崩壊学園wiki
腐れ縁
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姫子
……。
……。
テレサ
……。
姫子、あなたの身体は、まだ耐えられそうなの?
……。
姫子、あなたの身体は、まだ耐えられそうなの?
姫子
あなたの心配には及ばないわ。
あなたの心配には及ばないわ。
テレサ
相変わらず強情ね。痛いなら痛いって言いなさいよ。ここには、あたくししかいないんだから。
相変わらず強情ね。痛いなら痛いって言いなさいよ。ここには、あたくししかいないんだから。
姫子
……あんたは私のお母さんか。
……あんたは私のお母さんか。
テレサ
そう思ってくれてもいいわよ。
そう思ってくれてもいいわよ。
姫子
フンッ、あなたみたいな成長しない母親がいるくらいなら、痛みで死んだ方がマシだわ。
フンッ、あなたみたいな成長しない母親がいるくらいなら、痛みで死んだ方がマシだわ。
テレサ
強がらないで、ほら!これで痛みも少しは軽くなるはずよ。やっとの思いで見つけたお酒なんだからね。
強がらないで、ほら!これで痛みも少しは軽くなるはずよ。やっとの思いで見つけたお酒なんだからね。
姫子
……お酒なんかで私を買収できると思わないでちょうだい。
ゴク、ゴク、ゴク!プハァ……。
……お酒なんかで私を買収できると思わないでちょうだい。
ゴク、ゴク、ゴク!プハァ……。
テレサ
ゴク、ゴク、ゴク……。
ゴク、ゴク、ゴク……。
姫子
ちょっと!どうしてあなたまで飲むのよ?あなた酒グセが悪いんだから、飲まないでちょうだい!
ちょっと!どうしてあなたまで飲むのよ?あなた酒グセが悪いんだから、飲まないでちょうだい!
テレサ
うぐっ……大丈夫よ。もう慣れたから。以前みたいにはならないわ。
うぐっ……大丈夫よ。もう慣れたから。以前みたいにはならないわ。
姫子
本当かしら……あなたがお酒で暴れたら、今の私には止められないわよ。
本当かしら……あなたがお酒で暴れたら、今の私には止められないわよ。
テレサ
ヒック!
ヒック!
姫子
もう酔っぱらったの……。
もう酔っぱらったの……。
テレサ
どこがよ!
どこがよ!
姫子
……。
……。
テレサ
姫子……あなたがあたくしを恨むのは分かるわ。
あなたたちが一番必要としている時にあたくしは立ち去る選択をした……最も責任を負うべき人間が、全ての負担をあの子たちに押し付けたんだからね。
姫子……あなたがあたくしを恨むのは分かるわ。
あなたたちが一番必要としている時にあたくしは立ち去る選択をした……最も責任を負うべき人間が、全ての負担をあの子たちに押し付けたんだからね。
姫子
フンッ……自分が偉いみたいな言い方しないでちょうだい。あの子たちは強いわよ。あなたがいなくても、勇敢にこれまで耐えてきたんだから。
フンッ……自分が偉いみたいな言い方しないでちょうだい。あの子たちは強いわよ。あなたがいなくても、勇敢にこれまで耐えてきたんだから。
テレサ
でも……裏を返せば、これまで耐えることしかできなかったんでしょ?
でも……裏を返せば、これまで耐えることしかできなかったんでしょ?
姫子
……。
……。
テレサ
ゼーレは今のような姿になって、ブローニャはゼーレのために押しつぶされ……そして、あなたの身体ももう長くはない。
ゼーレは今のような姿になって、ブローニャはゼーレのために押しつぶされ……そして、あなたの身体ももう長くはない。
姫子
だから?あなたに何ができると言うの?
だから?あなたに何ができると言うの?
テレサ
あたくしには何もできないわ……あの時と同じように……。
キアナとあなたたちの間にいるあたくしには、選択なんてできない……キアナは今のような姿になってしまったけれど、セシリアとの約束は変わっていないもの……あたくしはキアナを守り、彼女を傷つけさせたりしない。
あたくしには何もできないわ……あの時と同じように……。
キアナとあなたたちの間にいるあたくしには、選択なんてできない……キアナは今のような姿になってしまったけれど、セシリアとの約束は変わっていないもの……あたくしはキアナを守り、彼女を傷つけさせたりしない。
姫子
キアナを守る……それなら、まず私たちを殺しなさいよ。そうすれば、誰も彼女を傷つけたりしないわ。
キアナを守る……それなら、まず私たちを殺しなさいよ。そうすれば、誰も彼女を傷つけたりしないわ。
テレサ
……姫子。今の誓約の十字架を見て。絶え間ない戦いの中で、ヒビだらけになってしまったわ。砕けることがないほど硬い誓約の十字架ですら、ヒビ割れてしまうの。そんな世界で、人の心がどれだけ強くいられると思う?
あたくしが全力を尽くしてゼーレを救い出しても、何も変えられなかった……たとえ1回、また1回と困難から立ち上がっても、待っているのは終わることのない絶望と窮地だけなのよ。
今の人間にもう勝利の希望は残っていないの……。
……姫子。今の誓約の十字架を見て。絶え間ない戦いの中で、ヒビだらけになってしまったわ。砕けることがないほど硬い誓約の十字架ですら、ヒビ割れてしまうの。そんな世界で、人の心がどれだけ強くいられると思う?
あたくしが全力を尽くしてゼーレを救い出しても、何も変えられなかった……たとえ1回、また1回と困難から立ち上がっても、待っているのは終わることのない絶望と窮地だけなのよ。
今の人間にもう勝利の希望は残っていないの……。
姫子
……。
……。
テレサ
姫子、あの子たちを連れてあたくしと一緒に行きましょう。もう疲れたでしょう。こんな世界、あなたたちが戦い続けるに値しないわ。静かな場所を探して、そこで暮らせばいいのよ。あたくしがあなたたちを守るから!
姫子、あの子たちを連れてあたくしと一緒に行きましょう。もう疲れたでしょう。こんな世界、あなたたちが戦い続けるに値しないわ。静かな場所を探して、そこで暮らせばいいのよ。あたくしがあなたたちを守るから!
姫子
それで……あなたのように抵抗することを諦めて、大人しく死ぬのを待つの?
それで……あなたのように抵抗することを諦めて、大人しく死ぬのを待つの?
テレサ
死ぬのを待つんじゃないわ……自分に残された命をしっかり生き抜くの。
崩壊に勝つのは、もはや不可能なの。生きている人間はもうほとんどいない。戦いを続けても滅亡を早めるだけ!あたくしたちはあまりに多くのものを失った!最後くらい自分たちのために安寧を残したっていいじゃない!
崩壊と戦うために、あなたはもう自分の一生を費やしたわ……残りの時間を……自分のために生きられないの?
死ぬのを待つんじゃないわ……自分に残された命をしっかり生き抜くの。
崩壊に勝つのは、もはや不可能なの。生きている人間はもうほとんどいない。戦いを続けても滅亡を早めるだけ!あたくしたちはあまりに多くのものを失った!最後くらい自分たちのために安寧を残したっていいじゃない!
崩壊と戦うために、あなたはもう自分の一生を費やしたわ……残りの時間を……自分のために生きられないの?
姫子
自分のために生きる……。
以前、私もそんな風に考えたことがあったわ。でも、機会に恵まれることはなかった。今さらその機会を与えられても、もう間に合わないわ。
自分のために生きる……。
以前、私もそんな風に考えたことがあったわ。でも、機会に恵まれることはなかった。今さらその機会を与えられても、もう間に合わないわ。
テレサ
姫子……。
姫子……。
姫子
それ以上言わないで!あなたが出て行ったあの日から、私たちは違う道を歩み出しているのよ。今の私はもう後戻りできないの。
それ以上言わないで!あなたが出て行ったあの日から、私たちは違う道を歩み出しているのよ。今の私はもう後戻りできないの。
テレサ
それで、あなたは何としてでも律者に挑むの?あの子たちを道連れにして、最初からありもしない希望のために無駄死にするの!?
それで、あなたは何としてでも律者に挑むの?あの子たちを道連れにして、最初からありもしない希望のために無駄死にするの!?
姫子
もし、それが彼女たち自身で決めたことなら、私にその信念を変える権利はないわ!
もし、それが彼女たち自身で決めたことなら、私にその信念を変える権利はないわ!
テレサ
あなたって、本当に強情なガキなんだから!!
あなたって、本当に強情なガキなんだから!!
姫子
あなたこそ、頑固ババアじゃないの!!
あなたこそ、頑固ババアじゃないの!!
テレサ
何ですって!?
何ですって!?
姫子
やるの!?
やるの!?
テレサ
あたくし!あたくしは!ゴク、ゴク、ゴクッ!
あたくし!あたくしは!ゴク、ゴク、ゴクッ!
姫子
飲み比べするつもり!?言っておくけど、私はこれで負けたことがないのよ!ゴク、ゴク、ゴクッ!!
飲み比べするつもり!?言っておくけど、私はこれで負けたことがないのよ!ゴク、ゴク、ゴクッ!!
テレサ
ゴク、ゴク、ゴクッ!
ゴク、ゴク、ゴクッ!
姫子
ゴク、ゴク、ゴクッ!
ケプッ!
ゴク、ゴク、ゴクッ!
ケプッ!
テレサ
プッ!アハハハ!あなたのその姿、バカみたい!男でもあなたを飲み負かすことができないから、いつまで経ってもお嫁にいけないんじゃない?
プッ!アハハハ!あなたのその姿、バカみたい!男でもあなたを飲み負かすことができないから、いつまで経ってもお嫁にいけないんじゃない?
姫子
フンッ……大きなお世話よ!
フンッ……大きなお世話よ!
テレサ
ごめん、ごめん!
ごめん、ごめん!
姫子
……。
ねえ、テレサ……。
……。
ねえ、テレサ……。
姫子
あの子たちの考えを変えることができたら、彼女たちを守るって約束してくれる?
私は彼女たちの先生なの。ブローニャ、ゼーレ、それにキアナと芽衣。彼女たち全員に対して、かつての私とあなたのような、忘れることのできない思い入れがある。
だけど、誰かが今のこの問題に向き合わなくてはならない……生徒のためにトラブルを解決するのは教師としての役目よね?彼女たちを苦境から救い出し、自分が正しいと思う道を歩ませる……。
あの子たちの考えを変えることができたら、彼女たちを守るって約束してくれる?
私は彼女たちの先生なの。ブローニャ、ゼーレ、それにキアナと芽衣。彼女たち全員に対して、かつての私とあなたのような、忘れることのできない思い入れがある。
だけど、誰かが今のこの問題に向き合わなくてはならない……生徒のためにトラブルを解決するのは教師としての役目よね?彼女たちを苦境から救い出し、自分が正しいと思う道を歩ませる……。
テレサ
あなたの言う通りね……。
姫子……あなたにとって、あたくしは良い教師だったかしら?
あなたの言う通りね……。
姫子……あなたにとって、あたくしは良い教師だったかしら?
姫子
自惚れないでちょうだい。
ただ、少なくとも……。
私は、自分の選んだ道を後悔していないわよ。
自惚れないでちょうだい。
ただ、少なくとも……。
私は、自分の選んだ道を後悔していないわよ。
テレサ
……。
分かったわ。約束する。何が起こっても、あの子たちはあたくしが守るわ!
……。
分かったわ。約束する。何が起こっても、あの子たちはあたくしが守るわ!
姫子
そう……ならよかった。
ふぅ!少し飲みすぎちゃった……疲れた。身体も痛くなってきたし……もうダメ……今夜はゆっくり寝よっと……。
そう……ならよかった。
ふぅ!少し飲みすぎちゃった……疲れた。身体も痛くなってきたし……もうダメ……今夜はゆっくり寝よっと……。
テレサ
ええ。
お疲れ様。姫子。
ええ。
お疲れ様。姫子。