ローズ・トゥ・ロード私家版
*感情値 感情値は、「言葉ある種族(知的生物、という程度の意味)」が有している、健全な精神活動としての感情を数値化したものである。 0になればどこかしら不安定になり、喪失すれば狂気に落ちったことになる。 魔法を使うとき、魔力を解放するための方向性を与えるためにも使われる。
*激情 どの感情値であれ、その現在値が最大値を超えた場合、一息つくまで(=1シーン)の間、「激情」状態となり、 感情の最大値を現在値に変更した後、現在値を半減させる。 一度激情状態になったら、感情値が下がっただけでは回復しない。 慈愛:すべてのモノが愛しくなり、攻撃の判定ができない(防御や庇う行動は出来る)。 憎悪:憎しみの余り、指定した一人を殺すか、止められるまで攻撃を続ける。 歓喜:喜びや嬉しさの余り、止められるまで、それまでの行動を繰り返す(他の行動は出来ない)。 憤怒:怒りの余り、攻撃を繰り返す。誰かを殺すか、破壊するか、止められるまで、攻撃を続ける。 悲哀:悲しみの余り、何もできなくなる。防御や逃走を含め、一切の判定ができない。 恐怖:恐怖のあまり逃げ出す。逃走以外の判定は出来ない。 無名:自身をとらえていた感情を自覚する(※)。 ※2d6を行い、行為判定で魔数が発生した時のように感情値を上昇させる。 このときゾロ目であっても無名の感情は選べない。
*感情共有 互いに信頼や尊敬・友情などの念で結ばれたキャラクターは感情を共有できる。 いわゆる虫の知らせや深い共感を表すルールであり、両者の同意があれば、感情値を合計し、等分する(端数は切り上げ)。 #Fローズとは違い、一度の処理で終了する。もちろん再び共有することは出来る。 人間以外にも、アイテム(の精霊)や魔法などと感情を共有できる。詳細は■精霊を参照する事。
*失調表 感情値が0になった場合、ダイスを二つ振り、以下の表を参照する。 5以下:現在値が1に回復。 6~8:一息つくまで(=1シーンの間)、0のままとなり、マジックイメージを一つ失う。 9~11:一息つくまで0のままとなり、習得している魔法を一つ失う。 12:その感情を喪失する。▼喪失の項目を参照すること。
*喪失 生きているキャラクターが感情を喪失したなら、必ずレベルアップが発生する。 レベルアップの項目を参照すること。 また、喪失した状況やその感情に即した狂気を一つ得る。 詳細は■幽魔族を参照すること。
*体力 体力はすべての生物がもつ生命力や行動力を数値化したものである。 0になれば疲弊し、動けなくなる(マイナスにはならない)。 喪失すれば死亡となる。 (感情値が残っていれば残留思念として行動できる) ▼負傷表 体力が0になったときや、ダメージを受けたとき、2d6-(体力の現在値)で、以下の表を参照する。 6以下:行動不能。喋ることも見ることも出来るが移動など、それ以上の行動は出来ない。 (受動魔法・調律魔法は可能。能動魔法は不可) 7・8:気絶。一切行動できない。止めを刺されなければ、1d6時間後に体力1で目を覚ます。 9~11:致命傷。体力の最大値に等しい分数が経過するまでに、体力が一点でも回復しなければ、死亡する。 12以上:即死。感情値が残っていれば残留思念となる。 また上記にかかわらず、ゾロ目であった場合は重傷となる。 四肢か感覚器のいずれかを失い、体力の最大値が1d6減少する。 死亡したなら、▼残留思念の項目を参照すること。
▼残留思念 死んだキャラクターは残留思念となる。 感情共有と魔法以外の行動は出来ないが、何時でも転生を宣言できる。 また、感情値がゼロとなった場合、喪失する(レベルアップは発生しない)。 転生した場合、感情値の現在値・最大値は引き継ぐが、体力およびその最大値は2d6+3で決定する。 (この時点では生きているキャラクターなので、喪失している感情の数だけ上昇する)
▼休息 2時間休憩することでレベルに等しい点数だけ回復する。 ▼睡眠 8時間睡眠をとることで体力を全快させ、夢を見る事が出来る。 夢をみた場合、任意の感情が1d6上昇し、ランダムなイメージを二つ得る。 以下のスクリプトを借りても良い。