ハルヒと親父 @ wiki
かつてなく積極的な
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haruhioyaji
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- 女
- さあ、お風呂に入るわよ!
- 男
- 何故俺の手首をつかむ?
- 女
- あたしがそうしたいからよ。これからは1秒だって、あんたから離れるつもりはないからね!
- 男
- おいおい。トイレもか?
- 女
- バカ。ヘンタイ。
- 男
- なんだ、この手は。っていうか、どこ触ってる!
- 女
- うっさいわね。あんたのものはあたしのもの。あたしのものはあたしのものよ。
- 男
- 微妙に、というか大幅に、使い方が間違ってる!
- 女
- あたしが直々に脱がしてあげようっていうの。感謝しなさい!
- 男
- いや、自分で脱げるから。のあああ!脱がすか触るかどっちかにしろ!
- 女
- じゃ触る。
- 男
- いや、脱がす方に専念してくれ。
- 女
- ほんと素直じゃないんだから。あら、こっちは素直ね。
- 男
- あー、もう話すな。この板に入れなくなっちまう。
- 女
- ぱふぱふがふがふが。
- 男
- 口にものを入れてしゃべらない!
- 男
- ふう。やっぱり風呂は一人が安らぐな。
- 女
- あたしをのけ者にしようったって、そうは問屋がおろさないわ!
- 男
- 誰ものけ者にしとらん! だから風呂で仁王立ちはやめろ。天井を指差すな。ちょっとは隠せ!
- 女
- なによ、別に減るもんじゃないんだし、あたしがいいって言ってるんだから、いいじゃない。
- 男
- 減るんだよ、俺の理性とか平常心とか、なんかそういうのが。
- 女
- 向こう向くな。こっち見なさい! あ、ちょっとそっちに詰めて。
- 男
- こら、いきなり入ってくるな!
- 女
- 視覚がダメなら触覚よ。覚悟しなさい!
- 男
- んなこと覚悟させるな!というか、せ、せまいんだよ!
- 女
- あたしに風邪引かせる気? そんなことしたら末代まで祟るからね。
- 男
- 末代までって、俺とお前の子孫だろうが。
- 女
- ちょっと、あんた、いきなり何言ってんの!
- 男
- だから、何故そっちで照れる? あのな、ハルヒ。俺がヘタレのせいで、ずっと俺たちの関係をはっきりさせなかったことは謝ったとおりだ。その分を取り返そうとして、おまえが駆け足なのも分かる。だけどな、俺たちはどうせ一生付き合うんだ。焦らなくても、十分取り返せるし、おつりが来るくらいだ。だから……。
- 女
- あ、ありがと。でも、別に焦ってるわけじゃないわよ。ただ、あんたが焦るのがおもしろいというか、かわいいというか。そもそもずっとこうしたかったから、歯止めが効かないだけというか。と、とにかく、あたしは、こうしたいからやってんの! あんたはあんたで好きなように、どぎまぎしてなさい!
- 男
- ……じゃあ、俺の好きなように、かつてないくらい積極的にやらせてもらうぞ。
- 女
- ちょ、ちょっとキョン! うわ、だめ、鼻血出そう……。