どこまでが赤色で、どこからがオレンジなのか?
どこまでが地球で、どこからが宇宙なのか?
どこまでが低所得者で、どこからが高額所得者なのか?
どこまでが太ももで、どこからがヒザなのか?
どこまでが子供で、どこからが大人なのか?
どこまでが貧乏で、どこからが金持ちか?
線引き問題に帰結した事象は、誰もが納得できるような解を期待してはいけない。
「線引き問題に帰結した」ことを確認し、一旦議論を中断すべきである。
線引き合戦は不毛であり、往々にして本質ではない。
数字で規定できれば判断に困ることはないが、境界付近では齟齬が生じる。
所得103万円の壁など。
103万の根拠は特にないし、この数字がいくつであっても境界は発生する。
境界付近に緩衝地帯を設けることである程度対応できる場合もあるが、どこまで行っても境界は
存在する。
ロングとショートの間にハーフを設けて、ロングとハーフの間にセミロングを設けて、ロングとセミロングの間にセミセミロングを・・・
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カテゴライズ
法律では、線は裁判官が引き(法解釈)、一度引いた線は守ることになっている(判例)。
もちろん、一度引いた線の上下どちらにいるかを判断するのも裁判官である。
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判例の解釈
最終更新:2011年09月16日 07:47