- ドッグファイト用ルールのめも書き。
PCはそれぞれ一人ずつ役割を分担。パイロット1名、ガンナー1名は必須。 他は自由に割り振ってかまいません。(メカニック2名とかでも)それぞれの役割は兼任不可。 戦闘不能やフェイト等の関係で交代したい場合は、セットアップで行います。 ただし、どんな状況においても必ずパイロットは選出しなくてはいけません。 パイロットが戦闘不能等の理由で次ラウンドのクリンナップまで不在だった場合、航行不能に陥り墜落します。 ガンナー:備え付けられた銃座で攻撃。 パイロット:機体を操作して回避行動や移動を行う。体当たりでの攻撃も可能。 オペレーター:計器類を読み取り、ガンナーの目標補足やパイロットの回避行動を補佐。 メカニック:被弾状況を把握、破損箇所の応急処置や炎上などの二次被害を防ぐ。
戦闘機ステータス:サンプル ・機体名:フライングパピー ・機体レベル:1 ・装甲値:35 ・機体MP 燃料:20 残弾:20 補修用キット:10 ・機動力:8 ・破損率:0/35 ・計器稼働率: 操作±0/命中±0 ・状態 機体解説: ある狂科学者が開発した輸送機です。 高い旋回性能と機動力を誇り、安定した火力を持つことから戦闘用にも用いられます。 ・機体名:スプーキーサンダー ・機体レベル:1 ・装甲値:30 ・機体MP 燃料:25 残弾:25 補修用キット:10 ・機動力:10 ・破損率:0/30 ・計器稼働率: 操作±0/命中±0 ・状態 機体解説: フライングパピーと同系列の機体ですが、 装甲を軽量化することで積載量と航行速度を強化され、 本来の用途である物資運搬においてより高い適性を持っています。 反面、装甲強度や搭乗人数に難があり、戦闘には向きません。 ・搭乗者 HP パイロット 30 ガンナー 25 オペレーター23
・機体名:搭乗機の名称です。 ・機体レベル:その機体を構成する総合的な能力です。 製作時の技術レベルや材質等で左右されます。上昇も下降もしません。タダの目安。 ・装甲値(HP):航空機のHP。0になると撃墜されます。 ・燃料(パイロット用MP):パイロットスキルや、戦闘の続行のために使用します。 消耗や破損で0になると墜落します。(毎ラウンドクリンナップ時に1点消費) ・残弾(ガンナー用MP):武器(機銃)の残弾。 無くなるとパイロットによる体当たり以外の攻撃ができなくなります。 (通常攻撃時に1点消費) ・補修用キット(メカニック用MP):メカニックスキルで使用します。 消耗や破損で0になると、コストの必要なスキルが使用できなくなります。 ・機動力:その機体固有の航行速度です。 イニシアティブ判定に用います。イニシアティブ判定は[機動力+2D6]です。 ・破損率:被ダメージの合計値です。 ダメージを受けたときにパイロットが最大装甲値Dを振り、破損度以下の目が出た場合、 [搭乗者]のうち一人に同等のダメージが行きます。このダメージは防御点で減算できません。(スキル可) 破損率はメカニックの《装甲補強》で回復した装甲値分だけ減少します。 ・計器稼働率:オペレーターの判定が成功すると上昇。 状態異常で低下します。それぞれの判定に数値分の修正を受けます。(シーン継続) ・状態:機体の状態です。 特殊攻撃等でバッドステータスを受けることがあります。 搭乗者:その機体の搭乗者のHPと防御点です。 全員が戦闘不能になった場合、航行不能になり、その機体は墜落します。 ・搭乗者:その機体に搭乗している人間です。 敵機の攻撃でHPが0になると戦闘不能です。全員が戦闘不能になると墜落します。 ・バッドステータス:バッドステータスは[行動不能]以外、全て修復するまで継続します。 1)火災:《焼夷弾》等のスキルが命中した場合、 被弾時に火災が発生します。メカニックが判定に成功して修復するまで毎ラウンドごとに、 [機体]と[搭乗者]に固定値5の《火》ダメージ。 (防御点での減少不可。スキルは可能)さらに残装甲値10%以下で、なおかつ残弾が残ってる状態だと、 そのラウンドのクリンナップ時に誘爆し、墜落します。 2)出力低下:《徹甲弾》等、駆動系にダメージを与える技を受けた状態です。 回避や命中に被弾回数分の-修正を受けます。修正はメカニックが修復するまで続きます。 3)ケージ破損:命中判定にクリティカルすると発生。 弾倉や燃料タンクにダメージを受け、クリンナップ時に機体MP値のどれかがランダムで1点ずつ減少します。 メカニックの《破損箇所修復》で回復します。 4)行動不能:《威嚇射撃》を受けた状態です。そのラウンドのメインでガンナーは行動できません。
・ドッグファイトの流れ 1.セットアップ(ポジション入れ替え、オペレータースキルの判定) 2.イニシアティブ対決(パイロットが判定[2D6+機動力]) 3.先攻、後攻に別れ、それぞれメインプロセスを行う(アクションはガンナー。リアクションはパイロット) 4.両者のメインプロセスが終了したら、リペアプロセス(メカニックの行動) 5.クリンナップ(バッドステータスの処理や燃料の消費) 6.1~4をどちらかが[撃墜]されるか[戦線離脱]、 あるいは搭乗者全員の[戦闘不能](パイロットがいなくなる)まで繰り返します。
・判定について ドッグファイトでの判定はポジションによって異なります。 [イニシアティブ判定](パイロット) 敵に先んじて行動できるかどうかの判定です。 [機動力]+2D6で、合計値の高い方が先攻になります。 クリティカルした場合は達成値問わず先攻。ファンブルの場合は後攻。 両者ともクリティカルあるいはファンブルした場合、合計値の高い方が先攻になります。 [操作判定](パイロット) 機体操作全般における判定です。 敵の攻撃を回避したり、パイロットスキルの対決判定に使用します。 判定値は[器用]+[感知]です。 [命中判定](ガンナー・パイロット) 機体武装を使うときに使用する判定です。 攻撃の命中判定やガンナースキルの判定時に使用します。判定値は[器用]+[幸運]です。 [指示判定](オペレーター) 迅速にして的確な判断を下す、オペレーティング全般に使用する判定です。 一部を除くオペレータースキルの判定時に使用します。判定値は[敏捷]+[知力]です。 [激励判定](オペレーター) オペレータースキル《激励》使用時の判定方法です。判定値は[器用]+[知力]です。 [修復判定](メカニック) 機体修復や搭乗者の治療など、メカニックスキルの判定時に使用します。 判定値は[器用]+[敏捷]です。
・ドッグファイトスキル:スキルは機体構成に依存します。PCの成長等で増えることはありません。 また、スキル同士の組み合わせはできません。 パイロット(タイミングは《戦域離脱》以外全てリアクション) 《急加速》(自動成功) コスト1~5。スロットルを全開にして急加速し、直線的な動きで敵弾を回避します。 回避時の操作判定に[消費燃料]分のボーナスがつきます。 《急速旋回》(自動成功) コスト3。敵弾を回避しながら、敵機の背後に回りこみます。判定方法は通常の回避と同じです。 判定に成功した場合、次ラウンドで確実に先制攻撃を取ることができます。 《体当たり》(命中判定) コスト3。回避成功後、敵に加算値10の(基本2D6+10)体当たり攻撃をしかけます。 回避に失敗した場合は判定を行えません。 命中した場合、自機もダメージの半分(端数切捨て)を受けます。 このダメージが搭乗者に及ぶことはありません。 《戦域離脱》(操作判定による対決) コストなし。威嚇射撃に成功した直後に行い、 判定に勝利した場合は戦闘空域から離脱し、戦闘を終了させます。
ガンナー(タイミングは全てメインプロセス) 《射撃》(命中判定) コスト1。基本2D6の機銃で敵機を攻撃します。 《威嚇射撃》(命中判定。先攻時のみ) コスト1。判定に成功した場合、ダメージを与えるかわりに、 敵機を行動不能に陥らせます。 《徹甲弾》(命中判定) コスト3。徹甲弾を使用して敵機の駆動系にダメージを与えます。 このスキルで命中した場合「ダメージが半分になる(端数切捨て)」かわりに、 バッドステータス「出力低下」が発生します。 《焼夷弾》(命中判定) コスト5。焼夷弾を使用して敵機に火災を発生させます。 命中した場合、バッドステータス「火災」が発生します。 《誘導狙撃》(自動成功) コスト1~10。初撃で威嚇し、二撃目に相手の回避コースを直撃する射撃を行います。 命中判定に[消費弾薬数-1]分のボーナスを得ます。
オペレーター(タイミングは全てセットアップ。コストはありません。) 《機体識別》(自動成功) 敵機体の詳細な[[データ]]を入手します。搭乗者を除く全てのデータが閲覧できます。 《目標補足》(指示判定で12以上。二回目以降は判定毎に+2) 敵の回避コースを予想して、理想的な射線をガンナーに指示します。 成功毎にガンナーの命中判定に+1のボーナスを与えます。 《弾道予測》(指示判定で12以上。二回目以降は判定毎に+2) 敵機の放つ弾道を予測して、パイロットに回避コースを指示します。 成功毎にパイロットの操作判定に+1のボーナスを与えます。 《激励》(激励判定で12以上。二回目以降は判定毎に+2) 言葉の魔術で全員を激励します。そのラウンドの判定値に+1のボーナスを得ます。
メカニック(タイミングは全てリペアプロセス) 《消火活動》(修復判定で12以上。二回目以降は判定毎に目標値+2) コスト3。バッドステータス「火災」を回復します。 《破損箇所修復》(自動成功) コスト2。バッドステータス「出力低下」と「ケージ破損」を回復します。 「出力低下」は一回につき1点のマイナスを回復できます。 《装甲補強》(修復判定で12以上。二回目以降は判定毎に目標値+2) コスト1~10。判定に成功した場合、装甲値を[使用したツール×D6]点回復します。 《応急処置》(修復判定) コストなし。機内に備え付けの薬箱で [搭乗者]一人の負傷を[1D6+器用ボーナス]点回復します。
・ギルドスキル、フェイトについて 蘇生・祝福等のギルドスキルは機体のHP、MPに作用しません。 フェイトは使用可。全ての判定に使用できます。