ヒカキンの日常(ヒカニチ)は、人によって使い方がかなり異なるヒカマニ関連単語。
なお、ヒカキンの生活風景や日々のルーティーンのことではない。
(ここでは狭義の「ヒカニチ」の概要について解説する。)
前述の通り、ヒカニチはヒカキン達をキャラクターに使用して編集を施した動画である。ヒカマニ本編/外伝のようにヒカキンの元動画を土台に改変をするでもなく、音MADのように原曲があるわけでもなく、ストーリーを一から編集して創っているというのが特徴。
特に、「何を四天王!?」やセイマニネタでもある「大納言あずき」ネタが界隈を風靡しており、「10年連続人気最下位、栄えあるワーストランキング第1位」というフレーズは、実際にサーティワンで大納言あずき注文時に詠唱する者が現れたほど人気。(*1)
なお、「ヒカキンの日常」と名がついているが、実情は動画内のヒカキンが犯罪に手を染めたり逆恨みして相手を殺害したりと非日常な内容が大半である。尤も、ヒカキンの日常そのものは、ウン發さんの動画をみればわかることだが…。
現在、ヒカニチのユーザーの多くが猫ミーム(猫マニ)やその派生のミームに流れたり、ヒカニチ動画・チャンネルの多くがYouTubeのコミュニティガイドラインに違反しているとして削除されているため、全盛期ほどの勢いはない。
ここまで聞くとヒカニチもヒカマニと同一の存在のように思えるが、
…に由来しており、源流が別物である。それゆえに「ヒカマニ」を名乗る両者では、すれ違いが多くみられる。 しかしながら、内容としては「無断でヒカキンを動画素材にし、クリーンと言われるヒカキンのイメージからかけ離れた改変動画を作る」という点に変わりはない。
先述した通り、ヒカマニはヒカキンが投稿した動画を軸に改変を行ったものが基本線なのに対し、ヒカニチは全く新しい世界観やストーリーを構成していくのが特徴である。 同じくアングラコンテンツである「真夏の夜の淫夢」で例えるならヒカマニは本編改造淫夢、ヒカニチはBB劇場に例えられるが、逆にその程度の違いしかないとも言える。 また、上記の傾向から外れたヒカニチ、ヒカマニも少なくなく、挙げ句ヒカマニ・ヒカニチ両方のタグを付けた動画も多くアップされており、現状では一概に区別することは困難である。
かつては「ヒカニチの源流に下ネタが見られない」という理由で、下ネタの有無がヒカマニとヒカニチを分別するための指標とされていた。 ところが最近では下ネタどころかヒカマニネタを逆輸入したヒカニチ動画も現れてきており、下ネタがあるか否かは関係なくなってきている。
上で2通りの意味合いがあることからわかるように、ヒカニチとヒカマニの違いはあくまでヒカマニ界隈内・ヒカマーの内部でのもの過ぎないのだが、定期的に論争の的となっている。ヒカマニとヒカニチの分離を主張する者がヒカマニ界隈内に偏っているとする見方も多い。
ただ先述した通り、界隈外の人間やそもそも両者の違いがわからない人からはヒカマニもヒカニチも同一の存在と見なされることが多いと推測される。
ヒカニチは現在主にTikTok、YouTubeに多く投稿されているが、中にはヒカマニ外伝、ヒカマニ音MAD派が圧倒的多数を占めるニコニコ動画にヒカニチを投稿する者もいる。
外伝派にはヒカニチに嫌悪感を示す者も多く、ニコ動に投稿されたヒカニチには
といった激しい批判、中傷に晒されてしまうことが大半である。
ただ、現在のニコニコ上ではヒカニチ自体を題材とした動画に高評価されるものも出てくるなど、度が過ぎた攻撃は落ち着きつつある。
ヒカニチの主な視聴者はおそらく小・中学生の低年齢層だと思われる。その為、本来のヒカマニ視聴者に嫌われたり、ヒカマニが衰退してしまった一因だと言われたりするなど、批判的な見方も多い。
しかし最近では、ヒカニチの音MADがニコニコ動画で高い評価を受けたり(*3)、ヒカニチを(少々小馬鹿にするニュアンスもあれど)面白がったりする風潮が生まれたりするなど、ヒカニチへの厳しい視線は緩和されつつある。
ヒカニチに対する過激な批判や誹謗中傷は新たな対立を生み出す可能性があるため、おやめください。