ニュートリノが光速より速い

実験というものは様々な事情により結果が狂う可能性がある。
仮に実験が正確だったとしても、ただちに理論は演繹されない。
1万5000回やったとしても、演繹などされない。
実験は理論を帰納するのみである。 →帰納と演繹
実験は理論の正しさを証明する証拠の一つに過ぎないのである。

新しい理論を生み出すのは比較的簡単である。(実験にエラーがあればなお容易)
問題はその理論が全宇宙で、未来永劫成り立っているのかである。
もちろん、全宇宙で調査はできないし、未来永劫も調査できない。
だが最低でも2ヶ所以上の研究施設で確認されない限り、実験エラーを疑うべきである。
様々な研究機関が検証実験を行い、間違った理論は自然淘汰されて行く。

いま教科書に載っている理論は、これまでの科学の歴史の中で、その淘汰に耐えたものである。
完全に正しい理論とは言い切れないが、十分に正しい理論である。
少なくとも人間の見える範囲の宇宙すべてで成り立っている。
これらに矛盾する結果が得られたのなら、まず疑うべきである。 →戒律
鵜呑みにすると後で痛い思いをしますよ。


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最終更新:2011年10月07日 10:46