HEAVYMETAL FACE OF K

HVIS LYSET TAR OSS

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BURZUM - HVIS LYSET TAR OSS



1994年発表3枚目。
プリミティヴなブラックメタルとアンビエントの音楽性が絶妙に交じり合ったダークなサウンド。14分の大曲が2曲、全4曲で計44分の大作アルバム。いやしかし、とてつもなく悲しい音だ。陰鬱的…というよりも自分にはとにかく何もなく真っ白で悲しい音のように感じた。再生すると流れ出すのはノイズのようなギター、それに絡みつくキーボードの音色、その後チープなドラムが始まり、カウントの泣き叫ぶような絶叫が響き渡る。ミドルテンポ・パートが特にひどく悲しい1曲目は何故だかメタルを聴いているという意識は薄かった。というのは環境音楽を聴いているような感覚というか、個人的には内面に響き渡るものが強かったからだ。2、3曲目は比較的(あくまで比較的)ストレートな疾走ブラックメタルサウンドで凄まじいのだが、この作品で挙げなければならないのはラストの4曲目の胸の内に広がる虚無感。1曲目の説明で環境音楽を聴いているような感覚と説明したが、こちらは完全なる環境音楽14分だ。この作品を表すものがこの曲に全て詰まっている。CDのジャケをじっくり眺めながら聴いて欲しい。


Det Somm Engang Var
Hvis Lyset Tar Oss
Inn I Slottet Fra Droemmen
Tomhet
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