319 名前：メメントモリ攻略戦 1/4 ：2010/01/08(金) 05:06:28 ID:???
《メメントモリ：死を忘れるな、の意(00
ガンダムでは、軌道上狙撃兵器として登場)》
ストーカー「さあやってまいりました、史上最大級の
大食い大会、「盛りグチ」!!
地球軌道上を駆け巡る、軌道旅行システム、メメントモリでの開催です！」
ジュドー 「タダ飯を食えるってんだから、負けてられるか！」(ﾊﾞｸﾊﾞｸﾊﾞｸ)
ストーカー「おーっと、ZZ少年が、豚丼を三杯完食だー。これはお見事ですっ」
スエッソン「本来ならケーキを食いたかったが、これも相当、ウマいなぁ」(ﾊﾞｸﾊﾞｸﾊﾞｸ)
ストーカー「やはり大食いはこの人だあーー！ すでに７杯をたいらげております！
大本命スエッソン氏、悠然と8杯目を頼むぅ～！
大盛り神話とされる『メメント盛り』さえも、
アナタは余裕で平らげてみせるのかーっ1?」
マリナ 「ああっ。なんという味覚でしょうかっ。醤油ベースの単純な味でありながら、
どうしてこうも、奥深い味わいが、私の舌を駆け巡るのでしょうっ
『めぐりあい宇宙』、体験いたしましたっ
お箸が、お箸が止まりませんっ」
ストーカー「すごいぞマリナ姫ぇー。 大食い対決を完全に無視し、食通の味わいを楽しんでらっしゃいます！
さすがは貧乏姫といえども、高貴なお方っ。
料理長タムラ氏もご満足、といったところでありましょうか！」
ソーマ 「ううぅ。我が上司、
セルゲイ・スミルノフが見繕った最上級のお肉だぞっ
ゴールデン・ポークの中でも、世界一の豚肉なのだぞっ！
ここで食べきれずに、どうして超兵といえるっ」
ストーカー「こっちもすごいぞーっ
あんなに細い体なのに、なぜ掻き込めるというのかー！」
320 名前：メメントモリ攻略戦 2/4 ：2010/01/08(金) 05:07:32 ID:???
???「準備、整いましたっ！」
???「よし、──ってええっ！」
ヴｨｨｨｨ～ン
ストーカー「な、なんだあ、この響きは！
無重力空間ですら感じるこの圧力は、なんなんだあああァァ！」
ジュドー 「(ｷｭﾋﾟｰﾝ)ん、これ、ヤベえ。いや、ヤベえどころじゃねぇ響きだ……っ！
みんなっ、勝負はお預けだ！ すぐに退避しろっ！」
スエッソン「腹いっぱいで、
敵前逃亡の言い訳かあ？」
ジュドー 「そんなんじゃねえよっ。分かるんだ、感じるんだっ。これはヤベえぞっ！」
ソーマ 「状況を報告せよっ。すぐさま対策を講じる！」
ジュドー 「対策とかじゃねえっ。この場所から逃げろって言ってんだっ
俺の感覚が外れたなら、あとでどうでもこうでもしてくれりゃあいいっ
全員、メメントモリから逃げろおおおー！」
スエッソン「ガキが、何を言ってんだ。この飯を、見捨てろってのか」
ジュドー 「気持ちは分かるっ。出されたご飯は、食いきらなきゃいけねえっ
でも、今はそれどころの騒ぎじゃねえんだよっ。頼む、逃げてくれ！」
マリナ 「いけないっ。私たちの会場が──、暴走しているわ！」
メメントモリ、動き始める
ジュドー 「ちくしょー！ ZZ、出るぞ！
メメントモリにいる連中は、即刻、シャトルでもなんでもいいから、
全員、避難しろおおおおおぉぉォォっっ!!」
ストーカー「たいへんなことになってしまいましたーっ
メメントモリが操作不能となり、地球軌道上を暴走しておりますっ
ああっと、メメントモリ、動作を静止しましたあああぁぁ
え──っ!?
なぜだー。封印されていたはずの、メメントモリ・システムが、
起動っ、起動しておりますっ！
現在、照射砲口を確認している最中ですっ
計測……、出ましたあぁ！
照準は……、照準は──っ！
……ネオ・ジャパンです!!」
ジュドー 「ふざけんなあああ！ 間に合ええええええエエェェッッ!!」
ジュドー、メメントモリの砲口から白い光を確認
出力全開で特攻しつつ、ビームライフルを充填
だが、発射には、
間に合わなかった
ジュドー 「ちきちょー、地球がっ。アムロ兄いぃぃィィ!!」(声をからして大絶叫)
321 名前：メメメントモリ攻略戦 3/4 ：2010/01/08(金) 05:08:35 ID:???
ラクス「生え上がぁれぇ～ 生え上がぁれぇ～ 生え上がぁれぇ～ ヒタイダー
髪よぉ～ フサれぇ～♪
まだ育毛がでぇきるぅ～ 頭皮がぁ～あるぅならぁ～
広大なぁ～皮膚をぉ～ 揉めよー揉めよー揉めよぉ～♪
正義のぉ～怒りをぉ～ ぶつけろぉ～ ヒタイダー
猛魂～戦隊ぃ～ ヒタイダー ヒタイダー♪
よみがえっるぅ～ よみがえっるぅ～ よみがえっるぅ～ ヒタイダー
髪よぉ～ フサれぇ～♪
銀河へ～向かぁてぇ～ 揉めよー ヒタイダー
猛魂～戦隊ぃ～ ヒタイダー ヒタイダー♪」
アスラン 「みんなのリーダー、ヒタイレッド（セリフ棒読みでやる気なし）」
カクリコン「アメリア大好き、ヒタイブラックっ（両腕で身体を抱き締める）」
ガトー 「多くの英霊が無駄死にでなかったことの、証のために。ヒタイグレーっ(腕組み)」
ルース 「フォルドにゃ負けねえっ、ヒタイブルー！（力強く拳を突き上げる）」
五飛 「正しいのだ、俺たちはっ！ ヒタイグリーン!!（拳法の構え）」
クリス 「女だからって、甘くみないでよね。ヒタイホワイトっ（素振り）」
ガトー 「ぬお、さすがは聖女」 クリス「キャあ。ごめんなさいっ」
セレーネ 「月に代わってお仕置きよ。セーラーセレーネ（目を挟むように横にVサイン）」
七人 「平等世界を築くため、今日も戦い悪を討つ！ 猛魂戦隊、ヒタイダー!!（ピキーン！）」
ジュドー 「なんでこいつらが登場してるときは、時間が止まるんだ？」
Ｘ総帥 「フッ、甘いな、ジュドーよ」
トレーズ 「正義は、勝つのだよ。光の力は、無限大だとは思わないかね？」
ジュドー 「なんだよそれ……ってか、誰だアンタたちっ!?
いや、そんなことを言い争ってる場合じゃねえっ」
メメントモリ砲口から、突如、爆発
ジュドー 「なんだっ。でも、これはチャンスだぞ！」
刹那 「ヒイロには負けていられない。任務完了だ
ジュドー、敵が出てくるぞ。ヒタイダーたちと応戦しろ！」
ジュドー 「状況は読み込めないが、よしきたっ
刹那兄っ、中にいるみんなを救出してくれっ！」
刹那 「了解した。任せろ」
322 名前：メメントモリ攻略戦 4/4 ：2010/01/08(金) 05:09:30 ID:???
メッサーたち(フッサーが搭乗)「ヒイー！」
ルース 「出てきたな雑魚どもが！」
五飛 「俺が前衛を務めるっ。ヒタイブルーはメガバズーカランチャーの火力で、
敵の一掃を試みろ！」
ルース 「おう、任せろ！」
アスラン「メメントモリに取り残されている人たちの救助が優先だ！
カクリコン、俺とガトーさんで突撃する！
拡散バズーカで援護を頼む！」
ガトー 「ヒタイレッドは、救助ポイントの確保を最優先せよ！
敵は私が引きつけるっ
ぬおおおおおオオ！」
カクリコン「撃ち尽くしてやるぜっ！ 行けよ、おまえらあああ！」
ジュドー「す、すげえ。いや、みんなを助けなくちゃ！(ZZ、ジャスティスを追いかける)
セレーネ「馬鹿っ。ジュドー！ 大出力の敵にロックされたわよ！」
クリス 「いけないっ。アスラン君っ、ジュドーがっ！」
アスラン「ちぃっ。間に合わない！」(それでもパッセルを投げる)
ジュドー「ち、ダメか！ アムロ兄っ、あとはみんなを、どうか──っ！
……え、外れた？ いや、外した、……のかっ！」
漆黒の機体、登場
??? 「
ジュドー・アーシタ・ガンダム、か」
ジュドー「そうだ。なぜ攻撃を外したっ！ 殺す気なら、いつでもやれたはずだ！」
??? 「おまえを殺すと、
アルとシュウトが泣く
──それだけだ」
ジュドー「てめえ、なんで
こんなことをするっ!?」
??? 「時代だから、だろうな」
ジュドー「なんだとっ」
漆黒の機体、雑魚どもと撤退
ジュドー「逃げるのかっ！ くそっ」
セレーネ「ジュドー！ 怪我はっ!? ばかっ。あんな場所に突っ込んだらダメでしょ！」
ジュドー「わりい、姉ちゃん。俺は大丈夫だよ
それよりも、五飛さんとガトーさんがズタボロだ
早く回収してやらないと、吹っ飛ぶぞ」
クリス 「面倒見のよさは、いつも変わらないのね」
メメントモリ攻略戦
と、人はそう呼ぶ
だが、たったひと言でかたずけてしまってもよい案件なのだろうかと、私は危惧している
何か大きな、とんでもない渦が、待ち構えているのではないのだろうかと、恐怖にかられてしまうのだ
当然、何もないにこしたことはない。むしろ、ジャーナリストしては失格だが、そう願っている
私は、純粋に、ただ人間というものが、好きなだけなのだ
大食い大会を潰した怒りを最も表現してくる、あの大きな、オレンジ的な悪魔の抗議
それすらも。凌駕してしまう力が働いているのではないかと
執筆者：
カイ・シデン
最終更新：2014年07月01日 18:54
