崩壊学園wiki
守護
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ゼーレ
突撃隊のメンバーは集結したね。じゃあ、ME社の情報と今回の任務目標を共有するわ。
知っての通り、ME社は世界最大のハイテク企業だよ。私たちが今いる長空市のME社本部は、人類が誇るハイテク技術の中心と言っても過言ではないわ。
ただME社はかつてネゲントロピーという組織に協力し、崩壊に抵抗するための各種装備と機甲武器を製造していてね……さっき戦った機甲兵器もそのうちのひとつ。つまり、極めて危険な軍需企業でもあるの。
情報によると、ここにはそういった兵器を製造する巨大な工場が隠されているわ。普通だったら大崩壊の爆発によって、その兵器工場ごと壊れてなくなってしまうはずだったんだけど……。
ME社はそんな爆発をものともせず、兵器工場も致命的な損傷を受けなかったの。だから、中の設備はまだ動くし武器も作れる。つまり、この工場を占領できれば、武器を作って崩壊に反撃できるようになるってわけ。
実はME社を奪取する計画は昔からあって、長い間準備していたの。お姉ちゃんが内緒でME社に潜入したのも、おそらくこの工場を探すためっていうのがあるんだと思う。だから、これを目標にすればお姉ちゃんに辿り着くはず!
ただ長期間放置されていた影響から、中に何が棲みついているのかはまったくもっての未知。さらに機甲兵器までいる状況。今回の調査はとても危険なものになるわ。くれぐれも慎重に。
じゃあ、行動開始よ。事態は切迫しているわ。崩壊生物が攻めてくる前に任務を完了しないと!
突撃隊のメンバーは集結したね。じゃあ、ME社の情報と今回の任務目標を共有するわ。
知っての通り、ME社は世界最大のハイテク企業だよ。私たちが今いる長空市のME社本部は、人類が誇るハイテク技術の中心と言っても過言ではないわ。
ただME社はかつてネゲントロピーという組織に協力し、崩壊に抵抗するための各種装備と機甲武器を製造していてね……さっき戦った機甲兵器もそのうちのひとつ。つまり、極めて危険な軍需企業でもあるの。
情報によると、ここにはそういった兵器を製造する巨大な工場が隠されているわ。普通だったら大崩壊の爆発によって、その兵器工場ごと壊れてなくなってしまうはずだったんだけど……。
ME社はそんな爆発をものともせず、兵器工場も致命的な損傷を受けなかったの。だから、中の設備はまだ動くし武器も作れる。つまり、この工場を占領できれば、武器を作って崩壊に反撃できるようになるってわけ。
実はME社を奪取する計画は昔からあって、長い間準備していたの。お姉ちゃんが内緒でME社に潜入したのも、おそらくこの工場を探すためっていうのがあるんだと思う。だから、これを目標にすればお姉ちゃんに辿り着くはず!
ただ長期間放置されていた影響から、中に何が棲みついているのかはまったくもっての未知。さらに機甲兵器までいる状況。今回の調査はとても危険なものになるわ。くれぐれも慎重に。
じゃあ、行動開始よ。事態は切迫しているわ。崩壊生物が攻めてくる前に任務を完了しないと!
ゼーレ
ホールエリアは突破できたわね。今いる位置はME社内のメイン通路よ……それにしても大崩壊を経たっていうのに、ここは全く損傷を受けてないみたい。ME社の技術力はやっぱりすごいね……。
詳しく調査してみましょ。事前情報によると、ここに兵器工場へと続く通路があるみたい。
ホールエリアは突破できたわね。今いる位置はME社内のメイン通路よ……それにしても大崩壊を経たっていうのに、ここは全く損傷を受けてないみたい。ME社の技術力はやっぱりすごいね……。
詳しく調査してみましょ。事前情報によると、ここに兵器工場へと続く通路があるみたい。
隊員
報告します、通路前方のゲートが閉鎖されています。さきほど開けようとしましたが、電力供給がないようでビクともしません。
報告します、通路前方のゲートが閉鎖されています。さきほど開けようとしましたが、電力供給がないようでビクともしません。
ゼーレ
電力か……ホールには電気が通ってたから、ME社の予備発電装置はまだ生きてるはずよね。メイン通路に繋がるケーブルが切れてしまっているのかしら。
詳しく調べてみましょ。あやしい場所がないかどうか。
電力か……ホールには電気が通ってたから、ME社の予備発電装置はまだ生きてるはずよね。メイン通路に繋がるケーブルが切れてしまっているのかしら。
詳しく調べてみましょ。あやしい場所がないかどうか。
隊員
はい!
はい!
ゼーレ
ふう~ここの機甲兵器も減ってきたね。やっと一息つけるわ。みんなの前で真剣な表情をしてたら顔が引きつっちゃった……お姉ちゃんが、どうしていつも笑わないのかやっと分かったわ。
ふう~ここの機甲兵器も減ってきたね。やっと一息つけるわ。みんなの前で真剣な表情をしてたら顔が引きつっちゃった……お姉ちゃんが、どうしていつも笑わないのかやっと分かったわ。
▼選択肢分岐
① 指揮してるときのゼーレってカッコイイ。
ゼーレ
え、ほんと?たまには雰囲気を変えてみるのもいいかもね。
あー、でもいつもこんなに神経を張り詰めてたら自分が持たないわ。やっぱり、今のままがいいな。みんなを指揮するより友達として一緒にワイワイしていたいもの。
ゼーレ
え、ほんと?たまには雰囲気を変えてみるのもいいかもね。
あー、でもいつもこんなに神経を張り詰めてたら自分が持たないわ。やっぱり、今のままがいいな。みんなを指揮するより友達として一緒にワイワイしていたいもの。
② こういうゼーレにはちょっと慣れない。
ゼーレ
アハハ……やっぱりそうよね。こんなに神経を張り詰めてたら自分が持たないわ。
やっぱり、元の私のままでいたいな。みんなを指揮するより友達として一緒にワイワイしていたいもの。
ゼーレ
アハハ……やっぱりそうよね。こんなに神経を張り詰めてたら自分が持たないわ。
やっぱり、元の私のままでいたいな。みんなを指揮するより友達として一緒にワイワイしていたいもの。
▲分岐終わり
ゼーレ
お姉ちゃんみたいに頼れる感じは出せないかな。恥ずかしいな~。
お姉ちゃんみたいに頼れる感じは出せないかな。恥ずかしいな~。
▼選択肢分岐
① ゼーレは頼りになると思う。
ゼーレ
そう……?そんな風に思ってくれてたんだ。ありがと。
ゼーレ
そう……?そんな風に思ってくれてたんだ。ありがと。
② もっとブローニャを見習わなきゃ。
ゼーレ
そうだよね。ゼーレもお姉ちゃんみたいに立派な人にならないと!
ゼーレ
そうだよね。ゼーレもお姉ちゃんみたいに立派な人にならないと!
▲分岐終わり
ゼーレ
昔のゼーレはね、今よりもっと弱虫だったの。本当に臆病者で……。
傷つけられるのも、人を傷つけるのも怖かった。だから、いつもびくびくして隠れて、人に見られるのさえ怖くて。一度はこのまま消えてしまいたいって思ったことも……。
でも、お姉ちゃんがいてくれたおかげで……お姉ちゃんがずっと守ってくれたから、生き続ける勇気と理由ができたの。
だから、お姉ちゃんのためにも強くならなきゃ。少なくとも、お姉ちゃんにもう弱いところは見せられない。また足手まといにはなりたくないもの。
お姉ちゃんが、あの人を探す邪魔にならないように……。
昔のゼーレはね、今よりもっと弱虫だったの。本当に臆病者で……。
傷つけられるのも、人を傷つけるのも怖かった。だから、いつもびくびくして隠れて、人に見られるのさえ怖くて。一度はこのまま消えてしまいたいって思ったことも……。
でも、お姉ちゃんがいてくれたおかげで……お姉ちゃんがずっと守ってくれたから、生き続ける勇気と理由ができたの。
だから、お姉ちゃんのためにも強くならなきゃ。少なくとも、お姉ちゃんにもう弱いところは見せられない。また足手まといにはなりたくないもの。
お姉ちゃんが、あの人を探す邪魔にならないように……。
隊員
報告します。損壊したケーブルを発見しました。現在、応急処置をしています。間もなく電力も復旧する見込みです。
報告します。損壊したケーブルを発見しました。現在、応急処置をしています。間もなく電力も復旧する見込みです。
ゼーレ
わかった。他の隊員も集合させてケーブル修理を援護して!
わかった。他の隊員も集合させてケーブル修理を援護して!
隊員
了解!
了解!
ゼーレ
ごめんね、こんなつまらない話をして。
行きましょ、まだまだ戦わなきゃいけないんだから!
ごめんね、こんなつまらない話をして。
行きましょ、まだまだ戦わなきゃいけないんだから!
ゴゴゴゴゴ……!
ゼーレ
ゲートが開いた。みんな警戒して!
……ふぅ、とりあえず異常はなさそうね。ME社内には侵入者用のトラップがたくさんあるから、みんなは外で待機。私が先に調査してくるわ。
ゲートが開いた。みんな警戒して!
……ふぅ、とりあえず異常はなさそうね。ME社内には侵入者用のトラップがたくさんあるから、みんなは外で待機。私が先に調査してくるわ。
▼選択肢分岐
① 一人で行くのは危険過ぎる。私も一緒に行く。
ゼーレ
二人揃って危険を冒す必要はないわ。何かあったら外から支援して。
ふふ、何?私の心配してくれてるの?大丈夫だから、安心して~!
ゼーレ
二人揃って危険を冒す必要はないわ。何かあったら外から支援して。
ふふ、何?私の心配してくれてるの?大丈夫だから、安心して~!
② 強がらないで。私も一緒に行く。
ゼーレ
強がってなんかないって!みんな揃って危険を冒すわけにいかないでしょ。何かあったら外から支援してちょうだい。
まったくもう!あなたの口ぶり、だんだんお姉ちゃんに似てきた気がするわ!
ゼーレ
強がってなんかないって!みんな揃って危険を冒すわけにいかないでしょ。何かあったら外から支援してちょうだい。
まったくもう!あなたの口ぶり、だんだんお姉ちゃんに似てきた気がするわ!
▲分岐終わり
ゼーレ
もう、そんな目で見つめないでよ、そんなに心配?……わかったわ、二人一緒なら何かと協力もできるし、ついてきて。
もう、そんな目で見つめないでよ、そんなに心配?……わかったわ、二人一緒なら何かと協力もできるし、ついてきて。
ゼーレ
途中に機甲兵器の残骸がいっぱいあった……しかも、この弾痕はブローニャお姉ちゃんの銃。やっぱり、ここを通ったのよ!
途中に機甲兵器の残骸がいっぱいあった……しかも、この弾痕はブローニャお姉ちゃんの銃。やっぱり、ここを通ったのよ!
ピピピ——
「侵入者発見、直ちに駆逐せよ!」
「侵入者発見、直ちに駆逐せよ!」
ゼーレ
まずい!まだ、こんなに機甲兵器がいたの!?
くっ、帰り道がふさがれた……!先を急ぎましょう!挟み撃ちにされたら逃げられなくなっちゃう。
背後は任せるわ。絶対にお姉ちゃんを救出しなきゃ!
まずい!まだ、こんなに機甲兵器がいたの!?
くっ、帰り道がふさがれた……!先を急ぎましょう!挟み撃ちにされたら逃げられなくなっちゃう。
背後は任せるわ。絶対にお姉ちゃんを救出しなきゃ!
ダダダッ!!
ブローニャ
姫子、右翼の敵に気をつけてください!
姫子、右翼の敵に気をつけてください!
姫子
余計なお世話よ!そんなことより自分の心配をしたらどう!?
余計なお世話よ!そんなことより自分の心配をしたらどう!?
ブローニャ
このままではいけません。何とかして機甲兵器の生産ラインを止めないと。敵がどんどん湧いて出てきます。
このままではいけません。何とかして機甲兵器の生産ラインを止めないと。敵がどんどん湧いて出てきます。
姫子
だから、ここを爆破しようって言ってるじゃない!
だから、ここを爆破しようって言ってるじゃない!
ブローニャ
だめです!ここの生産ラインは絶対に確保しないと。崩壊に抵抗する切り札ですから。
だめです!ここの生産ラインは絶対に確保しないと。崩壊に抵抗する切り札ですから。
姫子
ネゲントロピーの力なんか借りなくたって、崩壊生物くらい始末してやるわよ!
ネゲントロピーの力なんか借りなくたって、崩壊生物くらい始末してやるわよ!
ブローニャ
姫子、一人で突っ走らないでください。危険です!
姫子、一人で突っ走らないでください。危険です!
ダダダッ!!
ゼーレ
お姉ちゃん!
お姉ちゃん!
ブローニャ
ゼーレ!?どうしてここに……。
ゼーレ!?どうしてここに……。
ゼーレ
お姉ちゃんのバカ!どうしてまた一人で危険なことするの!みんな一緒って言ったじゃない!
お姉ちゃんのバカ!どうしてまた一人で危険なことするの!みんな一緒って言ったじゃない!
姫子
私もいるんだけどね……。
私もいるんだけどね……。
ゼーレ
あ……姫子さん、ごめんなさい!視界に入っていませんでした!
あ……姫子さん、ごめんなさい!視界に入っていませんでした!
姫子
この小娘……。
この小娘……。
ブローニャ
ごめんなさい、ゼーレ……でも、今回は訳があるのです。本来はME社を調査して、生産ラインの状況を確認するだけのつもりでした。こんなにも機甲兵器が稼働しているとは思わなかったのです……。
あなたたちを危険な目に遭わせたくなかった。ブローニャと姫子だけなら、どんな状況になっても対応できますから……。
ごめんなさい、ゼーレ……でも、今回は訳があるのです。本来はME社を調査して、生産ラインの状況を確認するだけのつもりでした。こんなにも機甲兵器が稼働しているとは思わなかったのです……。
あなたたちを危険な目に遭わせたくなかった。ブローニャと姫子だけなら、どんな状況になっても対応できますから……。
ゼーレ
お姉ちゃんったら、ゼーレのこと信用してないの?
お姉ちゃんったら、ゼーレのこと信用してないの?
ブローニャ
そういうことではありません……ただブローニャのせいでケガをさせたくなかったのです……。
そういうことではありません……ただブローニャのせいでケガをさせたくなかったのです……。
姫子
そこの姉妹、会うなり痴話ゲンカやめてくれる?今は戦闘中なのよ。
そこの姉妹、会うなり痴話ゲンカやめてくれる?今は戦闘中なのよ。
ゼーレ
あ……はい!ひとまずお姉ちゃんのこと許してあげる。
あ……はい!ひとまずお姉ちゃんのこと許してあげる。
ゼーレ
とにかく、今は危機的状況なの!大量の崩壊生物がME社を取り囲んでて!みんながホールで崩壊生物を迎撃してくれてるから、急いで支援に戻らないと!
とにかく、今は危機的状況なの!大量の崩壊生物がME社を取り囲んでて!みんながホールで崩壊生物を迎撃してくれてるから、急いで支援に戻らないと!
ブローニャ
分かりました。ここで機甲兵器と睨み合ってても仕方ありません。姫子、部隊と合流しましょう。
分かりました。ここで機甲兵器と睨み合ってても仕方ありません。姫子、部隊と合流しましょう。
姫子
そう、だったら急ぎましょう。
そう、だったら急ぎましょう。
ピピピ——
ブローニャ
!?
!?
ゼーレ
お姉ちゃん!工場のゲートが閉まるよ!急いで脱出しないと!
お姉ちゃん!工場のゲートが閉まるよ!急いで脱出しないと!
ブローニャ
どうやら、ここの機甲は私たちを閉じ込めるつもりですね。血路を開かねばなりません!
どうやら、ここの機甲は私たちを閉じ込めるつもりですね。血路を開かねばなりません!
姫子
言われなくったって分かってるわ!
言われなくったって分かってるわ!
ゼーレ
行こう!私たちも後に続くよ、お姉ちゃんの足を引っ張らないように!
行こう!私たちも後に続くよ、お姉ちゃんの足を引っ張らないように!
ゴゴゴゴゴ……!
ゼーレ
そんな……ゲートが閉まっちゃった!
そんな……ゲートが閉まっちゃった!
姫子
チッ、間に合わなかった!
チッ、間に合わなかった!
ゼーレ
他の出口を探しましょ!
他の出口を探しましょ!
姫子
待ちなさい、むやみに動き回っても体力を消耗するだけよ。この状況での消耗は得策ではないわ。
待ちなさい、むやみに動き回っても体力を消耗するだけよ。この状況での消耗は得策ではないわ。
ゼーレ
でも……。
でも……。
ブローニャ
焦らないでください、必ず方法はあります。
焦らないでください、必ず方法はあります。
こんなに大きな兵器工場なら、一括で現場を管理するシステムがあるはず。制御室に辿り着ければ、この機甲の生産を止められるかも。
姫子
これから崩壊生物との戦いが控えてるっていうのに、まだ機甲兵器と戦おうって言うの!?制御室を見つける前に、こっちが死体になってるわよ!
これから崩壊生物との戦いが控えてるっていうのに、まだ機甲兵器と戦おうって言うの!?制御室を見つける前に、こっちが死体になってるわよ!
ブローニャ
制御室の場所……いえ、知ってます!ブローニャは、制御室の場所がわかります!!ついてきてください!
制御室の場所……いえ、知ってます!ブローニャは、制御室の場所がわかります!!ついてきてください!
ゼーレ
火力を集中して機甲兵器を引き離そう!お姉ちゃんを援護して!
火力を集中して機甲兵器を引き離そう!お姉ちゃんを援護して!
姫子
チッ、まったく面倒ね!
チッ、まったく面倒ね!
ダダダッ!!
ブローニャ
思い出すのです……あのとき芽衣姉様とME社内で経験したことを。兵器工場の制御室の場所は……。
……。
思い出すのです……あのとき芽衣姉様とME社内で経験したことを。兵器工場の制御室の場所は……。
……。
姫子
ちょっと!何ぼんやりしてるの、急いで!
ちょっと!何ぼんやりしてるの、急いで!
ブローニャ
こっちです!
こっちです!
ダダダッ!!
ブローニャ
この部屋です!早く入って!
ゼーレ!制御室のゲートを閉じてください!
この部屋です!早く入って!
ゼーレ!制御室のゲートを閉じてください!
ゼーレ
任せて、お姉ちゃん!
任せて、お姉ちゃん!
ダダダッ!
ガシャンッ!
ガシャンッ!
姫子
ようやくあいつらを撒けたわ……。
ようやくあいつらを撒けたわ……。
ゼーレ
ここが制御室なの?すごい……やっぱりME社のテクノロジーは侮れないね。
ここが制御室なの?すごい……やっぱりME社のテクノロジーは侮れないね。
姫子
感心してる暇はないわ。ここだって絶対に安全とはいえない。次の計画に移らないと。
感心してる暇はないわ。ここだって絶対に安全とはいえない。次の計画に移らないと。
ブローニャ
はい、何とかしてME社の管理者権限を乗っ取ります。機甲の防衛システムに侵入して解除さえできれば、こちらを攻撃してこなくなるでしょう。
はい、何とかしてME社の管理者権限を乗っ取ります。機甲の防衛システムに侵入して解除さえできれば、こちらを攻撃してこなくなるでしょう。
姫子
それならいいけど、本当に防衛システムなんてものが働いたのかしら。私たちがME社に入ったとき、機甲どもは攻めてこなかったわ。奥深く侵入してから攻撃してくるなんて、防衛システムとして杜撰すぎない?
ちゃんとした防衛システムなら、もっと手前で機甲兵器たちが止めてきたはず。何か誘い込まれたようで気味が悪いわ。
それならいいけど、本当に防衛システムなんてものが働いたのかしら。私たちがME社に入ったとき、機甲どもは攻めてこなかったわ。奥深く侵入してから攻撃してくるなんて、防衛システムとして杜撰すぎない?
ちゃんとした防衛システムなら、もっと手前で機甲兵器たちが止めてきたはず。何か誘い込まれたようで気味が悪いわ。
ブローニャ
いずれにしても試してみましょう。これが唯一の活路なのですから。
いずれにしても試してみましょう。これが唯一の活路なのですから。
ピピピ——
ブローニャ
……。
……。
ゼーレ
お姉ちゃん、どうしたの?
お姉ちゃん、どうしたの?
ブローニャ
ここの制御システム、権限が失効しています。どうやら、普通の方法では止めることが不可能なようです。
もちろん……普通じゃない方法なら止めることができます。重装ウサギ……お願いします。
ここの制御システム、権限が失効しています。どうやら、普通の方法では止めることが不可能なようです。
もちろん……普通じゃない方法なら止めることができます。重装ウサギ……お願いします。
ゼーレ
待って!お姉ちゃん、まさか……。
待って!お姉ちゃん、まさか……。
ブローニャ
はい、重装ウサギを使ってブローニャの意識をデータベースに転送します。内部から侵入すれば、防衛システムを乗っ取ることが可能です。
はい、重装ウサギを使ってブローニャの意識をデータベースに転送します。内部から侵入すれば、防衛システムを乗っ取ることが可能です。
ゼーレ
今の状態で重装ウサギを使うのは危険すぎるよ!別の方法を考えよう!
今の状態で重装ウサギを使うのは危険すぎるよ!別の方法を考えよう!
ブローニャ
もう時間がありません。この方法でシステムに侵入するのが一番成功率が高いです。
それに重装ウサギを信じています。今のような状態でも全力でブローニャを守ってくれるでしょう。
もう時間がありません。この方法でシステムに侵入するのが一番成功率が高いです。
それに重装ウサギを信じています。今のような状態でも全力でブローニャを守ってくれるでしょう。
ゼーレ
お姉ちゃん……。
お姉ちゃん……。
ブローニャ
ゼーレ、心配いりません。きっと戻ってきます。その間、この部屋をしっかり守ってください。
ゼーレ、心配いりません。きっと戻ってきます。その間、この部屋をしっかり守ってください。
ゼーレ
わかった……絶対にお姉ちゃんに危害が及ばないようにするから!
わかった……絶対にお姉ちゃんに危害が及ばないようにするから!
姫子
ブローニャ、言うのは簡単だけどこれは危険なことよ。何かあったら直ちにリンクを解除なさい。脳が燃えちゃったら元に戻せないわ。いいわね?
ブローニャ、言うのは簡単だけどこれは危険なことよ。何かあったら直ちにリンクを解除なさい。脳が燃えちゃったら元に戻せないわ。いいわね?
ブローニャ
はい、分かっています……。
重装ウサギ、侵入開始!

はい、分かっています……。
重装ウサギ、侵入開始!

……。
意識の転送完了……ME社のシステムに侵入。
ここがME社のデータベースでしょうか?データの配列がずいぶん乱れています。捨てられたデータがたくさん沈殿しているようです。もしや、データが詰まって操作権限を失効したのでしょうか……。
重装ウサギ、直ちにデータベースをスキャンし、疑似制御システムのデータを選別してください。
意識の転送完了……ME社のシステムに侵入。
ここがME社のデータベースでしょうか?データの配列がずいぶん乱れています。捨てられたデータがたくさん沈殿しているようです。もしや、データが詰まって操作権限を失効したのでしょうか……。
重装ウサギ、直ちにデータベースをスキャンし、疑似制御システムのデータを選別してください。
ピピピ……。
ブローニャ
データ検出の妨害……ファイアウォールでしょうか?やはり、そう簡単には見つかりませんね。力づくで突破するしかなさそうです。
重装ウサギ、粉砕モードにチェンジ。できるだけ早くプログラムを見つけないと……。
前方のエリアに制御システムのデータがあるはず。これをアクティベートすれば……。
データ検出の妨害……ファイアウォールでしょうか?やはり、そう簡単には見つかりませんね。力づくで突破するしかなさそうです。
重装ウサギ、粉砕モードにチェンジ。できるだけ早くプログラムを見つけないと……。
前方のエリアに制御システムのデータがあるはず。これをアクティベートすれば……。
???
うふふっ……。
うふふっ……。
ブローニャ
誰です?
誰です?
???
か~ごめかごめ~、籠の中の鳥は~いついつ出やる……♪
か~ごめかごめ~、籠の中の鳥は~いついつ出やる……♪
ブローニャ
聞き覚えのある声……一体どこから……?
聞き覚えのある声……一体どこから……?
???
ねぇ、どこ見てるの?早く探しに来て~。
ねぇ、どこ見てるの?早く探しに来て~。
ブローニャ
待ってください!
待ってください!
???
こっちこっち、ここよ~!

こっちこっち、ここよ~!

芽衣
お父様~!
お父様~!
ブローニャ
芽衣姉様!
芽衣姉様!
「警報!警報!崩壊エネルギー反応を検出!エリアを封鎖します!戦闘要員以外は速やかに撤退してください!」
ゼーレ
え!?どういうこと?どうして急に警報が!?
え!?どういうこと?どうして急に警報が!?
姫子
どうやら麻痺していた防衛システムが復活したみたいね。まさかブローニャが……。
どうやら麻痺していた防衛システムが復活したみたいね。まさかブローニャが……。
ドゴーン!
姫子
チッ!制御室のゲートが開くわ!迎撃用意!
チッ!制御室のゲートが開くわ!迎撃用意!
ゼーレ
なんでこんなときに!全員、ゲートからの侵入を防いで!あの機甲兵器を中に入れちゃいけない!
なんでこんなときに!全員、ゲートからの侵入を防いで!あの機甲兵器を中に入れちゃいけない!
姫子
今の私たちは袋のネズミよ。ブローニャが失敗したら死は確実……。
今の私たちは袋のネズミよ。ブローニャが失敗したら死は確実……。
ゼーレ
そんなことない、絶対に成功するもん!お姉ちゃんを信じてる!
そんなことない、絶対に成功するもん!お姉ちゃんを信じてる!
「崩壊源を発見!直ちに除去せよ!」
姫子
甘いのよっ!他人を信じるな!信じられるものなんて、自分だけよ!
撃てーッ!
甘いのよっ!他人を信じるな!信じられるものなんて、自分だけよ!
撃てーッ!
ブローニャ
芽衣姉様、待ってください!
芽衣姉様、待ってください!
芽衣
お父様!こっちこっち~!
お父様!こっちこっち~!
ブローニャ
ここは芽衣姉様の家なのですか……思い出しました、前に芽衣姉様の夢でこんな光景を見たことがあります。
ここはデータのみで構成された仮想空間。どういうことでしょう、他のエリアのデータはひどく混乱してるのに、ここだけは完璧に保存されています。厳重に保護されている……?
ここは芽衣姉様の家なのですか……思い出しました、前に芽衣姉様の夢でこんな光景を見たことがあります。
ここはデータのみで構成された仮想空間。どういうことでしょう、他のエリアのデータはひどく混乱してるのに、ここだけは完璧に保存されています。厳重に保護されている……?
芽衣
お父様、かくれんぼしましょ!お父様~!
お父様、かくれんぼしましょ!お父様~!
ブローニャ
芽衣姉様のデータがこんなにたくさん、しかも鮮明に保存されている。この空間を作った人はきっと芽衣姉様を深く愛していたのですね。こんなところでではありますが、芽衣姉様の笑顔が見られて本当に良かったです。
芽衣姉様……。
いえ、ここに長く留まっていてはいけません。戻って防衛システムのデータを……。
芽衣姉様のデータがこんなにたくさん、しかも鮮明に保存されている。この空間を作った人はきっと芽衣姉様を深く愛していたのですね。こんなところでではありますが、芽衣姉様の笑顔が見られて本当に良かったです。
芽衣姉様……。
いえ、ここに長く留まっていてはいけません。戻って防衛システムのデータを……。
芽衣
ブローニャ姉様、行かないで……!
ブローニャ姉様、行かないで……!
ブローニャ
っ!?
っ!?
芽衣
ブローニャ姉様~芽衣と一緒にかくれんぼしましょ!
ブローニャ姉様~芽衣と一緒にかくれんぼしましょ!
ブローニャ
いえ……すみません、一緒には遊べません。今はもっと大事な任務が……。
いえ……すみません、一緒には遊べません。今はもっと大事な任務が……。
芽衣
ブローニャ姉様は芽衣と一緒にいたくないの?芽衣のことが嫌いなの?
ブローニャ姉様は芽衣と一緒にいたくないの?芽衣のことが嫌いなの?
ブローニャ
いえ!違います!芽衣姉様のことは大好きです……でも他にも大事な人が待っています。必ず帰ると約束したんです。
いえ!違います!芽衣姉様のことは大好きです……でも他にも大事な人が待っています。必ず帰ると約束したんです。
芽衣
帰る?帰るってどこへ?外の世界は滅びちゃったんでしょ?帰る場所なんてあるの?
ブローニャ姉様の願いは、芽衣と一緒にいることじゃないの?
ブローニャ姉様と、お父様と、それから芽衣、3人一緒にここで永遠に暮らすの。それがブローニャ姉様がずっと望んでいた結末でしょ?
帰る?帰るってどこへ?外の世界は滅びちゃったんでしょ?帰る場所なんてあるの?
ブローニャ姉様の願いは、芽衣と一緒にいることじゃないの?
ブローニャ姉様と、お父様と、それから芽衣、3人一緒にここで永遠に暮らすの。それがブローニャ姉様がずっと望んでいた結末でしょ?
ブローニャ
ブローニャの望んでいた結末は……芽衣姉様と一緒にいること……。
ブローニャの望んでいた結末は……芽衣姉様と一緒にいること……。
芽衣
そうよ、ここが私たちの家なんだから!
そうよ、ここが私たちの家なんだから!
ブローニャ
芽衣姉様……ブローニャは一緒にいたいです……。
芽衣姉様……ブローニャは一緒にいたいです……。
芽衣
ふふっ、ブローニャ姉様だーい好き!!
ふふっ、ブローニャ姉様だーい好き!!
じゃあ、芽衣と一緒に眠りましょ……。
——永遠に。
——永遠に。
姫子
ゼーレ!早くブローニャを起こしなさい!もう長くは持たないわ!
ゼーレ!早くブローニャを起こしなさい!もう長くは持たないわ!
ゼーレ
もうちょっと待ってください!ブローニャお姉ちゃんもきっと今頑張ってるはず!もう少しだけ!
もうちょっと待ってください!ブローニャお姉ちゃんもきっと今頑張ってるはず!もう少しだけ!
姫子
これ以上は待てないわ、ここで終わってもいいの!?早く!
これ以上は待てないわ、ここで終わってもいいの!?早く!
ゼーレ
う……くっ!
お姉ちゃん……一体どうしたらいいの?ゼーレはどうしたら力になれるの?
う……くっ!
お姉ちゃん……一体どうしたらいいの?ゼーレはどうしたら力になれるの?
「警告!ブローニャの身体から崩壊エネルギー反応を検出。直ちにリンクを解除してください!」
ゼーレ
重装ウサギ!?お姉ちゃん、どうしたの?!
重装ウサギ!?お姉ちゃん、どうしたの?!
「ブローニャの精神が崩壊エネルギーに侵食されています。早急な切断を……切断して……切……断……」
ゼーレ
重装ウサギ!!ちょっと!一体何があったの!?
重装ウサギ!!ちょっと!一体何があったの!?
姫子
ゼーレ!何ぼさっとしてるの!
ゼーレ!何ぼさっとしてるの!
ゼーレ
お姉ちゃんが崩壊エネルギーに感染した!呼んでも目を覚まさない!
お姉ちゃんが崩壊エネルギーに感染した!呼んでも目を覚まさない!
姫子
崩壊エネルギー?やっぱり、この工場も崩壊に汚染されていたのね……何もかも罠だったんだわ!
崩壊エネルギー?やっぱり、この工場も崩壊に汚染されていたのね……何もかも罠だったんだわ!
ゼーレ
……。
姫子さん、すみません……もう少し持ちこたえてください。絶対にお姉ちゃんの目を覚まさせますから!
……。
姫子さん、すみません……もう少し持ちこたえてください。絶対にお姉ちゃんの目を覚まさせますから!
姫子
何をするつもり?
何をするつもり?
ゼーレ
少し時間をください。今お姉ちゃんのそばに行けるのはゼーレだけなんです!
少し時間をください。今お姉ちゃんのそばに行けるのはゼーレだけなんです!
姫子
まさか量子状態に!?自分が大崩壊で一度消え失せてしまったこと、忘れたんじゃないでしょうね!?
まさか量子状態に!?自分が大崩壊で一度消え失せてしまったこと、忘れたんじゃないでしょうね!?
ゼーレ
大丈夫です。戻ってこれます。それにあのときはお姉ちゃんがゼーレを連れ戻してくれました。今度はゼーレの番です。
大丈夫です。戻ってこれます。それにあのときはお姉ちゃんがゼーレを連れ戻してくれました。今度はゼーレの番です。
姫子
フン……まったくベッタリ姉妹ね。いいわ、こっちが死ぬ前に戻ってきなさいよ!
フン……まったくベッタリ姉妹ね。いいわ、こっちが死ぬ前に戻ってきなさいよ!
▼選択肢分岐
① 私たちはここを守ってるから!
ゼーレ
はい!お願いします!
ゼーレ
はい!お願いします!
② ブローニャと一緒に帰ってきて!
ゼーレ
絶対に戻って来る!ブローニャお姉ちゃんと一緒に。
ゼーレ
絶対に戻って来る!ブローニャお姉ちゃんと一緒に。
▲分岐終わり


ブローニャ
……。
……。
芽衣
ブローニャ姉様、何を見てるの?
ブローニャ姉様、何を見てるの?
ブローニャ
何も……ただこの世界は本当に静かで、苦痛も悲しみもなく、永遠に平和だと……そう感じているだけです。
何も……ただこの世界は本当に静かで、苦痛も悲しみもなく、永遠に平和だと……そう感じているだけです。
芽衣
平和な世界は嫌い?
平和な世界は嫌い?
ブローニャ
ブローニャは平和な世界が好きです。でも、時々自分は別の世界で暮らしていたような気がします……みんなが生きるために必死に戦っていました。破滅の淵を歩んでいるような、そんな世界でした。
ブローニャは平和な世界が好きです。でも、時々自分は別の世界で暮らしていたような気がします……みんなが生きるために必死に戦っていました。破滅の淵を歩んでいるような、そんな世界でした。
芽衣
きっとブローニャ姉様の考えすぎよ。ブローニャ姉様は、ここでずっと芽衣と一緒に暮らしてるのよ。別の場所に行ったことなんかないでしょ?
きっとブローニャ姉様の考えすぎよ。ブローニャ姉様は、ここでずっと芽衣と一緒に暮らしてるのよ。別の場所に行ったことなんかないでしょ?
ブローニャ
そうですね……でも、心の中にいつも何かがいるのです。それを感じようとすればするほど……心が締め付けられ、自分がここにいてはいけない存在だと考えてしまいます。どうしようもない焦燥感に駆られるのです。
そうですね……でも、心の中にいつも何かがいるのです。それを感じようとすればするほど……心が締め付けられ、自分がここにいてはいけない存在だと考えてしまいます。どうしようもない焦燥感に駆られるのです。
芽衣
あまり思い詰めないで、ブローニャ姉様。芽衣と一緒にご飯食べよ?今日はお父様が晩ご飯を作ってくれるのよ。
あまり思い詰めないで、ブローニャ姉様。芽衣と一緒にご飯食べよ?今日はお父様が晩ご飯を作ってくれるのよ。
ブローニャ
そう……ですね。行きましょう。
そう……ですね。行きましょう。
芽衣
うふふ~晩ご飯の後、お父様がホム楽園に連れていってくれるって。夜の観覧車はとってもきれいなのよ!
うふふ~晩ご飯の後、お父様がホム楽園に連れていってくれるって。夜の観覧車はとってもきれいなのよ!
ブローニャ
芽衣は本当にホム楽園が好きですね。でも遊び過ぎてはいけませんよ。明日も学校があるんですから。
芽衣は本当にホム楽園が好きですね。でも遊び過ぎてはいけませんよ。明日も学校があるんですから。
芽衣
芽衣分かってるもん!ブローニャ姉様ったらお説教ばっかり……でも、ブローニャ姉様がいてくれるから安心よ。ブローニャ姉様の妹になれて本当に良かった!
ブローニャ姉様、だーい好き!
芽衣分かってるもん!ブローニャ姉様ったらお説教ばっかり……でも、ブローニャ姉様がいてくれるから安心よ。ブローニャ姉様の妹になれて本当に良かった!
ブローニャ姉様、だーい好き!
ブローニャ
ええ、ブローニャも芽衣が大好きです。ずっと大事にしますからね。ブローニャの大事な妹……
ええ、ブローニャも芽衣が大好きです。ずっと大事にしますからね。ブローニャの大事な妹……
???
——お姉ちゃん!
——お姉ちゃん!
ブローニャ
……妹?……大事な妹……ゼー……
……妹?……大事な妹……ゼー……
芽衣
ブローニャ姉様!どうしたの?
ブローニャ姉様!どうしたの?
ブローニャ
誰かがブローニャを呼んでいるような……この声は……。
誰かがブローニャを呼んでいるような……この声は……。
芽衣
ブローニャ姉様はきっと疲れてるのよ。夜にホム楽園へ行くのはやめましょ。ブローニャ姉様は、早く休んだほうがいいわ。
ブローニャ姉様はきっと疲れてるのよ。夜にホム楽園へ行くのはやめましょ。ブローニャ姉様は、早く休んだほうがいいわ。
ブローニャ
ええ……ごめんなさい、芽衣……。
ええ……ごめんなさい、芽衣……。
???
お姉ちゃん!目を覚まして!
お姉ちゃん!目を覚まして!
ブローニャ
うっ!この声は……。
ゼー……
……レ……
うっ!この声は……。
ゼー……
……レ……
芽衣
だめ!思い出しちゃ!
だめ!思い出しちゃ!
???
約束したじゃない!必ず帰ってくるって!お姉ちゃん!返事して!
ブローニャお姉ちゃん!
約束したじゃない!必ず帰ってくるって!お姉ちゃん!返事して!
ブローニャお姉ちゃん!
ブローニャ
ゼーレ……帰らなければ……みんなが待っているところへ……。
ゼーレ……帰らなければ……みんなが待っているところへ……。
芽衣
ブローニャ姉様!芽衣と一緒にここで幸せに暮らすのが嫌なの?
ブローニャ姉様!芽衣と一緒にここで幸せに暮らすのが嫌なの?
ブローニャ
芽衣……ブローニャは芽衣の側にいられて十分幸せでした。だから、芽衣……いえ、芽衣姉様がくれた幸せをもっとたくさんの人に伝えていかないと……。
ゼーレ……姫子……イザーリン……エミザ……。
それから、未来のために戦って犠牲になった大勢の人たち……皆のところに幸せを届けないと……それがブローニャの使命です。
芽衣……ブローニャは芽衣の側にいられて十分幸せでした。だから、芽衣……いえ、芽衣姉様がくれた幸せをもっとたくさんの人に伝えていかないと……。
ゼーレ……姫子……イザーリン……エミザ……。
それから、未来のために戦って犠牲になった大勢の人たち……皆のところに幸せを届けないと……それがブローニャの使命です。
芽衣
行っちゃうんだね……ブローニャ姉様……。
行っちゃうんだね……ブローニャ姉様……。
ブローニャ
はい、芽衣はここで幸せに暮らしてください。ブローニャも大丈夫です、別の世界で幸せに暮らします。
はい、芽衣はここで幸せに暮らしてください。ブローニャも大丈夫です、別の世界で幸せに暮らします。
芽衣
そう……芽衣わかった。
じゃあ、またね……ブローニャ姉様。
そう……芽衣わかった。
じゃあ、またね……ブローニャ姉様。
ブローニャ
ええ……またお会いしましょう、芽衣姉様……。
うう……。
ええ……またお会いしましょう、芽衣姉様……。
うう……。
ゼーレ
ブローニャお姉ちゃん!
ブローニャお姉ちゃん!
ブローニャ
ゼーレ……。
ゼーレ……。
ゼーレ
ブローニャお姉ちゃん……良かった!やっと目を覚ました!

ブローニャお姉ちゃん……良かった!やっと目を覚ました!

ブローニャ
……ただいま戻りました。ごめんなさい、心配させて……。
……ただいま戻りました。ごめんなさい、心配させて……。
ゼーレ
ブローニャお姉ちゃんのバカ!いつもゼーレをびっくりさせて!バカ!バカバカ!
ブローニャお姉ちゃんのバカ!いつもゼーレをびっくりさせて!バカ!バカバカ!
ブローニャ
相変わらず泣き虫な妹ですね……ゼーレは昔のままです。
いつもは明るく振る舞って、頑張って笑顔を見せて、みんなを楽しませようとしますけど、内心ではとても脅えている……。
ごめんなさい……ブローニャは姉失格ですね、ゼーレをちゃんと守れなくて。いつもゼーレに心配ばかりかけて。
相変わらず泣き虫な妹ですね……ゼーレは昔のままです。
いつもは明るく振る舞って、頑張って笑顔を見せて、みんなを楽しませようとしますけど、内心ではとても脅えている……。
ごめんなさい……ブローニャは姉失格ですね、ゼーレをちゃんと守れなくて。いつもゼーレに心配ばかりかけて。
ゼーレ
うわぁぁん!……あのね、怖くてしかたないの……もしブローニャお姉ちゃんがいなくなったら、ゼーレはどうやって生きていけばいいのか……。いくら考えても答えが見つからないの!
うわぁぁん!……あのね、怖くてしかたないの……もしブローニャお姉ちゃんがいなくなったら、ゼーレはどうやって生きていけばいいのか……。いくら考えても答えが見つからないの!
ブローニャ
ゼーレ、X-10実験での約束を覚えていますか?どんなに難しくてもブローニャが必ずゼーレを救い出す、その日まで絶対に諦めない、ブローニャはゼーレの希望だから。そう言いましたよね。
ゼーレ、X-10実験での約束を覚えていますか?どんなに難しくてもブローニャが必ずゼーレを救い出す、その日まで絶対に諦めない、ブローニャはゼーレの希望だから。そう言いましたよね。
ゼーレ
うん……覚えてる。
うん……覚えてる。
ブローニャ
でも、今ではゼーレがブローニャの希望になりました……ゼーレは本当に成長しましたね。なのに、ブローニャは過去に留まったまま前に進めず、いつもゼーレに心配をかけてしまっています。
ごめんなさい、ゼーレ。幸せな世界を作ってあげられなくて……。
でも、今ではゼーレがブローニャの希望になりました……ゼーレは本当に成長しましたね。なのに、ブローニャは過去に留まったまま前に進めず、いつもゼーレに心配をかけてしまっています。
ごめんなさい、ゼーレ。幸せな世界を作ってあげられなくて……。
ゼーレ
ちがうよ!ゼーレにとって……ブローニャお姉ちゃんがいるところが、一番幸せな世界だよ!
ちがうよ!ゼーレにとって……ブローニャお姉ちゃんがいるところが、一番幸せな世界だよ!
ブローニャ
そう……そうだったんですね……やっぱりブローニャはバカでした。こんな簡単なことも分からないなんて……。
ゼーレ、帰りましょう。私たちのいるべき世界へ。
あのボロボロの、でもみんなが一緒にいる——
——最も幸せな世界へ。
そう……そうだったんですね……やっぱりブローニャはバカでした。こんな簡単なことも分からないなんて……。
ゼーレ、帰りましょう。私たちのいるべき世界へ。
あのボロボロの、でもみんなが一緒にいる——
——最も幸せな世界へ。