕石なわけがあってたまるものかと思いこもうとしたが無理だった。
クロセは正直、物凄い嫌な予感がしていたのだ。もう無理だ! 自分の気持ちはごまかせない!!
……とりあえず、机の下に隠れることにした。
ほどなく襲ってきたのはちょっとシャレにならないほどの地響きと、激突というか殆ど爆発みたいな音。
机に隠れていた良かった。
家具のほとんど倒れていて、部屋の中は大惨事になっている。
持ち家なのでまだ良いが、借家だったらめんどくさかっただろうなぁ。と家の中の惨状から、どうでも良いことを思って現実逃避……いや、駄目だっ!!
まずは外の様子を確認しなければ!
幸い壁が崩れて、非常にオープンな家になっているので、閉じ込められたりということは無くなった。それに家から出やすくなったぞ♪
…………そう思わなければ、やってられない……
うん……とにかく、家の外に出よう。
クロセは崩れた壁から外に一歩、二歩、三歩……と進み、そして恐る恐る振り返った。
机に隠れていた良かった。
家具のほとんど倒れていて、部屋の中は大惨事になっている。
持ち家なのでまだ良いが、借家だったらめんどくさかっただろうなぁ。と家の中の惨状から、どうでも良いことを思って現実逃避……いや、駄目だっ!!
まずは外の様子を確認しなければ!
幸い壁が崩れて、非常にオープンな家になっているので、閉じ込められたりということは無くなった。それに家から出やすくなったぞ♪
…………そう思わなければ、やってられない……
うん……とにかく、家の外に出よう。
クロセは崩れた壁から外に一歩、二歩、三歩……と進み、そして恐る恐る振り返った。
「……………」
……とりあえず、結論から言えばモビルスーツが一機、家の隣のガレージ兼仕事場に突っ込んでいた。
続く