アットウィキロゴ
ほむほむを美味しく食べるまとめwiki
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

レポーター「本日は見滝原から北部へ20キロ、G県山中のほむほむ養殖牧場へと来ています。」 その1

最終更新:

homuhomu_tabetai

- view
管理者のみ編集可
レポーター「みなさんおはようごさいます。
      本日は見滝原から北部へ20キロ、G県山中のほむほむ養殖牧場へと来ています。
      早速、取材を行いたいと思います。
      こちらが、この牧場を経営している斎藤さんです。
      おはようございます、斎藤さん」
斎藤「おはようございます。
   今日はよろしくおねがいします」
レポーター「こちらこそ、よろしくお願いします。
      えー、早速、質問なのですが。
      牧場、と窺っていましたがあまり大規模な施設ではないのですね」
斎藤「ほむほむは小さいですからね。
   他の畜産業に比べて施設は小さくて済むんですよ。規模で言ったら養鶏農家さんの方が大きいんじゃないでしょうか?」
レポーター「なるほど。生き物のサイズに合わせた施設なんですね」
斎藤「海外では、広大な土地を利用した大規模牧場もありますが。
   数が増えれば、それだけ目も行き届き難くなり、ほむほむの質も下がってしまいますからね」
レポーター「なるほど、日本産の養殖ほむほむが天然に次ぐ質を誇っているのは、
      そう言った理由もあるワケですね」
斎藤「それじゃあ、早速、ハウスの方に行きましょうか」

レポーター「こちらがほむほむを養殖しているビニールハウスですか。
      大きさは、10メートル四方、高さは2メートルほどでしょうか?」
斎藤「はい、稀にリボほむのような変種が生まれる事がありますからね。
   ハウスに十分な高さがないと、空を飛べるリボほむにはストレスになってしまうんですよ」
レポーター「養殖のリボほむが存在するんですか!?」
斎藤「ハハハ、祖父の代までは稀にいたそうですが、父が祖父からこの仕事を引き継いだ頃にはもうそんな事はなかったそうですよ。
   私も父からこの仕事を引き継いで10年ほどになりますが、一度も見た事がありません。
   ハウスの高さは、もしもの時の備えと、まぁ、慣習ですな」
レポーター「なるほど……。
      中を見させていただいてよろしいですか?」
斎藤「どうぞどうぞ。こちらの覗き窓を使って下さい」
レポーター「うわぁ、可愛らしい、たくさんのほむほむがいますね」
仔ほむs「ホミューホミュー」トテトテトテ
若ほむs「ホムーホムー」テテテテッ
レポーター「あれ? 仔ほむほむや若ほむほむばかりで、
      親ほむほむはあまりいませんね」
斎藤「ええ、ここはもっとも需要の高い“ほむほむ”の養殖エリアなんですよ。
   左奥を見て下さい、仕切りみたいなのがあるでしょう?」
レポーター「え? あ、はい。上にネズミ返しみたいな板の張られた仕切りがありますね。
      高さは1メートル弱ほどでしょうか?」

斎藤「はい。ハウスの中は三段階に仕切ってありまして、
   ここは一番端でもっとも広い仔ほむや若ほむだらけ家庭用ほむほむ養殖エリア。
   さらに、その隣が食肉加工センターに卸す加工用ほむほむの養殖エリア。
   その奥が、もっとも狭い繁殖用のエリアになっています」
レポーター「あの仕切りは、ほむほむ達が他のエリアを行き来できないようにするためのモノなんですね。
      よろしければ、仕事風景も見させていただけますか?」
斎藤「はいはい、よろこんで」
…………
斎藤「先ずは選別ですね。
   育ち過ぎたほむほむは家庭食品用としては出荷できませんので、仕切りの向こうに移動させます」
ほむほむ「ホミャッ!? ホムゥッホムムゥ!!」ハナシテ
斎藤「ほら、あっちへお行き」ポイッ
ほむほむ「ホビャァァァッ!?」ナゲラレタ
レポーター「投げて大丈夫なんでしょうか?」
斎藤「ええ、ほむほむは頑丈ですし、向こうには仲間達もいますからね。
   仲間思いのほむほむは、大勢でクッションを作り、落下して来た仲間は必ず助ける習性があるんですよ」
レポーター「生き物の習性を巧みに利用しているワケですね」

斎藤「こうして選別が終わったら、今度は出荷用ほむほむの採集です。
   ほら、そこの端の所に2本のダクトが見えるでしょう」
レポーター「はい、その直径10センチほどのパイプ状の物でしょうか?
      先端が塞がれているようですが……」
斎藤「ええ、そのパイプ(笑)です。
   そのダクトはY字型になっていまして、この右が入口、左が出口になっています。
   では、入口側を開けてみましょうか」
仔ほむs「マデョカァ///」トテトテトテトテトテ
若ほむs「マドカァ///」テテテテテテ
レポーター「突然、ほむほむ達が凄い勢いでダクトに向けて移動を開始しましたね?
      これは一体、何が起こっているのでしょうか?」
斎藤「実はこのダクト、出口側にまどまどの匂いがほんの少しだけ染みついたスポンジを仕掛けてあるんですよ。
   ほむほむはまどまどの匂いにとてもとても敏感ですからね、こうやってまどまどを見付けた気分になって移動するんですよ」
レポーター「10分としない間に、全てのほむほむがダクト内に入ってしまいましたね」
斎藤「このダクト、見かけよりも大きいんですよ。
   ハウスの外には、このエリアと同レベルの広さの箱がありますから。
   っと、若ほむが出て来ないよう、入口側を閉めて、今度は出口側を開けますね」
仔ほむs「ホミュゥ? マデョカァ? ホミュゥゥン……」ナンデ、マドカイナイ、サメザメ
斎藤「ほら、これで我慢おし」ポイッ
仔ほむs「マデョカァ!!」マドカノニオイダー

レポーター「これが、ダクトの中間ですか。
      Y字の下部分に巨大な箱がありますね」
斎藤「ええ、この箱にワイヤーをすり抜けられなかった若ほむが詰まっています。
   実は入口側の奥、箱の境目に逆止弁がついていまして、一度箱まで来てしまった若ほむも仔ほむも、
   決して入口側に戻ってハウスには出られないようになっているんですよ」
レポーター「考えられていますね」
斎藤「この方法が確立したのは実はこの十年ほどでして、昔は本当に一家総出で朝から昼までかけて、全部手作業で若ほむをより分けていたんですよ。
   便利な時代になったものです」
レポーター「技術の進歩ですね。
      ですが、この箱の中の若ほむ達は酷いストレスを受けているのではないですか?」
斎藤「ええ、ですから、こうやってまどまどを一年漬け込んだ“まど酒”を少しだけ入れてやるんです。
   そうすると、まどまどの匂いと少量のアルコールで若ほむは一瞬で酩酊状態になり、一気に眠ってしまうんですよ。
   ほら、蓋を開けても飛び出して来ないでしょう?」
発情酩酊若ほむs「マロカァ///」クネクネクネ
レポーター「若干、発情しながら眠っていますね」
斎藤「ええ、これは家庭食品用向けの下拵えの一種です。
   家庭では十分にほむほむを発情させられませんからね、天然物に比べて半分も旨みのない養殖ほむほむは、
   こうやって何度も発情させてやる必要があるんですよ。これは昔から行われていた事なんですよ。
   まど酒の旨さで、この下拵えの旨さが変わると、祖父や父から何度も言われました」
レポーター「伝統の技なんですね」

斎藤「次は食肉加工用ほむほむの養殖エリアです」
ほむほむs「ホムーホムー!」ダダダダッ
レポーター「先ほどよりは多くないですが、たくさんのほむほむが走り回っていますね。
      怪我をしたほむほむもいないようで、あのほむほむも無事にキャッチされた、と言う事ですね。」
斎藤「ええ、ほむほむは本当に仲間思いなんですよ。
   それと数も前のエリアの半分ほどに減りますが、それでも千匹ほどですかね。
   ウチが食肉加工業者に卸すのは半月に一度ほどで、今はまだそんな時期ではないんですが、
   時期が来たら、コンテナにかき集めて出荷します」
レポーター「ほむほむは半月で成体になるんですね」
斎藤「ええ、成体になってから繁殖期まではやや時間がかかりますから、その間はここに放っておいても大丈夫です。
   一番、手のかからないのが、このエリアです」
レポーター「とは言っても、この数ですから餌は大変なのでは?」
斎藤「下が土になっているでしょう? 土の中にはたくさんのきゅうべえがいて、勝手に増えてくれるから餌には困らないんですよ。
   ハウス内の温度も、きゅうべえがギリギリ増えやすい25度から28度ほどに保っています。
   だから餌やりの手間も、ハウス内の温度が上がりすぎないよう、若干の養分を含んだ水を定期的に撒くだけでいんです」
レポーター「水だけ、ですか?」
斎藤「ええ、水にはきゅうべえだけでは足りない栄養素を混ぜてありますから、
   撒いた水の吸収しきれない分をほむほむが口に含めば、ほむほむの栄養バランスも取れますし、
   今度は逆に、ハウス内の温度が下がり過ぎるのを防いでくれます」
レポーター「はぁぁ、なるほど! 勉強になります!」

斎藤「ここでも選別があります」
レポーター「選別、ですか?
      けど、家庭食品用エリアとは反対隣のエリアの境目は、仕切りではなく壁になっていますが?」
斎藤「ここは、繁殖エリアに移す大事な親ほむの選別をしますからね。
   本能的に守ってくれる、と言ってもあちらは繁殖を控えた大事な親ほむや生まれたばかりの仔ほむ、
   たくさんの胎児を抱えた妊娠状態のほむほむばかり、成体の数も少ないなので、無茶ができないんですよ。
   親ほむに選ばれたほむほむは、安全に隣の部屋に移します」
レポーター「なるほど、やはりほむほむも、安静にすべき部分は丁寧に扱うんですね」
斎藤「その通りです。
   それに、このくらいの手間を省いているようでは、一人前のほむほむ養殖業は……おっと、
   ついつい、祖父や父のような事を言ってしまいました……申し訳ありません」
レポーター「いえ、斎藤さんのほむほむ養殖にかける並々ならない熱意を見せていただけたと思っています」
斎藤「そう言っていただけ幸いです。
   では、隣のエリアに移りましょうか」
記事メニュー
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー