推薦コメント@2023
本年度のマイナーサークル合同説明会の開催に際して、大阪大学大学院人文学研究科の中村征樹先生より、推薦コメントをいただきましたので掲載いたします。
先生のご紹介
中村 征樹 教授
大学院人文学研究科 人文学専攻 科学技術社会論専門分野 教授
大学院人文学研究科 人文学専攻 科学技術社会論専門分野 教授
推薦コメント
マイナーサークル合同説明会に寄せて推薦文を書き始めようとしたところで、「そもそもマイナーサークルって何なのか?」という疑問が頭をよぎった。
「マイナー」は「メジャー」との対極にある。サークルのメンバーが一人だけとか数人の場合は、たしかにいかにも「マイナー」っぽい。でも、実際には数十人のメンバーを抱えていたり、メディアで何度も大きく取り上げられているサークルもある。あるいは、大学と連携して活動を展開しているサークルもある。
だとすると、それらのサークルは、マイナーサークルと呼ぶにはふさわしくないのか? そんなことを考えてみたりもしたが、でもそんなサークルもメジャーかといえば、そんなことはない気がする。だとすると、マイナーとはどういうことなのか。
いろいろ考えて、阪大ではかならずしもマイナーではなくても、世間的にはマイナーだ、というあまりに安直な結論に落ち着いた。そんな簡単なことだったのか、とわれながら驚く。
ただ、それはさておき、一つ確実に言えることがある。それは、阪大は、マイナーサークル合同説明会が成立し、多くのマイナーサークルが参加するほど、マイナーサークルにあふれていることだ。その点で、阪大は他大学を大きく引き離している。むしろ独走状態といってもよい。へんてこなサークル(褒めてます)が、雨後の筍のように次から次へと誕生する大学、それが大阪大学である。
マイナーサークルとは、ある種のイノベーションなのかもしれない。マイナーサークルはイノベーションの担い手である、というのは、どう考えても言い過ぎだが、ただ、いろんな可能性を秘めていそうかな、とは思う。そこにどんな可能性があるのか、あるいは本当に可能性があるのか。そんなことが気になる学生は、合同説明会を覗いてみてもよいかもしれない。そして、もし入りたいサークルがなければ、かってに立ち上げるのもよいと思う。ほとんどのマイナーサークルがそうだったように。
「マイナー」は「メジャー」との対極にある。サークルのメンバーが一人だけとか数人の場合は、たしかにいかにも「マイナー」っぽい。でも、実際には数十人のメンバーを抱えていたり、メディアで何度も大きく取り上げられているサークルもある。あるいは、大学と連携して活動を展開しているサークルもある。
だとすると、それらのサークルは、マイナーサークルと呼ぶにはふさわしくないのか? そんなことを考えてみたりもしたが、でもそんなサークルもメジャーかといえば、そんなことはない気がする。だとすると、マイナーとはどういうことなのか。
いろいろ考えて、阪大ではかならずしもマイナーではなくても、世間的にはマイナーだ、というあまりに安直な結論に落ち着いた。そんな簡単なことだったのか、とわれながら驚く。
ただ、それはさておき、一つ確実に言えることがある。それは、阪大は、マイナーサークル合同説明会が成立し、多くのマイナーサークルが参加するほど、マイナーサークルにあふれていることだ。その点で、阪大は他大学を大きく引き離している。むしろ独走状態といってもよい。へんてこなサークル(褒めてます)が、雨後の筍のように次から次へと誕生する大学、それが大阪大学である。
マイナーサークルとは、ある種のイノベーションなのかもしれない。マイナーサークルはイノベーションの担い手である、というのは、どう考えても言い過ぎだが、ただ、いろんな可能性を秘めていそうかな、とは思う。そこにどんな可能性があるのか、あるいは本当に可能性があるのか。そんなことが気になる学生は、合同説明会を覗いてみてもよいかもしれない。そして、もし入りたいサークルがなければ、かってに立ち上げるのもよいと思う。ほとんどのマイナーサークルがそうだったように。