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第16章 至高の喜び

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hasekun

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 思えば長い戦いだった。
 開戦当初、これほど長い戦いになることを
 誰が予測し得ただろうか。

 いや、このワールドの、覇権を賭けた戦いだったのだ。
 戦いが長期に及ぶことは、むしろ当初より予定されていたことだったのか。

 多くの同盟員を失い、矛を、弩を、近衛を、
 そして斥候を、衝車を、投石機を、
 それこそ数え切れないほど失った。

 援軍も最早残り少ない。
 これ以上の援軍も、スキルも、防御武将も期待できない。

 だが、それでも失っていないものがある。
 仲間への思いと、王道を歩まんとする心の炎は
 いかなる手段をもってしても消し去ることはできない。

 人はそれを、義や、誇り、あるいは愛と呼ぶかもしれない。
 またある人はそれを、鼻で笑うかもしれない。

 呼び方は様々だろう。感じ方は様々だろう。

 だが、どのような世界においてであれ、
 例えそれがかりそめの世界においてであれ、

 満足感という至高の喜びは、
 己の心に恥ずべき振る舞いをしなかった者だけに
 その報酬として与えられるものなのではないだろうか。


 長引く戦いの中で、あるいは敵意を増幅させ、
 あるいは怒りや憎しみを生み出したかもしれない。
 嘘や偽り、裏切りが当たり前のように起こったかもしれない。


 だが、敢えて書こう。
 我々【暴】は、己の心に恥ずべき振る舞いを
 一度たりともしたことはなかったと。



 同盟員A「なにこれ、どういう流れ?」
 同盟員B「ネタが尽きたらしいよ」
 同盟員A「それなら納得」



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