異形の花々(4)


【二日目 朝】
【G-3 橋】


【小野寺ユウスケ@仮面ライダーディケイド】
【時間軸】第30話 ライダー大戦の世界
【状態】暴走中、疲労(極大)、ダメージ(極大)、精神疲労(中)、アマダムに亀裂(進行)、ダグバ、キング@仮面ライダー剣への極めて強い怒りと憎しみ、仲間の死への深い悲しみ、究極の闇と化した自分自身への極めて強い絶望、仮面ライダークウガ(アルティメットフォーム)に変身中、仮面ライダーガタックに1時間55分変身不能
【装備】アマダム@仮面ライダーディケイド 、ガタックゼクター+ライダーベルト(ガタック)@仮面ライダーカブト、 ZECT-GUN@仮面ライダーカブト
【道具】アタックライドカードセット@仮面ライダーディケイド、ガイアメモリ(スカル)@仮面ライダーW、変身音叉@仮面ライダー響鬼、トリガーメモリ@仮面ライダーW、ディスクアニマル(リョクオオザル)@仮面ライダー響鬼、士のカメラ@仮面ライダーディケイド、士が撮った写真アルバム@仮面ライダーディケイド、ユウスケの不明支給品(確認済み)×1、京介の不明支給品×0~1、ゴオマの不明支給品0~1、三原の不明支給品×0~1、照井の不明支給品×0~1
【思考・状況】
0:(暴走中)
1:一条さん、どうかご無事で。
2:これ以上暴走して誰かを傷つけたくない。
3:……それでも、クウガがもう自分しか居ないなら、逃げることはできない。
4:渡……キバット……。
5:もし本当に士が五代さんを殺していたら、俺は……。
【備考】
※アマダムが損傷しました。地の石の支配から無理矢理抜け出した為により一層罅が広がっています。
自壊を始めるのか否か、クウガとしての変身機能に影響があるかなどは後続の書き手さんにお任せします。
※ガタックゼクターに認められています。
※地の石の損壊により、渡の感情がユウスケに流れ込みました。
キバットに語った彼と別れてからの出来事はほぼ全て感情を含め追体験しています。
※カードセットの中身はカメンライド ライオトルーパー、アタックライド インビジブル、イリュージョン、ギガントです
※ライオトルーパーとイリュージョンはディエンド用です。
※ギガントはディケイド用のカードですが激情態にならなければ使用できません。



【乃木怜治@仮面ライダーカブト】
【時間軸】第44話 エリアZ進撃直前
【状態】ダメージ(中)、疲労(中)、カッシスワームディアボリウスに変身中
【装備】なし
【道具】ブラックファング@仮面ライダー剣
【思考・状況】
0:もう一人のクウガをどう料理するか。
1:大ショッカーを潰すために戦力を集める。使えない奴は、餌にする。
2:状況次第では、ZECTのマスクドライダー資格者も利用する。
3:最終的には大ショッカーの技術を奪い、自分の世界を支配する。
【備考】
※もう一人の自分を吸収したため、カッシスワーム・ディアボリウスになりました。
※これにより戦闘能力が向上しただけでなくフリーズ、必殺技の吸収能力を取り戻し、両手を今までの形態のどれでも好きなものに自由に変化させられる能力を得ました。
※現在覚えている技は、ライダーキック(ガタック)、ライダースラッシュ、暗黒掌波動、インパクトスタップ、ライダーパンチ(パンチホッパー)の五つです。



【間宮麗奈@仮面ライダーカブト】
【時間軸】第40話終了後
【状態】意識統合、疲労(極大)、ダメージ(極大)、仮面ライダー龍騎に2時間変身不能、仮面ライダードレイクに1時間50分変身不能
【装備】ドレイクグリップ@仮面ライダーカブト
【道具】支給品一式
【思考・状況】
基本行動方針:自分の中に流れる心の音楽に耳を傾ける。
0:なんだ、この戦士は……。
1:乃木を倒すのは私の役目だ。
2:西病院に戻り仲間と合流する。
3:皆は、私が守る。
4:仲間といられる場所こそが、私の居場所、か。
【備考】
※人間としての人格とワームとしての人格が統合されました。表面的な性格はワーム時が濃厚ですが、内面には人間時の麗奈の一面もちゃんと存在しています。
※意識の統合によって、ワームとしての記憶と人間としての記憶、その両方をすべて保有しています。
※現状、人間時の私服+ワーム時のストレートヘアです。



【城戸真司@仮面ライダー龍騎】
【時間軸】劇場版、美穂とお好み焼を食べた後
【状態】強い決意、翔一、士への信頼、ダメージ(極大)、疲労(極大)、美穂と蓮への感謝、仮面ライダーナイトに2時間変身不能、仮面ライダー龍騎に1時間50分変身不能
【装備】ナイトのデッキ+サバイブ(疾風)@仮面ライダー龍騎
【道具】支給品一式、優衣のてるてる坊主@仮面ライダー龍騎
【思考・状況】
基本行動方針:仮面ライダーとして、みんなの命を守る為に戦う。
0:(気絶中)
1:戦いの後、西病院に戻り仲間と合流する。
2:間宮さんはちゃんとワームの自分と和解出来たんだな……。
3:この近くで起こったらしい戦闘について詳しく知りたい。
4:黒い龍騎、それってもしかして……。
5:士の奴、何で俺の心配してたんだ……?
6:自分の願いは、戦いながら探してみる。
7:蓮、霧島、ありがとな。
【備考】
※アビスこそが「現われていないライダー」だと誤解していますが、翔太郎からリュウガの話を聞き混乱しています。



【フィリップ@仮面ライダーW】
【時間軸】原作第44話及び劇場版(A to Z)以降
【状態】ダメージ(大)、疲労(中)、仮面ライダーギャレンに1時間55分変身不能、サイクロンドーパントに1時間20分変身不能、照井、亜樹子、病院組の仲間達の死による悲しみ
【装備】ガイアドライバー@仮面ライダーW、ファングメモリ@仮面ライダーW、T2サイクロンメモリ@仮面ライダーW、ギャレンバックル+ラウズアブゾーバー+ラウズカード(ダイヤA~6、9、J、K、クラブJ~K)@仮面ライダー剣
【道具】支給品一式×2、ダブルドライバー+ガイアメモリ(サイクロン+ヒート+ルナ)@仮面ライダーW、メモリガジェットセット(バットショット+バットメモリ、スパイダーショック+スパイダーメモリ@仮面ライダーW)、ツッコミ用のスリッパ@仮面ライダーW、エクストリームメモリ@仮面ライダーW、首輪の考案について纏めたファイル、工具箱@現実 、首輪解析機@オリジナル 、霧彦のスカーフ@仮面ライダーW、イービルテイル@仮面ライダーW、エンジンブレード+エンジンメモリ@仮面ライダーW
【思考・状況】
0:乃木怜治に対処、だがこのクウガは……?
1:大ショッカーは信用しない。
2:巧に託された夢を果たす。
3:友好的な人物と出会い、情報を集めたい。
4:首輪の解除には成功できた、けど……。
5:葦原涼の死は、決して無駄にしない。
【備考】
※T2サイクロンと惹かれあっています。ドーパントに変身しても毒素の影響はありません。
※病院にあった首輪解析機をGトレーラーのトレーラー部分に載せています。



【相川始@仮面ライダー剣】
【時間軸】本編後半あたり(第38話以降第41話までの間からの参戦)
【状態】ダメージ(極大)、疲労(極大)、仮面ライダーパンチホッパーに1時間55分変身不能時間変身不能、仮面ライダーラルクに1時間50分変身不能、ジョーカーアンデッドに1時間20分変身不能、仮面ライダーカリスに1時間20分変身不能、罪悪感、若干の迷いと悲しみ、橘と葦原への複雑な感情
【装備】ラウズカード(ハートのA~6)@仮面ライダー剣、ラルクバックル@劇場版仮面ライダー剣 MISSING ACE、ゼクトバックル(パンチホッパー)@仮面ライダーカブト
【道具】支給品一式、栗原家族の写真@仮面ライダー剣
【思考・状況】
基本行動方針:栗原親子のいる世界を破壊させないため行動する。必要であれば他者を殺すのに戸惑いはない。
0:大ショッカーを打倒する。が必要なら殺し合いに再度乗るのは躊躇しない。
1:クウガに一体何が起きているんだ?
2:取りあえずはこの面子と行動を共にしてみる。
3:再度のジョーカー化を抑える為、他のラウズカードを集める。
4:ディケイドを破壊し、大ショッカーを倒せば世界は救われる……?
5:キング@仮面ライダー剣は次会えば必ず封印する。
6:ディケイドもまた正義の仮面ライダーの一人だというのか……?
7:乃木は警戒するべき。
8:剣崎を殺した男(天道総司に擬態したワーム)は倒す。
9:ジョーカーの男(左翔太郎)とも、戦わねばならない……か。
10:葦原……。
【備考】
※ホッパーゼクター(パンチホッパー)に認められています。
※ヒューマンアンデッドのカードを失った状態で変身時間が過ぎた場合、始ではなくジョーカーに戻る可能性を考えています。
※ディケイドを世界の破壊者、滅びの原因として認識しました。しかし同時に、剣崎の死の瞬間に居合わせたという話を聞いて、破壊の対象以上の興味を抱いています。
※左翔太郎が自分の正体、そして自分が木場勇治を殺したことを知った、という情報を得ました。それについての動揺はさほどありません。
※取りあえずは仮面ライダーが大ショッカーを打倒できる可能性に賭けてみるつもりです。が自分の世界の保守が最優先事項なのは変わりません。
※乃木が自分を迷いなくジョーカーであると見抜いたことに対し疑問を持っています。





「リュウタ……俺、どうしたらいいんだよ……」

リュウタロスの成れの果てである砂の山へもう一度その手を潜らせながら、修二はどうにもならないこの理不尽な現実に絶望していた。
サラサラと掌からこぼれ落ちる砂が、山へと再び戻り流れていく。
どうしようもなく無情なその一連を眺めるのと同時に、リュウタロスとの思い出を振り返った修二は、彼が常に誰かの為に頑張ろうとしていた事を思い出す。

自分を強くするために鍛えようとしたり、麗奈を守ろうとその身を挺したり、変身が出来ない仲間達の代わりに、自分だって怖いはずなのに戦おうとしたり。
幾らか空回ることもあったけれど、それでも彼はずっと正直に、自分がやりたいと思ったことをやり続け、言いたいと思ったことを言い続けていた。

『ううん、僕がいなくても……修二はもう、大丈夫だよ。だってあの時……あんなに格好良かったじゃん』

リュウタロスが死の間際に自分に放った言葉が、ふと脳裏を過ぎる。
格好良い。彼の言葉が全て心のままに正直だというのなら、あれだけ自分に失望し呆れていた彼が自分をそう評したこともまた、紛れもない事実のはずだ。
だがリュウタロスがどういった所で、自分は何も変わっていない。戦いだって怖いままだし、誰かを殺すことだって嫌なままだ。

浅倉との戦いであんな風に戦えたのだって無我夢中だったからで、本当は怖くて怖くて仕方なかったのである。
ただあの時はリュウタロスや麗奈、仲間達を守らなくてはと思ったら身体が勝手に動いただけで、もう一度同じ事をやってくれと言われても、同じように出来る自信は全くなかった。
あの瞬間を思い出すだけで身体が震え、動悸がする。

こんなに情けない自分には、やはり戦う事なんて無理なのだと、そうやって諦めようとした、その瞬間だった。
ガチャリ、と自身の後方に何かが音を立てて落ちた。
驚きほぼ反射的に振り返れば、そこにあったのは自分もよく知る規格の一本のベルトだった。

「これ……ファイズのベルトか?なんでここに……」

拾い上げてみれば、それは父さんから真理へ送られてきたという三本のベルトの一つ、ファイズのベルトだった。
何故これがここにあるのか、見当も付かないそれに思いを馳せる。
だがそれでも今の彼にとってそれは、気付くべき何かを示唆するように感じられた。

「父さん……父さんは、俺達に何をして欲しかったんだよ……」

ファイズのベルトへ向け、返ってくるはずもない問いを投げる。
ファイズ、カイザ、デルタ。三本のベルトを自分たちに託して、父さんは一体何をして欲しかったのだろうか。
オルフェノクとの全面戦争の為の兵士?それとも誰かにベルトを送り届ける配達人?

冗談じゃない、と憤りにも似た感情を抱く。
大義のために戦って死んでくれだなんて、そんなのは絶対にごめんだ。
けれどもそれを結論として父を罵るような真似は、修二にはやはり出来なかった。

自分たちの父が誰より優しい心の持ち主だと言うことを、修二は知っている。
だから、そんな彼が死ぬかも知れない戦いへ自分たちを巻き込まなければいけないのだとしたら、別の意図があるように感じられたのだ。
そう、父さんは常に子供である流星塾生の皆に優しかった。だからそれは自分たちを思ってのことで、或いは――。

「――これを使って、身を守って欲しかった……?」

ふと口から出た何気ない言葉が、修二の内側へ染み渡るように広がっていく。
もし父が自分の知る優しい彼のままなら、自分たち流星塾の子供のことを一番に守ろうと考えるはずだ。
だからもし仮に、父はただベルトを自己防衛の手段として送り、オルフェノクという驚異から自分たちを守ろうとしたのだというなら。

自身の父は決して自分たちを戦争へ駆り出そうとした薄情者ではないのだと、少なくとも修二はそう信じることが出来る。
そして同時に、それでも尚ベルトという力だけを託し自分は一切姿を見せなかったのは、その力で他の誰かをも守りたいというその思いまで否定しない為の父の優しさではないかと、今の修二にはそう思えた。
そこまで考えて彼は今一度、ファイズのベルトに目を見やる。

「真理……お前だったらきっと、黙ってなんていられないもんな」

死した同郷の友へ声をかけるが、当然のことながらベルトは何も答えを返してはくれない。
自分の考えが合っているとも外れているとも、或いは今までの歴史さえも。
それでも……いやだからこそ、修二は信じることにした。

自分の信じたい父の姿を、そして幼少の自分が憧れたヒーローである園田真理の、その思いを継げるというそんな自分勝手な妄想を。

「リュウタ……行ってくるよ」

最後に友に向け一言だけを残して、修二は走り出す。
その視線の先、恐らくはファイズギアが吹き飛んできたのだろう方向で、この場から逃げようとする二人組の灰色の怪人を真っ直ぐ睨み付ける。
自分が、真理のような格好良い正義のヒーローになれるかなんて、そんなことは今はまだ全く分からないけれど。

少なくとももうこれまでのように逃げる気だけは、修二の中には存在しなかった。




「王よ、貴方はこんなところで死ぬべき存在ではない。今は力を蓄えるのです」

自身の力で瞬間移動し不利な戦況から抜け出したローズオルフェノクは、未だなおオーガギアから放たれたフォトンブラッドの毒素に苦しむアークへと声を掛ける。
ローズからすれば自身を糧にしてでも王にはその力を完全なものにして欲しいのだが、完全に復活した王に同胞を糧として体力を回復する機能はないらしく、その気配は見られない。
ともかく王の尋常ならざる能力であればこの弱体化すら少しの時間で克服するだろうし、自分たちの先行きは決して暗いものではない。

次に相見えたときには必ずや人間達を下し、王を何としてでも元の世界に連れ帰る為の手がかりを掴んでみせる。
その為であれば少々癪だが大ショッカーの仕掛けた殺し合いに乗り、他の参加者を皆殺しにすることすら吝かではない。
どうあったとしてもオルフェノクこそが人類をも越える支配者であることを証明し、その未来を輝かしいものにしてみせる。

ローズがそんな野望と共に自身の使命を再確認した、その時。
彼らの後ろに荒い息と共に忙しない足音が近づいてきた。

「ん……?」

フィリップや相川始は巻いたはずだが、一体誰が。
そんな疑問と共に振り返ったローズの瞳は、驚きに見開かれることとなる。
何故ならそこにいたのは、先ほど一撃で伸したはずの青年が、ファイズギアを携えて立ちはだかる姿だったのだから。

そして同時、先ほどは完全覚醒の高揚感故気付かなかったが、その青年に妙に見覚えがあることを、今更ながらローズは思い出していた。

「なるほど、どこかで見た顔だと思えば、貴方は流星塾の……」

注視すれば、どうやら彼は園田真理や草加雅人と同じ流星塾の生き残りの一人であるのに気付く。
名簿にある名前と示し合わせれば、恐らく三原修二というのが彼の名だろうか。
細かい事情はともあれ、この場で同じ世界の出身と意味もなく争う必要もない。

ローズは既に失われた、人としての姿で浮かべていたのと同じ笑みを顔に貼り付けて、修二に一歩歩み寄った。。

「どうも、お初にお目にかかります。早速ですが、よければそのベルト……お返しいただけませんか。それは我が社の所有物で――」

「――違う!」

今の今まで黙っていた修二が、ローズの声を遮るほどの怒声を上げた。
何が気に障ったのか、低すぎるほど低い物腰で話しかけていたローズは、思わず呆気に取られる心地を抱きその眉を顰めた。
一方の修二は、まるで肉親に向けるような熱い視線をその手に持つベルトに向ける。

「これは……父さんから俺たちへの、流星塾生への贈り物だ……!」

「えぇ、ですから貴方のお父様、花形は我が社の前社長で――」

「いいや、父さんは俺達の父さんだ。スマートブレインとかオルフェノクとか、そんなの関係ない!」

理屈と共にベルトの返還を求めれば、返ってきたのは取り付く島もない一方的な反発だった。
全く以て乾巧といい草加雅人といい、ベルトを持つ者たちは揃って自分を不愉快にしてくれる。
語っている理屈も全く理解が及ばない狂言の類いであるし、どうやらこれ以上言葉を語る必要もないと、ローズは溜息を吐いて自身のデイパックからカイザのベルトを取り出した。

「同じ世界の縁で見逃すつもりでしたが……私の時間を無駄にした罪は重い。貴方にはここで……死んでいただきます」

ベルトを装着し、カイザフォンを操作するローズ。
一方で、避けられぬ戦いがすぐそこまで迫っていることを察した修二は、自身もまたベルトを装着し携帯型デバイスを開く。
恐怖をもう感じないかと言われれば、それは否だ。

されどそれ以上に、今の自分にはここから逃げる気がないのも、確かな事実だった。

(真理……俺と一緒に戦ってくれ。君みたいに誰かの為に戦える強さを、俺にくれ……!)

――5・5・5・ENTER

――9・1・3・ENTER

――STANDING BY

重なる待機音声が、その場に奇妙な二重奏を奏でる。
ファイズフォンを折りたたみその腕を真っ直ぐ天に向けて突き伸ばした修二の目に、もう迷いはなかった。
怖がって逃げているだけでは、本当に自分が守りたいものすら取りこぼしてしまうことを、彼はもう知っているから。

「行くぞ、リュウタ……!」

今は亡き異形の友へ捧げるように、修二は小さく呟く。
真の悪は姿や力ではなく心に宿ることを、修二は彼から教わった。
故に彼が戦うのは、決して異形を打ち倒す為ではない。

邪悪に踏みにじられる善良な誰か、例えどんな存在であってもそんな心優しい誰かを守る為に、彼は力を振るうのだ。
少なくとも、その誓いを抱いて戦う内だけは、彼に胸を張れるほど格好良くて強いヒーローでいられるような、そんな気がしたから。

「変身!」

――COMPLETE

決意と共に高らかに宣言し、彼らは“変身”する。
一人は、亡き友の思いすら継いで、姿ではなくその心を見て守るべき存在を判断する心優しい戦士、ファイズへ。
一人は、人としての姿を捨ててそのベルトの使命のままにオルフェノクの王を守り、自分の抱く野望を成就させるため戦う戦士、カイザへ。

奇しくも同じ目的の為作られたはずの二本のベルトが今、相容れぬ二人の手によって敵対する。
まさしくベルトに心はなく、故にその顛末は装着者の心に委ねられた。
勝利するのは人類かオルフェノクか、真に滅ぶべきはオルフェノクであるのか人類であるのか、或いは三本のベルトは王を倒すのか守るのか。

奇妙な因縁により対峙した二人の戦士は、互いに譲れぬ思いを抱いて。
今同時に、敵へ向け勢いよく駆け出した。


【二日目 朝】
【G-3 橋】


【三原修二@仮面ライダー555】
【時間軸】初めてデルタに変身する以前
【状態】覚悟、ダメージ(中)、疲労(中)、仮面ライダーファイズに変身中、仮面ライダーランスに1時間55分変身不能、仮面ライダーデルタに1時間50分変身不能
【装備】ファイズギア(ドライバー+ポインター+ショット+エッジ+アクセル)@仮面ライダー555、ランスバックル@劇場版仮面ライダー剣 MISSING ACE
【道具】草加雅人の描いた絵@仮面ライダー555
0:流星塾生とリュウタロスの思いを継ぎ、逃げずに戦う。
1:リュウタ……お前の事は忘れないよ。
2:オルフェノク等の中にも信用出来る者はいるはずだ。
【備考】
※後の時間軸において自分がデルタギアを使っている可能性に気付きました。
※三原修二は体質的に、デルタギアやテラーフィールドといった精神干渉に対する耐性を持っています。



【村上峡児@仮面ライダー555】
【時間軸】不明 少なくとも死亡前
【状態】ダメージ(大)、疲労(大)、オルフェノクとして完全に覚醒、仮面ライダーカイザに変身中、仮面ライダーファイズに1時間55分変身不能、仮面ライダーデルタに1時間50分変身不能
【装備】カイザギア(ドライバー+ブレイガン+ショット+ポインター)@仮面ライダー555、デルタギア(ドライバー+フォン+ムーバー)@仮面ライダー555
【道具】支給品一式 、詩集@仮面ライダー555
【思考・状況】
基本行動方針:王を元の世界に帰還させるためなら、殺し合いの優勝も厭わない。
1:王に刃向かう者は全て殺す。
2:ダグバ、次に会えば必ず……。
3:次にキング@仮面ライダー剣と出会った時は倒す。
【備考】
※王の力によってオルフェノクとして完全に覚醒しました。もう人間としての姿には戻れません。



【アークオルフェノク@仮面ライダー555】
【時間軸】死亡後
【状態】ダメージ(大)、疲労(大)、オーガドライバーのフォトンブラッドを浴びたための一時的な衰弱
【装備】なし
【道具】なし
【思考・状況】
0:今は臣下(村上)に任せ身を休める。
1:参加者は見つけ次第殺していく。
2:同族に出会った時は……。



【全体備考】
※G-3 橋の上にデンオウベルト+ライダーパス@仮面ライダー電王、リュウボルバー@仮面ライダー電王、支給品一式、ファイズブラスター@仮面ライダー555、デンカメンソード@仮面ライダー電王、 ケータロス@仮面ライダー電王(リュウタロスの支給品類)が放置されています。
※オーガギア@仮面ライダー555、龍騎のデッキ+サバイブ(烈火)@仮面ライダー龍騎は破壊されました。


145:異形の花々(3) 投下順 146:名もなき者に捧ぐ歌
時系列順 143:nameless
城戸真司 149:覚醒(1)
三原修二
アークオルフェノク
間宮麗奈
乃木怜治(角なし)
小野寺ユウスケ
村上峡児
相川始
フィリップ
リュウタロス 【GAME OVER】

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最終更新:2020年01月09日 17:40