Reader - ここだけヒーロー組織ウィキ【10/25更新】 | herososiklwiki2025 @ ウィキ

平凡・不変・つまらない。そう自分や他者が表すものもあるかもね……でも断言するよ。人生は、誰であれ傑作だ

ヴィラン名	Reader
異名	死書
性別	無性
身長	169cm
所属先	犯罪組織"七罪"幹部
異能	アカシックゲート
本名	不明
好きなもの	人間全般（特に子供）・自分の異能・焼き鳥
嫌いなもの	ほぼ無い。強いて言うなら子供を殺す者
一人称	僕

概要

サイバーの手でスカウトされ、現在は"七罪"にて強欲担当の幹部を引き受けているヴィラン。全国に不定期に発生している、「頭が表面の皮を残して中身が無くなっている」という変死事件の犯人
パッと見は黒髪黒目で、人形の様な美しさを感じさせる美女
だが顔だけ見るとそう見えるだけで女ではない。なんなら男ですらない

性格

外見に反してどこか子供っぽく、好奇心旺盛ないたずら好き。人間とはどの様な生き方をしようが劇的で素晴らしい者という持論を持ち、それ故か基本的には誰にたいしても平等に接するなど普段はかなりの良識を持つ。ただし、自分が「見たい、読みたい」と思った人間には異常な執着を見せ、能力を使ってどこに行こうと殺しに行く

異能

"アカシック・ゲート"

自身の体から中身が白紙の本を生成。（本の大きさは手帳くらいのサイズから、辞書くらいの大きさまでなら自由自在に変えられる）
殺害した人間に本を被せる事で、被せた人間がこれまで起きたことや出会ったもの等の情報…すなわち「人生」を対象の血や脳髄をインクに使って書き上げる
またこれに加えて、生成し執筆した本に書かれた内容を読み上げ引用することで、その場面に書かれた事象や物を現実に再現する事が可能
なお場面現象する際は、下に行けば行く程１００%の再現が出来なくなっていく
主人公(本にした人間本人)単体での行動
↓
主人公(本にした人間本人)と、本の中で出てきた主人公以外の登場人物(何らかの関係者)が一緒くたに登場しての行動
↓
主人公以外の登場人物(何らかの関係者)単体での行動
↓
登場人物が関わってない事象（自然現象等）
なお無論だが、再現元の本が壊されるとその本の事象再現は不可能になる

現在確認されている"本"に記載済みの人物

揺金 スラ/メタルヒーロー「スーパースライム」

全身を自由自在に変化する液体金属に変える異能を所持したヒーロー「スーパースライム」の本。非常に正義感が強く、単純なヴィラン検挙率においてはかなり高いランクに入っていた。その尊大ながらも勇敢で折れない生きざまと、異能による非常に多岐にわたる戦闘描写から、彼にとっては屈指のお気に入りの一つとなっている。汎用性の高さ故に、活動するときは常に持ち歩きメインウェポンにしている本でもある。part15・16での戦闘にて、再現した津波に乗じ逃走する際紛失

警官A

ネクロマンサーが襲撃した護送車にいた警官の内の一人の本。
かなりのグルメだったらしく、偶に彼の本の中で描写されている食べ物を能力で出して食べていたりする

とある富豪

彼が所持し、いまやあちこちにある隠れ家等に隠している本。その中でも、かなり初期に手に入れた一冊。無能力かつ生まれた当時は最底辺のスラムに生まれながら、1代にしてトップレベルの資産家となった傑物。しかしその裏では、文字通り勝つために“何でも”やった果てに出来た屍の山が確かに記されている。直属の部下達による人海戦術の描写がある事から、人手が欲しい時に引っ張り出す事がある

口百　あぐり/ヴィラン「百歯鬼」

近畿地方で一時期名を馳せたヴィランの本。全身に鋭い歯が生えた口を作り、あらゆる物を補食し、攻撃であれば４ぶんの１まで軽減させる事が出来る異能を持つ。その為、攻防一体の異能による戦闘描写が特徴的だが、Leaderの場合最も恐ろしい所は「あらゆる所に口を作れる」ところにある。これにより再現したい場面を逐一読み上げる都合上一つの場面しか再現出来ないというデメリットを、「口を生やして文字通り口数を増やす」事で実質的に踏み倒すことが可能。本気で戦う際に必ず持ち出す一冊となっている。

肝好 仁良重/ヴィラン「レバニランド」

本編にて殺害し本にしたヴィラン。レバニラを操るというネタ能力の使い手。だがその実、ニラによる防御や「生レバー徹甲弾」なる珍技等の意外にも堅実で強い技を所持し、また作り出したレバニラは単純に食っても美味しいという非常に有能かつ実用的な異能となっている。なおこれ以外にも、レバニラに対して非常に強い熱意が入った紹介及び説明描写や、何故か異様に詳しく書かれたレバニラ調理の描写が頻繁に出てきており、これを読むだけで誰であろうとレバニラ限定で料理が出来るようになる

海峰　水蔵

1世紀以上前に起きたとある大震災。それを経験し生き延びた末、唯一当時の事を直接記憶していた最後の被災者の本。そこにある一説を読み上げる事で、局所的かつ非常に小さい規模ながら当時の大津波を再現することが出来る。人が経験したものを殺すことでそのまま書き上げるヴィランの噂を聞き、老人は自ら本になる事を望んだ。つぶさに、自分の経験した絶望を誰かに心から伝えたかったのだ。part15・16での戦闘にて、ブレイブ・スレイブによる銃撃によって破壊される形で消失

過去

別の幹部が聞いてきた。何故そんな物を読むのかと

僕が何故人生を読みたいのかって？割りと単純さ。人生を読むことに拘るのは、初めて感動した物だから。そもそも「読む」事に拘るのは…僕が生きたいと思った理由そのものだから

深層データサルベージ中

廃棄モデル番号61046

ある大富豪が、莫大な金を使ってとある研究を行っていた。俗に言う「不老不死」の探求である。何故こんな事をやっているのかは、今は"彼の本"を読み返せてないので明確には思い出せないが、「死ぬのが怖い」という単純な理由だった記憶がある。そしてその中で、61046（以下「それ」）は研究の過程で無数に産み出された試験管ベイビーの内の一つに過ぎなかった。マウスよりも少し高価なだけの材料でしかないそれは、研究の為に様々な実験に使われたて末に、使い物にならないと判断され廃棄された。自我を持たず何もかも知らない。しかしそれに対し何か心に抱く事もなくそのまま死ぬ…はずだった。
とあるヴィランが現れた。それの存在に気づいたヴィランは、最初何かを話そうし…程なくして何かに気付くと、代わりに「物語」という概念を教えた。普通なら「それ」はそれに対し何の感想も抱か無いはずだったが、何かの異常か（あるいは彼女の異能が引き起こしたのか）「それ」は物語に興味を抱き、それを切っ掛けに自我が覚醒してしまった。その後そのまま発現した異能を用い、何かに導かれるように自身を産み出した研究所兼屋敷に向かい、富豪と周りの護衛や使用人を残らず殺害。本にし読み漁った末、ここで初めて「人生」という人がそれぞれ持つ物語を知った。その数合計43冊。それにとって初めて出会い最後まで堪能したその物語は、彼の何もなかった心を歪んだ方向に揺さぶるのにはあまりにも十分な数だった。
全てを読み漁った後、それはふと考え気づいた。他にもきっと自分の知らない人生という物語があるのだということを、そしてそれを手に入れる力は既に持っているのだと。
そしてそれは屋敷を出た。以降は全国をさ迷いながら、行く先々で興味を持った人間を本にし読み漁った。そしてある日、サイバーによって七罪に加入することになった際、名前は何か聞かれた。それはそれまで自身の名前を考えた事もなく、しばし悩んだ末…この様に名付けて今に至る。
Reader(強欲な読み手)と。