ノーデンス - 崩壊学園wiki

キャラの基本情報

• 誕生日　5月25日
• 身長　145cm
• 体重　44kg
• 3サイズ　79/52/76
• 趣味　魂の収穫、過去の観測

夢幻の世界の深淵の主、死後の歪んだ魂はすべて、彼女に召喚される。
猫アレルギーだが、幻夢境を溺愛しており、夢幻の世界で猫を飼うことを許したため、いつもくしゃみをしている。

看板娘・スキンなど

• ノーデンス・杯海行空

• ノーデンス・緋色の砂汐

神格覚醒ストーリー

日記その１

最近送り主不明の巻貝を受け取った、吹くと「ウーウー」という音がする。
どうしてかはわからないが、貝の内部はあまり良く見えない。
明らかに薄い層なのに、まるで深い海に隔てられているようだった。
ぼんやりと、視界が遮られる。
すると、妙な違和感が生じた。
ハッと気づいた時、巻貝は既に娘に持ち去られていた。
おかしい、娘はいつ現れたの？
……娘はどうしようもなくやんちゃな子だった。
仕事に行かなければならなかったから、そのまま家を出た。
一家の主である私は、家計の全責任を負わなければならない。
家にいるあの人が、きちんと娘の世話をしてくれるといいんだけど。
会社に着いて、いつものように仕事を始めた。
だが、この時、奇妙な噂が聞こえた。
「巻貝……女……」
「悪化……夢の世界……」
ん？同僚が何か言っている？
ううん、気にしないでおこう。
家に帰ると、娘はまだあの巻貝を宝物のように持っていた。
可愛くて、思わず笑みがこぼれた。
でも、夫は少しおどおどしていた。
家事をしていて皿を割ったようだ。はあ。
この人……いつになったら心配しなくても良くなるのかしら。
働かないのなら、火事が上手になるように練習するべきよ。
手が荒れるから洗い物すらしようとしない……自分をお坊ちゃまだと思っているの？
そう思いながら、意識がまどろんでいく。
もう少しで眠れそうなとき、また奇妙な感覚に襲われた。
ん？いつ始まったのかしら？
娘、夫……

日記その２

今日も仕事。また愛する娘と離れなければならない。
少し疲れた、でもため息をつくことしかできない。
家を出る前、娘を抱きしめた。
でも、嫌がられた。
本当に、大きくなったわ。
でも…どうして彼女はまだあの巻貝を離さないのかしら？
あと、あの人は、無頓着な様子だった。
こんな人が、家庭を守れるの？
実を言うと、結婚したのを後悔している。
どうしようもない気持ちで出勤すると、同僚が話をしているのが聞こえてきた。
「知ってる？あの巻貝を受け取った女の人は伝説の『ノーデンス』に蝕まれるんだって！」
巻貝？それって……
私は驚きを抑えきれず、同僚に詳しく話を聞かせてもらった。
そして、私はその都市伝説の全貌をようやく知ることができた。
「最近、巻貝をもらった家庭が多いんだって。
それは『ノーデンス』の贈り物で——その巻貝に長時間接触した女の人は、みんなその影響を受けてしまうの。
そうしｔら、幻覚を見て、伝説の『ノーデンス』に夢の世界に引きずり込まれるらしいよ。
影響を受けた人たちの特長として、みんなずっとあの巻貝について考えて、次第に溺れるんだって。
それから、他には……」
……いや、まさか……

日記その３

私はその伝説の内容に思いを馳せ、神妙な気持ちで帰途についた。
家に着くと、巻貝を手にした笑顔の娘が目に飛び込んできた。
巻貝！？
私は娘の鳴き声に構わず、貝を奪い取った。
粉々にして、捨てなければ！
「もう泣かないで、これは良くない物なのよ！」
私は娘に怒鳴ったが、激しい泣き声は全く収まる気配がなかった。
誰も私を手伝ってくれない、夫は怯え震えながら私を見つめている。
私の中の怒りは頂点に達し、2人を睨みつけた——
「あなた達……自分の部屋に戻りなさい！」
それからの記憶は曖昧だけれど、やがてすべてが静かになった気がした。
本当に苦痛に満ちた1日だった……耐えられない……
過去の私はどうやって耐えていたの？
私、甘い思い出せない……
薬を飲まないと……鎮静剤を……
待って、脳裏に奇妙な場面が浮かんでいる。
過去……過ち……
囚われている……受け入れられない……
ち、違う。
あれは現実じゃない、現実じゃない……
私には可愛い娘がいて、幸せな家庭がある。
私の仕事は完璧で、充実している。
そう、きっと何かの間違いよ。
あれは……私の記憶じゃない……
そう……勘違いよ……

日記その４

朝、起きた時に娘がそこにいた。
緊張した面持ちでベッドの前に立ち、小さな顔に心配そうな表情を浮かべている。
心が揺さぶられ、罪悪感と不安が湧き上がった。
私は彼女の頭を撫でて、優しく言った
「ごめんね、昨日は言い過ぎたわ……」
娘は頷いて、私たちは一緒に朝食を食べに向かった。
テーブルの上には湯気が立っている、豪華な料理が並んでいた。
それから……
テーブルの上の巻貝を見た瞬間、目の前が真っ暗になった。
振り返ると、娘と夫の顔には奇妙な笑みが浮かんでいる。
「これは……あなた達がやったの！？」
返事はなく、私の声が反響するだけだった。
「一体何をしたの……何が起きたの！」
視界がぼやけ、目の前の景色がゆがんでいく。
何故か、両手がぬるぬるしている。
それに生臭くて…血のようだった……
やっと、思い出した……
かつて犯した罪、向き合えない自分……
こういうことだったのね。私は涙を流した……
最後の瞬間、やっとあの都市伝説の結末を思い出した
「巻貝の影響を受けるのは、自分の罪と向き合うことが難しい人たち。
巻貝の影響を受けた人の言うことも書くことも、全部途切れ途切れになるらしい。
その人は、幻覚の中で永遠にループする……
巻貝は『ノーデンス』からの贈り物で、生きている人間には決して届かない……
『ノーデンス』の贈り物は、既に亡くなった、苦痛に歪む魂にしか与えられない……」

終わり

「どう、また魂を収穫できた？」
幻夢境の好奇心に満ちた声が聞こえた。ノーデンスは軽く微笑み、巻貝の中の魂を取り出した。
「苦しそうな魂は、とても悲劇的な物語を見せてくれる……でも結局、自業自得なのよね」
「そうなの？」
幻夢境は足を止め、その魂を観察した——漆黒の表面は、濁った気の流れに包まれており、耳を澄ませば持ち主の凄惨な叫び声が聞こえてきそうだった。
しばらくして、彼女はため息をついた。
「本当につまんない…もういいや、猫ちゃんと遊ぶ」
幻夢境はその場を離れ、深淵の主ノーデンスだけがその場に残っていた。彼女は何かを考えている様子で、手の中の魂を見つめた。
この魂の持ち主は高貴な身分であり、気の弱い美青年と結婚している。だが結婚後、出世欲が強い彼女は、夫の怠惰と弱さに次第に違和感を覚えるようになる——その怠惰と弱さこそ、彼女が惚れ込んでいたものだったのに。
そして、心の中に徐々に怒りが生まれた。その怒りは、娘が生まれた後も収まることはなかった。特に家業が零落により会社が破産し、どん底に落ちた後——あの夜、彼女は完全に狂気に堕ちた……
「やはり、人間の苦しみは全て自身に由来するもの」
ノーデンスはこの深淵の新たな住人を一旦収めると、突然鼻を啜った。
「くしゅん……幻夢境、また猫の毛をくっつけてきたでしょ！」

登場ストーリー一覧

• 超日常・夏の旅