エミザ
すまん。見回り任務のことじゃないんだが……手伝ってもらいたいことがあるんだ。
ゼーレのことだ……傷口から感染症に罹っている。彼女の熱は崩壊エネルギーの侵蝕だけじゃなく、外傷感染によるものなのかもしれない。
崩壊エネルギーの浸蝕は私には治せないが、それでも彼女を助けてやりたいんだ。
こんなこと言うのは恥ずかしいんだが……衛生兵なのに手元には基本的な薬すらないんだ。蓄えていた薬も、これまでの戦いで全て使いきっちまった。傷口を縛る包帯すらな……。
アハハ……何もできないって分かっているのに、無理やりついて来て迷惑かけて……姫子に万一のことがあっても、私は手をこまねいて見ていることしかできないんだ。
すまん。見回り任務のことじゃないんだが……手伝ってもらいたいことがあるんだ。
ゼーレのことだ……傷口から感染症に罹っている。彼女の熱は崩壊エネルギーの侵蝕だけじゃなく、外傷感染によるものなのかもしれない。
崩壊エネルギーの浸蝕は私には治せないが、それでも彼女を助けてやりたいんだ。
こんなこと言うのは恥ずかしいんだが……衛生兵なのに手元には基本的な薬すらないんだ。蓄えていた薬も、これまでの戦いで全て使いきっちまった。傷口を縛る包帯すらな……。
アハハ……何もできないって分かっているのに、無理やりついて来て迷惑かけて……姫子に万一のことがあっても、私は手をこまねいて見ていることしかできないんだ。
▼選択肢分岐
① 悲しまないで。何かあれば力になるから。
エミザ
ああ、ありがとう。崩壊による傷は治せないが、普通の傷なら何とかして手当ができると思うんだ。
今のゼーレから苦痛を軽減してやれば、再び目覚めてくれるかもしれない。希望はある！このまま諦めるわけにいかない！
姫子のクレイジー女ですらここまで耐えてるんだ、ゼーレならきっと大丈夫だ！
エミザ
ああ、ありがとう。崩壊による傷は治せないが、普通の傷なら何とかして手当ができると思うんだ。
今のゼーレから苦痛を軽減してやれば、再び目覚めてくれるかもしれない。希望はある！このまま諦めるわけにいかない！
姫子のクレイジー女ですらここまで耐えてるんだ、ゼーレならきっと大丈夫だ！
② エミザがいなきゃ、姫子もここまで持たなかった。
エミザ
実のところ、姫子は完全に意志の力だけでここまで持ちこたえているんだ。あんな戦い方をしてきたのに、今まで生きてこられただけ奇跡なんだよ。私にできるのは、彼女のために傷の手当をすることだけなんだ……。
よし、本題に戻ろう。今は悲しんでいる場合じゃないからな。自分にできることをしないと。
エミザ
実のところ、姫子は完全に意志の力だけでここまで持ちこたえているんだ。あんな戦い方をしてきたのに、今まで生きてこられただけ奇跡なんだよ。私にできるのは、彼女のために傷の手当をすることだけなんだ……。
よし、本題に戻ろう。今は悲しんでいる場合じゃないからな。自分にできることをしないと。
▲分岐終わり
エミザ
あんたが手伝ってくれるってんなら、こっちも遠慮しないぜ。あんたに、とある場所まで連れて行ってほしいんだ。
あんたが手伝ってくれるってんなら、こっちも遠慮しないぜ。あんたに、とある場所まで連れて行ってほしいんだ。
エミザ
今、私たちがいるエリアは「知識の浜」っていう学園都市の居住エリアだ。学園都市の社会人のほとんどは、このエリアで暮らしていた。だから、この近辺には小さな診療所がいくつかあってな。
この近くに診療所があったはずだ。そこなら役に立つ薬が見つかるだろう。九霄には、私をそこまで連れて行ってほしい。
安心しろ、姫子の言いつけは守るし、このピースの境目は覚えてる。その診療所はここから遠くもないしな。通りを1本越えれば着くはずだ。
今、私たちがいるエリアは「知識の浜」っていう学園都市の居住エリアだ。学園都市の社会人のほとんどは、このエリアで暮らしていた。だから、この近辺には小さな診療所がいくつかあってな。
この近くに診療所があったはずだ。そこなら役に立つ薬が見つかるだろう。九霄には、私をそこまで連れて行ってほしい。
安心しろ、姫子の言いつけは守るし、このピースの境目は覚えてる。その診療所はここから遠くもないしな。通りを1本越えれば着くはずだ。
エミザ
ああ……私は以前、この学園都市の学生だったんだ。しかも、雷電芽衣と同じ千羽学園で学んでいた。
知ってるか？実は大崩壊が発生する前、長空市とこの学園都市は既に崩壊によって破壊されていたんだ。しかも、その元凶こそが雷電芽衣——あの律者が全てを壊したんだよ……。
すまない……このことはあまり言いたくなくて、これまで黙ってたんだ。
よし、こんな湿っぽい話はやめて、さっさと出発しよう！ここ一帯は崩壊生物が多いから、気を付けてくれよ。護衛は任せた！
ああ……私は以前、この学園都市の学生だったんだ。しかも、雷電芽衣と同じ千羽学園で学んでいた。
知ってるか？実は大崩壊が発生する前、長空市とこの学園都市は既に崩壊によって破壊されていたんだ。しかも、その元凶こそが雷電芽衣——あの律者が全てを壊したんだよ……。
すまない……このことはあまり言いたくなくて、これまで黙ってたんだ。
よし、こんな湿っぽい話はやめて、さっさと出発しよう！ここ一帯は崩壊生物が多いから、気を付けてくれよ。護衛は任せた！
ウォオオオオンッ！
エミザ
本当に面倒なヤツらだな！さっさと片付けないと！さもないと、さらに化け物を引き寄せちまう！
本当に面倒なヤツらだな！さっさと片付けないと！さもないと、さらに化け物を引き寄せちまう！
グルルル……フシュー！
ヴォオオオオーーーッ！
エミザ
どけッ！
どけッ！
ドンッ！
エミザ
チッ！ここも崩壊生物に塞がれてる！急げ！次を左だ！
チッ！ここも崩壊生物に塞がれてる！急げ！次を左だ！
ウォオオオオッ！
エミザ
ふぅ、ふぅ！この先はケーキ屋で……通り過ぎたら路地があって、その先は……。
ちっ！その先は歪曲フィールドの境目だ……もし、崩壊生物に挟まれたら……。
いや……そうだ！もしかしたら、何とかなるかもしれない！
行こう！崩壊生物を境界線の方に引き寄せるんだ！
ふぅ、ふぅ！この先はケーキ屋で……通り過ぎたら路地があって、その先は……。
ちっ！その先は歪曲フィールドの境目だ……もし、崩壊生物に挟まれたら……。
いや……そうだ！もしかしたら、何とかなるかもしれない！
行こう！崩壊生物を境界線の方に引き寄せるんだ！
ヴォオオオオーーーッ！
エミザ
はぁ、はぁ！ゴホッゴホッ！
この先の電話ボックスが見えるか？あそこに姫子がくれたマーカーが付けられてる！つまり、あの電話ボックスを越えると境界線だ！
境界線の方に手榴弾を投げて、三つ数える！そしたら電話ボックスの裏に隠れるんだ！
はぁ、はぁ！ゴホッゴホッ！
この先の電話ボックスが見えるか？あそこに姫子がくれたマーカーが付けられてる！つまり、あの電話ボックスを越えると境界線だ！
境界線の方に手榴弾を投げて、三つ数える！そしたら電話ボックスの裏に隠れるんだ！
カチャッ！
エミザ
3！2！1！隠れろ！！
3！2！1！隠れろ！！
ドォオオオオオオォンッ！
ウォオオオーーーーッ！
ウォオオオーーーーッ！
……。
…………。
…………。
エミザ
はぁ……んくっ……どうやら、思った通りだったようだ。崩壊生物も境界を跨いだら、歪曲された他のエリアに行っちゃうんだよ。これであいつらは戻って来れない……。
はぁ……んくっ……どうやら、思った通りだったようだ。崩壊生物も境界を跨いだら、歪曲された他のエリアに行っちゃうんだよ。これであいつらは戻って来れない……。
▼選択肢分岐
① エミザって、天才？
エミザ
や、やめろ……変なこと言うな……。
姫子の考えを真似してみたんだ……そのおかげで今の方法を思いついた。
灰蛾部隊がどうやって生き延びてきたのか、ちょっとだけ分かった気がする……姫子のあの臨機応変な指揮能力がなかったら、とっくに全滅してただろうな。
エミザ
や、やめろ……変なこと言うな……。
姫子の考えを真似してみたんだ……そのおかげで今の方法を思いついた。
灰蛾部隊がどうやって生き延びてきたのか、ちょっとだけ分かった気がする……姫子のあの臨機応変な指揮能力がなかったら、とっくに全滅してただろうな。
② エミザ、何だか姫子みたい。
エミザ
姫子みたいなクレイジー女と一緒にしないでくれ……あんな化け物じみた女にはなりたくない！
けど、灰蛾部隊がどうやって生き延びてきたのか、ちょっとだけ分かった気がする……姫子のあの臨機応変な指揮能力がなかったら、とっくに全滅してただろう。
エミザ
姫子みたいなクレイジー女と一緒にしないでくれ……あんな化け物じみた女にはなりたくない！
けど、灰蛾部隊がどうやって生き延びてきたのか、ちょっとだけ分かった気がする……姫子のあの臨機応変な指揮能力がなかったら、とっくに全滅してただろう。
▲分岐終わり
エミザ
はぁ……はぁ……。
ゴホッ、ゴホッ！
少し……疲れたみたいだ。
今までたくさん戦闘を経験してきたから、多少なりには体力に自信があったんだが……やっぱ、まだまだみたいだな。
ここで少し休憩しよう……。
はぁ、はぁ……。
姫子とテレサの話し合いは、どうなっているんだろうな……あいつはメンツにこだわるから、自分の本音を相手に言わなそうだけど。もし、この機会を逃したら、死ぬまでチャンスはないだろうな。
心の内を表に出せない性格って、本当に嫌いだ……。
ゴホッ、ゴホッ！ゴホッ、ゴホッ！
それより、あのテレサってヤツ、おかしいだろ……一体どうしたらあんな姿になれるんだ。しかも、あの怪力……見るからに普通の人間じゃない。
まったく……どいつもこいつも怪物みたいに強いのに、どうして私だけがこんなに弱いんだ……。
ゴホッ、ゴホッ！
もう大丈夫だ……十分休めた。
行こう。この先の交差点を右に曲がったら着く。
はぁ……はぁ……。
ゴホッ、ゴホッ！
少し……疲れたみたいだ。
今までたくさん戦闘を経験してきたから、多少なりには体力に自信があったんだが……やっぱ、まだまだみたいだな。
ここで少し休憩しよう……。
はぁ、はぁ……。
姫子とテレサの話し合いは、どうなっているんだろうな……あいつはメンツにこだわるから、自分の本音を相手に言わなそうだけど。もし、この機会を逃したら、死ぬまでチャンスはないだろうな。
心の内を表に出せない性格って、本当に嫌いだ……。
ゴホッ、ゴホッ！ゴホッ、ゴホッ！
それより、あのテレサってヤツ、おかしいだろ……一体どうしたらあんな姿になれるんだ。しかも、あの怪力……見るからに普通の人間じゃない。
まったく……どいつもこいつも怪物みたいに強いのに、どうして私だけがこんなに弱いんだ……。
ゴホッ、ゴホッ！
もう大丈夫だ……十分休めた。
行こう。この先の交差点を右に曲がったら着く。
