輝夜姫・蛍火物語 - 崩壊学園wiki

看板娘の基本情報

• 誕生日　5月24日
• 身長　159cm
• 体重　43kg
• 3サイズ　79/56/81
• 趣味　竹林、月光

竹林には、滝のように艶やかな黒髪に花簪を咲かせる美人がいた。
扇子を握る彼女は宝座に座り、足首は碧玉に通していた。
その瞳に蛍光の輝きが灯ると、ゆったりと口を開いた。
彼女の語る喜びや怒りは、皆の心を激しく揺さぶった。

絆ストーリー

秋蛍の夢

秋がやってきた。
いつしか輝夜姫は結婚を夢見るようになった。
実のところ、輝夜姫は結婚というものを理解していない。女の子にとって、一生で最もロマンチックな時間が結婚式という話を聞きつけたことがきっかけだった。輝夜姫はスランプになる度にこう考えた。
もし結婚すれば、きっとロマンチックな詩を書けるに違いない、スランプに陥っているのは結婚していないせい！
そんな輝夜姫のところにフランがやってきた。輝夜姫の話を聞いたフランは、すかさず結婚の良さを説明して、キャンペーン中の「宝座」が結婚における必須アイテムで、今買えば扇子と花簪、『結婚の常識50選』などの必需品も無料でついてくると輝夜姫に押し売りした。
輝夜姫は貯めていた原稿料を全部使って商品を購入した。そして、秋の竹林で結婚式を挙げるために、髪も丁寧に梳かしていた。
しかし、絢爛な着物姿に盛装して竹林で宝座に陣取る輝夜姫は、ロマンチックのロの字も感じなかった。彼女は疑問に思いながら『結婚の常識50選』をめくってみたところ、ふとあることに気づいた。
——結婚にはもう一つ欠かせないものがあって、それは所謂「パートナー」で、俗に言う「新郎」と呼ばれるものだ。

新しい花嫁さん

輝夜姫が宝座の上で唸っているところに、クロエがやってきた。少し前に大きな荷物を担いで竹林に入っていく輝夜姫を見かけたらクロエは、また自分が何かやらかして怒らせたのかと思い、長時間反省してみた。しかし何も思い当たらなかったので、とりあえず輝夜姫を探すことにした。
クロエが来たことは輝夜姫にとって大きなサプライズだった、そしてクロエに結婚式の協力を求めた。
残念なことに、クロエも結婚を知らなかった。チンプンカンプンのまま結婚するわけにはいかないと考えたクロエは、ジェルンタニアに聞くことにした。
ジェルンタニアはそんなの簡単よと言って、美味しい食べ物とデザートをテーブルの上に準備すれば良いと助言した。輝夜姫は首をかしげながらも、『結婚式の常識50選』に似たようなことが書いてあったので、とりあえずクロエと一緒に準備することにした。
数時間後、バリルと夜天少女、そして他数名の従魔たちが続々と集まってきた。驚いたことに、全員花嫁のドレスを着ていた。
実はオードランには花嫁同好会が設立されていて、従魔たちはよく花嫁のコスプレでパーティを開いていた。そして今、竹林が最高のパーティ会場になった。
輝夜姫は一番ロマンチックな花嫁になれなかったけど、同好会の中で一番新しい花嫁になった。