《不明瞭》通常/知力で抵抗
目標(生物でなければなりません)は意味のある言葉を発することができなくなります。口から出るのはまった く訳の分からない言葉になります。この呪文は敵の魔術師を無効化できるでしょう! 持続時間:1分 消費:4・2 前提条件:《作音》
《怪力奪取》(至難)通常/体力で抵抗
この呪文は目標の体力を低下させた分だけ、術者の体力を増加させます。目標は生きている知的生物でなけれ ばなりません。術者は目標の能力値を種族の平均値(人間なら10)より下げることはできません。そのため、 平均よりも優れた能力を持つ固体しか目標にできません。 術者は唱えている間ずっと目標に接触していなければなりません。その間他のことは何もできません。目標が 能力値を上昇させるために支払ったCPを奪い取ったかのように、術者の能力値が上昇します。術者も目標も 「半端な」CPが出る状態でこの呪文を終了させても構いません。 持続時間:1日 エネルギーを倍にすると永久! 消費:CPと同じだけ(最低10) 準備時間:1分 前提条件:「素質3」《体力奪取》《疲れ》
《素早さ奪取》(至難)通常/敏捷力で抵抗
この呪文は目標の敏捷力を低下させた分だけ、術者の敏捷力を増加させます。目標は生きている知的生物でな ればなりません。術者は目標の能力値を種族の平均値(人間なら10)より下げることはできません。そのた め、平均よりも優れた能力を持つ固体しか目標にできません。 術者は唱えている間ずっと目標に接触していなければなりません。その間他のことは何もできません。目標が 能力値を上昇させるために支払ったCPを奪い取ったかのように、術者の能力値が上昇します。術者も目標も 「半端な」CPが出る状態でこの呪文を終了させても構いません。 持続時間:1日 エネルギーを倍にすると永久! 消費:CPと同じだけ(最低10) 準備時間:1分 前提条件:「素質3」《生命力奪取》《不器用》
《知恵奪取》(至難)通常/知力で抵抗
この呪文は目標の知力を低下させた分だけ、術者の知力を増加させます。目標は生きている知的生物でなけれ ばなりません。術者は目標の能力値を種族の平均値(人間なら10)より下げることはできません。そのため、 平均よりも優れた能力を持つ固体しか目標にできません。 術者は唱えている間ずっと目標に接触していなければなりません。その間他のことは何もできません。目標が 能力値を上昇させるために支払ったCPを奪い取ったかのように、術者の能力値が上昇します。術者も目標も 「半端な」CPが出る状態でこの呪文を終了させても構いません。 持続時間:1日 エネルギーを倍にすると永久! 消費:CPと同じだけ(最低10) 準備時間:1分 前提条件:「素質3」《生命力奪取》《間抜け》
《部位石化》(至難)通常/生命力で抵抗
生物の一部分だけを、生きながらにして石に変えてしまいます。接触しなければなりません。動けないように したり、拷問したりするために使用します。目標は喋ることができます。身体のどの部分を石化させるかは術 者が選択します。指一本から首から下すべてまで自由に選びます――しかし頭部は決して影響を受けません。 目標の代謝活動は、残った部位を生存させるよう魔法的に変換されます。目標はどのような変化が起こったと しても、新しい常態を非常に不快に感じます。 石化された部位は動かなくなり、感覚もなくなります。受動防御2点、防御点4点になります(マジックP53《 肉体石化》参照)。目標は敏捷力に最低でも-1の修正を受けます。詳細は取ろうとする行動と石化された部位 によります。 衣服や装飾品は身につけたまま石化されますが、魔法の品物や持ち運んでいる物はそのままです。 《石を肉に》または《呪い除去》の呪文で元に戻ります。 持続時間:永久(元に戻されるまで) 消費:12。目標に接触しなければなりません。 準備時間:3秒 前提条件:「素質2」《肉を石》
《石をスライム》通常
石でできた物を生きたスライムに変えます。品物の一部でなく、全体にかけねばなりません。 持続時間:永久 消費:《石を土》の2倍 前提条件:《石を肉》《動物作成》
《空気探知》情報
もっとも近い位置にある、ある程度以上の量の空気の方向とおよその距離が分かります。遠距離の修正地を使 います。術者はすでに知っている空気をあらかじめ省いたうえで呪文をかけることができます。技術レベルが高 い世界になると、この呪文を使って通常の空気だけではなく、特定分子の気体、および術者が特定する混合気体 を探すこともできます。 消費:1 前提条件:なし ※《空気作成》の前提になる。
《風の壁》範囲
移動を遮る風の流れを作りだします。厚さ1へクス、高さ4メートルです。エネルギーを倍にすることによって さらに高くすることもできます(高さ8メートルなら倍、高さ12メートルなら3倍……)。風の流れは低い技術 レベル製の飛び道具を逸らします。目標に向かうのはクリティカルで成功したときのみです。高い技術レベル製 の実体弾は、斜線が壁に1へクスかかるごとに命中判定に-2の修正を受けます。壁の厚みの中にいる目標は敏 捷力に-3の修正を受けます。そして毎[[ターン]]ランダムな方向に2Dの「はねとばし」ダメージを受けます。 さらにこの壁は埃、落ち葉、昆虫、枝といった地上の小さなものを巻き上げます。壁を通り抜けようとしたり、 その中に立ち続けようとする場合、目をつぶらなければなりません。そうでなければエネルギーを1点消費した 《砂噴射》と同じように生命力判定を行って、目が見えなくなるか判定しなければなりません(その場所が特別清 潔だとGMが判断した場合には、その限りではありません。 持続時間:最大の大きさになってから1分 消費:1・1 前提条件:《風変化》 準備時間:壁はすぐに現れます。最初は1へクスの空間を占めています。術者が集中すると1ターンに1へクス の割合で風の半径が広がります。半径へクス数と同じ秒数だけ集中しないと最大の大きさにはなりません。
《砂嵐》範囲
《風》の呪文に加えて、宙を舞う砂を作り出します。この砂は魔法で作り出す物ですから、その土地に砂塵があ る必要はありません。砂嵐は視覚を遮ります(視線が砂嵐――めはの除きます――に1へクスかかるごとに-2 の修正)。 範囲内に立ち続けようとする場合、目をつぶらなければなりません。そうでなければエネルギーを1点消費した 《砂噴射》と同じように生命力判定を行って、目が見えなくなるか判定しなければなりません。 これは土霊系の呪文でもあります。 持続時間:全力になってから1分 消費:3・半 前提条件:《風》《土作成》 準備時間:砂嵐はすぐに起こりますが、半径へクス数と同じ秒だけ集中しないと砂嵐は全力を発揮しません。
《炎探知》情報
もっとも近い位置にある、ある程度以上の量の炎や熱源の方向とおよその距離が分かります。遠距離の修正地を 使います。術者はすでに知っている炎や熱源をあらかじめ省いたうえで呪文をかけることができます。術者は炎 の種類(燃料別、例えば天然ガス、アルコール、木といったように)を特定して探すこともできます。 消費:1 前提条件:なし ※《火炎》の前提になる。
《火の雨》範囲
効果範囲内に炎の粒が空から降ってきます。効果範囲内の目標すべてに対して1D-1点のダメージを与えま す。《火の雨》を浴びた生き物は、自分のターンの終了時にダメージを受けます。完全な1ターンの間効果範囲 内にいなかった場合、ダメージは半分になります(端数切捨て)。 この呪文は屋外でしか使えません。防具の効果は通常通りです。ミディアムないしラージシールドの下に隠れれ ばダメージを完全に防ぐ事ができますが、盾そのものがダメージを受けます(ベーシック158P)。 これは両手を必要とする行動で、1秒かけて「準備」する必要があります。一旦盾を担いでしまえば、防御は自動 的に成功します。しかし上に担いでしまうと、普通の攻撃に対しては非準備常態として扱います。 建物のように動かない目標は、自分自身の防御点でダメージを減少させるだけです。非常に燃えやすい物質でな ければ着火しません。 持続時間:1分 前提条件:「素質2」《火炎》 消費:1・同 ただし最低でも2 基本消費量を倍にすると、2D-2の雨を降らせることができます
《火雲》範囲
炎、および燃えた煙が渦巻く雲を作り出します。これは視界を遮る事はありませんが、範囲内の目標にダメージ を与えます。範囲内の生き物は、自分のターンの終了時にダメージを受けます。完全な1ターンの間効果範囲 内にいなかった場合、ダメージは半分になります(端数切捨て)。防具の効果は通常通りです(しかしGMは命中部 位をランダムに決定するべきです――金属鎧を着た騎士であっても、目の中に煙が入るかもしれないからです)。 非常に燃えやすい物質でなければ着火しません。 持続時間:10秒 消費:1~5・同 基本消費量1ごとにダメージは1点 準備時間:基本消費量と同じ秒数 前提条件:《空気変化》《火球》
《影消し》通常/知力で抵抗
目標の影を消します。目標がそれを望まないときには知力で抵抗します。 持続時間:1分 消費:2・1 前提条件:《光》
《タリスマン》魔化
タリスマンは特定の呪文、魔法ではない攻撃、あるいは不幸から一度だけ着用者を守ってくれる魔法の品物で す。タリスマンの魔力は、その特定の攻撃や現象に対する抵抗判定、能力値判定、受動防御にボーナスを与え ます。タリスマンは所有者が身につけているか「物理的に接触している」限りは常に効果を発揮しています。そ うでない場合、効果を停止します。タリスマンの守護は、実際に判定が行われるまで続きます。その後魔力は失 われてしまいます。実際にあり得るタリスマンの種類としては「病気」「矢」「呪い」「電撃」[[その他]]天災などです。 タリスマンはたいてい数個の宝石をあしらった装飾品として作られますが、どんな品物でも魔化することはでき ます。呪文から守るタリスマンを作る場合、作成者は《タリスマン》と《その呪文》のうち低い方の技能レベル を用いて判定します。タリスマンはイレズミにすることもできます。 異なる種類の守護は別々の呪文として扱います。それぞれごとに習得しなければなりません。しかし呪文に対す るタリスマンの場合、元の呪文の亜種に対しては有効です。例えば《火球》に対するタリスマンは《爆裂火球》 に対しても有効です。 消費:1点の守護なら15、2点の守護なら45、3点で90、4点で150 前提条件:《魔化》、呪文から守るものならその呪文。
《アミュレット》魔化
アミュレットは着用者を特定の呪文から魔法的に守る品物です。複数の呪文から身を守るために、1つのアミュ レットを複数の《アミュレット》で魔化することもあります。アミュレットはたいてい数個の宝石をあしらった 装飾品として作られますが、どんな品物でも魔化することはできます。アミュレットはイレズミにすることもで きます。 作成者は《タリスマン》と《守ろうとする呪文》のうち低い方の技能レベルを用いて判定します。アミュレット の守護は元の呪文の亜種に対しては有効です。例えば《火球》に対するタリスマンは《爆裂火球》に対しても有 効です。 消費:1点の守護ごとに50(最大5点まで) 前提条件:《タリスマン/その呪文》――つまり《パニック》か ら身を護るアミュレットを作るためには《パニック》《タリスマン/パニック》を知っている必要があります。
《スペルストーン》魔化
スペルストーンは呪文の力を秘めた石です。誰でも(魔法の素質がないキャラクターでも!)使うことができます。 この石を使うには、1ターンかけて集中しながら手の中で握り潰します。次のターンの開始時、石を魔化した術 者の技能レベルで判定を行います。成功すれば呪文の効果が発揮されます。失敗すると石を無駄遣いした事にな ります。ファンブルした場合、ファンブル表で判定します。集中せずに石が砕かれた場合も、無駄になってしま います。 呪文に必要なエネルギーは魔化される際に込められています。使用者のエネルギーは必要ありません。維持する こともできず同様に呪文の効果を途中で打ち切ることもできません。ただし石を魔化した術者は、あらかじめ通 常よりも短い時間で効果が切れるように設定しておいたり、逆に(維持のエネルギーも支払って)効果時間を伸ば すこともできます。1人が1ターンに使えるスペルストーンは1個だけです。 スペルストーンは宝石を使って作ります。呪文に必要なエネルギーは最大でも宝石のカラット数までです。 防御呪文と魔化呪文以外なら、どんな呪文でもスペルストーンに格納する事ができます。スペルストーンに制限 魔化呪文をかけることもできます。通常術者が「特定の、別の呪文を知らないと唱えられない呪文」――例えば 《対抗呪文》――を魔化する場合、作成時に特定しなければなりません。したがって、特定の呪文に対抗するた めのスペルストーンを作ることはできますが、なんでも打ち消せる《対抗呪文》のスペルストーンを作ることは できません。 砕かれた瞬間、砕いた人間の望んだ目標ではなく、砕いた人間に「対して」使用されるスペルストーンを作ること もできます。 《魔法分析》を使えば、スペルストーンに込められている呪文の種類、目標は砕いた人間が望んだ相手か砕いた 人間か、込められているエネルギーなどが分かります(1回使用するごとに1つ)。 消費:(維持するように設定するなら、その分も含めて)本来の20倍 前提条件:《魔化》《遅発》
《呪い人形》(至難)魔化/抵抗は特殊
この邪悪な魔法によって、術者は犠牲者を支配する事ができます。術者は犠牲者と関係の深い品物を使って人形 を作らなければなりません。普通はろうを使いますが、GMが認めれば粘土や藁製の人形でも構いません。犠牲 者の身体の一部(爪、髪の毛、血液、唾液など)を使えば、修正なしで判定することができます。他の品物で代用 するなら、不利な修正を受ける事になります。長年愛用していたシャツの糸は-2、はっきりと残った足跡から 回収した土なら-6……などです。 この人形は作成者にしか使えません。作成者が犠牲者に対して敵対的な呪文(例えば《痛み》)を唱える場合、通 常の疲労で「距離修正を無視して」唱えることができます。この場合、《呪い人形》《その呪文》のうち低い方の 技能レベルを用いて判定します。犠牲者はどんな場合でもこの攻撃に必ず抵抗判定を行います。通常抵抗できな い呪文でも、生命力で判定できます。 こうして唱えられた初めの呪文に犠牲者が抵抗できた場合、呪い人形の効果は即座に失われます。2回目以降に 抵抗できても、効果を弱める事しかできません。パワーが0になると呪い人形の効果は失われます。術者がファ ンブルした場合と、犠牲者がクリティカルで抵抗した場合も効果は失われます。パワーが3になってしまうとも はや敵対的な呪文を唱える事はできませんが、犠牲者を探知するなどの呪文は使うことができます。 炎などの手段で人形を物理的に破壊する事によっても魔法の効果を失わせることができます。ただし、この場合 犠牲者は《死の手》と同じ影響を受けます。ダメージは作成者の「《呪い人形》技能/5」(端数切り上げ、最大 3)だけさいころを振って決定します。犠牲者に《呪い除去》を唱えると、無傷のままで《呪い人形》から逃れる 事ができます。 この呪文には上位版があると噂されています。作成者に限らず、誰でも使うことができる人形を作る呪文です。 また「善良な」呪文を唱えることができる人形があるとも言われています――ただし《小治癒》などの呪文であっ ても抵抗「しなければならない」点を注意してください。 消費:250。ろう、粘土、藁など、500リーフ相当の材料。 前提条件:《魔化》《方向感知》