イザーリン
う~ん……外の戦闘の様子が一切分からない。初めてこんな状況で作業するけど、本当に大丈夫かな……。
う~ん……外の戦闘の様子が一切分からない。初めてこんな状況で作業するけど、本当に大丈夫かな……。
隊員
報告します。外の崩壊生物はほとんど制圧しました。現在、姫子隊長が一部の隊員を率いて他のキャビンの応援に行っています。
報告します。外の崩壊生物はほとんど制圧しました。現在、姫子隊長が一部の隊員を率いて他のキャビンの応援に行っています。
イザーリン
ふう……ということは安全なのね……え!待って!姫子、行っちゃったの!?じゃ、じゃ、じゃあ、新しい崩壊生物が攻めてきたらどうするのよ!
ふう……ということは安全なのね……え!待って!姫子、行っちゃったの!?じゃ、じゃ、じゃあ、新しい崩壊生物が攻めてきたらどうするのよ!
▼選択肢分岐
▲分岐終わり
イザーリン
いいわ。そんなことより、動力炉の状況がだいぶひどいのよね……壊れた部品を交換しないと完全に直すのは無理。手を尽くしたけど、ご覧の有り様……。
いいわ。そんなことより、動力炉の状況がだいぶひどいのよね……壊れた部品を交換しないと完全に直すのは無理。手を尽くしたけど、ご覧の有り様……。
ダダダッ——!
隊員
やつらがまた来たぞ!ただちに反撃ッ!
やつらがまた来たぞ!ただちに反撃ッ!
このエリアの回路を修理すれば、少なくとも起動は問題ないはず……。
ガーガー……。
ゴォォン!
ガーガー……。
ゴォォン!
イザーリン
き、緊張のあまり手が震えて失敗するところだった。平常心……平常心……。
き、緊張のあまり手が震えて失敗するところだった。平常心……平常心……。
ガーガー……。
イザーリン
ふう……これで大体いいわね。あとは無事に起動できるかどうか……。
ふう……これで大体いいわね。あとは無事に起動できるかどうか……。
グルルル——グォォォォン!!!
ダダダッ——!
ダダダッ——!
イザーリン
心なしか戦闘の音が近づいてきているような……気のせいだといいんだけど……。
心なしか戦闘の音が近づいてきているような……気のせいだといいんだけど……。
隊員
火力を上げて!あいつらを通しちゃダメ!
ダメ!数が多すぎる!
火力を上げて!あいつらを通しちゃダメ!
ダメ!数が多すぎる!
ガゥルルルル!!!
イザーリン
こ、これもうドアの真裏まで来てるよね!?
こ、これもうドアの真裏まで来てるよね!?
隊員
イザーリン、私たちと撤退してください。この場所はもう守り切れません!
イザーリン、私たちと撤退してください。この場所はもう守り切れません!
イザーリン
うわ!せっかくここまで直したのに。もし撤退したら、これまでの苦労がパーじゃない!何かいいは方法ないの!?
うわ!せっかくここまで直したのに。もし撤退したら、これまでの苦労がパーじゃない!何かいいは方法ないの!?
▼選択肢分岐
② ここは放棄しよう。
イザーリン
以前だったらきっとすぐに賛成していたんだけど……今回は違うわ。必ずここを守らなくちゃ……。
そうだ!崩壊生物は音に反応するから、それを利用してここから分散させれば……。
イザーリン
以前だったらきっとすぐに賛成していたんだけど……今回は違うわ。必ずここを守らなくちゃ……。
そうだ!崩壊生物は音に反応するから、それを利用してここから分散させれば……。
▲分岐終わり
イザーリン
ここに音爆弾があるの。この音爆弾を通路のあちこちに仕掛けてちょうだい。そうすれば、きっとあいつらを引き離すことができる……!
結構、危険な計画だけど、事態は急を要するわ。あなたにしかお願いできないの。
ここに音爆弾があるの。この音爆弾を通路のあちこちに仕掛けてちょうだい。そうすれば、きっとあいつらを引き離すことができる……!
結構、危険な計画だけど、事態は急を要するわ。あなたにしかお願いできないの。
バァァァァァンッ!!
イザーリン
音爆弾の音……うまくいったんだ!
音爆弾の音……うまくいったんだ!
グルルル——!!
隊員
崩壊生物がまた攻めてきた!
崩壊生物がまた攻めてきた!
イザーリン
うう…こんなんじゃエンジンの起動どころか……命すら……。
あっ!エンジン!そう言えば、ハイペリオンのエンジン音はかなり大きいのよね!でも動力炉同様、崩壊生物をエンジンエリアに引き寄せるのもよくないか……。
うう…こんなんじゃエンジンの起動どころか……命すら……。
あっ!エンジン!そう言えば、ハイペリオンのエンジン音はかなり大きいのよね!でも動力炉同様、崩壊生物をエンジンエリアに引き寄せるのもよくないか……。
グォォォォォ!!
イザーリン
ああっ!もう構うことないわ!エンジンを起動して、あいつらを動力炉から離れさせることの方が優先!エンジン起動!
ああっ!もう構うことないわ!エンジンを起動して、あいつらを動力炉から離れさせることの方が優先!エンジン起動!
ブォォォォォォン……プス、プス……。
イザーリン
そんな……動かない。回路を修理しても、動力炉内の部品がもたないのね。これじゃエンジンが起動できない。
そんな……動かない。回路を修理しても、動力炉内の部品がもたないのね。これじゃエンジンが起動できない。
ウォォォォン!!
イザーリン
どうやらアレを使うしかなさそうね。以前、姫子と用意した「音波武器」が、こんなところで役に立つなんて思いもしなかった。でも、そうなると動力炉が……。
動力炉をフル稼働させれば、音波武器は使える。けど、今の状況でフル稼働なんてさせたら、確実に動力炉は壊れる。……ううん、あの崩壊生物を倒さない限り、未来はないものね。
ちゃんと実験はしたことないけれど、崩壊生物がまた攻めてきたらここもおしまい。黙って死ぬくらいなら、この一撃に賭けた方がマシ!
全員伏せて!耳を塞いで!振動で飛ばされても知らないからねっ!
3……2……1!オーバードライブ!
どうやらアレを使うしかなさそうね。以前、姫子と用意した「音波武器」が、こんなところで役に立つなんて思いもしなかった。でも、そうなると動力炉が……。
動力炉をフル稼働させれば、音波武器は使える。けど、今の状況でフル稼働なんてさせたら、確実に動力炉は壊れる。……ううん、あの崩壊生物を倒さない限り、未来はないものね。
ちゃんと実験はしたことないけれど、崩壊生物がまた攻めてきたらここもおしまい。黙って死ぬくらいなら、この一撃に賭けた方がマシ!
全員伏せて!耳を塞いで!振動で飛ばされても知らないからねっ!
3……2……1!オーバードライブ!
ゴォォォン!!
ブォン、ブォン、ブォン——
イザーリン
あ……頭痛い……まさか、こんなに威力が強いなんて……。
あ……頭痛い……まさか、こんなに威力が強いなんて……。
隊員
ほ……報告します……エンジンエリアの崩壊生物はほとんど消滅しました……イザーリンさんのおかげです。
ほ……報告します……エンジンエリアの崩壊生物はほとんど消滅しました……イザーリンさんのおかげです。
イザーリン
よ……よかった……。
でも、この動力炉はスクラップ同然ね。中の部品はほとんど全部使い物にならないわ……フフ……ご苦労様……。
でも、どうであれ、一命は取りとめたわね……これで少なくとももう少し生き延びられる。
お疲れ様。でも、崩壊生物はまだ全て消滅したわけじゃないの。この後もあなたに戦闘をお願いするわね……。
それから、さっきのことは絶対に姫子に内緒よ。もし姫子に知られたらきっとこっぴどく怒られちゃう……。
よ……よかった……。
でも、この動力炉はスクラップ同然ね。中の部品はほとんど全部使い物にならないわ……フフ……ご苦労様……。
でも、どうであれ、一命は取りとめたわね……これで少なくとももう少し生き延びられる。
お疲れ様。でも、崩壊生物はまだ全て消滅したわけじゃないの。この後もあなたに戦闘をお願いするわね……。
それから、さっきのことは絶対に姫子に内緒よ。もし姫子に知られたらきっとこっぴどく怒られちゃう……。