211 名前:綺麗なシャア投稿日:2008/05/07(水) 04:49:19 ID:???
ハム「髭の
ガンダムのみそ汁……まさしく赤(味噌)だ!」
ロラン「グラハムさん、焼き魚の方お願いします」
ハム「うむ、この魚……まさしく鮎だ!」
ロラン「オクラどこにいったかな……」
ハム「敢えて言おう!エーカー家秘伝のマッシュポテトであると!!」
ジュドー「オハヨー」
ガロード「あ、グラハムさん来てたの?」
ハム「おはようだなぁ!デコのガンダム!月のガンダム!」
シーブック「あ、グラハムさんだ」
ハム「影のガンダム、おはよう!」
シーブック「影が薄いってことかー」
ハム「いや、分身するからだ!」
シャギア「ふむ、今日はグラハム=エーカーが調理に参加しているのか」
オルバ「サラダが楽しみだね、兄さん」
ハム「おはよう、ゲテモノのガンダム!」
ガロード「帰れ!!」
「「「「「ごちそうさまでしたー」」」」」
シロー「では警察署に向かいましょう、警視正」
ハム「うむ」
シロー「警視正は部下に慕われてて羨ましい」
ハム「キミの部隊も仲がよいじゃないか」
シロー「今イチ尊敬されてないっていうか……」
ハム「そんなことはないとおm」
???「フハハハハはハハハハーーーー!!」
ハム「うぉ!?」
シロー「今横切ったあのショッキングピンクのザクは、間違いなくシャア=アズナブル!?」
シャア「グラハム=エーカー警視正、私のスピードについてこれるかな?
た か が 通 常 の 2 倍 のカスタムフラッグで!
こ の 通 常 の 3 倍 のシャア専用ザクに付いてこれるかな!!」
シロー「なんなんだ?だいたいシャアザクは30パーセント増なだけじゃないか」
コマンビー「申し訳ありません。マスターは
ガンダム家の台所でロラン様と同席できるグラハム警視正に嫉妬しているらしく……」
シロー「ああ……」
ハム「スピード違反だぞ、シャア=アズナブル!!オーバーフラッグ隊出動!!」
シャア「MSの性能の違いが、戦力の決定的な違いでないことをみせてやる」
ジョシュア「うわ~」
ダリル「隊長、ジョシュアが敗れました」
ハワード「おのれ、よくもフラッグに泥をー!!」
シャア「甘い!!」
ハワード「うわ!?……隊長……フラッグファイターの意地を……」
ハム「ハワード=メイスゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!」
シャア「見たか!ゼクス=マーキスだとか、ラウ=ル=クルーゼだとか昨今の仮面にはまだまだ負けんよ!」
ハム「シャア=アズナブル!!」
シロー「まずいな、シャアのヤツ久々に本気……」
シャギア「オルバよ、一宿一飯の恩は返さなくてはな」
オルバ「そうだね、兄さん。サテライトランチャーの充電完了だよ」
シロー「ちょwww」
シャギア「チェックメイトだ、NT」
オルバ「なりそこないとはいえ、キミがNTなのがいけないのさ」
シャア「む!?なんだ、プレッシ…
――チュドーーーーン
212 名前:綺麗なシャア投稿日:2008/05/07(水) 04:50:56 ID:???
ハム「と言うわけで、私も巻き込まれてしまったよ、ハッハッハッハッハ」
ビリー「元気だね」
ハム「ハサン医師曰く私は
ミンチではなくハムだから治りが早いそうだ!」
ビリー「よかったねぇ」
ハム「カタギリ、私は今回の件で気付いた。ガンダムは誰のモノでもないと!!」
ビリー「いや、ガンダムはそれぞれのパイロットのものだよ」
ハム「ガンダムを抱きしめたいシャア=アズナブルの気持ちもよく分かる!」
ビリー「彼が抱きしめたいのは
ロラン君だよ」
ハム「しかしガンダムは身持ちが堅い!!」
ビリー「そういう発言は誤解されるから言わない方がいいよ、特にアムロ氏の前では」
ハム「私も警察官としてシャア=アズナブルが法に触れるのを見過ごすわけにはいかない。
故にシャア=アズナブルの矯正が必要と判断し、
ハロ長官に彼を白い部屋で治癒させることにした
だが彼には耐性があるために一定時間が過ぎると元に戻ってしまうそうだ!」
ビリー「サザエさんシンドロームだね」
ハム「だからビリー、キミの助けが必要なのだ!!」
ビリー「というわけで、僕が開発したタイマー付き液晶ディスプレイ内蔵型サングラスだよ」
アムロ「ほう」
ビリー「サングラスの内側には白い部屋で流される映像ど同様の映像が流れる仕組みになっている。
これまでのシャア氏のデータから、白い部屋の効果が切れる時間になると、映像が再生されるというわけだ」
アムロ「それで今日のシャアはいつもと違うわけか」
シャア「シャアではない、今の私はクワトロ=バジーナだ」
刹那「
ガンダムなのか?」
ジュドー「百式ってガンダム?」
コウ「うーん……」
シャア「ふ、安心したまえ、今日は
キャスバル専用ガンダムでやってきた」
刹那「
お前はガンダムだ!」
シャア「ただのガンダムではない、当然通常の三倍なのだ!」
刹那「通常の三倍ガンダムなのか!」
シュウト「すごいね、キャプテン」
キャプテン「シュウト、あのガンダムはアムロのガンダムと性能に大きな差違はない」
カミーユ「クワトロ大尉、貴方はこんな所で何をやってるんです!」
シャア「ふむ、昨日は
シロー君に迷惑をかけたからお詫びにきたのだが……迷惑だったかな?
シロー君、心ばかりだが私の行きつけのレストランのディナー拳だ」
シロー「男と食事に行く趣味は……」
シャア「サハリン家のお嬢さんとだよ。兄上にはアイナ嬢とナナイの仕事上での食事と言っておいてある」
シロー「なんて完璧な!」
シャア「今日はミネバ様やプル達を学校に送るついででもあったのだが、よかったらシュウト君とアル君もどうだい?」
ジュドー「ちょっと待ってよ、彼女達はハマーンと暮らしてる筈だろ?」
シャア「ああ、そうだが」
ジュドー「シャア、あんたハマーンと寄りを戻したのか!?」
シャア「時間は元には戻らんさ。だが埋めることはできる」
シーブック「ナナイさんとかどーするんですか?」
シャア「私はアムロのライバルだぞ、少年」
ガロード(カミーユ兄の師匠だしな……)
シン「すごい説得力……」
213 名前:綺麗なシャア投稿日:2008/05/07(水) 04:52:36 ID:???
シャア「それからヒイロ君、キラ君、ウッソ君、あとでビジネスの話があるのだが、放課後は空いてるかい?」
アムロ「待て、シャア。
ネオジオン社の開発に弟達を巻き込むなど……」
シャア「それはエゴだよ、アムロ。キミの弟さん達は別にラーカイラム社の社員ではないのだからな。
アムロ、キミは弟達に無給あるいは格安で手伝いをさせてたのではないのかね?私はちゃんとした報酬を用意している」
キラ「金塊だ……」
シャア「場所は綺麗なお姉さんが沢山いる店でどうだい?」
ウッソ「綺麗なお姉さんですって!?」
アムロ「シャア!弟達を邪道に迷わせるな!」
シャア「ハッハッハ、それは自分の女性関係を清算してから言うのだな、アムロ!」
セレーネ「なんか今日のシャア凄いわね」
マイ「データを取ってみたいですね」
シャア「では今日はこれで失礼……おっと、ロラン君」
アムロ(!!)
シャア「偶にはディアナ嬢やキエル嬢だけではなくソシエ嬢にも構ってあげなくては一流のバトラーとはいえないぞ?」
ロラン「は、はい」
シャア「ではな!キャプテン、偶にはネオジオン社に遊びに来るといい!マドナッグも喜ぶ」
キャプテン「了解した」
ガロード「あれがシャアだって?別人じゃないか」
ドモン「ロランが絡まないとああも人が変わるとは……」
ヒイロ「昨夜からネオジオン社の株価の上昇が止まらないな」
アル「明日はシャアザクで来てくれないかなぁ……」
アムロ「馬鹿な!なんの冗談だ、これは!!」
それから一週間の時が過ぎた
シャア「グエン卿、いい加減ロラン君をつけ狙うのは止めたらどうだ?」
ギム「むぅ、流石は
黒歴史のパイロット、我が輩の目にも留まらぬスピードで変態退治を行うとは」
ジュドー「だめだ、今日でシャアとギンガナムのグエン退治タイムアタック、七回連続でシャアの勝ちだ」
ガロード「これじゃあ賭にならないぜ」
アムロ「シャアが来ただと!?性懲りもなく!!いいか絶対に家にあげるな!!」
ロラン「アムロ兄さん、HIνまで出して、なんのつもりです!!」
ドモン「シャアに害意はないんだぞ」
アル「シャアさん来たの?いらっしゃーい!」
シュウト「ゆっくりしていってね」
アムロ「みんな、どうしたんだ、シャアなんだぞ!!」
シロー「兄さん、シャアは前までのシャアじゃないんだ」
セレーネ「兄さん、何か格好悪いわ」
ヒイロ「ラーカイラム社がネオジオン社に吸収合併されるという噂がある。それでアムロ兄さんはシャアを敵視しているのだろう」
カミーユ「仕事を家に持ち込むなんて、大人のすることですか!」
アムロ「ええい!長兄命令だ!シャアを絶対に家に上げるな!」
キラ「やめてよね、権力を振り回すなんて男のすることじゃないよ」
ウッソ「落ちましたね、兄さん」
刹那「兄さんは……真のガンダムじゃない……」
アムロ「うぐぐぐぐ……」
シャア「ふ、アムロ……私に合うのが嫌なのだろう?」
アムロ「そうだ」
シャア「ではアルテイシアを置いてゆく。アルテイシアならば構わないな?」
アムロ「セイラさん!?」
セイラ「久しぶりね、アムロ」
アムロ「どうしてセイラさんを巻き込んだ、シャア!!」
シャア「別に他意はないさ」
セイラ「嘘を仰らないで。私を無理矢理連れてきた癖に」
214 名前:綺麗なシャア投稿日:2008/05/07(水) 04:54:21 ID:???
シャア「私は別に
アムロ君と結婚して欲しいなど考えてはいない」
セイラ「兄さん、私は結婚する気は……」
シャア「私はただアルテイシアに家族というものを知って欲しかっただけだ。アルテイシアは幼い頃に両親と別れて家族というものを知らない。
だが、この家には家族愛が溢れている。私にどんな金や権力があってもアルテイシアに与えられないものが、だ。
私はアルテイシアに感じてみて欲しいのだ。家族でテーブルを囲んで食べる朝というものを。その上で結婚しないというのであれば構わない」
セイラ「兄さん……」
ロラン「うう……なんていい話なんだ」
シーブック「わかる、わかるよ」
ジュドー「妹さんのこと、大事に思ってるんだな」
シン「アンタって人はなんていい人なんだぁぁぁぁぁぁ!!」
アムロ「みんな、騙されるな!!シャアには何か魂胆が…ッ」
キャプテン「アムロ、私もみんなもアムロの意見には賛同できない。シャアの言葉は本物だ」
アムロ「キャ、キャプテンまで……クソ!!家出してやる!こんな家、家出してやる!!」
ガロード「アムロ兄が家出したらシャアに兄貴になってもらおうか?」
カミーユ「今の大尉なら悪くないかもな」
セレーネ「シャアの方がカッコイイしね」
アムロ「シャアアアアアァァァァァァァァァーーーーーー!」
シャア「何をするつもりだ、アムロ!?」
パリーン
シロー「ああ、サングラスごと殴った?」
ドモン「頭部への攻撃は反則だ!」
シャア「ううぅ……」
ロラン「大丈夫ですか、シャアさん!額から血が……」
シャア「ロ、ロラン君、私の血を拭ってくれるのか……ハァハァ」
キャプテン「変態センサー感知、排除する!!」
シャア「ぐあああぁぁぁぁーーーーー!!」
アムロ「見たかみんな!あれがシャアの本性なんだ!!」
兄弟))))
アムロ「お、おい……」
セイラ「兄さん……せっかく真人間に戻ったと思ったのに……ううぅ……」
兄弟「「「「「あ~~あ……」」」」」
アムロ「ぼ、僕が一番長兄を上手くやれるんだぞ……」
兄弟「「「「「……………」」」」」
アムロ「ララァ……僕は……僕は取り返しの付かないことをしてしまったのかい」
シャギア「女性が居る前で別の女性の名前を出すとは」
オルバ「ファーストニュータイプに品性を求めるのは難しいね」
アムロ「お前達、何時からそこに!!」
ガロード「おう、シャギア、オルバ、一緒に朝飯食べようぜ」
アムロ「ガロード!?真っ先に兄弟を追い出すガロードが!?」
シロー「セイラさん、よかったら朝食食べていってください」
ロラン「大丈夫です、ちょうど一人分空きましたから」
アムロ「ロラン!?その一人分って、誰のことだ、ロラン!!」
ジュドー「アンタの兄貴にはなれないけど、俺達を弟だと思ってくれよ」
シーブック「迷惑かも知れないですけど」
ウッソ「綺麗なお姉さんならいつでも歓迎ですよ!!」
刹那「真のガンダムが不在となった今、俺が真のガンダムを目指す!!」
アムロ「うあぁぁーーーーーーー!!」
アムロ「
ラルさん、俺、ラルさんの家の子に……」
ラル「少年、良くない目をしている」
ハモン「そんな坊やは要らないわ」
アムロ「そんな……だ、大丈夫だ、まだチェーンやベルトーチカがいる……」
ラル「女の所に転がり込むのか?少年」
ハモン「荒んだわねぇ」
アムロ「そんな、そんな軽蔑した目でみないでくだいよ……」
215 名前:綺麗なシャア投稿日:2008/05/07(水) 04:55:43 ID:???
ブライト「それで、アムロは九日も欠勤してドコへいったんだ?」
トレース「それがさっぱり……」
チェーン「弟さん達も必死に探してるみたいですが」
ケーラ「八日前に哀戦士を歌いながらどっかに消えてったって目撃談が最後にとんと」
クリス「シャアさんなんて三日三晩ナイチンゲールで探してるんですよ?」
アストナージ「シャアって真人間になったんだって?」
サエグサ「いや、元のアレに戻ったみたいだけど?」
RRRRRR……ガチャ
ブライト「はいもしもし……おい、吉報だ。アムロが帰ってきたってさ」
ガロード「おいおいアムロ兄……」
カミーユ「冗談だろ?」
アムロ『兄の威厳を取り戻すため、我が家よ、俺は帰ってきた!!』
ジュドー「なんてもん持ってくるんだよ!!」
シロー「アル、シュウト、危険だから家の中に戻るんだ!!」
アムロ『この木星でみつけたイデオンでなら……!!』
シン「やめろよ兄さん!」
キラ「僕たちが悪かったから!!」
刹那「それはガンダムじゃない!!」
アムロ『ガンダム家長兄は伊達じゃない!!』
ジャン、ジャン、ジャッジャッジャ♪
ロラン「この音楽は!?」
アムロ『シャア!!』
シャア「ロランたんハァハァ!!」
アムロ『シャアーーー!!!』
シャア「ぐはぁ!!」
アムロ『大丈夫か、ロラン!』
ロラン「兄さん……」
ヒイロ「ああ、兄さんだ」
セレーネ「なんだかんだで頼りになるわね」
ドモン「九日間大変だったんだぞ」
アル「おかえりアムロ兄さん!」
シュウト「お帰り!!」
アムロ『僕には帰れる家がある……こんなに嬉しいことはない……』
カンカン
テクス「空いてるぞ」
キャプテン「診察をお願いする」
テクス「背中のミンチをか?どうせ回復するだろう」
キャプテン「いや、シャアは睡眠不足だ。休ませてやって欲しい」
テクス「ふむ」
コマンビー「マスター!」
キャプテン「コマンダーサザビー、後は頼む。私は家に戻らなくてはならない」
コマンビー「アムロが帰ってきた途端、またロランのストーカーとは……情け無い」
キャプテン「そうなのかも知れないが、そうでないかも知れない。シャアの行動はアムロを日常に戻してくれた。
シャアがいつものように行動したお陰で、アムロはいつものように撃退し、いつものようにガンダム家の長兄に戻った」
テクス「ふふ……」
コマンビー「考えた上での行動だと?」
キャプテン「さあ、私には分からない。もしかしたら何も考えてないかも知れない。何も考えずに、シャアは最良の手段を選んだのかも知れない」
コマンビー「そんな事があるのか?」
キャプテン「心とはそういうものだ」
コマンビー「………」
テクス「それで、明日からまたシャアが家に忍び込んできたらどうする?」
キャプテン「もちろん全力で撃退する」
コマンビー「お互い苦労するな、キャプテン」
キャプテン「それが私の日常だ」
216 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/05/07(水) 05:01:12 ID:???以上
たまにはカッコイイ?シャアを書きたかっただけなのにアムロがどんどんヘタレていったW
最終更新:2013年09月15日 13:57