透きとおるような満天の星空。
散りばめられてそれぞれ好きに瞬く星たちは、地上で行われている殺し合いという血に塗れた行為など全く気にせず暗闇を彩っている。

そんな美しい空に似つかわしくない空気を纏うふたりがいた。
お互いを睨み付け、これがマンガなら背景にゴゴゴゴという文字を背負っていたであろう程に敵意を剥き出している。
一言で表すなら、まさに一触即発。

「何度言ったら分かるんですか!? あなたも頑固者ですね!!」

ムキになりつつ叫んでいるのはかわいらしいメイド服に身を包む小林トール。
ドラゴンでありながら恩人である小林さんの家に押しかけ、メイドとして料理をはじめ家事全般を担っている少女だ。
本来の姿であるなら、叫びながら口から炎を吐いていてもおかしくない程に感情的になっている。

「あなたの方こそ! 私は決して意見を変えたりなどしませんよ」

対して、大人気なく見えるほど顔を顰めて腕を組んでいる男は芦屋四郎、またの名……いや、本来の名はアルシエル。
魔王サタンに付き従う四天王のひとりで、主君が勇者に敗れた後に逃れた先の日本では、彼の再起を支えるため(そして同居人のニートには任せられないため)主夫に勤しむ悪魔大元帥だ。

どちらも人智を超えた存在。そんなふたりが火花を散らしている原因はというと。

「優勝するのは小林さんじゃないとダメなんです!!!」
「いーえ、魔王様こそ頂点に相応しい!!!」

それぞれが心酔する人物のどちらを優勝させるか、というものだった。





「小林トールといいます。小林さんの家でメイドをしています」
「これはご丁寧に。私は芦屋四郎。魔王城で家事全般を受け持っています」

出会いは平穏だった。
事情は違えど、人ならざる身でありながら人の世で過ごしてきたふたりは、いきなり襲いかかるようなことはしなかった。
いざ目の前に敵意を持った者が現れようものなら撃退することに躊躇いはないけれど、彼らなりに人と向き合う術は心得ている。

きっかけは、名簿を捲りながら互いの知り合いを確認した後にあった。

「それにしても気に入りませんよね。なんであんなよく分からない人に小林さんと殺し合えだなんて言われないといけないんですか!」
「全く同感ですよ。魔王様以外が簡単に私に命令できるなど、思わないでいただきたいものです」
「おまけに最後のひとりまで生き残ったら優勝だなんて! それじゃ小林さんと一緒にいられないじゃないですか!
まあどうしても優勝以外に殺し合いを終わらせる方法がこれっぽっちもないって言うなら、小林さんに優勝してもらうしかないですけどね」
「魔王様がいるのだからそれは無理でしょうね。本当にそれ以外の手がないというのなら最後に立っているべきは、そしてそれだけの力をお持ちなのは魔王様です」
「は?」
「なんです?」

カーン!
見えないゴングが鳴った瞬間であった。

「小林さん以外の人が優勝だなんて……小林さんを殺すなんて、そんなの許しませんよ! 私というドラゴンが守るのですから、簡単にできると思わないでもらいたいですね!」
「おいたわしや、ただでさえ佐々木さんを失ってしまった魔王様から、更に命まで奪おうなど許されません! ここでは魔力の供給があるようですから、私でもあなたを退けるくらいできますよ」

小林トールにとっての小林さん、芦屋四郎にとっての真奥貞夫。それらは絶対的な存在だ。
両者決して譲ろうとしない戦いはヒートアップするばかりで、終着点がなかった。
主人の影響か日本での暮らしの影響か手こそ出さないものの、敵意は包み隠さず口論を始め……そして、冒頭に至る。

今のこの場にいない小林さんや真奥貞夫が優勝を望んでいるかは分からない。が、だからこそ、“もしも他の手立てがなく優勝者を出すしかないなら”という仮定の話であっても譲れない。
主人の為に生きるふたりだからこそ、例えこの場を収める為でも相手の為に主人が死ぬという仮定の未来を口にすることができないのだ。

意味もなくファイティングポーズを取り始めたふたりが纏う空気は、爆発寸前のギリギリのところまで張り詰め……突如霧散することになった。

「無益な争いをするつもりですか? あなたがた、呪われますよ?」

空気を読んでか読まずか、堂々と現れた(自称)霊能力者によって。





霊とか相談所、ご存知ですか?
悪霊に関するご相談に乗ったり、依頼を承り、複数のコースから選んでいただいて除霊したりする事務所です。
そしてその除霊をする霊能力者が他でもないこの俺。名前はそう、霊幻新隆といいます。ホームページはこちら→[URL]
まあ除霊するといっても、弱い霊は特訓も兼ねて弟子に任せているんですけどね。

自己紹介をしたところで問題です。俺が今いる場所、どこだか分かります? 分からない? ええ、俺もです。
地図を信じるなら、ここは不自然なまでに正方形に整えられた島らしい。が、こんな島見たこともない。
おまけに南東の隅をよく見ると、霊とか相談所まであるときた。
俺の事務所だからよーーーく分かる。本来ならこんな島にあるわけがないんですよ。
じゃあこの状況は何か? モブが使うような超能力で事務所をここまで持ってきて、更に殺し合いを開いたと?
だが、強い力を持ったモブでもこんなことは流石にできないはずだ。超能力によるものかと言われると、首を傾げてしまいますね。
本気を出せばビルごと事務所の場所を移すことはできなくもないかもしれないが、その上であれだけの人数を一度に集めて、一定範囲内にバラバラに転送させるまでとなると……ああ、そういえばこんな状況になる前のこと、話してませんでしたね。

信じてもらえないかもしれないですけどね、俺はーー気が付いたら知らない場所に、よく知ってるモブたちや全く知らない奴らともども集められてたんですよ。
流行りの異世界トリップものでもないだろうに。こんなこと、現実であります?
ああ、流行ってるのはトリップというより転生ものか。生憎俺は死んだ記憶がないが。
おまけに殺し合いをしろと言われ、罪なき(と思われる)少女は命を奪われ、流石の俺も動揺したわけです。
いつの間にかひとりで立っていたことに気付いても、頭が追いつかないまま無意識に手がザックを漁っていたくらいには。
取り出した怪しい支給品を二度見して、更に頭が混乱したのはまた別の話ということで。




◇◆◇◆◇

殺し合いの宣言、見せしめとなった少女、そしてトドメの怪しい支給品。
それらによって奪われていた思考能力を数分してようやく取り戻し、辺りを見回すと学校らしき建物が見えた。
地図には学校が2種類記されているが、温泉は見当たらないから見滝原中学校の方で間違いないだろう。コンパスと照らし合わせる限り、反対側に温泉が、なんてこともない。
となると、南にまっすぐ行けば俺の事務所にたどり着くはず。
モブも地図で事務所があることを知れば向かってくるかもしれねぇし、俺が仕事で使ってるパソコンがあれば、現状について何か調べられるかもしれねぇ。首輪を爆発させる時に使ってたスマホのこととかな。
ま、事務所がバッタもんでなければ、だが。
とにかく、考えがまとまったなら善は急げだ。
さっき手に当たった支給品ーー怪しい本を、まあ鈍器代わりくらいにはなるだろうと護身の為に手に持ち、動き始めた。



歩き出してから大してかからない内に、何やら言い争っているかのような騒がしい声が聞こえてきた。
おいおい、殺し合えとか言われたばかりだってのに、なんでそんな不用心なことできるんだよ?

「……小林さんを殺すなんて、そんなの…………」

うん?

「……を失ってしまった魔王様から、更に命まで奪おうなど…………」

ううん?
これはマズくないか?
断片的にしか聞き取れてないが、大事な奴がいる誰かと誰かが口論しているようだ。
下手したら今にも危害を加えてしまいかねないほどの怒号になってきてるし。

(仕方ねぇな……止めるか)

殺し合うなんて間違ってる!って言うことがこの場の正解なのかは分からねぇ。
だが俺は生きて帰りたいし、モブたちだって連れて帰ってやらなきゃならない。
その為には殺し合いに乗って誰かひとりが優勝ってことしか考えないんじゃなくて、できるだけ多くの人数が助かる方法を探すべきだろ?
まあエゴだな。俺の目的の為のエゴ。
無駄に命を散らすよりは、説得して一緒に解決策を考える方が建設的だし、向こうにとっても不都合はないだろう。

手にしていた本を突き出すようにして持ち、口論しているふたりの元へ向かっていく。

「優勝するのは小林さんじゃないとダメなんです!!!」
「いーえ、魔王様こそ頂点に相応しい!!!」

あれ、もしかしてこいつら、もうハラ決めちゃってる感じ?
やべえ、もう近くまで来ちまったし、口も開いて息も吸い込んでる。今更声を止めることもできない。
藪蛇だったか!? 俺終了のお知らせか……!?
くそ、鬼が出るか蛇が出るか……いや鬼も蛇も悪霊も出てくるな!

「無益な争いをするつもりですか? あなたがた、呪われますよ?」
「む、無益ですって!?」
「魔王様を愚弄する気か!?」

うわ、同時にめっちゃ睨まれた。いやでも、即座に殺されたりしなくて良かったか。
というか、無益な争いというのは間違ってないだろう。水掛け論に意味はねぇぞ。余計な体力を消耗するだけだ。
多少は怯んでくれと思って本を見せながら呪われますよとは言ったものの、こっちはあんまり効果がなかったようーー

「はっ!? あ、あなた、なんてものを持ってるんですか!?」

効果あったわ。すごいあったわ。
金髪の女の方がこの本を見た途端慌てふためき出したわ。

「トールさん、あれが何なのかをご存知で?」

白髪の男が金髪の女に尋ねる。
お前、今の今までそいつと口論してただろ。意地になってただけなのか?
まあ、説得の余地はありそうだからいいか。

「ええ、知ってますよ。あれはファフニールさんが手掛けた、呪いアンソロジー……」

そう、俺に支給されていた怪しい本。それ即ち、呪いアンソロジー。
さっき軽くページを捲ってみたら、やたら本格的な空気を醸し出した呪いの方法がいくつも羅列されていた。
こうしてハッタリかますには十分な雰囲気を持った本だ。

「呪いアンソロジー? まさかとは思いますが……」
「そのまさかです。あのアンソロジー……本物の呪いが記されているんですよ!」

ん?

「な、なんて危険なものを……!」
「私たちを呪うだけならまだしも、あなたまさか小林さんをも呪おうと考えてるんじゃないでしょうね!?」
「まさか魔王様も……!?」

これ本物だったの。
やべ、ハッタリどころじゃ済まねぇぞこれ。
なんか勘違いで、さっきより更に睨まれてるし。
……いや、待てよ。これは寧ろ好都合では?

「安心しろ、そんなつもりはない。今のところはな」
「い、今のところ?」
「お前たち次第、というわけだ」
「な……! 人間が軽々しく呪いを扱ってはいけません!」
「トールさん、落ち着いて下さい。あの本さえ奪取してしまえば……」
「内容全部は覚えてないが、いくつかは記憶してるぜ?」
「「ぐっ」」

余裕の笑みを貼っ付けてはいるものの、正直冷や汗をかきそうだ。
こいつらの目に滾った敵意ったら、そりゃもう相当なものだ。
殴りかかられてないだけでも奇跡といっていいんじゃないか?

「俺だって、呪いなんて使いたくはないさ。弟子にも、大きな力は人に向けていいものじゃないと教えてる」
「あなたからは何も力とか感じませんけどね」
「……。俺はただ、お前たちに協力してほしいだけだよ」
「殺戮を?」
「人間の支配を?」
「物騒!」

お前らはそれでも血の通った人間か?
まさかアレか、呪いアンソロジーを持ってるせいで俺は冷血人間とでも思われてるのか?

「そんなんじゃねぇよ。俺は殺し合いをしたいんじゃない。優勝者ひとりじゃなくて、それ以外の奴らも生きて帰れる方法を探したいんだ。
お前らだって、さっきから言ってるコバヤシサンやマオウサマと一緒に帰れるなら、そっちの方がいいだろ?」

金髪はぶすくれたように、白髪はしかめっ面で、口を噤みながらお互いをちらりと見る。
否定はしない。いいぞ、これならもう一押しだ。

「お前らは誰かの為に怒鳴り散らせるほどの熱があるなら、殺し合うより協力した方が絶対にいい。
何も仲良くなれとは言わない。お互いを利用するとでも思えばいい。
それに、情報収集だけじゃない。俺が呪いを発動させないか見張ることだってできる。悪い話ではないんじゃないか?」
「むむむ……なんだか偉そうですが一理あります……」
「……まあ、そうですね。魔王様に手を出さないなら、一先ずはそれで良しとしましょう」
「呪いを発動しようものなら、ただじゃおきませんからね」
「その時は相応の覚悟を」

ふう、良かった。苦虫を噛み潰したような顔をしてはいるが、理解は得られた。
こいつらは自分よりも第一に考えるべき人がいて、恐らくだが行動原理も常にそこにあるんだろう。
譲れないから、ああやって口論する。だが……根っこは同じだから、分かるはずだ。
そいつの為に真剣になれる、全力になれる。それは相手も然りだと。
だから、同じ目的を与える。利用という名目も。
自分と同じだけの真剣さを大事な人の為に使えるぞと暗に言ってるわけだ。
どっちにとっても有益だろ?

「ですが、これだけは先に言っておきましょう」

さっきまでムキになって口論してたり呪いアンソロジーに動揺してた奴とは思えないような、冷静な声と眼差しで白髪が俺を見る。
こいつは落ち着いてさえいれば、頼りになる奴なんだろうか。落ち着いてさえいれば。

「魔王様なら問題ないとは思いますが……万が一。本当に万が一、いや億が一のことも考えなければなりません。優勝以外の有効な手立てが見つからない内に魔王様に危険が迫ってしまうようなことは許されないのです」

ほら。大事と大事のぶつかり合いだからああやって口論してただけで、本当は考えられないわけじゃないんだろ。最悪のケースってやつ。
喧嘩相手が一緒にいるんじゃ、どうしてもそれより優勝の方にばかり目は向くだろうけど。

「情報収集の期限を決めると」
「話が早くて助かります。魔王様と合流できれば別ですが……そうですね。合流もできず、有益な情報も見つからないまま24時間が経過するようなら」

丸1日か……正直キツい。
だが、こいつらもそれだけ大事な奴に会えないのは我慢ならないんだろう。
俺だって、モブたちを見つけられなけりゃ心配くらいはする。

「その時は俺を殺して小林さんや魔王様とやらを探しに行っても構わない」

本心ではない。誰だって死にたくはない。もちろん俺もだ。
だが、俺から(ハッタリのつもりだったとはいえ)脅すようなことをして協力を提案したんだ。
今はそう言っておいた方が心象も良いだろう。

「呪いのこともありますから、最悪それも視野には入れてますが。呪いを発動する素振りがなく、かつ情報収集以外でもあなたが魔王様のお役に立てるだけの人物だと判断すれば、命までは取りません。
ですが、今度は私があなたを利用させていただきます」

お、ラッキーかもしれん。
言ってしまえば24時間観察され続けるようなもんだが、できなきゃ死ぬというプレッシャーは和らぐ。余計なミスに繋がる要素を減らせるわけだ。
だからといって手を抜く気はないがな。俺もモブも常に命が懸かってるような状況だし。

「まどろっこしいですね。自分で言ったこともできない人間なら踏み潰したっていいんじゃないですか?」
「野蛮なドラゴンですね。魔王様の生存をより確固たるものにする方が大事ですよ」

ん? 今なんつった? ドラゴン?

「まあそれもそうですけど……あっ、でも小林さんの方が大事ですからね! 本当にこの人が力になりそうなら、小林さんの為に働いてもらいますよ!」
「いいえ、魔王様の為に働かせるべきです」

また始めたよ。
いや、それよりもドラゴンって……あのドラゴン? クエストとかの、あの?
…………。本当に?
俺、やべぇ奴の手綱握っちまったのか……?

「お前ら、ストップストップ。口論してる暇があるなら足を動かすぞ」
「小林さんですからね。まずはどこに行くんですか?」
「霊とか相談所に向かうつもりだ。普段俺が使ってるパソコンがあるかもしれん」
「魔王様です。なるほど、パソコンで手掛かりを探すつもりなんですね。あ、近くにマグロナルドもありますね。魔王様も訪れるかも」
「小林さんですってば。知ってる場所なんですか?」
「魔王様ですから。知ってるも何も、魔王様が資金を集めておられるのが、他でもないこのチェーン店、マグロナルドですよ」

お前ら会話ついでに喧嘩するな。
でもまあ、俺だけじゃなくて白髪の方にも利点がある方角なら一石二鳥か。
……白髪。あ。

「そういえばまだ名乗ってなかったな。俺は霊幻新隆。霊能力者だ」
「霊能力? やっぱりそれっぽい力は感じませんが……私は小林トールです。小林さんの家でメイドをしてます。優勝者を出すしかないなら絶対小林さんを優勝させますからね!」
「私は芦屋四郎。魔王城で家事全般を担っています。優勝に相応しく、見合った力も持っているのは魔王様ですので、そこのところよろしくお願いします」
「小林さんです」
「魔王様です」

こいつら自己紹介ですら喧嘩してんぞ。
よっぽどそいつらのことが大事なんだな。
特別ってやつ。





口にはしないが、もし。
もしも、こいつらの大事な奴が本当にどっかで死んでしまったら。
こいつら、どうするんだろうな。
自分が優勝して褒美の願いに縋るか?
錯乱して俺を殺すか?

もしも、俺が死んでしまったら。
…………。

俺の為にも、延いてはモブの為にも、小林さんと魔王様とやらには、なんとしても生き延びてもらいたいもんだ。



【C-5/平原/一日目 深夜】

【芦屋四郎@はたらく魔王さま!】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:基本支給品 不明支給品1~3
[思考・状況]
基本行動方針:一先ずは霊幻に協力するが、優勝者を出すしかないなら真奥貞夫を優勝させる。
一.魔王様はご無事だろうか……。
二.魔王様と合流するまでは、協力しつつ霊幻さんを見定めましょう。

※ルシフェルとの同居開始以降の参戦です。

【小林トール@小林さんちのメイドラゴン】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:基本支給品 不明支給品1~3
[思考・状況]
基本行動方針:一先ずは霊幻に協力するが、優勝者を出すしかないなら小林さんを優勝させる。
一.小林さん、一緒に帰りましょうね!
二.無理そうなら小林さんが優勝してくださいね。その為なら私、なんだってしますから!

※コミケのお手伝い以降の参戦です。

【霊幻新隆@モブサイコ100】
[状態]:健康
[装備]:呪いアンソロジー@小林さんちのメイドラゴン
[道具]:基本支給品 不明支給品0~2
[思考・状況]
基本行動方針:優勝以外の帰還方法を探す。
一.俺の事務所で情報収集できりゃいいんだが。
二.こいつらの手綱はしっかり握っておかないとな……。
三.モブたちも探してやらないと。


【支給品紹介】
【呪いアンソロジー@小林さんちのメイドラゴン】
ファフニールがコミケで販売したが、全く売れなかった本。トール曰く、収録されている呪いは本物らしい。

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芦屋四郎 033:不調和 ~カビ問題~
小林トール
霊幻新隆
最終更新:2021年02月07日 18:23