ハルヒと親父 @ wiki
そのとき親父-書きは何を思ったか(その21)?
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haruhioyaji
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「ハルヒと親父」シリーズをはじめて、なかなか決まらなかったのがキョンのスタンスというか、キョンと親父さんの関係です。親父さんはどこまでいっても親父さんですが、キョンは相手によって対応を変えるタイプなので、どういう関係かが決まらないと態度が決まりません。「彼女の父親」「娘の彼氏」というのは、ただでさえ思うところが複雑なので、最初の頃はほとんどキョンと親父さんの絡みは回避されてました。
登場人物それぞれの「性格」と、登場人物の間の「関係」は、ネットワークでいうところの「ノード」と「パス」なので、どちらから決めても良いわけですが、現実的には「関係」の方が変わりやすく、その変化自体が物語だったりします。そんな訳で初期設定的には「性格」からはじめるのが手堅いわけですが、とあるSS書きとしては、性格をコトバで「説明」するなんてヤボなことは避けたい、実際の行動や他の登場人物とのやりとりの中で、それが浮かび上がるようにしたい訳で、そうするともう少しやり方を考える必要がありました。
たぶん「できちゃった」で大きかったのは、キョンの位置が、彼氏ポジションから、親父さんと形式的には同等の、父親ポジションに変ったことです。
父親なので働いて家族を養う役割を負うことになるのですが、ここでもうひとつ、キョンを親父さんと同じメディエーターという職業につけました。異なる人々や集団の間で、コンフリクト(紛争)を解消したり、合意形成を助けたりする職業ですが、親父さんが「口先で勝負」というように、平凡な普通の人間キョンも原作の中で、特殊な属性・能力を持たないために、コトバだけが頼りの、この手の作業を相当にきつい場面で何度か強いられ、やり抜いています。
父親なので働いて家族を養う役割を負うことになるのですが、ここでもうひとつ、キョンを親父さんと同じメディエーターという職業につけました。異なる人々や集団の間で、コンフリクト(紛争)を解消したり、合意形成を助けたりする職業ですが、親父さんが「口先で勝負」というように、平凡な普通の人間キョンも原作の中で、特殊な属性・能力を持たないために、コトバだけが頼りの、この手の作業を相当にきつい場面で何度か強いられ、やり抜いています。
物事を定義するには、どこが同じでありどこが違うのかを述べる必要があります。いわゆる類と種差ですが(たとえばラットと人間は、哺乳《類》としては同じですが、異なる《種》であるわけです)、親父さんとキョンの間に共通する部分が増えて行くほど、二人のポジションがはっきりし、キョンも親父さんに絡みやすくなってきた気がします。