偶像崇拝

日本人には理解しにくい概念です。

日本はそもそも、万物に精霊が宿る考えがあるため、神の形をしていなくても信仰の対象となります。石や木が本尊になっている宗派もあるくらいです。
また、日本人には神の概念がありません。形から入る場合が多いため、神の概念を形抜きで捉えるのは難しいでしょう。

一神教においては、神はただ一人であり、それ以外は神ではないのです。
神の形をした木像は所詮、木なのです。
神の写真や神の直筆サインを崇拝の対象にしてはいけないのです。

偶像崇拝に対する寛容さのレベルは三段階あり、
  1. 偶像を崇拝しても良い。
  2. 偶像を崇拝してはいけない。
  3. 偶像の作製自体を認めない。

イスラム教は3のみです。メッカの神殿は何もなく、空き部屋です。
キリスト教はいろいろあり、教会にイエスが居れば1、居なければ(十字架のみ、もしくはマリア像)2か3でしょう。宗派によっては十字架すら認めません。

最終更新:2011年09月28日 03:29