ラッカード=ジモン
彼なりに
惑星アースの現状を憂う心をもってリーダー座に就く、
また、幹部連中は皆彼自身が集めた精鋭中の精鋭である。
元々の出自がそもそも遺伝子研究機関の博士号保持者であり、
何気に
プロフェッサーとしての
スキルを持っている。
また、独自の研究で自身も
遺伝子調整動物を生み出せるのだが、
彼自身はそれを『禁忌の技術』として忌み嫌っている。
彼自身の戦闘能力もどこで鍛えたのかひたすらに強い。
人間は自然の生み出した生物のみと
共存すべし、との持論を持っており、
その通りに、内心
デウス=エクス=マキナの事も見下している。
そのためか、しばしば
マキナに対して非人道的な扱いをしている。
そのネーミングも完全に皮肉交じりであり、
隠れた性格の悪さが滲み出ている。
だが他の幹部連中が
勇者軍全員を抹殺にかかろうとするのを
嗜める理性も持つ(勝ったとしても殺害に及んだかどうかは疑問)。
一応持論としては、『
勇者軍で殺していいのは
遺伝子を操作された生き物だけ』という事らしい。
もちろん自然に生まれたであろうと推測される、
スプレッダーに対しても存在を否定しない。
むしろ人間のテリトリーを侵さないうちは
居住を認めるつもりすらあったようだ。
組織の性質と自らの名を取って、
通称『ネイチャージモン』と呼ばれる事もある。
(あまり本人は歓迎していない節もあるが、慣れたらしい)
マキナ戦役序盤から登場し、その圧倒的存在感を見せつける。
裏で
マキナ本人と生殺与奪権の調停を済ませており、
警鐘として彼の存在と恐怖を示したあと、殺害を認めさせているが、
勇者軍主力部隊に敗北した事で、その資格無し、と見限られ、
マキナ自身の意思により抹殺される。
かなりエキセントリックな口調で歌舞伎に近いしゃべり。
興奮すると思考と言動が支離滅裂になり、
更にそれでテンションを上げるループを見せる。
動機や背後関係もしっかり調べており、意外とマメ。
しかし根が目的のために手段を問わない事もあってか、
必要以上に卑怯者に見えてしまう。
しかも口調が口調のために、あまり真面目に
戦っているように見えない。
総合的に言うなら好悪の激しい人物である。
嫌ったものはとことんまで嫌い抜く。
ちなみに好物は魚の刺身。
最終更新:2011年02月16日 21:59