17 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/12(水) 15:11:41 ID:???
<バー
青い巨星>
セルゲイ「マスター、カミュを一杯」
ラル「了解した」
セルゲイ「焼酎ではないからな。銀○ネタは自重せねば」
ラル「当たり前だ(う~む、ボケようとしたのに)」
シャア「これはこれは、スミルノフ大佐ではないか。久しぶりだな」
セルゲイ「アズナブル大佐か。かれこれ5年ぶりか」
シャア「ああ、それくらいになるな」
セルゲイ「『赤い彗星』は退役しても活躍しているそうじゃないか。新聞でよく名を見るぞ」
シャア「そちらこそ、連邦軍を支える『ロシアの荒熊』の名声に少しの陰りもない」
セルゲイ「なに、私は君と違って軍の水にどっぷりと浸かってしまって抜けなくなっている。
起業して大会社の社長として腕を振るっている君がうらやましい。
ところで、後ろの若者は?」
シャア「紹介が遅れた。こちらはアムロ・レイ、私の強敵(と書いて『友』と読め)だ」
セルゲイ「ああ、君が噂の……初めまして、
セルゲイ・スミルノフだ」
アムロ「初めましてアムロ・レイです。僕についてどんな噂が立っていたんです?」
セルゲイ「『白い悪魔』と言えば、軍の教本に載る程有名だ。まさかこうして会えるとは思わなかった」
アムロ「スミルノフ大佐にそうおっしゃっていただけると、光栄です」
シャア「立ち話もなんだから、席に座ろう」
セルゲイ「では向こうのテーブル席に行こうか」
シャア「我々はカウンターでもいいんだぞ?」
セルゲイ「カウンター席ではアレができないじゃないか」
シャア「……ああ、アレか。アレをやるのは久しぶりだな」
アムロ「(小声で)アレってなんだ」
シャア「(小声で)ゲームだ。お前は見ていればいい」
23 名前:17の続き :2008/11/12(水) 15:45:21 ID:???
セルゲイ「
アムロ君は初めてだったな。このゲームは軍で伝統的に伝わるゲームで、ポーカーのような
ものだ。ただし、役は自分で考えなければならない」
アムロ「あれ?使うのはトランプじゃ無いのか。人の写真か?」
シャア「カードの一枚一枚にはよく知られた人物の顔写真が描かれている。そして、手札の人物の繋が
りが役になる。繋がりが単純であればあるほど強い役になる」
セルゲイ「では、やってみようか」
アムロ「僕は見てます」
シャア「では私たちがデモンストレーションをやってみせよう(とカードをシャッフルして配る)」
セルゲイ「(5枚の手札を見て)む?」
シャア「(5枚の手札を見て)なるほど」
セルゲイ「いい札が来たのか?」
シャア「フ、交換はするが、私は運がいい」
セルゲイ「そうか。では私は4枚交換する」
シャア「私は1枚交換だ……これは、先に私から行かせてもらおう」
アムロ(どんな繋がりなんだろう)
シャア「カテジナ!レオニード!ベルイマン博士!ドレル・ロナ! ケ○ロ小隊のフォーカード! そしてローラ・ローラ」
アムロ(
中の人ネタだー!)
セルゲイ「二等兵がいないのが辛いところだが、なかなか強い役だな」
シャア「ではスミルノフ大佐」
セルゲイ「ああ。ルー・ルカ!ソシエ・ハイム!アレンビー・ビアズリー!
ルナマリア・ホーク!
そして
ソーマ・ピーリス!」
アムロ「こ、この繋がりは?」
セルゲイ「 乙 女 だ !」
アムロ「ええーっ!」
シャア「さすがスミルノフ大佐だ。私の負けだ」
アムロ「シャアの負けなのか!?」
シャア「負けるもなにも、完敗だ。こんな美しい繋がりは見た事が無い」
セルゲイ「ではアムロ君、君もやらないか」
アムロ「え、遠慮します……ついていけない……」
最終更新:2013年09月23日 20:51