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  • 涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki(避難所)
  • jino

涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki(避難所)

jino

最終更新:2020年03月18日 22:55

haruhi_vip2

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だれでも歓迎! 編集
  • 混ぜてみるとこうなってしまったの続編です

「大丈夫かいっ、キョンくん?」
「…全く大丈夫じゃない。無理やり飲まされるは園生さんとのタッグ技決められるわでボロボロだ。その上…」
「まっ、いいじゃんいいじゃん。今日はいっちゃんの誕生会だったんだよ? 
キョンくんの一番大切ないっちゃんのねっ? だから無礼講さっ! 無礼講!!」バシッ
「ぬごをっ!! うう、…マジで止めてくれ。今、無茶苦茶されると何が出るかわからん。
それに年中無礼講みたいなお前に言われたかない! 後な…」グイッ
「確かに古泉は俺の大事な奴だ。だがな、お前もあいつと同じくらい… 
いやっ、それ以上に大切な存在なんだぞ。だから、そんなこと言うんじゃあねえよ…」
「んっ……………………ちゅっ、ん、はあっ……ゴメンよ、キョンくん… あたし、ちょっといっちゃんの事が羨ましかったんだ… 
キョンくんにさ、私の大好きなキョンくんにあんなにも思ってもらえるいっちゃんが… ホントにゴメンよ自分のことしか考えてなくて…」
「…別に謝るこたないさ。俺自身そんな風に思ってくれるってだけで十分さ… いや、十分じゃあないな」
「へっ?」
「前にも言っただろ?」
 
 
 
 
「その… 昨日は悪かったな。いきなり殴ったりしてよ…」
「いや、俺の方こそお前らの好意を踏みにじるようなまねしてすまなかったな…」
「もう、二人ともそんな辛気臭い顔しないのね」
「阪中さんの言う通りだよ二人とも。昨日のことはもう水に流しちゃお」
 ああ、そうだな。
 だがな、国木田…
「そうだな、お前らの言うと通りだ… じゃあ、国木田が俺の為に泣いてくれたことも水に流すか」
「だなっ、俺達のケンカを涙ながらに止めてくれた国木田のことも水に流そうぜキョン!」
「ちょ、ちょっと二人とも恥ずかしいからあんまり言わないでよ」
「へえ~~、国木田君泣いちゃったのね~ 少し見たかったもね~」
 阪中よ、あの国木田を見たら普通の女の子ならキュンキュン必至だから気をつけたほうがいいぞ。
 ガラッ
「よ~しっ、HR始めるぞ… ってキョオオオオン!!」
 ……はあ~、岡部の奴心配していてくれたのは大変嬉しいんだがな… あそこまで泣かれると、こっちが恥ずかしいだろ…
 …しっかし、やっぱり学校はいいな。
 色んな奴らと触れあえる。
 色んな奴らと馬鹿話が出来る。
 …つくづく引き篭もってた自分が恥ずかしいな。
 しっかし、もうハルヒはいないんだよな……
 …………………………………………
「おいっ、大丈夫かキョン?」
「…ああ、すまんな。ちょっとボーっとしちっまってたみたいだ」
「久しぶりの学校で疲れたとかか? まあいいや。それより放課後に一緒にゲーセンにでも行かないか?」
 久しぶりにいいな… だがな谷口…
「悪いな。今日は一応部室に寄ってくからまた今度にしてくれ」
「……お、おう、そうか… そんじゃあ今度誘うわ。おいっ、国木田は行くよな?」
「う~ん、ごめん。今日は用事があるんだ。僕も今度にしてよ」
「んなっ… まあ仕方ねえか… じゃあ今度行こうな今度!!」
 すまねえな。なんだかんだ言ったってあそこがしっくりくるんだよ…
 
 
「で、何でお前までいるんだよ?」
「そんなこと言わないで下さいよ。ここはどんな場所より居心地がいいですからね。」
「まあ、それについては同意するが…」
「専ら一人で物思いにふけりたかったといった所ですか?」
「…………ああ、そんなとこだな。」
 この部室ならこれからのことを考えるのに一番いいかなって思ったんだよ。
 俺に一番合ってるこの部室でな。
「にしても古泉よ…」
「はい、なんでしょうか?」
「本気を出しているんだよな?」
「ははあ…、まあ一応…」
『今まで手加減していたのですよ』とかなんとか言いつつなんだこのざまは!!
「ある意味凄いぞ… しっかり四隅を押さえて負けるのは。漫画か? 漫画なのか??」
「はは、もはや才能なのかもしれないですね」
 だったら、そんな才能は今すぐ捨て去るべきだな。
「ああ、もうこんな時間ですか…」
「…バイトか?」
「はい、そうです。では、また明日」
「ああ…、古泉。…頑張れよ……」
「…フフッ、ありがとうございます」
 
 
 さてさて古泉もバイトに行ったことだしな、俺も帰るとするか。
 …そういや、ここって文芸部の部室だったんだよな…
 じゃないとこんなに本はないよな…
 じゃあ元々の部員はどうしたんだったけな?
 ハルヒの奴が追い出したのか?
 ガチャッ
「…えっ?」
「…キ、キョンくんじゃないか! 学校来てたんだねっ」
「はは、恥ずかしながら今日からまた来ようかなと思いましてね」
「そうかいそうかい。鶴屋さんはうれしいよっ! キョンくんがまた学校来るようになって」
「ありがとうございます。ところで、どうしてまたこの部室に?」
「いや、久しぶりに寄ってこうかななんておもったんだよっ。まあまさかキョンくんが
居るなんて思わなかったけどねっ」
「そうだったんですか… あっ、今帰ろうと思っていたんですけど。鶴屋さんも一緒に帰りますか?」
「ん~~~、それもいいけど、もう少しここいたいなっ。せっかく久しぶりに来たんだからねっ」
「分かりました。じゃあ今お茶淹れますね」
「お願いするよっ」
 あ、茶葉が新しい… それに…
 …………ありがとうございます。朝比奈さん…
 
 
 ゴクゴクゴク
「ぷはーっ、いやいや、キョンくんの淹れたお茶、なかなかな味だよっ」
 鶴屋さんまでハルヒみたいな飲み方を…
 どんな喉をしてるんだ一体。
 まあ、嫌な気はしないからいいか。
「全く、御上手ですね。一応朝比奈さんの淹れ方を真似してみたんですけど… 
やっぱり朝比奈さんみたいには淹れれませんね」
「そうだねっ、みくるのお茶の美味しさはチートじゃないかって位美味しかったもんねっ。
ああ、またみくるのお茶飲みたいもんだよっ」
「そうですね…」
「……………………」
「……………………」
 はっ、マズイ。鶴屋さんまで巻き込んでしまった。
 何やってんだよ全く…
「「と、ところで」」
 …………………………………………
「っぷ、はははっ、いやあ~ 被ちゃったねキョンくんっ」
「くくっ、そうですね。…何かすみませんね、鶴屋さんまで俺のテンションに巻き込んでしまって…」
「気にしない気にしない! 別に今はこのまんまでいいんだよっ。
段々ハルにゃんやみくるが居た頃のキョンくんに戻っていけばいいのさっ」
 そうだな… 急がなくてもいいよな…
「そうかもしれないですね。急がずじっくりいきますよ」
「そうさっ、何事もじっくり亀さんのようにいくのが大事なんだよっ」
「まあ、今すぐどうにかしなきゃいけないこともあるんですけどね…」
「おやっ、それはなんだい?」
「いやあ、実はですね…」
 
 
 今の状況を説明しようと思う。
 今、俺の横には赤ぶち眼鏡を掛けた八重歯がチャームポイントの美人な先輩が座っている。
「こらこら、キョンくんっ。ぼ~っとしてたら終わらないよっ。それにそこの公式間違ってるさ」
「あ、すみません。」
 分かった奴もいると思うが、今俺は鶴屋さんに勉強を教えてもらっている。
 何故かというとだな…
 
 
「いやあ、実はですね… 1ヵ月も学校サボってたもんですから全く授業についていけないんですよね。
こればっかりはじっくりやっててはマズイですからね…」
「確かにそうだね… 試験も近いことだし、困ったね………… じゃあ、わたしがキョンくんの勉強見たげるよっ」
「えっ? だけど、鶴屋さん。受験勉強の方は大丈夫なんですか?」
「全く心配するこたないさっ。もう推薦で大学は決まっちゃったのさ!」ビシッ
 うおっ、近っ! ピースが目に入る!
「そ、そうなんですか。じゃあ、お願いしてもいいですか?」
「勿論だよっ! そんじゃっ、明日の放課後から『鶴屋先生のキョンくん特別講座』開始さっ!」
 
 
 回想終了~
 てなわけで、鶴屋さんに勉強を見てもらっているんだな。
 鶴屋さんの指導のおかげでこないだの試験は中々な点数が取れたんだなこれが。
 それにしても、鶴屋さん…… 男の欲望を絵に描いたような格好をしてらっしゃいますね。
 まず、赤ぶち眼鏡ってのが点数高いな。
 それにあの、指がついた棒もいい味出しているし… ああ、その棒を唇に当てる動作がいかにも扇情的ですね。
 シュチュレーションにもそそるもんがありますなあ…
 綺麗なお姉さんに勉強を見てもらう… 正直、堪りません。
 谷口辺りに言ったら泣いて羨ましがるだろな。
 もっとも、鶴屋さんがやってるからいいんだろうけどな。
「こらこら、キョンくん? そんないやらしい目で女の子を見ちゃだめだよ~」
 ぬかった!
 鶴屋さんを相手にしてるってことを忘れていた。
「はは、す、すみません。ついつい」
「おやっ、本当にそんな目で見てたのかい? 適当に言っただけだったんだけどな~」
 おのれ孔明!!
「にししっ、ごめんよキョンくん。ちょっとからかってみたかっただけさっ」
 全くこの人は…、人をおちょくって…
 まるで誰かさんみたいだな…
 …………何を考えているんだ俺は!
 鶴屋さんに失礼じゃないか…
「んん~? 今日のキョンくんは集中力がないようだね~、仕方ないから今日はお開きにしようっか?」
「すみません、せっかく勉強見てもらってるってのに…」
「いいさいいさ。ところで明日はちょいっと用事があるからここ来れないんだ。
だから明日はお休みってことでいいかな?」
「ええ、勿論ですよ」
「悪いねっ、お詫びと言っちゃなんだけど今週の土曜にどっか出かけないかいっ?」
 土曜か… 不思議探索もないことだしいいな。
 にしても俺の土曜はなくなるのが常らしいな。
 まあ、せっかくの鶴屋さんのお誘いだから別にいいか。
「全然問題ないですよ。久しぶりに遠出してみたいですからね。ところで何処行きましょうか?」
「んん~、そうだねえ… ベタに遊園地なんかどうだい?」
「いいですね。それじゃあ何処に行くかは鶴屋さんにお任せするんで
細かい時間とかはこちらから連絡しますね」
「はいよっ!」
 
 
「にしても、古泉くんのゲームの弱さはなんなんだろうね?」
「全く分かりませんね。不必要この上ない才能ですよ」
「ははっ、そだねっ! こないだなんか7並べでも3戦全敗だったからね~。
あれには鶴屋さんもぶったまげたさっ」
 今日は鶴屋さんと遊園地へデートってこt…
 …………でーと??
 今の俺の状況はどう考えても俗に言うデートだよな…
 しかも、その相手は誰が見ても文句の付けようのない美女ときた。
 いや、今までにもハルヒや朝比奈さんと探索の時に一緒になったりはしていたが…
 今日のは完全にデートだよな?
 何で今の今まで気付かなかったんだ俺!!
 ついつい何時もの癖で探索をしていた気でいたようだな…
 休日に鶴屋さんとデート…………
 いかんいかん、今になって急に緊張してきた。
 平常心だ平常心!
 別のことを考えるんだ…
 …………むをあああ、無理だ!!
 何故だって? 今の鶴屋さんを見れば分かるはずだ。
 私服にうっすらと化粧を施した鶴屋さんを!
 もう、当社比30%アップって感じだぞこりゃ!
 チートってレベルじゃねえぞおいっ!!
 おしゃれの知識がない為に上手く伝えられないのがホントに悔やまれるな。
 誰にだって? それは大きな子供の事情だから気にするな。
 って、それどころじゃないな。
 平常心を保たねば…
 こうなったら、窓の外を見t「どうしたんだいキョンくん?」
 ああ、正面から見るお顔はやっぱりお美しい… って何考えてんだ! 
何か上手い言い訳を…
「い、いえいえ何でもないですよ。はは、なんか今日はいい天気だなあ~」
 おいっ、俺。どんだけベタで下手な言い訳してんだよ!
 相手は鶴屋さんだぞ。
 おもちゃにされるの必至だな…
「ふ~~ん、てっきりまたあたしをいやらしい目で見てるのかと思ったんだけどな~」
「そんな滅相もない」
 何か変な勘違いされたけどまあ助かったからいいか。
 だが、『俺=やらしい』ってイメージはどうにかせんとな…
 いやっ、否定はいないぞ。
 もっとも積極的に肯定もしないが。
「ならいいけどね~、あ、この駅で降りるよキョンくん」
「あ、はいっ。分かりました」
 
 
 ……ううっ、なんでこの人はあんな拷問みたいなもん乗っていつも通りの顔してられるんだ。
 それに、なんでこの遊園地は大体のちびっ子が乗れないような攻撃的な乗り物ばかり置いておるんだよ!
 俺の妹辺りは絶対に止められるぞ。
「あはははっ、キョンくんの叫び声最高におもしろかったよっ。よくあんな声出ちゃうね」バシッバシッ
 クハッ… 前言撤回だ更にテンションが上がってらっしゃる。
「じゃあ次はあれさっ!!」
「つ、鶴屋さんなんでまたあんないかにも攻撃的な乗り物を…」
「そうかい? 普通に面白そうじゃないか。…もしかしたらキョンくんはこういうの苦手なくちかいっ?」
「ええ… まあ…」
「…………そうだったんだ…、ゴメンよ無理やり乗せたりして…」
「いえそんな…………」
 …てっ、なんだこりゃ?
 鶴屋さんが俯いて俺に謝ってる。
 あの、いつでもチャームポイントの八重歯を見せて笑ってる鶴屋さんがだぞ?
 なんと言うかな…
「あ、あの鶴屋さん? やっぱりあれ乗りましょう! 何か俺の内なるマゾ心が乗りたいって言い出しましたよ」
「いいんだよ、別に気を使わなくてもさ…」
「いえいえ、そんなこと言わずに行きましょう」グイッ
「キ、キョンくん?」
 …ぬがっ、勢いで手を握ってしまった。
 一体何しとるんだ俺は!!
 ああ、顔が赤くなるのがよく分かる。
 絶対、鶴屋さんのほう見れんな…
 
 
 さっき勢いで鶴屋さんの手を握ってしまった俺はそのままあの攻撃的さを醸し出しまっていた
アトラクションのとこまで来たわけなのだが…
 ああ、まだ俯いてらっしゃる…
「あ、あの~、鶴屋さん。なんか勝手に手握ったりなんかしてすみませんでした」
「…だ、大丈夫さっ… あのさ… キョンくん…」
「なんですか?」
「このまま… このまま手、つないだまんまでいいかな?」
 はい、死んだ~
 俺、死んだ~
 とゆうか、これで死なない男がいるのかとあえて俺は問いたい!
 …もしかしたら古泉は…………
 いや、考えるのは止めておこう。
「ありがとう…」
「……………………」
「……………………」
 まてまてまて、貴女はホントに鶴屋さんですか?
 普段と違いすぎやしません??
 これじゃあまるで… あれっ? 誰だっけ?
 まあいい。それよりだ!
 何故に鶴屋さんは手を繋いだまんまがいいのかを考え… って、そんな必要ないか…
 どう考えても… いやっ、まさか鶴屋さんが…
 だったとしたら…
「あのさ… ちょっと話したいことがあるんだ… だから、何処かで休まないかい?」
「は、はい… そうしましょうか…」
 
 
「どうぞ、鶴屋さん」
「ありがと… キョンくん…」
 う~、時間が時間なだけに寒くなってきたな。
 やたらコーヒーが身に沁みる。
 鶴屋さんはというと…
 口も付けずにまだ俯いたままか…
 こっちから話を聞いたほうがいいのか?
 いや、この雰囲気はとても… なあ…
「キョンくんはさ… やっぱり、ハルにゃんのこと好きだったんだよね?」
「…………はい」
「そうだよね… そうに決まってるよね…」
「…鶴屋さんはハルヒのことどう思っていたんですか?」
「あたしも好きだったよ。あたしだけじゃやないさ、ハルにゃんは皆から愛されていたと思うさ」
「…俺もそう思いますよ」
「そうさ… それに比べてあたしは最低さ…」
「どうしてですか? 鶴屋さんのどこが最低なんですか?」
「だって… だってさあ…… ううっ…」
 つ、鶴屋さん???
「だ、大丈夫ですか鶴屋さん? 俺なんか言っちゃいましたか??」
「キ、キョンくんは… 何にも悪くないよ… あたしが… あたしが悪いだけだからさ」
 鶴屋さん………… グイッ
「キョンくん…?」
「俺… なんで鶴屋さんが泣いてるのか分かんないです… そんな俺が情けないです… 
だから、せめて鶴屋さんが落ち着いてくれるまでこのままでいさせて下さい…」
「…………うううっ、あ、ありがとう…」
 
 
 どれくらいたったかな?
 勢いで抱きしめたのはいいが、はたして鶴屋さんは落ち着いてくれただろうか?
 さっきから嗚咽は聞えなくはなったが…
 …それにしても、今日の俺は異常だな。
 なんのエロゲだよ全く…
 熱でもあるのかもしれん。
 にしても鶴屋さんって思ってたより華奢だな…
 こういうのを『美しき儚きかな』って言うのかもな。
「ありがとうキョンくん… 大分落ち着いたさ…」
「そうですか、良かったです…」
「それでね… なんでさっきあんな事言ったと言うとさ…」
「はい…」
「あたしね、キョンくんが好きなんだ。野球大会で会った時から好きだったんだ… 
所謂『一目惚れ』ってやつ」
「…そうだったんですか」
「そう… だけど、キョンくんにはハルにゃんがいた。…あたし、ハルにゃんが羨ましかった。あたしの好きなキョンくんと居られるハルにゃんが… 
ハルにゃんだけじゃない、みくるも羨ましかった。それに古泉くんも」
 鶴屋さん…
「それでね、あたし羨ましがってるだけじゃ駄目だって思ったんだ… あたしもキョンくんと一緒に居られるように頑張ろうって。…だけどね、SOS団の皆を見てたらさ、
あたしの入り込む余地なんかないなって気付いちゃったんだ… 
あたしはキョンくんと一緒に居られないって。だから一時期キョンくんのことを諦めようと思ったんだけど…」
 だから今まで深く関わり過ぎないようにしていたのか…
 今までのは鶴屋さんなりの距離のとり方だったんだな。
「だけどね無理って思えば思うほどキョンくんが好きになっちゃってさ… 
それまで以上に好きになちゃった。そして辛かった… そんな時にハルにゃんが… ハルにゃんが居なくなった… 
勿論あたしも悲しかったよ、だけどそれと同じ位に… 同じ位にキョンくんの近くに居ることが出来るんじゃないかって期待があったんだ… 
最低さ… 人が死んだっていうのに、その人の死を悲しむのと同じ位に喜んでるんだよ! そんなあたしがキョンくんと一緒に居ていいわけない。
だから、今度こそはホントにキョンくんのこと諦めようって決めたんだ。だけど、この間、部室に行ったらキョンくんが居た…」
 あの時か…
「ただなんとなく… ほんと何となく寄った部室にキョンくんがいたんだよ。なんか、
すんごく嬉しかった… 勝手に運命とか感じちゃった。
だけど、キョンくんのこと諦めようって決めてたから… 複雑だった…… あん時ね、
まあ少し位ならキョンくんと居ていいかなとか思ってお喋りしたんだ… 
そしたら… キョンくんと喋ってるうちに諦めようって思ってた気持ちがどっかいっちゃたんだ… 
ホント、情けないよね、何回目だって話だよ… 
でもね最近キョンくんと一緒に居る時間が長くなってから気付かされた… 
あたしみたい最低な女がキョンくんみたいな人と居ちゃいけないって… だから今日キョンくんを誘ったんだ…」
「それは一体?」
「うん… どういうことかと言うとね、
今日、こうやって大好きなキョンくんとデートして貰ったらあたしきっと凄く幸せな気分になるに違いない、
そんな気分の時に最低なあたしの話をしてキョンくんに嫌いになって貰おうって考えたんだ… 
そうしたら、いくらあたしがキョンくんの傍に居たいって望んだってそれは叶うことはなくなる… 
天国か地獄へ落として貰おうと思ったんだよ… ホントに最低さ… 自分で出来ないから人にやらせるなんて… 
しかもあたしが大好きな人にさ…」
「…………最低ですね」
「でしょ… あたしは最低な女なんだよ…」
「そうじゃありません」
「えっ?」
「最低なのは鶴屋さんじゃあありません。この俺です」
「なんで… なんでさ!?」
「俺は今日… いや、
今まで鶴屋さんがそんな気持ちで俺と一緒に居たなんて知らずに勝手に舞い上がってたり、
勝手にグロッキーになったりで全く情けないったらありゃしないですよ」
「そんなことない… そんなことないよ… キョンくんは何も悪くないんだよ…」
「そしてなにより… なにより自分のことを好いてくれる女の子を泣かせる男なんて最低ですよね」
「そ、そんな… そんなことないよ! 最低なのはわたしだけさ… そうに違いないんだよ…」
「鶴屋さんは最低じゃないですよ。鶴屋さんの気持ちに気付かなかったおれが最低なんです… 
いや鶴屋さんに対してだけじゃないな… それにですね…」
「…………それに?」
「俺、今日鶴屋さんが今まで見せたことのない表情を見て確信したんです。俺は鶴屋さんに笑っていて欲しいって。
何時も笑顔でいて欲しいって。俺の傍でいつまでも笑顔でいてほしいって。俺は鶴屋さんの笑顔を見ているだけで幸せなんだって。
俺は… 俺は鶴屋さんのことが好きなんだって」
「嘘だよ! 嘘に決まってるよ… キョンくんはハルにゃんのことを今でも想ってるんでしょ? だから、そんなことないよ…」
「…はい。確かにハルヒのことは今でも想っています… けど、最近鶴屋さんと一緒に居る時間が多くなって、
ホントはいけないことでしょうけど、鶴屋さんをハルヒと重ねて見ていたんです。そしたら、なんというか… 
懐かしくて、心地良くて… そしたら、段々鶴屋さんのこと気になってきて… それでさっきの鶴屋さんの話を聞いて… 
はは、嫌ですよね死んだ人と重ねて見られるなんて… すみません…」
「…うんうん、謝ることないよ。わたし… うれしいよ。キョンくんに好きって言ってもらえただけで十分さ。
それに、ハルにゃんと重ねて見られてもわたしは全然平気だよ… むしろ嬉しいくらいさ…」
「鶴屋さん…」
「それより、あたしはホントに最低さ… キョンくんの気持ちをこれっぽちも考えないで勝手なことして… 
さっきさキョンくんの気持ち聞かせてもらえたけどさ… あたしには駄目さ… キョンくんの傍に入れないよ…」グイッ
 今回は勢いじゃあないぞ。
 俺の確固たる意思がこの見た目より華奢な体を抱いてるんだ。
「そんなこと言わないで下さい。さっきから言っていますが俺は鶴屋さんが最低だなんて微塵も思っていません。
だから… だから、ずっと俺の傍に居てください。この世の何よりも綺麗な笑顔で…」
 俺が知る限りじゃああなたの笑顔とためはれるのはハルヒだけです…
「後… さっきも言いましたが、今まで俺は鶴屋さんをハルヒと重ねて見てしまっていました… ホントにすみませんでした… 
だけど、それも今日で終わりです。こらからはずっと鶴屋さんを、鶴屋さんっていう一人の人間を見ていきます。」
「キョンくん…………」
 
 
 
 
「あ、そうだったね。キョンくんはあたしにいつまでも笑顔でいて欲しいんだったねっ」
「…ああ、俺はお前が笑顔で居てくれるってだけで幸せなんだよ」
「ゴメンゴメン。ついつい忘れてたさっ。だけど、今思うと、あれって『プロポーズ』みたいなもんだよねっ?」
「まあそうだな…」
「にししし、そう考えるとキョンくんって大胆だよねっ。高校生の時にプロポーズなんてさっ」
「ぬっ… そうだが、あの時は勢いで言っちまったんだよ…」
「ふふっ、ま、そういうことにしといてあげるよっ。それに…」グッ
 おいおい、今日はきついんだが…
「勢いで言ったとしてもあの言葉に嘘はないいんだよね?」
 おいおい、またそんな不安げな顔しやがって。
「ああ、勿論だ」
「良かった… なら、これからずっと一緒にいようねっ。あたしの大好きなキョンくん!!」
「分かってるさ… 死ぬまで… いやっ、死んでからも一緒だ」
「ありがと… そんじゃあ早速、このこのままベッドに出発さっ! 今日はいつもより愛してもらうよ!」
「おいっ このままってのは無理だろ。膝にお前が乗ったままどうやって立てっていうんだ」
「じゃあ、このままここで始めちゃうってのかいっ? キョンくんにそんな趣味があるとは知らなかったよ。
あ、立つと勃つをかけたんだね? 全くキョンくんはやらしいねっ」
「やれやれ、お前って奴は… まあ、いいか」
「そう、いいのだよっ。さあ、さっさと立った立った。もう我慢出来ないさっ」
「はいはい、今立ちますよ… っと」
「おお、やればできるじゃないか。さ、今夜はお姫様をしっかり愛するんだよっ」
「お姫様抱っこをしただけではお姫様にはならん」
「気にしない気にしないっ」
 ほんとにやれやれだよなお前って奴はさ…
 もっとも、そうじゃないお前なんかこれぽっちも見たくないがな。
 これからもよろしくな俺の大事なお姫様。
 

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