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第一回放送 ◆auiI.USnCE



さて、定刻となった。
これから、この放送までに命を落とした者達を継げる。
一度しか言うつもりは無い。
故に、聞き漏らしが無いように注意したまえ。

桜井あさひ
宮沢有紀寧
大庭詠美
大山
木田恵美梨
向坂雄二
立川郁美
藤林椋
柚原このみ
吉岡チエ
ウルトリィ
猪名川由宇
折原明乃
小牧都乃
春原陽平
仁科りえ
カムチャタール
サクヤ
菜々子
松下
ユズハ
長瀬源蔵
一ノ瀬ことみ
竹山
ひさ子
芳賀玲子
アルルゥ
井ノ原真人
木田時紀
幸村俊夫
高松
古河早苗
ユイ
早間友則

以上三十四名。

そして、次の時間帯から、ある規約を制定する。
これから、規定の時間になったら、進入を禁止する領域を定める。
警告を無視し、その領域に入った者は首枷に仕込まれた爆薬で、命を落とすことになる。
ゆめゆめ注意するがよい。

では、発表に映る。

20時から、G-1。
22時から、E-7。

以上だ。


中々順調に遊戯は進んでいるようだな。
しかしまだ始まったばかりでしかない。
戦い、戦い、殺し続けて見せろ。
諸君らの健闘を期待する。

さあ諸君、放送は終わりだ。
また6時間後、生きている者はまた会おう。


では、諸君。






――――最期まで、生きてみせろ。







     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇






彼の目に沢山の人間の生き様が映っては、消え、映っては消えていく。
その生き様を彼は興味深そうに見ていく。

「定まらぬか、相楽美佐枝」

彼が選びし、人間の一人。
殺し合いを進ませるように、彼は彼女と契約を交わした。
しかしながら、彼女は一人を殺そうとしただけで精一杯だったようだ。
特別に支給させた物も使えなかったようだ。

だが、それでいい。
迷い、それでも尚、願いを捨てずに進む。
彼女の行く末も最期まで見届けるべきだろう。
契約を履行する意志さえ捨てなければ、それでいいのだから。


「定まったか、我が友よ」

次に映るのは老練の武士。
長き付き合いがある眷属であり、彼の最大の友。
彼はあえて、何も告げず此度の殺し合いに参加させた。

そして、彼の期待通り、友は迷いながらも、それを断ち切った。
進むべき道を、自ら選び取って。
彼にとって、友が選んだ選択は自分のように誇らしいものだった。
少し笑みを浮かべながら、友が進むべき道を見守っていた。


「………………歩き出したか、名も無き少女よ」

そして、最後に映るのは、髪が白い目が紅い少女。
元に存在した、ただの分身であった彼女に、彼が殺し合いの為に蘇らせた存在。
蘇らせたといっても、ほぼ創造したといった存在。

彼女に自我ができる事はある意味予想は出来た。
そのように仕組んでいた節が彼には、あるからだ。
何より、彼女の自我の確立には、彼にとっても大きな意味を持つのだ。
彼女が自我を持ち、そして歩む事に、彼にとっての目的もあるのだから。

しかし、彼はそれを語らず、暫しの間、目を閉じる。


彼にとっての望みは唯一つ。


しかし、それを語ることも無く、今は、ただ。


この島での人が生き続けるさまを。



静かに、ただ、見つめていた。



109:Monochrome-モノクローム- 時系列順 118:葬歌
116:風は春色 投下順 118:葬歌
000:オープニング ディー :[[]]

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最終更新:2011年10月03日 19:01