崩壊学園wiki
生存(episode4)
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テレサ
ここは、あたくしが使っていた酒蔵なの。あなたたちのもとを離れてからかなりの間、ここで過ごしていたのよ。
ここにはお酒以外にも食べ物や水も保管されているわ。あたくしたちが当面の間、生活するには十分なくらいね。
ここは、あたくしが使っていた酒蔵なの。あなたたちのもとを離れてからかなりの間、ここで過ごしていたのよ。
ここにはお酒以外にも食べ物や水も保管されているわ。あたくしたちが当面の間、生活するには十分なくらいね。
テレサ
ええ……そうね。
ええ……そうね。
エミザ
ハァ、ハァ……ハァ……。
ハァ、ハァ……ハァ……。
テレサ
この子の身体、すごく熱い……崩壊エネルギーが彼女の身体を侵蝕しているわ!やっぱり、学園都市のような崩壊環境では無理があったのね……。
ブローニャ、あなたはここで彼女を見ていて。私は水を探してくる。とにかく、何とかして彼女の熱を下げないと……。
この子の身体、すごく熱い……崩壊エネルギーが彼女の身体を侵蝕しているわ!やっぱり、学園都市のような崩壊環境では無理があったのね……。
ブローニャ、あなたはここで彼女を見ていて。私は水を探してくる。とにかく、何とかして彼女の熱を下げないと……。
エミザ
姫子……くっ、ハァ、ハァ……。
姫子……くっ、ハァ、ハァ……。
ブローニャ
……。
……。
テレサ
ふぅ……私たちにできることはこれくらいの応急処置が限界ね。何とかして、急いで学園都市から逃げ出さないと。ここに長く留まれば、彼女に対する崩壊の影響がますます強くなっていくわ!
ふぅ……私たちにできることはこれくらいの応急処置が限界ね。何とかして、急いで学園都市から逃げ出さないと。ここに長く留まれば、彼女に対する崩壊の影響がますます強くなっていくわ!
ブローニャ
ゼーレも……同じなのですよね。
ブローニャはわかっています……何も状況が好転していないことを……。ゼーレも、姫子も……皆、ブローニャのせいで……。
ゼーレも……同じなのですよね。
ブローニャはわかっています……何も状況が好転していないことを……。ゼーレも、姫子も……皆、ブローニャのせいで……。
テレサ
ブローニャ!
ブローニャ……今はそんなこと考えないで……あれは姫子自身の意志なのよ。あなたとは関係ないわ。ほら、しっかりしなきゃダメ。私たち皆、生きてここから出るのよ!
ブローニャ!
ブローニャ……今はそんなこと考えないで……あれは姫子自身の意志なのよ。あなたとは関係ないわ。ほら、しっかりしなきゃダメ。私たち皆、生きてここから出るのよ!
ブローニャ
しかし、姫子はきっともう死んでしまいました!ブローニャは姫子に謝る機会すらありません……どうしてなのですか……どうして、ブローニャだけが生きているのですか……。
しかし、姫子はきっともう死んでしまいました!ブローニャは姫子に謝る機会すらありません……どうしてなのですか……どうして、ブローニャだけが生きているのですか……。
テレサ
ブローニャ……姫子の身体はもう長くはなかったのよ。彼女は強がりだから、病床で無力なまま死と向き合う最後なんて絶対に望んでいなかったわ。これは、彼女にとって一番いい結末なのよ。
ブローニャ……姫子の身体はもう長くはなかったのよ。彼女は強がりだから、病床で無力なまま死と向き合う最後なんて絶対に望んでいなかったわ。これは、彼女にとって一番いい結末なのよ。
ブローニャ
死ぬことがどうして一番いい結末なのですか……彼女はいつもブローニャに無駄死にするなと言っていました……無駄死にするなって……どうして、自分がそれを守らないのですかッ!
自分から皆で一緒に帰ろう……一緒にゼーレを治そう……そして、一緒に律者を倒そうと言っておいて……どうして……。
……。
死ぬことがどうして一番いい結末なのですか……彼女はいつもブローニャに無駄死にするなと言っていました……無駄死にするなって……どうして、自分がそれを守らないのですかッ!
自分から皆で一緒に帰ろう……一緒にゼーレを治そう……そして、一緒に律者を倒そうと言っておいて……どうして……。
……。
テレサ
ゴク、ゴク、ゴク。
ゴク、ゴク、ゴク。
ブローニャ
……どうして、あなたまで姫子みたいにお酒を飲むのですか?
……どうして、あなたまで姫子みたいにお酒を飲むのですか?
テレサ
こうすれば、すぐに色々忘れることができるのよ。どう、少し飲む?
こうすれば、すぐに色々忘れることができるのよ。どう、少し飲む?
ブローニャ
申し訳ありません。ブローニャは何かを忘れようと思ったことがありません。このような過去の経験があるからこそ、現在のブローニャがあるのです。
この忌々しいブローニャが……。
申し訳ありません。ブローニャは何かを忘れようと思ったことがありません。このような過去の経験があるからこそ、現在のブローニャがあるのです。
この忌々しいブローニャが……。
テレサ
そう……本当に強い子ね。
ブローニャ……律者と戦うことは諦めなさい。このままじゃ、もっと犠牲が増えるだけよ。長空市から出て律者から遠く離れた場所を探して、静かに暮らしましょう。
姫子は、あなたたちのことをあたくしに託したの。あたくしがあなたたちを守るわ。姫子が自分を犠牲にしたのは、あなたたちを自分と同じようにしたくなかったからよ。
そう……本当に強い子ね。
ブローニャ……律者と戦うことは諦めなさい。このままじゃ、もっと犠牲が増えるだけよ。長空市から出て律者から遠く離れた場所を探して、静かに暮らしましょう。
姫子は、あなたたちのことをあたくしに託したの。あたくしがあなたたちを守るわ。姫子が自分を犠牲にしたのは、あなたたちを自分と同じようにしたくなかったからよ。
ブローニャ
静かに暮らす……いつの間にか、そんな願いは手の届かないものになってしまいました。
静かに暮らすためにブローニャたちはこれまで律者と戦い続けてきたのです……あなたの言っていることは、ただ生き残るだけの現実逃避です。
静かに暮らす……いつの間にか、そんな願いは手の届かないものになってしまいました。
静かに暮らすためにブローニャたちはこれまで律者と戦い続けてきたのです……あなたの言っていることは、ただ生き残るだけの現実逃避です。
テレサ
その通りよ……この数年、あたくしはずっと逃げ続けていたわ。でも、キアナの立場にゼーレがいたら、あなたは彼女と戦える?
あたくしには選択の余地なんてないの。私にとって一番いい結果は“結果”がないこと……だから、逃げるのも逃げないのも同じ。ただ方法を変えて、死ぬだけよ。
その通りよ……この数年、あたくしはずっと逃げ続けていたわ。でも、キアナの立場にゼーレがいたら、あなたは彼女と戦える?
あたくしには選択の余地なんてないの。私にとって一番いい結果は“結果”がないこと……だから、逃げるのも逃げないのも同じ。ただ方法を変えて、死ぬだけよ。
ブローニャ
ブローニャは、あなたを責めるつもりはありません……ブローニャにもあなたや姫子の考えは分かりますから。しかし、今のブローニャはこれほどまでの代償を支払っています。今さら諦められません。
ブローニャは、あなたを責めるつもりはありません……ブローニャにもあなたや姫子の考えは分かりますから。しかし、今のブローニャはこれほどまでの代償を支払っています。今さら諦められません。
ブローニャ
ブローニャが1人で律者と決着をつけてきます。
ブローニャが1人で律者と決着をつけてきます。
テレサ
やっぱり、あなたの考えを変えることは無理みたいね……。
やっぱり、あなたの考えを変えることは無理みたいね……。
ブローニャ
テレサ学園長、ゼーレのことは任せました……きっと、このままここにいては時間とともに弱っていくのでしょう。ですから、お願いします。
ブローニャはゼーレの姉です。最後にブローニャに姉としての責任を果たさせてください。
テレサ学園長、ゼーレのことは任せました……きっと、このままここにいては時間とともに弱っていくのでしょう。ですから、お願いします。
ブローニャはゼーレの姉です。最後にブローニャに姉としての責任を果たさせてください。
テレサ
……あなたが決めたのなら、仕方ないわね。
……あなたが決めたのなら、仕方ないわね。
ブローニャ
すみません。
すみません。
テレサ
だけど、姫子の犠牲を無駄になんてあたくしにはできない……あたくしは彼女と約束したの。必ずあなたたちを守って、安全に連れて帰るって……。
だから……たとえ力づくになったとしても、あなたを止めてみせるわ!
だけど、姫子の犠牲を無駄になんてあたくしにはできない……あたくしは彼女と約束したの。必ずあなたたちを守って、安全に連れて帰るって……。
だから……たとえ力づくになったとしても、あなたを止めてみせるわ!
ブローニャ
——ッ!?
——ッ!?
ガキィンッ!!
ブローニャ
テレサ学園長!どいてください!
テレサ学園長!どいてください!
テレサ
どうして、あなたたちは分からないの!大人しく、あたくしと逃げればいいじゃないの!
全員死ななきゃ気が済まないの!?大義を振りかざして!死ぬことを恐れないで!どうして皆そんなに自分勝手なのよ!
あなたたち、あたくしがどれほど怖がっているのか分かっていないのよ!あたくしの気持ちを誰が考えてくれた!?
どうして、あなたたちは分からないの!大人しく、あたくしと逃げればいいじゃないの!
全員死ななきゃ気が済まないの!?大義を振りかざして!死ぬことを恐れないで!どうして皆そんなに自分勝手なのよ!
あなたたち、あたくしがどれほど怖がっているのか分かっていないのよ!あたくしの気持ちを誰が考えてくれた!?
バァンッ!
ブローニャ
うぐっ!
テレサ、酔っぱらったのですか!?
うぐっ!
テレサ、酔っぱらったのですか!?
テレサ
あたくしは酔っぱらってなんかいないわ!酔狂なのはあなたたちの方よ!
あたくしは平穏な結末がほしいだけ……あなたたちと一緒に最後の瞬間まで生きていたいだけ!こんな願いですらも贅沢なの!?
あなたが今日、願い通りに芽衣の手にかかって死んだとしたら、ゼーレはどうなるの!?
あたくしはゼーレに「あなたが命を捨ててまで守り抜いたお姉さんは、つまらない自尊心のためだけに死んだのよ」って伝えるの!?
あなたの頭の中は、そんなことも考えられないくらい空っぽなの!?
ゼーレだけじゃないわ……あなたと一緒に戦ってきた他の人たちも同じ。彼女たちのもとへ戻って、その全員に死んだことを伝えなくちゃならないの!?
姫子だけではまだ足りないの!?ブローニャ……ここに残って。もう戦わないで!
あなたたちはもう十分頑張ったわ……この世界はあなたたちが犠牲になるほど、立派なものじゃないのよ……。
あたくしは酔っぱらってなんかいないわ!酔狂なのはあなたたちの方よ!
あたくしは平穏な結末がほしいだけ……あなたたちと一緒に最後の瞬間まで生きていたいだけ!こんな願いですらも贅沢なの!?
あなたが今日、願い通りに芽衣の手にかかって死んだとしたら、ゼーレはどうなるの!?
あたくしはゼーレに「あなたが命を捨ててまで守り抜いたお姉さんは、つまらない自尊心のためだけに死んだのよ」って伝えるの!?
あなたの頭の中は、そんなことも考えられないくらい空っぽなの!?
ゼーレだけじゃないわ……あなたと一緒に戦ってきた他の人たちも同じ。彼女たちのもとへ戻って、その全員に死んだことを伝えなくちゃならないの!?
姫子だけではまだ足りないの!?ブローニャ……ここに残って。もう戦わないで!
あなたたちはもう十分頑張ったわ……この世界はあなたたちが犠牲になるほど、立派なものじゃないのよ……。
ブローニャ
……。
しかし……そうする以外にブローニャはどうしていいのか分かりません……。
あなたの言う通りです……ブローニャはただ芽衣姉様と決着をつけたいのです。ブローニャの心には芽衣姉様のくれた思い出がまだ残っています。
ゼーレの死によって芽衣姉様を憎みました。だから、芽衣姉様がブローニャにくれた全てを返すことにしたのです……こうすれば、もう何も思い残すことはありませんから。
ありがとうございます……ゼーレを助けてくれて。もう一度ゼーレに会うことができました……。
しかし、ブローニャはもう……。
……。
しかし……そうする以外にブローニャはどうしていいのか分かりません……。
あなたの言う通りです……ブローニャはただ芽衣姉様と決着をつけたいのです。ブローニャの心には芽衣姉様のくれた思い出がまだ残っています。
ゼーレの死によって芽衣姉様を憎みました。だから、芽衣姉様がブローニャにくれた全てを返すことにしたのです……こうすれば、もう何も思い残すことはありませんから。
ありがとうございます……ゼーレを助けてくれて。もう一度ゼーレに会うことができました……。
しかし、ブローニャはもう……。
テレサ
そんなにゼーレのことが大切なら、生きなさい!それこそが姉としての責務じゃないの!?
口では彼女を守る、彼女と一緒にいると言っておきながら!実際は自分の気持ちしか考えていないのよ!逃げるために死を選ぶ!?それがあなたのゼーレに対する愛なの!?
そんなにゼーレのことが大切なら、生きなさい!それこそが姉としての責務じゃないの!?
口では彼女を守る、彼女と一緒にいると言っておきながら!実際は自分の気持ちしか考えていないのよ!逃げるために死を選ぶ!?それがあなたのゼーレに対する愛なの!?
ブローニャ
ブローニャは……。
ブローニャは……。
テレサ
ブローニャ!いい加減、目を覚ましなさい!
ブローニャ!いい加減、目を覚ましなさい!
ブローニャ
……っ!ブローニャが……間違っていた……のですか。
……っ!ブローニャが……間違っていた……のですか。
テレサ
ブローニャ……涙を拭きなさい。今はまだ泣く時じゃないわ。ゼーレのためにも、もっと頑張らなくちゃ。
ブローニャ……涙を拭きなさい。今はまだ泣く時じゃないわ。ゼーレのためにも、もっと頑張らなくちゃ。
ブローニャ
学園長の言う通りです……ゼーレのためにもブローニャは生きることを選びます!
学園長の言う通りです……ゼーレのためにもブローニャは生きることを選びます!
テレサ
ええ、そうしなさい……。
ええ、そうしなさい……。
ドォオオオオォンッ!
テレサ
雷鳴……律者がもうすぐそこまで来ているのね。
雷鳴……律者がもうすぐそこまで来ているのね。
ブローニャ
平和に暮らすにしても、律者からの追撃を逃れなくてはいけません……。
平和に暮らすにしても、律者からの追撃を逃れなくてはいけません……。
テレサ
とにかく、ここに隠れていましょう。安心して、ここの地下は安全よ。仮に地上が律者の攻撃を受けたとしても、ここなら持ちこたえるはず。姫子に約束した以上は、あたくしがあなたたちの安全を守るわ。
よし……今、真っ先にすべきことは彼女たちを長空市に連れて帰ることよね……。
って、あれ!あの九霄とかいう子は……?
とにかく、ここに隠れていましょう。安心して、ここの地下は安全よ。仮に地上が律者の攻撃を受けたとしても、ここなら持ちこたえるはず。姫子に約束した以上は、あたくしがあなたたちの安全を守るわ。
よし……今、真っ先にすべきことは彼女たちを長空市に連れて帰ることよね……。
って、あれ!あの九霄とかいう子は……?
ブローニャ
九霄?さっきブローニャたちが戦っていた時はまだ……。
九霄?さっきブローニャたちが戦っていた時はまだ……。
テレサ
まさか……。
いけない!ブローニャ!急いで追いかけましょう!
まさか……。
いけない!ブローニャ!急いで追いかけましょう!
芽衣
……。
隠れていれば、ここから逃げられるとでも思ったの……本当に単純ね。
学園都市を全て燃やし尽くしてでも、あなたたちを探し出してみせるわ。
……。
隠れていれば、ここから逃げられるとでも思ったの……本当に単純ね。
学園都市を全て燃やし尽くしてでも、あなたたちを探し出してみせるわ。
ザーザー——
雷電、芽衣……。
雷電、芽衣……。
芽衣
ほう?
まさか、そっちから打って出てくるとはね。かなり手間が省けたわ。あなたの勇敢さを褒めてあげる。
ほう?
まさか、そっちから打って出てくるとはね。かなり手間が省けたわ。あなたの勇敢さを褒めてあげる。
私……我こそは救世主……。
お前に……皆を傷つけさせたりはしない……!
お前に……皆を傷つけさせたりはしない……!
芽衣
蓬莱寺九霄……あなたが全ての根源よ。あなたがいたせいで、一瞬で過ぎていくはずだった苦しみが、今まで続くことになったの。
あなたさえいなければ、こんなつまらない夢も現れなかったのよ。
私があなたを殺して、全てを終わらせる!
蓬莱寺九霄……あなたが全ての根源よ。あなたがいたせいで、一瞬で過ぎていくはずだった苦しみが、今まで続くことになったの。
あなたさえいなければ、こんなつまらない夢も現れなかったのよ。
私があなたを殺して、全てを終わらせる!
テレサ
やめなさいっ!
やめなさいっ!
ブローニャ
九霄、気でも狂ったのですか!?戻ってきてください!
九霄、気でも狂ったのですか!?戻ってきてください!
テレサ
ブローニャ!あたくしが芽衣を食い止めるわ!その子を連れて行って!
ブローニャ!あたくしが芽衣を食い止めるわ!その子を連れて行って!
ブローニャ
はい!
はい!
ズドォオオオオォンッ!
ブローニャ
くっ!!!
くっ!!!
テレサ
ブローニャ!
ブローニャ!
ズダァンッ!!
テレサ
きゃあ!!
きゃあ!!
芽衣
すべて終わりよ……。

すべて終わりよ……。

ブローニャ
う、ううっ……。
う、ううっ……。
芽衣
自分すら救えないのに、他人まで救おうとしているの?
本当にとことんお人好しね。
自分すら救えないのに、他人まで救おうとしているの?
本当にとことんお人好しね。
ブローニャ
律者……。
律者……。
芽衣
苦痛なく死なせてあげるから安心して。
苦痛なく死なせてあげるから安心して。
バチッ——ジジッ!
ブローニャ
ブローニャは諦めません……。
お人好しでも、無謀でも構いません……そういったことは全て、あの人が教えてくれたことなのですから……。
たとえ、自分がどれだけ悲しくて困惑していても……どれだけ救いがなく絶望していても……あの人は迷うことなく他人を助けていました……。
一度兵器となってしまったブローニャをあの人は救ってくれました……氷のように冷たい心のブローニャを救ってくれたのです……彼女のためなら、ブローニャは決して諦めません!!
たとえ、あの人はもういなくても、ブローニャも同じように……優しい人でありたいのです。
律者……ブローニャは決して負けを認めません!そして、絶対にここで死んだりもしません!ブローニャの命は、あの人がくれたものです!これもブローニャがあの人にしてあげられる唯一の恩返しなのです。
あの人は勇気と責任をくれた!その想いを背負って一緒に生きていきます!
そして、芽衣姉様が見たがっていた世界を創るのです!
ブローニャは諦めません……。
お人好しでも、無謀でも構いません……そういったことは全て、あの人が教えてくれたことなのですから……。
たとえ、自分がどれだけ悲しくて困惑していても……どれだけ救いがなく絶望していても……あの人は迷うことなく他人を助けていました……。
一度兵器となってしまったブローニャをあの人は救ってくれました……氷のように冷たい心のブローニャを救ってくれたのです……彼女のためなら、ブローニャは決して諦めません!!
たとえ、あの人はもういなくても、ブローニャも同じように……優しい人でありたいのです。
律者……ブローニャは決して負けを認めません!そして、絶対にここで死んだりもしません!ブローニャの命は、あの人がくれたものです!これもブローニャがあの人にしてあげられる唯一の恩返しなのです。
あの人は勇気と責任をくれた!その想いを背負って一緒に生きていきます!
そして、芽衣姉様が見たがっていた世界を創るのです!
ズドンッ!!
芽衣
くっ!
くっ!
ブローニャ
律者!これまでの恨みを全て晴らさせてもらいます!人類の意志がどれほど強いものか思い知ってください!
律者!これまでの恨みを全て晴らさせてもらいます!人類の意志がどれほど強いものか思い知ってください!
芽衣
……。
……。
ブローニャ
どうしたのですか、律者!ブローニャたちを滅ぼすのではないのですか!?かかってくるのです!
どうしたのですか、律者!ブローニャたちを滅ぼすのではないのですか!?かかってくるのです!
芽衣
……そう……分かったわ。
それじゃあ、あなたとその彼女のつまらない信念とやらをまとめてぶち壊してあげるッ!
……そう……分かったわ。
それじゃあ、あなたとその彼女のつまらない信念とやらをまとめてぶち壊してあげるッ!
ジジ……ジッ……。
芽衣
ッ!?
どういうこと……崩壊エネルギーが充填できない。まさか、ここの崩壊が消失している?
ッ!?
どういうこと……崩壊エネルギーが充填できない。まさか、ここの崩壊が消失している?
もうあなたに……皆を傷つけさせたりはしない……。
我はここを……救う……。
皆に救いを与えること……。
それこそが我の使命……。
皆に救いを与えること……。
それこそが我の使命……。