HEAVYMETAL FACE OF K

DOOMSDAY MACHINE

最終更新:

匿名ユーザー

- view
管理者のみ編集可

ARCH ENEMY - DOOMSDAY MACHINE



全世界滅亡最終兵器始動。
ARCH ENEMY渾身の6thアルバム。
胸を掻き毟る哀愁メロディと怒涛のブルータリティを誇るダークな雰囲気が強いヘヴィメタル。
シンプルでリフ自身を重たく、強靭にした前作「ANTHEMS OF REBELLION」に4thアルバムの「WAGES OF SIN」のメロディを取り入れ、そしてさらに前作の反動からか複雑な展開美を追い求めるようなサウンドになっている。正統派ヘヴィメタルの色合いは強め。
勇壮なイントロダクション①のドラマティックなメロディから一気にブルータルに、正統派メタルの味付けをしながら展開していく②。前作では影に隠れてしまっていたアモット兄弟の叙情旋律ギターが今回では上手く開花している。アンジェラ嬢のデスヴォイスがさらに凶悪になっており、前作同様やや一辺倒とも取れるがこの極悪デススクリームは近作の楽曲の展開にぴったりとマッチしており良い感じである。
メロディックデスメタルバンドとしてのセンスが光るスピーディな③は3rdアルバム「BURNING BRIDGES」に収録されていた「Silverwing」の再来とも言えるような楽曲である。光に満ちたメジャーコード哀愁メロディをフィーチュアしている。後半のドラマティックなメロディ展開はまさしくARCHENEMYそのもの。
前作のへヴィネス押し楽曲要素をそのまま近作に持ち込み、より巧みな構成に施したミドルテンポの④と⑤。④の中盤の静寂と静かなメロディが流れていくパートが彼ららしくて良い。⑤はアルバムの流れをダークに彩っている不穏なナンバー。
⑥はオールドスクールなスラッシュナンバーでなぎ払うようなリフ、そしてダニエルの怒涛のブラストビートが繰り広げられる。
前作収録されていたインストナンバー「Anthem」を拡張したかのようなインストゥルメンタル⑧。彼らのメロディセンスを十二分に詰め込んだナンバーで、ヴォーカル無しでもプログレッシヴな曲展開で飽きが来ない楽曲である。
MEGADETHのようなリフのブルータルな⑩、楽曲自体もやはりMEGADETH的な部分が大いに感じられる。MEGADETHライクな人にはたまらない楽曲である。
全体を見ると相当多彩であることは間違いなく、まるで全体的に一辺倒とも感じられた前作からは正反対の方向を向かっているアルバムである。近作は前作の要素もある意味上手く踏みしめており、さらなる深みを見せる「WAGES OF SIN」とも言える作品である。3rdアルバム等と比べてしまうと劣ってしまうところがあるかも知れないが、僕は近作のような路線には大賛成である。


Enter The Machine
Taking Back My Soul
Nemesis
My Apocalypse
Carry The Cross
I Am Legend/Out For Blood
Skeleton Dance
Hybrids Of Steel
Mechanic God Creation
Machtkampf
Slaves Of Yesterday
Heart Of Darkness(live)[Bonus]
BRIDGE OF DESTINY(live)[Bonus]


この作品を最後に脱退(一時休止)したクリストファー。なんと頭を丸めたとか(!)
あと②にはクリスの後任としても活動するガスGがゲスト参加してます。
人気記事ランキング
目安箱バナー