527 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/27(木) 15:43:12 ID:???
セレーネ「はい!セレーネ特製『カレーのようなもの』よ!」
シロー「よ、ような!?」
ディアナ「まぁ……美味しそうですね」
ロラン「ディアナ様、お考えなおし下さい!!!」
マリナ「美味しそう…食べてもいいかな?」
刹那「……ノーコメントだ」
台所
アムロ「う……うわっ!?」
マイ「え、ええと……この大量の赤い液体は……」
アムロ「マイ、見るな!俺達は何も見ていない!!」
マイ「でも、兄さん。これ、よく見るとミンチ状の
 アムロ「わーわー!聞こえない、見えないからな!!」



アル「あれ?さっき捕まえた野良アッガイタソは?」
シュウト「セレーネ姉ちゃんがどっかに連れてったよ」

529 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/27(木) 15:59:57 ID:???
527
ドゴォォォォォ――――――ン!!!!!!

アムロ「今度は何だ!?」
マイ「ゼーゴック…?ホルバインか?」

ゼーゴックから出てきたホルバインがセレーネに近づく。

ホルバイン「アッガイへの乱暴は許さん。」
セレーネ「まだ何もしてないわよ。」

ホルバイン「『まだ』……?」
セレーネ「何でもないったら!この子が欲しいならあげるから帰ってよ!!」


ホルバインはセレーネから野良アッガイを受け取り、
 「ウワーハッハッハ!!」とゼーゴックで帰って行った。


…壁の大穴どうしよう。

539 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/27(木) 18:26:19 ID:???
セレーネが台所手伝い行っても数分でお土産貰って戻ってくる気がする。

セレーネ「流石に大変でしょう。手伝うわ」
ロラン「助かります。じゃあ、そこのアジを3枚におろしてください」
セレーネ「了~解。で、3枚って縦に?横に?」
ロラン「…魚はいいですから、野菜をお願いできますか?そこのピーラーで」
セレーネ「……ピーラー?」
ロラン「や、やっぱりお米研いでもらえます?」
セレーネ「研ぐって…米を削るの?」
ロラン「普通に洗ってくれればいいんですよ」
セレーネ「ふ~ん、それじゃあ……」

ガシッ!!

セレーネ「ど、どうしたの!?急にお姉さんの手なんか握って…」
ロラン「それは僕のセリフです…」

セレーネの手にはしっかりと食器用洗剤が握られてましたとさ。

セレーネ「ねえロラーン?なにか手伝う事~」
ロラン「冷蔵庫のビールと刺身の余りがありますから、『あっちで』処分しててください…」

572 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/28(金) 01:23:33 ID:???
セレーネ「何よー、みんなして私のことバカにして…こうなったらロランより美味しいもの作ってを
      びっくりさせてやるんだから」
セレーネ「まずは何を作るかよね…そうだわカレーにしましょう!あれなら初心者でもレシピ通り
      作れば…大丈夫よねきっと?」
セレーネ「えーっと、まず『厚手の鍋にサラダ油を熱し、適当な大きさに切った肉、野菜をよく炒めます。』か」
セレーネ「肉は…そうだわネオテキサス牛があったわね!これを適当な大きさに…輪切りでいいのかしら?」
セレーネ「玉葱は『アメ色になるまで炒めるとよりおいしいです』…アメ色って何色なのかしら?」

セレーネ「…これはアメ色じゃーないわよね?(コゲコゲ)まっ、いっか!火は通ってるんだし」
セレーネ「『水を加え、沸騰したらアクを取り、材料がやわらかくなるまで弱火~中火で煮込みます。
        (約20分間)』……アクって何なの?」
 (アクの意味が分からなず放置した為表面鍋がすごいことに)

セレーネ「次は『スパイスを(ryがない場合は市販のカレールウでもOKです』もう、最初から書いてよねー。
       あんなに探したのにー」
 (スパイスを探す為引き出しや戸棚がすごい事に※ロランは普段自分で調合してものを使用してます)

セレーネ「『一旦、火を止めてルウを入れ、充分に溶かし再び弱火で煮込んでください』か、楽勝ー楽勝ー」
 (火を止め忘れルウを投入した為ルウに入っている小麦粉が高温でかたまりルウがダマに。
※ダマとは小麦粉を水で溶くなどしたとき、よく溶けないでできるぶつぶつのかたまりの事)

セレーネ「何か物足りないわね…そうだたしかTVやCMでリンゴと蜂蜜とか、コーヒーやチョコレートが
      どうとか言ってたわよね…量は適当で良いのかしら?」
 (もはや、『カレー』ではなく『カレーのようなもの』に)

セレーネ「……そうだわ!確かネオフランス産のワインがあったわよね。香り付けにドバーっと入れちゃいましょ、
       ドバーっとね!(ドボドボドボ)アッ、これってちょっと大人向けだったかしら」

セレーネ「一応、ネオテキサス牛(の塊)を入れてあるからボリュームは大丈夫なはずだけど何か欲しいわよね…
      何か良いのないかしらー…!そうよ、お餅だわ、これがあったわ」



アムロ「で、出来たのがこれか…」
シャア「認めたくはないものだな。これがカレーとは」
ロラン「ハハハハハハハ」(台所の惨状と食材の無駄使いで壊れた)
シーブック「これがカレー?なんとーっ!」
ドモン「これも修行と思えば!」
カミーユ「こんなカレー制覇してやる!(ブゥーーーーッ」
シン「セレーネ姉さん、あんたって人はーーーー」
ギンガナム「すごいよ、セレーネ!さすがはロランが泣いて止める腕!」
ロラン「何にしろ、まず身内で味見をしておいてよかったですよ…もし、ディアナ様がこれお食べするような
    ことがあったら…なんて恐ろしいんだ!」
アムロ「とりあえずお前達4人は、お客様に出前で済ますよう伝えてきてくれ、お前達も今日は出前で良いぞ」
ジ&ガ&ア&シ「「「「「はーい」」」」

ハリー「ディア様、先ほどロラからの通信で『大変申し訳ありませんが、本日は出前でご容赦ください』とのことです」
ディアナ「出前…何かあったのでしょうか?」



アッガイタンと>ハロハサクサヅダヅに関しては思い浮かばなかった。というか何を思い浮かべろと!


583 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/28(金) 07:21:30 ID:???
セレーネ「ハロは……キャベツ代わりに出来そうね」
 トントントントン
セレーネ「ヅダは爆発するから、ぴり辛的に唐辛子……」
 ザクザクザク
セレーネ「サクは昆布代わりに使って、と」
 ブチブチブチ
セレーネ「最後に、アッガイタソは豚肉の代用……と。完成したわ!セレーネ特製『サラダのようなものとヤキソバのようなもの』!!」

ディアナ「あら、美味しそうですね。ロラン、今度こそ食べてもいいでしょう?」
ロラン「だからお食べになりませんよう……お願いです!(血涙」
マリナ「ヤキソバ……良い匂いだなぁ……」
シーリン「確かに匂いは良いわね」
刹那「………ノーコメントだ」
アムロ「おい……セレーネ。お前の部屋から変な声が聞こえなく
 セレーネ「ああ、掃除したのよ……」
アムロ「いや、お前が掃除するはずは
 セレーネ「何でもないったらぁ………ニコニコニコニコ」
アムロ「………わ、分かった……」

584 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/28(金) 08:39:37 ID:???
583の五分後

ディアナ「…………」
マリナ「…………」
シーリン「…………」
 刹那「…………」
ロラン「…………」
アムロ「…………」
ハロ「…………ハロ?」
ヅダ「…………づだぁ?」
サク「…………さく?」
アッガイ「…………うきゅ?」
ディアナ「目が、合いましたわね……」
アムロ「何でサラダとヤキソバにこいつらが丸のまま入ってるんだ」
セレーネ「そんな、この子達切り刻んだりしたらかわいそうじゃない!」
アムロ「そもそも入れるなっつとんじゃ!」

585 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/28(金) 09:44:23 ID:???
リリ姫「私がこの場を訪れなければならなかった理由が、今、判った気がいたします…」
ゼロ「……姫様、お願いいたします」
リリ姫「マナよっ!」

  ピカーーーン!!

マリナ「すごい、キッチンがどんどん元通りに!」
ロラン「あ! 謎の物体X(ようなものとすら呼ばない)が、分解されて元の材料に!」
ゼロ「さすがはリリ姫さま…」

リリ姫「ふう…」フラリ…
シュウト「あぶないっ!」ズザザー
 ナイスキャッチ!
シュウト「あ、あぶ、あぶ…」
ゼロ「すまん、シュウト」
リリ姫「(やっぱり来て良かったですわ♪)」←タヌキ寝入り

 ゼロ「しかし、リリ姫をして全魔力を消耗せしめるとは…アレはいったい何だったんだ?」
キャプテン「ビビビ…ブ、分析、セキ、セキ、ふふふふふふフノ、フノ、フノウ、不能…ビュービュー」
アムロ「わーーーっ! キャプテン!」


586 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/28(金) 10:44:42 ID:???
アムロ「……とりあえず、セレーネは永久料理禁止の刑な」
セレーネ「えー?何でー?」
シロー「異議なし」
マイ「僕もです」
ロラン「当たり前です!」
刹那「……賛成だ。姉さんの料理はガンダムじゃない」
セレーネ「え?だったら、刹那はガンダムが入ってたり、料理がガンダムを模していたら良いんだ?」
刹那「コクリ」
アムロ「待てぃっ!壊れたキャプテンをどうするつもりだ!?」
ロラン「刹那も頷かないの!」
刹那「……ガンダムが食べたい(´・ω・`)」
アムロ「……分かった…今度ガンダムを模した料理を作ってやるから……な?」
刹那「アムロ兄さんは真のマイスターだ」
シロー「……と言う訳で、セレーネ姉さんはもう作らないで下さい!」
セレーネ「分かったわよぉ……全く…皆私の料理を理解しないんだから……」
マイ「でも、結婚するとしたらやっぱり家事は上手い人がいいですよね」
アムロ「!!………」
シロー「…………」
ロラン「モ、モニクさん……」
シャア「これは…なんとまぁ…」


モニク「!?い、今……フラグが立たなくなった気がする……」
エルヴィン「姉さん、花嫁修業でもしたほうが良いよ」
モニク「だからこうして作ってるんじゃないか……よし!チャーハンのような物、よ!」
エルヴィン「姉さん、何かうねうねしてるよ。チャーハンでここまで酷くなる人なんて初めて見たよ……」



587 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/28(金) 11:26:32 ID:???
ネーナ「はーい、アタシも料理できるよ! 豆腐料理とかスイーツ作るんだよ♪」
アムロ「それは凄いな。ネーナちゃんみたいな子がいて刹那は果報者だな、こんなに嬉しいことはn……?」


ヨハン「……!(必死の形相で首を横に振るの図)」
ミハエル「……!(手でバッテンを作って首を横に振るの図)」


アムロ「……ないことはないけど、うん」
ネーナ「???」

588 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/28(金) 11:43:34 ID:???
ロラン「そもそも、皆さん『味見』と言う言葉をご存知ですか?」

589 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/28(金) 11:52:23 ID:???
ティファ「ガロード…」
ガロード「な、何?」
ティファ「ガロードはお料理が上手な女の子は好き?」
ガロード「え?まぁそれはそうだな…それなりにできる子のほうがいいかなぁ(セレーネ姉みたいなのは絶対に勘弁だ)」
ティファ「そっか…(よし!ガロードのために…)」



フェルト「ロックオンは料理できる女の人は好き?」
ロックオン「え?まぁそりゃあなぁ。美味いご飯を食べたときは幸せだろ?それがまして大好きな人が作ったもんならなお最高だろうな」
フェルト「そうだよね…(私、がんばる)」



ソーマ「た…大佐は料理上手の女性はいいと思われますか?」
セルゲイ「そうだな…食事は生活の楽しみであるし、生きていることの実感にも繋がる」
ソーマ「そうでありますか。ありがとうございます(大佐喜んでくれるかな)」



テ・フ・ソ「「「料理の勉強会を…!!」」」
ティファ「え?」
フェルト「みんなも?」
ソーマ「仲良すぎだよ」クス
ティファ「じゃあさっそく」
フェルト「うん。ロックオン喜んでくれるかなぁ~」
ソーマ「がんばるぞ…」

590 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/28(金) 11:53:07 ID:???
588
???「世の中には『味覚』が崩壊している人間がいることを忘れているぞ!」

591 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/28(金) 11:56:35 ID:???
588
ヨハン「ああ……なぜシュークリームがしょっぱいのか……」
ミハエル「なんで麻婆豆腐で舌が爛れるのか……」
エルヴィン「炒飯じゃない……あれはもっとおぞましいものだよ……」
ヒイロ「教えてくれ五飛、俺はあと何回リリーナの料理を……ゼロは何も答えてくれない……」
アムロ「もう、料理以前の問題だな……」

592 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/28(金) 12:00:31 ID:???
アル「…………」
クリス(0080)「ん? どうしたの、アル?」
アル「うん、クリスが料理できてて良かったなぁ……って。」
クリス「ああ……なんとなく分かった気がする」

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最終更新:2013年09月25日 20:03